ダダダりんと申します。6回目の投稿です。
マイナー、中堅ポケモンが好きでたくさんのポケモンを育成しました。5世代から厳選を始めて、新作が出るたびに育成ポケモンを全て送っていましたが、おかげで今数えたら15ボックス以上埋まっています。自分がマイナー厨なせいでこうなのか…皆さんはどのくらいですかね?
さて今回は過去作含め自分が8匹育成し、前回までの育成論の相性のいいポケモンでよく挙げていたロズレイドの紹介になります。
- 指定のない限りすべてのポケモンは理想個体を想定します。特に今回はめざめるパワーの記述が多くなり、調整や論全体で混乱を防ぐため王冠の使用を前提とします
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さをH、A、B、C、D、Sの略称で表記します
- その他わかる範囲の略称を用います
- ダメージ計算はトレーナー天国様のツールをもとに計算しています
- ご質問、ご指摘はコメントにて受け付けます
このポケモンについて
4世代で突如進化した系ポケモンの1匹。数の多い草毒タイプの中では高種族値で優秀な特性も持ち合わせていますが、メガフシギバナの存在が大きく中堅ポジションに位置するポケモンです。SMになりフェアリーの増加、ガルアローの減少から6世代よりも活躍の機会がぐっと増えたように感じます。
今回はその中でも特に使いやすかった耐久ベース帯持ちの型のロズレイドです。
採用理由、差別化
- 対カプ・レヒレ、アシレーヌ性能
環境上位のこれらのポケモンに後投げから圧倒的優位に立ち回ることができます。特にレヒレはミストフィールドのおかげで状態異常を駆使するポケモンなど構築段階から厄介になり得るので対策枠は欲しいところ。物理耐久が少し不安ですがマリルリを含め、等倍範囲が広く受けづらい水フェアリーを両方半減にできる点は貴重です。その他スイクン、ヤドランなど特殊水やコケコ、ボルトロスなどめざ氷しか打点のない電気への繰り出しは十分可能な程度の特殊耐久はあります。
- C125と道具補正による高火力打点
上記の要素だけならナットレイやメガフシギバナの方が、耐性も多く耐久も高いので優秀です。しかしロズレイドは高いC種族値から、上の2匹に加えてスイクン、HDカバルドン、ジャローダ、ピクシー などの高耐久の役割対象を1撃で落とせる火力を持ちます。役割対象のこれらに隙を見せることがなく、遂行速度の高さでも差別化はできます。
どうせこれらのポケモンは引いていくから変わらない と考える人もいるかもしれませんが、流れたところに↓のロズレイド最大の長所が刺さるのでなんら問題はありません。(むしろ居座るな、素直に引け!とさえ思うw)
- テクニシャンめざめるパワーによる役割破壊
特性テクニシャンにより威力60のめざめるパワーが十分な火力のサブウェポンとして働きます。高いC種族値からこれが使えるのはロズレイドのみであり、唯一無二の長所になります。(次点でバリヤードのC100)
これにより役割対象の水ポケモン等の流し際、誘う相手へ強力な役割破壊の奇襲を仕掛けることができます。ロズレイドは有利不利の関係がはっきりしているポケモンでもあり、有利対面から積極的に裏への打点を選ぶことができ、かつその火力の高さから一気に相手のサイクル崩壊を狙うことができるのです。
メガフシギバナでもめざパや地震により同様に役割破壊を狙っていけますが、その火力の差は段違いであり、4倍弱点は1撃、2倍弱点の耐久ポケモンも受けを成立させずに2撃でほぼ落とすことができます。フシギバナでは落としきることができず、余計にサイクルを回す羽目になり、時にはそれが致命的になる場合もあります。(リザXY、マンダ、やどみが飛行Zカグヤ等)
こちらの遂行速度の高さはフシギバナとの最大の差別化点と言えるでしょう。
フシギバナとの差別化がメインになってしまいましたが主な点をまとめると…
道具補正込みの火力差、役割破壊めざパの崩し性能、メガ枠を消費しない です。
