諸々の事情から投稿活動の中止と育成論の削除を決行しておりましたが、少しでも徹底攻略さんの力になりたいという思いから結局育成論を書いてしまっています。気まぐれですみません。
- メタグロスについて
ダブルバトルの最メジャーポケモンです。
・600族で攻撃力が高く、相手に掛ける負担が大きい。
・600族で耐久力が高く、多くの技を耐えることが出来る。
・ダブルバトルで使用率上位のポケモンに軒並み強い。
・タイプが優秀で、強力なポケモンと相性がいい。
・ラティオスなどの「流星群」を効果はいまひとつに出来る。
・特性のおかげで『威嚇』が効かない物理アタッカーである。
・先制技のバレットパンチを覚える。
・
ダブルにおいて非の打ち所が無い強さを持ったポケモンです。
Q. ダブルバトル使用率上位5位:「メタグロス」 「バンギラス」 「クレセリア」 「カポエラー」 「ボーマンダ」 全てに強いポケモンはなんですか?
A. 「メタグロス」
多くのスタンダードパーティに採用され、選出すれば腐らず働いてくれるメタグロスさんはダブルを語る上で欠かせないポケモンであります。
- 努力値・実数値について
・個体値は6V、性格は効率の良いいじっぱりです。
・H→HP A→攻撃 B→防御 C→特攻 D→特防 S→素早さと表記します
- S重視
実数値:185-176-151-×-122-108
・H-D 147(C252)キングドラの雨珠「ハイドロポンプ」高乱数耐え。
・H-B 205(A↑252)メタグロスの「地震」確定2耐え。
・A 11n 155-101(B4)ラティオスを「コメットパンチ」+「バレットパンチ」+珠ダメージで最低乱数以外確定。
・S 4振りフォルムチェンジロトム抜き。
自分が一番使っている型。
「威張る」を受けて攻撃力を挙げ、技を打ち分けながら負担をかける。
受け出しがしやすいように耐久面は最低限持たせ、ミラー意識で素早さに多めに振っている。
薄めの雨パに関しては、トリトドンを隣に置くことでハイドロポンプを打たせないようにしたり、バンギラスで天候変えたりしてなるべくメタグロスへの負担を小さくする。
正直A,Bの努力値は全てSに廻すべきだけど、配分としてきれいなのでこれで。
- D重視
実数値:184-176-151-×-138-93
・H-D 161(C↑252)キングドラの雨珠「ハイドロポンプ」確定耐え。
・H-B 205(A↑252)メタグロスの「地震」確定2耐え。
・A 11n 155-101(B4)ラティオスを「コメットパンチ」+「バレットパンチ」+珠ダメージで最低乱数以外確定。
・S 4振り同属抜き抜き。
D方面を厚くした配分。
前のものと比べ、ほぼ全ての雨パに対しての」行動が保障されます。
こちらはクレセ等で麻痺を撒いた後、「威張る」を受けてアムハンや思念で突っ張ることが可能です。
耐久に多く振っているため先発からでも殴りやすく、受け出しも容易。
Sは最低限しかないので、ミラーはキツメ。
- 調整ライン
・H
184(228)…4n(オボンの実効率最大)
185(236)…205(A↑252)メタグロスの「地震」確定耐え
・A
170…無振り
176(36)…11n 155-101(B4)ラティオスを「コメットパンチ」+「バレットパンチ」+珠ダメージで最低乱数以外確定
187(116)…11n 185(236)-151(4)メタグロスを「アームハンマー」で確定2
196(188)…155-101(B4)ラティオスを「コメットパンチ」+「バレットパンチ」で最大乱数以外確定
・S
67(↓0)…最遅
82(0)…最遅クレセリア抜き(トリル時最遅クレセリア-1)
90(0)…無振り
91(4)…4振り
