みなさんの育成の参考になれたら幸いです
本育成論では、略語を用いますので、あらかじめご了承ください
31-(4n-2)-31-30-31-30
のめざめるパワー炎理想個体を想定しております
- シャワーズについて
初代ブイズの水タイプです
可愛いですよね
ライバルの多いポケモンです
今回は、シャワーズに眼鏡をかけさせてみました
まず、種族値についてです
H130 A65 B60 C110 D95 S65
HPがとても高いですよね
しかし、似たような種族値を持った水タイプのポケモンが数多く存在します
今回は、他のポケモンとの差別化を意識しながら考察をしていきたいと思います
主に差別化を意識するべきポケモンは、↓こんな感じでしょうか
・スイクン
・トリトドン
・ランターン
・Wロトム
・ミロカロス
まず、一番メジャーであろうスイクンについてですが、こちらは火力で簡単に差別化ができますので、あまり気にしなくて良いです(具体的なダメージは後ほど)
次にトリトドンと、ランターンです
こちらは、特性やタイプが優秀で、繰り出し性能に優れますが、やはり差別化は瞬間火力でしょう
トリトドンのC種族値は92、ランターンは76です
眼鏡をかけていたとしても、倒したいやつに確定が取れなかったりするので、本育成論で火力は重要になってきますね
問題は、Wロトムとミロカロスの2匹です
WロトムはS種族値で負け、特性上、実質弱点草のみで、耐性に飛行追加
ボルチェンによるサイクル回し、鬼火やトリックなどの補助技があり、型も読まれにくく、Cは勝っているものの、大きな差はなく、今までのようにドロポン等での差別化が難しくなっています
また、ミロカロスは耐久で負け、Cも100と、シャワーズと大差ありません
S種族値は81です
Wロトムとの差別化のポイントは、耐久でしょう
たとえば、特殊耐久ラインで一番調整されやすい、ラティオスの眼鏡流星群耐えについてですが、
Wロトムの場合、ラティオスの流星群を耐えるのに、努力値をHに252振ったとして、Dに180振り、さらに性格上昇補正までかけなくてはなりません(HとDがVの場合)
これは大きなポイントです
つまり、ここまで振ると、Wロトムは火力が足りなくなります
シャワーズはDに70程度振るだけ普通に耐えます
次にミロカロスです
種族値を確認にしてみましょう
H95 A60 B79 C100 D125 S81
耐久、素早さで負けているのがわかると思います
実際細かいところで、劣化にはなっていないのですが(特性による繰り出し性能や対雨性能)、
それでは物足りないんですよね
例えるならフライゴンは浮遊による地面透かし性能があるが、総合スペック的にガブリアスの方が強い みたいな感じですかね
勝っているのがC・・・
うむ・・・
火力で差別化を計ってみます
シャワーズ、ミロカロスが眼鏡をかけ、Cを特化させた状態のダメージ計算です
H252振りヒードランに対してのハイドロポンプ
攻: ミロカロス Lv.50
防: ヒードラン Lv.50
ダメージ: 270〜318
割合: 136.3%〜160.6%
回数: 確定1発
攻: シャワーズ Lv.50
防: ヒードラン Lv.50
ダメージ: 288〜338
割合: 145.4%〜170.7%
回数: 確定1発
確定数に差がありませんね
次にH252メタグロス
攻: ミロカロス Lv.50
防: メタグロス Lv.50
ダメージ: 154〜183
割合: 82.3%〜97.8%
回数: 確定2発
攻: シャワーズ Lv.50
防: メタグロス Lv.50
ダメージ: 165〜195
割合: 88.2%〜104.2%
回数: 乱数1発 (25%)
微妙ですね・・・
実際にはメタグロスはDに振られていることもあり、シャワーズで一撃で倒すことは難しそう・・・
次にH252バンギラスです(砂嵐想定)
攻: ミロカロス Lv.50
防: バンギラス Lv.50
ダメージ: 188〜224
割合: 90.8%〜108.2%
回数: 乱数1発 (43.8%)
攻: シャワーズ Lv.50
防: バンギラス Lv.50
ダメージ: 204〜240