逆にフシギバナの利点は 高い耐久値によるサイクルの回しやすさ、厚い脂肪の耐性差による居座りタイマン性能、地震+めざパの2つの役割破壊を持てる などです。
メガ枠消費しないのは一見小さな利点にすぎないよう思われがちですが、後述する相性のいいポケモンに他のメガ枠のポケモンが多く、パーティへの組み込みやすさにも繋がるので大きなメリットと言えます。
ロズレイドのテクニシャンめざパは有名であり相手も警戒するとは思いますが、結局どのタイプのめざパなのかは分かるはずもなく、有利対面を作ることで相手に圧力をかけ安定行動を取らせない、というよりは取らざるを得ない状況に追い込むことができます。(ナット、リザ、マンダ出し等)
フシギバナが耐久性能から安定感と手数で勝る反面、ロズレイドは試行回数は少なくなりがちですが1撃の重さから一気に崩す択勝負を迫れるため、プレイヤーの読みスキルの問われる上級者向けのポケモンでもあります。
CSベースとの差別化、耐久振りの理由
ここまではロズレイド自体の採用理由でありましたが、ここからはこの型の説明を。
細かな調整については後述しますが、ひとまずは確定欄のHCDベースをもとに解説します。
ロズレイドの10/20現在のPGLデータを見ると、臆病個体が39%もいて、持ち物のTOP2はスカーフと気合の襷になります。これらはほとんどがCSに振り切った型であり、ここのサイトの6世代を含めた他のロズレイドの育成論もほぼ全てがCSベースです。
その理由は単純で、ロズレイドの耐久が低くほとんど攻撃を受けられないために、耐久は襷に頼ったり、スカーフで上から殴って相手を倒せるようにCS振りにするのです。また上でも挙げた最大のライバルのメガフシギバナよりも高いCとSがあることから、これを伸ばすだけで簡単に差別化が図れるのも大きな理由かと思います。襷スカーフのほか火力UPアイテムを持たせる場合でも同様で、耐久がないのだから上から殴れて広い範囲落とせる方がいいじゃん と考えCSベースにする人もいるでしょう。
しかし上記のロズレイドの利点をよく見直してほしい。環境上位のレヒレ、アシレ等の特殊水全般への後投げが効き、その流し際に役割破壊のめざめるパワーを後続に刺していけるという最大の長所がロズレイドにはあります。達人の帯持ちでこのプレイングをする際、誘うポケモンに4倍弱点持ちや2倍弱点でも鈍足耐久が多いことから実はあまり高いSやCは必要がないのです。(ひかえめC4振りでもカグヤを確2など。詳しくは後述のダメ計にて解説)
またロズレイドは耐久が低いといってもH60D105と特殊方面の耐久は多少あります。上ではフシギバナと比べて耐久が低いから試行回数が少なくなりがち と述べました。しかし、CSをそこまで必要としないのならば耐久にしっかり振ることで役割対象への繰り出し回数を増やし、流し際の役割破壊めざパの試行回数を増やしてやることが、この長所を活かせる一番の振り方なのではないでしょうか。
またH振りにより物理耐久も最低限確保することができ、CSと比べて上から殴られることにも強くなり、襷がなくとも多少のタイマン性能が生まれる点もGOODです。(耐久無振りと比べ、特化カグヤのヘビボン確1→確2 ガブのげきりん確1→最高乱数切り耐えなど)
あとはS90族のロズレイドがSに振り切ったところで、現環境のメジャーなポケモンに95~100族が多く、やれ準速だ最速だの不安定な要素も多いこともCSにしない理由の一つです。ただめざパのタイプや仮想敵によってはHCやHSベースの調整になることはあります。(後述で紹介)
CSを削るほどにフシギバナとの差別化が難しくなるのでは? と思う人もいるかもしれませんが、テクニシャンめざパの高い崩し性能だけでも十分すぎるほどの差別化要素だと私は考えています。必ずしも差別化を明確にする=活躍に繋がる という訳でもありません。その型に合った調整を使ってやる方が一番良いでしょう。
これがCSベースでなく耐久に振る理由になります。
持ち物
- たつじんのおび
上2つの項目で述べた理由から、火力UPアイテムを持ちフシギバナと火力差で差別化しつつも、繰り出し性能を保つため耐久を削ることのない達人の帯で確定です。