95(36)…無振り零度スイクン抜き
107(132)…無振りFCロトム抜き・4振りクレセリア抜き
メタグロスは主にスタン構築で使われるので、火力や耐久は周りでごまかせることが多いです。
メジャーポケが密集するSラインなので、なるべくSに振りたいです。
- 技考察
・守る
確定技。メタグロスは素早さが低く、大文字や地震などで上から縛られやすいので必須です。
・コメットパンチ
準確定技。メタグロスのメインウエポンで大抵採用されますが、ワザスペの関係で外れることもあります。
半減にされやすいのが残念ですが、ラティオスやバンギラスなどに大ダメージを与えることが出来、威力も高いことから主にメインウエポンとして採用されます。
命中に若干の不安が残るものの、追加効果が発動すれば強力です。
・バレットパンチ
タイプ一致の先制技で、これも採用されることが多い。
HPが少ない相手はこの技で縛ることが出来、メタグロスのタイマン性能はこの技のおかげともいえる。
半減されやすく火力も足りていないので、威張る補助を受ける場合は優先度が低くなります。
・地震
コメットパンチとの相性補完に優れ、高威力の全体攻撃技として用いられる。
メタグロスミラーのときなどに使うため、Sに努力値を振らない型では採用をためらう傾向にある。
・思念の頭突き
タイプ一致だが、火力が足りてないのでメインウエポンではなく、格闘タイプへの遂行技と言う立ち位置。コメパンの通らない水などにも打てる。
ローブシン,カポエラー,ハリテヤマなどの格闘をメタグロスで処理したい場合に採用される。
等倍範囲が広く、Aが上昇している状態のこの技は非常に一貫性のあるウエポンとなる。エース使用のときは是非採用したい。
・アームハンマー
主に、ナットレイを含む雨パに対するウエポン。コメパンは半減で受けられるのでこの技を用いる。
トリックルーム状態で使うと使用後自身のSを上げることができる。トリパエースとして用いる際に、或いはトリパ対策としても使うことが出来る。
・岩雪崩
トリル追い風スカーフなどで上から打てる構築。鉢巻や何らかのA上昇ギミックを組み込んだパーティでは、使い勝手のいい範囲技として採用されます。
ウルガモスなどの炎タイプを中心に広い範囲に刺さります。
・大爆発
嫌な相手をふっ飛ばします。威力下降が残念ではありますが、ジュエルを持てばなかなかな火力になります。
雨パなど苦手な相手(トリトドンなど)がはっきりしているパでは、手っ取り早く処理するために用いられるケースがあります。
「守る」の使い方がイメージ出来ない方に。
ダブルに必須とされている「守る」には、縛りという概念が大きく関係しています。
たとえば、
相手がユキノオーとゴウカザル
こちらがメタグロスとWロトム 両者後続無しの場合、
メタグロスがユキノオーに「コメットパンチ」、Wロトムがゴウカザルに「ハイドロポンプ」、ゴウカザルがメタグロスに「オーバーヒート」、ユキノオーがWロトムに「ギガドレイン」を使うと倒せるので、それぞれ選択します。
この、「〜が...を倒せる」という状況を「〜が…を縛る」と呼びます。
〜が…より遅い場合…は1ターンしか行動できず、〜が…より速い場合…は行動できません。
結果
「相手のゴウカザルのオーバーヒート」「メタグロスは倒れた」
「Wロトムのハイドロポンプ」「ゴウカザルは倒れた」
「ユキノオーのギガドレイン」「Wロトムは倒れた」
となり、勝負に負けてしまいました。何が悪かったのかというと最初の行
>「相手のゴウカザルのオーバーヒート」「メタグロスは倒れた」
ですね。メタグロスが攻撃できなかったために、ユキノオーは倒れずWロトムを倒したのです。
ここでメタグロスが「守る」を使ったらどうでしょう?