割合: 98.5%〜115.9%
回数: 乱数1発 (81.3%)
おっと、差が開いてきましたね
これで特性や技の他にも差別化となる理由が出来そうです
80%以上の乱数ですが、個人的には信用している数値です
この乱数で妥協していることもしばしば
まとめると、こだわり眼鏡をシャワーズに持たせることにより
・仮想敵への遂行速度
・願い事サポートが有名なのか、安易に熱湯等を受けに繰り出してくるポケモンの後出しを許さない
・有利対面で交代されたとしても、高火力で後続に大きなダメージを与えられる
といったメリットがあります
逆にデメリットは といいますと
・本来のシャワーズに限らず、ブイズ特有の補助技の使い勝手が悪い、もしくはできない
・Cに大幅に割いているため、耐久に不安が残る(後出しできる機会が減る)
・こだわっているため、低下力技を使うと起点にされる可能性がある
こんなところでしょうか
☆努力値配分について
個体値が、めざめるパワー炎理想個体の
31-(4n-2)-31-30-31-30
ですので、
火力は限界まであげておきたいので、Cには無駄の出ない248を確定
Hは天候ダメ最少の16n-1調整の207
特殊耐久は、ラティオスの眼鏡流星群確定耐え
これによって多くの特殊技を耐えることが可能です
物理耐久は、A205メタグロスの思念の頭突きを高乱数2耐え
ここまでBに振ることにより、201鉢巻ガブの逆鱗を確定耐えや、
珠鉄の拳ローブシンのドレインパンチ→マッハパンチを乱数耐えすることが出来ます
あまりの8をSへ・・・
となっています
S配分については一考もありそうですが、シャワーズは激戦区である、S65族というのもあり、無理にSに振っても、結局いたちごっこになることがよくあり、耐久も火力も削れないので、このようになりました
元々、素で4振りバンギを抜いています
ミロカロスと火力で差別化したとして、対バンギについては厚くしたいところですね
たとえば、対面した際のバンギラスの型がHD252振りの性格上昇補正だった場合、
シャワーズのハイドロポンプで、
69.5%〜82.1%
この程度のダメージを与えることが出来ます
それに対して、バンギラスからの噛み砕くは、
33.3%〜39.6%
この程度のダメージ
砂嵐のダメージを考慮しても2耐えすることから、オボンや残飯込みでもバンギとの対面で勝てますね
実数値は上から
207‐x‐102‐177‐124‐86 です
また、Sに振って仮想敵に対して先制で攻撃をする調整もあります(これを調整と言っていいものか・・・)
個体値は↑と同じだと仮定し、HABCDSの順で
12-0-4-248-4-240 です
Sの調整先がS228振りハッサム抜きとなっています
これによって準速バンギや、準速ユキノオーも抜くことが可能です
Hは16n-1調整 あまりは無駄が出ないようにBDに振り分けました
耐久は落ちてしまいますが、無傷で敵を倒せる可能性がメリット
実数値は
207-x-81-177-116-115
となります
ちなみに、眼鏡ラティオスからの流星群のダメージが
89.8%〜105.7% 乱数1発 (37.5%)
となります
ここまでS振りが必要無いと感じる方は、各自好みで調整してください
優先度はDから眼鏡ラティオスからの流星群耐え(高乱数耐え妥協でも)
次にBに振る感じになりますかね
持ち物はこだわり眼鏡で確定
これ以外であれば、他の育成論をご覧ください と言いざるを得ません
・特性について
確定欄は貯水になっていますが、うるおいボディも差別化になりますが、汎用性を考えると貯水ですね
貯水は水技の一貫性を打ち消すにはとても便利ですし
☆技構成について
・ハイドロポンプ
確定でお願いします
他ポケモンとの差別化にはぜひ欲しいところです
ダメ計
HD252振り慎重カバルドン 123.9%〜146.4% 確定1発
H236振りハッサム 101.7%〜120.5% 確定1発
H252振りクレセリア 52.8%〜62.5% 確定2発
H244振り1舞ウルガモス 100.5%〜119.3% 確定1発
H212D4振りローブシン 100.4%〜118.8% 確定1発