拘りメガネもこの条件に一致しますが、ただでさえ読みが必要になるこのポケモンが更に拘ってしまうことで非常に動きにくくなってしまうことから不採用。帯補正だけでも確定数が足りてる相手が多いのも理由の一つです。
役割対象の相手、誘うポケモンにささるめざパ と弱点をつける機会は多いため、達人の帯との相性は良いです。
特性
- テクニシャン
威力60以下の技の威力を1.5倍にする特性です。これによりめざめるパワーを高威力かつ好きなタイプのサブウェポンとして使うことができます。ロズレイドの最大の長所になります。当然確定です。
(※追記)
チョッキ型との差別化
耐久振りのコンセプトについて述べましたが、それならば達人の帯持ちよりも突撃チョッキの方が良いのでは? という意見がありました。(コメント感謝です)
結論から言うと、チョッキも非常に優秀ですが帯持ちも勝るとも劣らぬ利点があります。
詳しい調整は後述しますが、帯補正C4振り≒C特化 となり、D方面においては 確定欄の振り方<H252チョッキ となりその差は約1.2倍ほどもあります。それでも今回達人の帯採用にした理由は以下の通りです。
- 補助技が使える
当然と言えばそうですが、読みの絡むロズレイドにとって、その負担を軽減できたり、めざパの通らない相手にも一貫して選べる補助技が使えることは大きな利点です。
- チョッキ無しでもコンセプトの繰り出し回数確保ができている
一番の役割対象のレヒレ、アシレーヌに対しての繰り出し回数は、チョッキが無くとも十分確保できます。耐久は高いに越したことないですが、チョッキだと少々過剰になり気味です。H252振りだけでも最低限クリアはしているので、帯ならその分CSに回せたりと調整が効きます。
- チョッキだと火力の足りない相手がそこそこいる
C特化だけだとメガバナやガルド、HDに特化した4倍勢など火力が足りない相手がいます。倒してきれないとその分サイクルを回されたり、被弾回数が増えたりして余計にダメージを負うこともあります。
- チョッキだとBとSの両立がしづらい
火力確保のためC特化が必須になるチョッキ型は、残りの努力値をHSに振り分けることになります。Hに振り過ぎればSの確保が難しく、Sに振りすぎると帯型と比べ物理耐久は落ちます。
もちろんチョッキ型にも一部の相手とのタイマン性能が上がったり、様々な利点があります。同じコンセプトの中の違う調整案と捉えるのが一番しっくりくるでしょう。
ただ今回は様々な調整が効く達人の帯持ちの育成論の紹介ということで、チョッキ持ちについてはこれ以上は言及しません。誰かチョッキロズレイドの育成論書いてくれないかな…
めざめるパワーのタイプについて
これまでめざめるパワーの火力や役割破壊の重要性を解説してきましたが、じゃあどのタイプを選べばいいのかと、結局選べるタイプは一つしかないのだから見れる範囲も大きく変わるだろう と皆さん思うでしょう。それぞれ解説していきます。
まずロズレイドのめざパで選ばれるタイプは 炎、地面、氷、岩 の4つ内どれかなります。理由は当然、誘うポケモンにこれら4タイプがもっとも多く刺さるからです。
それぞれ誘うポケモンを刺さるめざパのタイプごとに分類していきます。
地面
◎ゲンガー、◎ウツロイド、◎ルカリオ、◎ドヒドイデ、◎ジバコイル、◯バシャーモ、◯メガリザードンX、◯ギルガルド、◯ヒードラン、◯クチート、◯ドリュウズ、△メタグロス、△Rベトベトン
炎
◎ナットレイ、◎テッカグヤ、◎ハッサム、◎カミツルギ、◎ルカリオ、◎エアームド、◯ギルガルド、◯クチート、◯ドリュウズ、△メタグロス
氷
◎ランドロス、◎ボルトロス、◎グライオン、◯ボーマンダ、◯ガブリアス、△カイリュー
岩
◎ボルトロス、◯リザードン(XY)、◯ウルガモス、△Hロトム
体感KP50以内のメジャーな相手でロズレイドが誘うポケモンになります。