「メタグロスの守る」「相手のゴウカザルのオーバーヒート」「メタグロスは攻撃から身を守った」
「Wロトムのハイドロポンプ」「ゴウカザルは倒れた」
「ユキノオーのギガドレイン」「Wロトムは倒れた」
―次のターン―
「メタグロスのコメットパンチ」「ユキノオーは倒れた」
となり、勝負に勝つことが出来ました。
つまり、今回の例で行くと、ゴウカザルがメタグロスをオーバーヒートで倒したので、メタグロスからユキノオーに対する縛りが解除され、逆にユキノオーがWロトムを下から縛るようになってしまったのです。
「守る」という技はこの縛りを解除するために重宝されているのです。
2回目のように、メタグロスが「守る」を使っている間に味方がメタグロスを縛っているポケモンを倒せば(縛りの解除)バトルの勝敗を変えるような働きをすることが出来ます。
- 持ち物
・ラムの実
メタグロスは『威嚇』や「凍える風」などの能力変化を受け付けないので、麻痺や火傷によるステータスダウンを狙われやすいです。「吹雪」に受けだしすることやモロバレル,(フレ戦時の)ドーブルに打点を持つことから、状態以上を回復できるラムの実がもっともふさわしい持ち物でしょう。
隣のクレセリアやラティアスがラムの実を持ったメタグロスに「威張る」をつかってAだけを上昇させるいばラムコンボはあまりにも有名。
・オボンの実
耐久力が高く、大抵の攻撃を一発耐えるので腐る心配がありません。
オボン込みの調整で確定数が変わる敵がいる場合や、オボンの実が余っていてラムの実が余っていない場合に持たせます。
・半減の実
オッカの実はメタグロスがメジャーすぎて炎技を良く使われるのでそれメタ。シャンデラ等の炎タイプに限らず、ボーマンダやサザンドラ等のドラゴンとのタイマンも安定します。
シュカの実は最近台頭してきたガブリアス等の地震の被ダメを抑えることが出来、こちらも優秀。
・鉢巻&ジュエル
補正ががあれば、「コメットパンチ」でラティオスを、「思念の頭突き」でカポエラーを倒せるなど、メリットは少なからずあります。ノーマルジュエルを持たせて「大爆発」するメタグロスもいます。
- 相性のいいポケモン
●横の相性(並べて出す)
・クレセリア
通称クレセグロス。耐久力が高いクレセリアで、メタグロスを補助する形。
いまいち火力や素早さが足りて無いメタグロスを「電磁波」や「威張る」、「神秘の守り」補助するのが主な仕事で、その耐久力はオボン(残飯)込みメタグロスの「コメットパンチ」4発耐えと珠ラティオス手助け「流星群」耐えを両立するほど。
高種族値同士なので戦術の幅も広く、トリックルームを絡めたり、眼鏡鉢巻で殴るパーティも見られる。
シャンデラやウルガモスにはどちらも弱いため、後続(バンギ,Wロトムetc.)で対応する。
・浮いてる電気
古くからある組み合わせで、グロスでは処理の難しい水タイプを殴る手段として用いられます。
具体的には、
「熱風」を覚え、ユキノオー,ナットレイ,ハッサム等処理の面倒なポケモンに打点を持つサンダー
水タイプに体制を持ち、雨パ砂パに有利なWロトム
いたずら心からの「電磁波」「身代わり」「威張る」でスタンパなどに有利に動ける(穏やか)ボルトロス
などが上げられます。
それぞれ長所があり、パーティに合わせて使ってください。
ちなみに自分が一番すきなのはサンダー。グロスと並べると、サンタクロースみたいでいい感じです。
●縦の相性(交代で出す)
・ラティオス bw/2677
メタグロスとの相性補完に優れ、水や電気,地面の対応はラティで、流星群や不意打ちからの逃げ道としてグロスという構図は、ダブルバトルのテンプレ。
どちらも600族で交代際の負担を少なく抑えることが出来、並べても強い万能な組み合わせです。
・Wロトム
横の相性の場で名前を出しましたが、こいつはメタグロスとの相性補完が完璧で、ラティと同じく水や地面に強く竜技には弱い。
後続にメタグロスをおけば、スムーズに交代やボルチェンが決まります。
電磁波で場を整えたり拘って苦手な相手をつぶしたりすれば、メタグロスが動きやすくなります。
上を見れば分かるとおり、メタグロスは地震を使うため味方には地震無効のポケモンを採用することが多いです。
