初の投稿としては難易度の高いと思われるクチートについての考察です。その愛らしい容姿から多数のトレーナーから高い人気を得ていますが、悲しいかな種族値の低さから対人戦ではなかなか日の目を見ないポケモンです。そんなクチートにどうしても役割を持たせたい!と考えている方々にオススメの型を紹介します。
- 例外もありますが、ほぼ個体値6V前提です。
- 名目はドラゴンキラーですが、鋼タイプに有効打のない物理系ポケモンに対しても使えます。
- 物理受けとして働きますので、基本後出しです。
- タイプ補完の相性のいい最速スカーフ色眼鏡メガヤンマがお供にいることが前提です(複数のポケモンとセットで運用するのは筋違いなのかもしれませんが、初めてなのでご容赦下さい)。
- 相手の特性は考慮しますが、強化系アイテムについては(あまり)考慮しません。ご容赦下さい。
.VS オノノクス(とうそうしん攻撃特化型)
わたしが最も苦手としていたポケモンでしたので、まずはオノノクス対策としての運用を説明します。
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オノノクスと体面させ、いかくを一発入れます。ですがいきなりクチートと体面させることは難しいですので、先鋒メガヤンマのとんぼがえりでクチート降臨が安定します。
相手はメガヤンマを想定して行動しますので、4倍弱点のいわなだれやりゅうのまいの可能性が高いでしょう。このメガヤンマのとんぼがえりはタスキ潰しの役割もあります。いかくの一発入ったいわなだれは防御特化クチートに対して特性「とうそうしん」でも10%前後のダメージです。
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先手オノノクス「じしん」
いかくが一発入った状態であれば確定2発です。相手の初手がりゅうのまいであってもいかくでイーブンに戻るので一発は耐えます(最大ダメージ94.2%)。
後手クチート「メタルバースト」
攻撃特化であればこれで確実に持っていけるはずです。もし落とせなくてもふいうち圏内には確実に入るでしょう。
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もし落とせなかった場合、ここからが本格的に読み合いになります。プレイヤースキルで補って下さい。
i.じしん読みふいうち
ii.じしんorかわらわり読みメガヤンマ交代
iii.オノノクス交換読みだいもんじなど…
クチートはどうしても読みの要素が高くなるポケモンですので、ここは本当にご容赦下さい。相手の面子を見て、炎4倍や氷4倍がいる時のみ使った方が活きてきます。オノノクスは有効な炎技を持っていませんので、相手の交換読みであればストーンエッジがいいでしょう。
なお、一番のオススメは ii のメガヤンマ交代です。上手くいけば無償降臨できますし、格闘1/4なので確実に耐えます。相手の初手がりゅうのまいで最速仕様でない限り、スカーフメガヤンマで抜けます。体力を大きく削った状態であれば、メガヤンマのエアスラッシュでほぼ確実に仕留められます。結果として、貴重ないかく要員を残したままオノノクス撃破です。
もし交換されても、色眼鏡であることはばれていない場合が多いので、交換先へ大きなダメージを与え、相手によってはそのまま押し切ることも可能です。安心のエアスラクオリティ。
.VS ガブリアス(攻撃特化型)
ガブリアスは高い攻撃力からタイプ一致の強力なじしんの使い手です。しかし、いかくを一発入れてしまえば防御特化クチートなら確定2発です。前述のように、メガヤンマからの後出しでガブリアスがりゅうのまいを積んできた場合、乱数一発となります(75%)。祈りましょう。
初手がりゅうのまいで無い場合、「かえんほうしゃ」「だいもんじ」以外は確実に受けれます。ガブリアスに限っては、後出しは効かないと思った方がいいでしょう。一番安定させたいなら、タスキ+メタルバーストでしょうが、ここでは物理受けとしての方向で進めていきます。タスキは本当に守ってあげたい子に巻いてあげましょう。
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先手ガブリアス「じしん」
自分の経験則で申し訳ないですが、ガブリアスとクチートが体面した場合、炎技をあまり使ってこない気がします。が、所詮神頼みですので、どうしても炎技を使わせたくないなら特性もらいびのポケモンを手持ちに入れておきましょう。交換読みタイプ一致抜群のじしんを打つ確率が高くなるはずです。ちなみに自分の手持ちにはもらいびウィンディがいます。
後手クチート「ジュエルれいとうビーム」
クチート特攻無振り・特防無振りガブリアスなら乱数一発です(6.3%)。
相手側は6Vを想定していますので、この確率になりますが、私は何回か一発で落としたことがありますので実用性は高いです。相手が氷半減のヤチェの実持ちなら勝ち筋は少し遠くなります。
2・先手ガブリアス「りゅうのまい」
いかくが入っていれば、攻撃ランクがイーブンに戻るだけなので、れいとうビームを打ちこんであげましょう。のちふいうち等々。
ガブリアス戦は運要素が強くなります。クチートを愛しているなら我慢してください。
.VS カイリュー・ボーマンダ(攻撃特化型)
基本的な立ちまわりは対ガブリアス戦と同じです。ただ、カイリューに関しては、特性「マルチスケイル」があるので、メガヤンマのとんぼがえりで体力を削っておくことが重要です。
600族ドラゴンの中で、一番強力なじしんの使い手はガブリアスなので、この2匹のじしんは攻撃ランクがイーブンでも確実に耐えます。問題は、ガブリアス同様炎技です。炎技やなみのりが飛んでこない様に祈りましょう。不安ですが、意外とじしんが来ます。ボーマンダのハイドロポンプが外れたことならありますが・・・
この2匹ならジュエルれいとうビームで確定一発です。もし落とせなかったらふいうちでの読み合いを楽しみましょう。
.VSドラゴン編はここまでです。
上記以外のポケモンで有効に後出しが効くのは、ばかぢから持ちハッサム等も確定二発で耐えます。だいもんじで攻めましょう。
物理型ユキノオーやグライオンでも上手く機能しますので、活躍の場は案外広いです。格闘タイプに対しては有効打がないので、いかくを入れてからメガヤンマ交代など最低限の役割にとどめておくのが無難でしょう。メガヤンマの他に相性がいいのはしんそく持ちウィンディなどですね。相手の体力をメタルバーストなどで削ってからとどめを狙いに行けます。
さて、いかがでしたでしょうか?私の経験では、(勝敗はともかく)上記のポケモンは全て屠ってきたので、クチートに立派な役割を持たせられたと思っています。クチートは読み合いが非常に楽しいポケモンですので、上級者向けではありますが、私はこのクチートを使い始めてから非常に対戦が楽しくなりました。
初めての投稿で曖昧な推測をしてしまい、至らないところが多くあったでしょうが、遠慮なく意見・批判等聞かせてくれると嬉しいです。