◎はだいたい対面から勝てる相手、◯は対面では厳しいが繰り出し時にめざパ(身代わり、眠り粉)を撃てれば勝てる相手、△は繰り出し時めざパ(眠り粉)で負担はかけれてもそのまま突破は難しい相手になります。もちろんこれらの分類は相手やこちらの調整によって、そうは行かない場合もあります。だいたいであり、あくまで主観です。
こうして挙げてみると現環境でささるポケモンの数は地面が一番多いです。かと言ってじゃあ地面で確定!とするのではなく、結局はパーティ単位で重くなるポケモンにささるめざめるパワーのタイプを選ぶことが大事になると思います。ただ草毒の通らない鋼にささる地面or炎が使いやすいというのも事実です。
後述の相性のいいポケモンの欄で、組ませた際に有効なめざパのタイプは記載します。
技構成
- 確定技
リーフストーム
メインウェポンその1。基本的に草枠の技はこれになります。
今回はあまりCに振らない調整もあり、また今作で増えたレヒレ、アシレ、HDカバなどはC特化エナボでも確定で落とせないことも理由の一つです。せっかくの高火力草枠でもあるのに、これらを1撃で落とせなくなるのは自分の中ではNGです。(特にカバ)
撃った後に起点になる、誘う相手を上からめざパで落とせるから対面の相手に草技安定となる場面で撃ちづらい、PP削りのまもみがノイクン等 がどうしても気になるという方は エナジーボールorマジカルリーフ を採用してください。
タマゴ技
ヘドロばくだん
メインウェポンその2。安定の毒技。
命中、威力ともに安定しており、誘う鋼にもめざパのタイプによっては問題ないので一貫性は高いです。追加効果の発動率も高く優秀。
外す理由がないです。ちなみにヘドロウェーブは覚えない。
技マシン
めざめるパワー
これまで多く解説してきたのでもういいでしょう。
ロズレイドの最大の長所。採用理由そのもの。
技マシン
- 選択技
やどりぎのたね
めざ地面採用時のマンダカグヤの繰り出し、炎採用時のリザドランの繰り出しなど めざパのタイプ違いの相手の繰り出しにもとりあえず一番ささる技。めざパ違いの相手は素直に後続に任せるとして、その際に自身のサイクル戦で消費したHPの微回復や後続ポケモンの負担の軽減にもなる優秀な技です。
相手のパーティによってはロズレイドは欲しいけどめざパがささる訳ではない といった状況も対戦では多く、そんな中でほぼ全ての相手に一貫してささる技があるのは非常に安定感があります。
ロゼリア時レベル技
確定欄はこちら。
じんつうりき
サブウェポンの中では筆頭の技。7世代で環境上位に抜群対象が増えました。
抜群じんつうりきより等倍リーフストームの方が技威力自体は高いですが、今回は達人の帯持ちなのでほぼ同火力となり、Cダウンもなく連打できる点から十分採用の価値はあります。そもそも草半減の毒に通る技だからあまり気にする必要もないですが。
主に メガフシギバナ、ウツロイド、ドヒドイデ、バシャーモ、ゲンガー に撃ちます。
なお、めざ地面を採用の場合は仮想敵が大きく被り、ほぼフシギバナピンポイントになってしまうため優先度は下がります。
スボミー限定タマゴ技
ちなみに7世代になり王冠のおかげで厳選難易度は激減した(歓喜)
ねむりごな
対面の相手にも繰り出される相手にもささり、とりあえず撃つことでめざパ読みの負担を軽減してくれます。当然やどりぎのたね同様にめざパ違いの相手にも一貫してささり、その後自分は安全に控えのポケモンに交代できます。命中不安ではありますが、それを差し引いてもあまりあるメリットを得ることができるため確定級の技でした……6世代までは。
7世代に登場したロズレイドの役割対象でもあるレヒレ、コケコのフィールド効果により催眠の一貫性はガクッと落ちてしまいました。ただロズレイドの誘う相手でメジャーなリザマンダカグヤなど浮いている相手も多く、またこの2匹の入ってないパーティもそこそこ見かけるので、全くの無しというレベルではないです。通れば優秀な技でもありますから。Sに多く振る調整で採用するほうが良いでしょう。
タマゴ技
わたほうし
相手のSを2段階さげます。
しびれごなはねむりごな同様にレヒレのせいで一貫性が落ちてしまいましたが、こちらはこの技である程度代用が効きます。命中安定なのもGOOD。