H4振りラティオス 44.5%〜52.9% 乱数2発 (28.1%)
H156D100振りキノガッサ 61.9%〜73.5% 確定2発
火力は十分ですね
後出しから出てくるポケモンにも、大きな負担がかかります
・吹雪
今回は差別化を意識しているので、こちらを確定欄に入れました
もちろん冷凍ビームもありですが、ラティオスやカイリューが乱数になってしまったので・・・
Wロトムには無い高火力氷技です
ダメ計
H4振りラティオス 117.9%〜139.7% 確定1発
H252振りカイリュー(マルチスケイル込) 101%〜119.1% 確定1発
H252振りサザンドラ 109.5%〜129.6% 確定1発
H156振りラティアス 91.4%〜108.5% 乱数1発 (50%)
H252振りフシギバナ 106.9%〜126.2% 確定1発
これだけの火力があれば多くの2倍を沈められますね
めざめるパワー(炎) 威力70
呼ぶポケモンに刺さりますので、あれば便利な技です
ダメ計
H4振りユキノオー 161.4%〜190.3% 確定1発
H4振りキノガッサ 129.4%〜152.9% 確定1発
HD252振りナットレイ 92.8%〜110.4% 乱数1発 (56.3%)
基本、交代読みで打ちます
見せ合い時に草ポケモンがいれば、シャワーズに対して繰り出してくるので当てましょう
所詮不一致威力70ですので、倒した後の起点にされやすいことに注意です
一応これが確定欄です
以下は完全に選択ですので、pt等と相談して決めるのが最良でしょう
・めざめるパワー(電) 威力70
めざめるパワー炎との選択
ちょっと前まで脅威を奮っていたギャラドスに刺さります
また、ブルンゲルやスイクンなどにも一貫したダメージ
これを採用する場合、理想個体値は
31‐31‐31‐30‐31‐31
となります
ダメ計
H252振りギャラドス 116.8%〜138.6% 確定1発
H252振りブルンゲル 54.1%〜64.7% 確定2発
H252振りスイクン 50.2%〜59.9% 確定2発
ギャラドスが対面では、初手身代わりをされることもあるので注意です
めざぱが抜群だった瞬間、相手は交代すると思うので、自分も交代しましょう
・めざめるパワー(草) 威力70
こちらも炎との選択です
呼ぶトリトドンに刺さります
スイクンやブルンゲルにも電気と同じダメージです
理想個体値は
31‐30‐31‐30‐31‐31 です
電気と同様ですが、努力値振りが変わる点に注意してください
ダメ計
D252振りトリトドン 111.8%〜133.3% 確定1発
D252振りランターン 55%〜65% 確定2発
・冷凍ビーム
吹雪との選択
今回は火力を重視したため、確定にはなっていませんが、こちらでもラティオスを乱数で持っていくことが出来ます
ダメ計
H4振りラティオス : 93.5%〜111.5% 乱数1発 (68.8%)
吹雪の命中率>冷凍ビームの乱数です
・波乗り
安定した高火力一致技
雨キングドラを使用している方なら、この技の使いやすさがわかるのではないでしょうか
まぁ、素早さ違うんですけどね・・・
安定行動です
ダメ計
無振りやんちゃパルシェン 97.6%〜115.2% 乱数1発 (87.5%)
熱湯 (どる様提供)
火傷3割のワンチャンです
今回は、火力を意識(≒差別化)してきたので、波乗りよりは優先度が下がりますが、火傷を引いた際の、自身の物理耐久上昇や、後続補助に繋がるので、有りだと思います
Wロトムも覚えませんし
もうちょっと早ければ使いやすかったかもですね
ダメ計
H252振りカポエラー : 59.2%〜69.4% 確定2発
H252振りカイリキ― 57.8%〜68.5% 確定2発
・シャドーボール
これはめざめるパワー炎を選択した際に、候補に挙がると思います
仮想敵は、誘うブルンゲル
ダメ計
HD252振りブルンゲル 49.2%〜58.9% 乱数2発 (98.8%)
・寝言
催眠対策
眠らされたあと引っ込めることにより、腐るのを防ぎます
ただ、キノガッサであればそのまま種ガン打ってくるかな?