- ダメージ計算
●火力※176(↑36)
・コメットパンチ
155-101ラティオス 確定2 63.8%〜75.4%
207-133 バンギラス 確定2 73.4%〜86.9%
223-141 クレセリア 乱数3 31.3%〜37.6%
223-178 クレセリア 確定4 25.5%〜30%
157-115 カポエラー 確定2 55.4%〜65.6%
197-95 ユキノオー 確定1 106.5%〜125.8%
171-100 ボーマンダ 確定2 58.4%〜69%
191-119 トゲキッス 乱数2 45.3%〜53.6%
157-127 Wロトム 乱数7 12.1%〜14.6%
・バレットパンチ
155-101 ラティオス 確定4 25.8%〜30.9%
207-133 バンギラス 乱数3 29.9%〜35.7%
162-55 ドーブル 乱数2 45%〜53.7%
・地震
185-151 メタグロス 確定3 36.7%〜43.2%
207-133 バンギラス 確定3 36.7%〜43.4%
167-110 シャンデラ 確定2 53.8%〜64.6%
・思念の頭突き
157-115 カポエラー 乱数1 87.8%〜104.4%
212-116 ローブシン 確定2 65%〜77.3%
223-93 ハリテヤマ 確定2 76.2%〜91.4%
151-115 キングドラ 乱数2 45.6%〜54.3%
221-91 モロバレル 確定2 79.6%〜95%
・アームハンマー
181-151 ナットレイ 乱数2 49.7%〜58.5%
151-115 キングドラ 確定3 38.4%〜45.6%
207-133 バンギラス 乱数1 98.5%〜115.9%
・岩雪崩
161-85 ウルガモス 確定1 109.3%〜129.1%
167-110 シャンデラ 確定3 40.7%〜47.9%
191-99 ギャラドス 確定3 39.7%〜47.1%
・大爆発※ジュエル込み
151-110 キングドラ 確定1 106.6%〜125.8%
218-107 トリトドン 確定2 79.8%〜94%
223-178 クレセリア 乱数2 47%〜55.6% ←化け物
●物理※187-151(H236,B4)
A161(↑252)カポエラー インファイト 確定3 39.4%〜47%
〃 猫だまし 4.3%〜5.4%
A117(↑4)ローブシン ドレインパンチ 確定4 27.5%〜32.4%
A199(↑212)バンギラス いわなだれ 乱数8 11.3%〜13.5%
〃 けた繰り 乱数3 32.4%〜38.3%
A205(↑252)ドリュウズ 珠地震 確定2 81.6%〜96.7%
●特殊※185-122(H236,D92)
C182(252)ラティオス 珠流星群 確定3 41.6%〜48.6%
〃 珠10万V 確定3 37.8%〜44.8%
〃 眼鏡流星群 乱数2 47.5%〜56.2%
〃 眼鏡竜の波動 乱数3 30.8%〜36.2%
C147(252)キングドラ 雨珠ハイドロポンプ 乱数1 86.4%〜101.6%
〃 雨珠濁流 確定2 51.3%〜61%
〃 雨ジュエル ハイドロポンプ 乱数1 99.4%〜117.2%
C161(↑252)キングドラ 雨珠 ハイドロポンプ 乱数1 94.5%〜111.8%
〃 雨珠 濁流 確定2 56.7%〜67.5%
C121(68)トリトドン 大地の力 確定2 55.1%〜65.9%
〃 C1段階↑大地の力 確定2 82.1%〜97.2%
C216(↑252)シャンデラ 熱風 確定2 81%〜95.1%
C125(4)ゴウカザル 熱風 乱数2 46.4%〜56.2%
〃 オーバーヒート 乱数1 88.6%〜104.8%
〃 珠オーバーヒート 確定1 115.1%〜136.2%
C172(↑252)Wロトム ハイドロポンプ 確定2 51.8%〜61.6%
〃 10万V 確定3 41%〜48.6%
ここまで観ていただきありがとうございます。多くの方の意見を取り入れ、より良い育成論にしていきたいので、たくさんのコメントをお待ちしています。
分かりにくい点や不備がありましたらコメント欄にお願いします。