有利対面で撃つことで対面の相手にはほぼ意味がありませんが、繰り出されるリザマンダガモスドラン等、このロズレイドより速いだろう相手にささり次ターン確実に先制してめざパを撃つことができます。めざパのタイプ違いの相手であってもSを下げたことは無駄にならず、全抜き阻止や後続サポートにも繋がります。
タマゴ技
みがわり
有利対面ができた際に撃つことで、対面の相手には身代わりを割らせないほどの特殊耐久もあり、繰り出される相手へめざパ読みの負担を軽減できます。ただこちらはねむりごなと違い、めざパのタイプ違いの相手には無駄になることが多く、いたずらに耐久を削る結果になってしまいがちです。
ただそれ以外にも様子見や状態異常、Z透かし、またジャローダなど不利対面でも壁張りで居座る相手など 通常の用途で使える場面も多くあれば便利な技です。こちらもSに多く振る調整で採用するほうが良いでしょう。
技マシン
今回は技候補が多めですが有用なのはこんなところです。
後はかなりピンポ気味ですがレヒレのカプZ意識の光合成なんかも候補にあがるかもしれませんが、上記の技の利点には及ばないような気もします。
個人的な優先度は やどりぎのたね=じんつうりき>ねむりごな=わたほうし=みがわり といったところです。もちろん調整の仕方やパーティ構築によって優先度は変わってくるかと思います。
調整+ダメージ計算
最後になってしまいましたが努力値振りの解説です。
めざめるパワーのタイプやじんつうりき、わたほうし採用などで調整が何通りも考えられ細かく変わるため、ダメージ計算とともに解説していきます。
- 性格
ひかえめ で確定です。
臆病や穏やかにしてまで抜きたい相手、耐えたい攻撃もなく、ひかえめの性格のまま収まる範囲の調整になっているので大丈夫です。
- 努力値振り
受けだし試行回数を増やすコンセプトから総合耐久を意識してH252振りはほぼ確定とします。残りの努力値から下記の調整ラインを参考にしてください。
調整の優先度は S>C>D の順で行ってください。
実数値(努力値)の表記です
S調整ライン
110(0):4振りFCロトム+3
113(20):準速アシレーヌ、最速マリルリ抜き
115(36):S↓↓スカーフ準速100(101)族抜き※わたほうし、神通力推奨
125(116):最速テッカグヤ、バンギラス抜き※めざ炎推奨
128(140):慎重グライオン(ガルドのZ耐え、残りS個体)抜き※めざ氷推奨
135(196):最速キノガッサ抜き
142(252):最速ヒードラン抜き※めざ地必須
C調整ライン
160(4)※全めざパ対応
H252ヒードランにめざ地 106.5~126.2% 確1
H252ナットレイにめざ炎 106~127% 確1
H252メガリザードンYにめざ岩 103.7~124.3% 確1
H252D252ランドロスにめざ氷 103.5~123% 確1
無振りメガルカリオにめざ地(炎) 100.6~119.3% 確1
H252ドヒドイデにめざ地 52.2~62.4% ヘドロ込み(超高乱2,99.66%)
D4カプ・テテフにヘド爆 99.3~119.3%(超高乱1,93.8%)
H252カプ・レヒレにリフスト 107.3~127.6% 確1
D1up同上にヘド爆 50.2~61% 確2
HD特化カバルドンにリフスト 97.2~114.8%(高乱1,87.5%)
特化していないめざパ4倍勢はC4振りだけでもほとんど確1になります。テクニシャン帯めざパすごい。
役割対象である水、地面勢も4振りリフストでほとんど足りています。火力は十分です。
165(36)※めざ地、炎推奨
H4ウツロイドにめざ地 98.3~116.7%(高乱1,87.5%)
H252テッカグヤにめざ炎 55.3~65.6% 残飯*2込み(超高乱2,99.66%)
H252D4盾ギルガルドにめざ地(炎) 49.1~57.4%(高乱2,91.8%)
H252マリルリにヘド爆 97.5~115.9%(高乱1,87.5%)