・欠伸
優秀な流し&補助技 ブイズ共通ですね
こだわりとの相性が悪いように見えますが、欠伸だからこそ、こだわれる技です
欠伸をうつ→相手交代→相手ポケモン降臨→欠伸→相手居座る→眠る・・・
といった流れを作れる可能性があります
もちろん自分は交代することになりますが、後続の無償降臨をすることが出来ますよね
ラム持ち等には注意しましょう
凍える風(どる様提供)
自身にSは振っていないので、後続の補助が目的となります
火力は眼鏡があってか、4倍ならばおおよそ持っていきます
ただ、こだわっているので起点にされやすい点に注意しましょう
ダメ計
H204振りガブリアス(209ガブ) 101.4%〜120.5% 確定1発
これは補助技と割り切って打つので、ダメージはあまり考慮していません
・電光石化
他の水ポケと差別化にはなりますが、これを入れるよりは他の技を入れた方がいいですね
手持ちに戻し、再度出した時の襷潰し程度の動きはできるかもですね
・どくどく
耐久ポケに打ちます・・・が他の技で事足りることもあります
打ち逃げにはなりますが、めざ電、草を採用していない場合スイクンやブルンゲルに打ちます
ソーナンスにも刺さりますね
黒い霧(A研究室様提供)
積み技を全てリセットします
高火力ポケの前で使うのはかなり厳しいですが、小さくなるを使ってくるラッキーや、タイプ上有利なシャンデラなどに対して使います
被ダメ(物理)
A205メタグロス 思念の頭突き 43.9%〜52.1% 低乱数2発 (12.9%)
A204バンギラス 噛み砕く 43.9%〜52.1% 低乱数2発 (12.9%)
A169バンギラス 36.7%〜43.4% 確定3発
A200ガブリアス 逆鱗 64.2%〜75.8% 確定2発
A204鉢巻カイリュー 神速 43.4%〜51.6% 低乱数2発 (9%)
A200鉢巻ハッサム バレットパンチ 24.1%〜28.5% 乱数4発
〃 とんぼ返り 56.5%〜66.6% 確定2発
A210珠鉄の拳ローブシン ドレインパンチ 64.2%〜75.3% 確定2発
対面でハッサムと当たった場合、後続に水無効が居なければドロポン安定です
仮にめざめるパワー(炎)を使ったとしても、とんぼで逃げられる可能性があり、起点になりかねないので
交代先に負担をかけてやりましょう
眼鏡の火力が活きてくる場面でしょうね
(特殊)
C182眼鏡ラティオス 流星群 84%〜99% 確定2発
C161珠キングドラ 竜の波動 42%〜49.7% 確定3発
C151ヒードラン マグマストーム(大文字) 20.2%〜24.6% 確定5発
C216眼鏡シャンデラ 大文字 42%〜49.7% 確定3発
C196シャンデラ シャドーボール 34.7%〜41% 確定3発
C205ウルガモス 虫のさざめき 40.5%〜47.8% 確定3発
〃 大文字 26.5%〜31.8% 確定4発
C205ウルガモス 1舞虫のさざめき 60.8%〜71.4% 確定2発
まずラティオスに対しては対面で勝つことが出来ます
雨ptに入っているラティオスの多くが雷を搭載していることに注意です
役割を持っておきたい特殊炎のポケモンに関しては、基本後出しから受けることが可能です(主にウルガモス、シャンデラ)
ウルガモスは大文字に繰り出すのが理想ですが、虫のさざめき→虫のさざめき の流れでも耐えてくれます
また、交代読みで積んできたとしても、相手の虫のさざめきを耐え、眼鏡ドロポンで一撃で沈めます
「1舞したから一度は耐える」という甘い考えを崩します
立ち回り
死に出しがベストでしょう
このシャワーズは、火力にがっつり振っているため、耐久は物足りない部分もあります
うまく有利対面を作っていき、対面、もしくは交換先に眼鏡ならではの大きな負担を与えましょう
繰り出す場合は役割を持てる特殊炎タイプです
また、誘うポケモンが、はっきりしているので、交代を読んで役割破壊技を当てることができればサイクルを崩すことが出来ます
しかしこだわっているので、その後の起点にされる可能性に注意です
わかりやすいのはウルガモスですよね
そのため、こだわりのリスクを考えると、ハイドロポンプや、波乗りが安定行動になる場面もあると思うので、そこは読み勝ってください
相性の良い味方
特にptに縛られないポケモンだと思います シャワーズは
電気や草を半減に抑えられるポケモンが後ろにいれば尚、動きやすいかもですね
ここまで読んでくださり、ありがとうございました
眼鏡シャワーズは第4世代、バトレボ環境でもガチパに入ってくるようなポケモンでしたがナットレイやブルンゲルの登場により受けられやすくなってしまいました
しかし、意表を突けることや、高火力で敵を倒していくのは使っていて楽しいです
コメント等、お待ちしております