H252ジャローダにヘド爆 96.1~114.8%(高乱1,81.3%)
H252D4チョッキWロトムにリフスト 98~115.9%(高乱1,87.5%)
176(116)※神通力推奨
H252メガフシギバナに神通力 50.2~58.8% 確2
H252ドヒドイデに神通力 52.2~61.1% ヘドロ込み(超高乱2,96.91%)
H252チョッキジバコイルにめざ地 100.5~119.2% 確1
メガ前HD特化ボーマンダにめざ氷 100~118.8% 確1
HD特化メガハッサムにめざ炎 97.7~115.3%(高乱1,87.5%)
H252チョッキマリルリにリフスト 100.9~119.3% 確1
無振りゲッコウガに等倍リフスト 96.5~114.2%(高乱1,81.3%)
神通力を採用する場合、最大の仮想敵であるメガバナをみれるようここまでは振っておきたいです。
187(196)※めざ地、氷、岩、神通力推奨
D4メガバシャーモにめざ地 97.4~116.1%(高乱1,87.5%)
D4メガゲンガーにめざ地 97.7~115.5%(高乱1,81.3%)
無振りメガリザードンXにめざ地(岩) 95.4~113%(乱1,75%)
D4ドリュウズにめざ地(炎) 96.2~114%(高乱1,81.3%)
H4ボルトロスにめざ氷(岩) 99.3~117.4%(超高乱1,93.8%)
H252ウツロイドにめざ地 95.3~113.4%(乱1,75%)
穏やかH212D164ヒードランにめざ地 96.8~117%(高乱1,81.3%)
↑育成論サンムーン/849の個体(勝手に引用してごめんなさいorz)
HD特化メガボーマンダにめざ氷 97.5~116.3%(超高乱1,93.8%)
D1upH4ウルガモスにめざ岩 101.2~122.3% 確1
H252D4ギルガルドにめざ地(炎) 54.4~64.6% 残飯*2込み(超高乱2,95.88%)
D4バシャーモに神通力 96.1~114.8%(高乱1,81.3%)
H4ウツロイドに神通力 49.1~58.3%(超高乱2,98.4%)
H252チョッキスイクンにリフスト 77.7~93.7% ←ヘド爆込み確定
ここまで振ると特化した4倍勢や低耐久の2倍勢もめざパで1撃の圏内に入ってきます。
D調整ライン
126(4)
特化レヒレのムンフォ 20.3~24.5%
C252ボルトロスのめざ氷 43.1~51.4%(低乱2,5.1%)
C252ゲッコウガの冷ビ 75.4~89.8% ステロ込み(低乱1,12.11%)
C0ヒードランのマグスト 80.2~97%(C76振りまで高乱耐え)
134(68)※神通力推奨
C252ウツロイドのヘドウェ 43.1~50.8%(超低乱2,3.1%)
C特化メガフシギバナのヘド爆 43.7~52%(低乱2,10.2%)
140(116)
C特化アシレーヌの眼鏡サイキネ 85~100.5%(超低乱1,6.3%)
C特化ギルガルドのZシャドボ 86.2~101.1%(超低乱1,6.3%)
148(180)
C特化アシレーヌのムンフォ 20.9~25.1%
同上 Zわだつみ→ムンフォ*2 全て最高乱数切りで確定耐え
C252ゲッコウガの球冷ビ 83.8~99.4% 確2
C特化サザンドラのZ(眼鏡)流星群 86.2~102.3%(低乱1,12.5%)
物理耐久
B86(4)
A特化ミミッキュのZシャドクロ 86.2~101.1%(超低乱1,6.3%)
A特化ランドロスの地震 85~100.5%(超低乱1,6.3%)
A252ガブリアスの逆鱗 86.2~101.1%(超低乱1,6.3%)
A252カミツルギのZつじぎり 85~100.5%(超低乱1,6.3%)←鋼Z以外なら耐える
A特化テッカグヤのヘビボン 79.6~94%
A252メガルカリオのインファ 61.6~73%
A252キノガッサの岩封 43.1~50.8%(超低乱2,3.9%)
A特化マリルリのじゃれつく 39.5~46.7%
同上たきのぼり 35.3~41.3% ←たきのぼり*2+アクジェを高乱耐え
A6up同上のアクジェ 70~82.6%
- 調整案
上記の調整ラインをもとにいくつか紹介していきます。
案1
努力値 H252/B4/C36/D180/S36
実数値 H167/B86/C165/D148/S115
どのめざパのタイプでも使え、耐久に一番厚く振ったもっとも安定した調整になります。
ただ神通力は火力が足りなくなるので採用は控えてください。わたほうし推奨のS。
確定欄はこちら
案2
努力値 H252/B4/C36/D100/S116
実数値 H167/B86/C165/D138/S125
めざ炎推奨の調整案。カグヤ抜き且つ、残飯込みH252をめざ炎で確2と、かなりカグヤを意識した調整です。
Dの耐久ラインが上の調整にわずかに届かず、眼鏡アシレ、Zガルドの乱数が12.5%とひとつずれてしまいます。
案3
努力値 H252/B4/C12/D100/S140
実数値 H167/B86/C161/D138/S128
めざ氷推奨の調整案。慎重グライオン抜き。グライオンは今回草技がリーフストームなこともあって、上を取られてしまうと圧倒的不利に陥ってしまうので、これを抜けていることは非常に大きいです。ただ慎重個体が多いとはいえ陽気個体や腕白S振りなんかも普通にいるので確実性はないです。
案2同様Dラインは少し妥協しています。浮いた8はDに振っても変わらないのでCへ。
案4
努力値 H252/B4/C36/D4/S212
実数値 H167/B86/C165/D126/S137
最速キノガッサ抜きの調整案。ガッサが重いパーティへ。残りの努力値でDのラインには届かないためC調整後、余りはSに振っています。同じく70族抜き調整のポケモンや最速メガバンギ、準速デンジュモクなんかも抜けるようになります。
めざパはどのタイプでも対応可能です。Dが一番薄い調整になるので運用の際は注意してください。
案5
努力値 H236/B4/C12/D4/S252
実数値 H165/B86/C161/D126/S142
めざ地必須の調整案。最速ヒードラン抜き。最近は穏やか個体も増えてきてこの火力では落としきれないことも多くなってしまいました。しかし、それでも臆病個体は切れないほどに存在していて、また控えめのアタッカー個体も多くはSに割いているので、やはり確実に抜くことができるというのは大きなアドバンテージになります。
またHを削り少しCに回すことでH4ウツロイドへの乱数が62.5→75%と大きく動き、ギリギリ信頼に価する数値になってくれます。代わりにガブの逆鱗等の乱数はずれます。案4同様にDも薄いので注意です。
案6
努力値 H252/B4/C116/D100/S36
実数値 H167/B4/C176/D138/S115
神通力推奨の調整案。Sはフシギバナが調整ラインにしやすいS113を抜けるようにもう少し振っています。代わりに案2同様に眼鏡アシレの乱数をひとつ妥協しています。
めざパは地面だと範囲が大きく被ってしまうため、それ以外のタイプにしましょう。正直どれでもいいような気もしますが、同じCラインのマンダ意識で氷を推奨します。
案7
努力値 H252/B4/C92/D44/S116
実数値 H167/B86/C172/D131/S125
めざ炎+神通力の組み合わせ推奨の調整案。最速カグヤ抜き。
CとDが中途半端になってしまっているのはフシギバナ意識のCDラインに努力値が足りてないため。神通力を高乱数(95.3%)に甘えながら、バナのC特化ヘド爆を21.9%の乱数にとどめた結果になります。もう少しDへ回せばと思うかもしれませんが、慎重HD特化メガハッサムのめざ炎の乱数が75%とギリギリなためここで妥協しています。気にならないという人はCから少しDに回してください。
ただ現在どちらもKP30以下のポケモンなので大した差はないかもしれません。
案8
努力値 H252/B4/C196/D20/S36
実数値 H167/B86/C187/D128/S115
めざ地、氷or岩+神通力推奨の調整案。一番Cに振った調整でありタイマン、崩し性能は最も高いです。めざ氷の際は慎重メガマンダとボルト、めざ岩はメガリザXとボルト(ガモスも?)の2匹ピンポイントの調整では少しもったいない気もするので、神通力と合わせて使うといいと思います。めざ地の場合はみれる相手が一気に広がります。
調整案はこんなところです。(多いw)
めざパや技構成に合わせてこの中からお選びください。
立ち回り
すでにけっこう説明したような気もしますがまとめると…
特殊水(電気)に後投げor先発出し→有利対面ができたら積極的に役割破壊めざパを狙う
基本的に役割破壊が決まるまで、この繰り返しになります。
今回耐久に厚めに振っているのでフシギバナほどではないですが数回サイクルを回すだけの特殊耐久は確保できています。特にレヒレ、アシレは有効打を持っていないことも多いので2~4回は繰り出しが効くでしょう。
この限られた回数の中で役割破壊めざパを決められるかどうかが鍵になります。バナと違い1回でも決められれば、そのまま相手のサイクルを崩壊させるほどの力があります。その読みを決められるかどうか、プレイヤースキルの問われるポケモンとも言えるでしょう。
読みのリスクを減らしてくれる眠り粉、わたほうし、身代わり等を採用した場合は有利対面ができたらそれらを撃つのが安定行動になります。
相性のいいポケモン
有効なめざパを持っていたとしても当然対面ではバシャリザマンダなどには勝てませんから、これらに対する引き先のポケモンや、レヒレアシレなどが重たいポケモンなどが相性がいいです。
メガチルタリス
対面で苦手なバシャリザからの優秀な引き先。XYどちらのリザードンにも対応でき、対面ならマンダにも強い素晴らしいポケモンです。コットン羽休めの型がオススメです。チルタリスが苦手なレヒレ、アシレにロズレイドが強いのも相性抜群です。
ガルド、カグヤなどの鋼やメガバナが重くなりがちなので、ロズレイドはめざ炎+神通力か、ドラン、ウツロイド、ドヒドイデに強いめざ地推奨です。
メガハガネール
苦手なボーマンダ、テテフ、ミミッキュに強いメガ枠。ハガネールが重い特殊水勢にロズレイドが強く出れます。相手の炎が非常に重くなりがちなので3匹目でしっかりケアができるようにしましょう。
リザ、ガモスなどのエースを呼び込むのでロズレイドはめざ岩推奨です。
前回の育成論見ていただけたら幸いです…(育成論サンムーン/972)
(メガ)バンギラス
リザマンダに加え、エスパー読みでテテフにも繰り出しが効きます。バンギで突破の厳しい水耐久、ナットやカグヤの宿り木に合わせてロズレイドを出すこともでき、苦手なルカリオなんかはタイマンならばロズレイドが勝てます。
ナット、カグヤ、ルカリオ、ガルド意識でめざ炎推奨です。
(メガ)バシャーモ
バシャーモ対策枠といっても過言ではないレヒレアシレマリルリにロズレイドが非常にささります。交代際バトンタッチで繋げれば、めざパ次第ではロズレイドで3タテを狙うこともできます。
マンダが非常に重たくなるのでロズレイドはめざ氷推奨で、対面の際はしっかりマンダへの引き先を3匹目で用意しましょう。
メガリザードンX
バシャと同じく水フェアリーが重いポケモンなのでロズレイドはお供として最適です。
通常の抜きエース個体もいいですが、ロズレイドのサポートにもなる鬼火羽休め型なんかも相性抜群です。その際重くなりがちなドランやドヒドイデを意識してめざ地がいいでしょう。
抜きエース型の場合はマンダやランドが辛いのでめざ氷推奨です。
今回はフシギバナとの差別化も意識してメガ枠のポケモン中心に挙げてみました。
最後に
長いィ!!
正直分けて投稿することも考えましたが、内容ほとんど被りそうですしメンドくさいし、これでもなんとか短くまとめたつもりで頑張りました。調整案8つとか書いたりしてますが、それだけ多様な調整ができるポケモンであることがわかると思います。
癖の強いポケモンでもありますが少しでもロズレイドの魅力が伝わってくれたのなら何よりです…
こんな長い文章にここまでお付き合いして頂き、本当にありがとうございました。