ペラップ- ポケモン育成論サンムーン

全力出してみるペラップ

2017/10/23 17:33 / 更新:2017/11/03 14:23

ペラップ

HP:HP 76

攻撃:攻撃 65

防御:防御 45

特攻:特攻 92

特防:特防 42

素早:素早 91

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ペラップ  ノーマル ひこう  【 ポケモン図鑑 】

性格
おくびょう(素早↑ 攻撃↓)
特性
するどいめ
努力値配分(努力値とは?)
防御:4 / 特攻:252 / 素早:252
個体値:31-x-31-31-31-31
実数値:151-x-66-144-62-157 (素早さ比較)
覚えさせる技
ばくおんぱ / ねっぷう / アンコール / わるだくみ
持ち物
ノーマルZ

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このポケモンの役割
特殊 / 攻め
ルール
シングルバトル
登録タグ

考察

  • 一般的な略称や表現を用います。
  • ダメージ計算はトレーナー天国様のものを使用しています。
  • お互いに理想個体を前提としています。

ペラップを活躍させたい

この論は、「ペラップを活躍させたい」という理由から考察を始めたため、『採用理由は愛』のタグをつけている。よってこの論における『採用理由は愛』タグは、あくまでそのニーズを満たす育成論であることを示すためのものであり、ペラップが他のポケモンの劣化であるというようなことを示す意図は無い。
ただ、このポケモンは特に耐久面での数値不足が目立ち、動ける状況もやや限定的であるため、ガチパでの活躍は見込みにくい。そういった意味も含めての『採用理由は愛』であると理解して貰えると嬉しい。

ペラップ

ペラップの特徴とこの型に辿り着いた経緯を簡単に説明する。

ペラップの特徴は、何と言ってもやはり専用技であるお喋りの存在が際立っている。飛行タイプ威力65の音技で、追加効果は相手を100%で混乱させるという非常に強力なものである。お喋りの他には積み技の悪巧み、タイプ一致かつ威力140技である爆音波を始めとしたアタッカー気質の高い技を覚えるため、第6世代以降のペラップは低い数値を襷とお喋りでごまかしながら悪巧み爆音波で攻撃するというスタイルに収まっている。

第6世代から第7世代へ移行する際に、混乱の自傷率が 1/2 から 1/3 へと低下したが、これは上記のような戦い方をしていたペラップにとっては痛手。お喋りによるアドバンテージが取りにくくなった。また、現環境では接地ポケモン全員の混乱をミストフィールドで防いでくるカプ・レヒレが多くのパーティーに入っており、レヒレ入りに対しては非常に動かしづらい。

これらを考慮に入れると、お喋りによる運要素の大きいアイデンティティを持たせるよりも、悪巧み爆音波の高火力に焦点を当てた方が良いと感じた。しかし、(お喋り混乱による強引なものを除くと) 素の状態では悪巧みを積むための耐久は皆無に等しく、仮に積めてもペラップのS種族値では後続のアタッカーに簡単に上から叩かれてしまい実用性に欠ける。
そこで行き当たったのがノーマルZ、具体的にはZアンコールによって相手の補助技 / 地面技 / ゴースト技を縛りつつSを上げ、悪巧みを積んだあと爆音波で攻撃するというものである。これだけではなく、Z爆音波による超火力も期待できる。Zアンコール以外の手段としては「Z歌う」があるが、紙耐久のペラップにおいては歌う外しや最速起きが即終了に繋がるので、安定性が低い。

以上より、ノーマルZアンコール悪巧み爆音波型のペラップを考察していく。

採用理由

  • 1.積みアタッカー

Zアンコールで補助技や無効技を縛りながらSを上げ、悪巧みを積んで爆音波で抜いていく。悪巧みを積んだ際の爆音波の火力指数は60480、近いところでいうと、同じく悪巧みを積んだメガルカリオのラスターカノン (波動弾) と同程度の火力を出せる。一貫性の高いノーマルタイプであるというのも強み。

  • 2.崩し

悪巧みZ爆音波はH振り輝石ポリゴン2を1撃で持っていくほどの火力となる。ランク補正無しのZ爆音波でもメガリザードンXを落とせる程の火力が出るため、相手に安易なサイクル回転を許さない。相手の交代が読めていてZアンコールを使いにくいときでもアタッカーとしての役割を損ないにくい。

  • 3.特定の戦法対策

回避率を無視できる特性鋭い目と音技の爆音波、そして補助技を縛れるアンコールにより、縮小ピクシー / 縮小Rベトベトン / 縮小ラッキー / まもみがグライオン / やどみがジャローダ / やどみがカプ・ブルル等、小さくなるや身代わりを絡めた戦法を使う特定のポケモンに強く出れる。尚、縮小ピクシーは特性天然の個体も多いが、H201-D111ピクシーにランク補正無し爆音波が 50.7%〜60.1%なので、対策として必要な分の火力はしっかり持っている。

3はそもそも縮小系の個体数の少なさからも副次的な利点であると捉えてもらって構わないが、ペラップは1・2を満たすポケモンの中でも高水準の火力と素早さを持っている。また、自身に無効タイプが2つあることやメインウェポンの一貫性の高さからも、ペラップはこの動きとの相性が非常に良い。以上の点をペラップの個性とし、他のポケモンとの差別化を完了する。

調整

  • 【調整】

性格 : 臆病
努力値 : B4 / C252 / S252
実数値 : 151-xx-64-144-62-157
特性 : 鋭い目
持ち物 : ノーマルZ

  • 【調整意図】

アンコールで上から縛れる範囲を広げる&Zアンコール後に準速スカガブ・準速スカテテフ・最速フェローチェ等を抜くために臆病S252振り。また、抜き性能を高めるためC252振り。余りの4は、H実数値8nを回避しつつ少しでも先制技に強くするためBに入れた。これにより一応A182マンムーの氷の礫を確定耐えできるようになる。
特性と持ち物は、上に書いた採用理由を満たすためそれぞれ鋭い目とノーマルZで確定としている。

技構成

爆音波 / アンコール / 悪巧み / 選択
この技構成で確定。攻撃技が爆音波1ウェポンだとノーマル耐性を持った敵で止まりやすくなってしまうので、選択技は他タイプの攻撃技が適している。

【確定技】

  • 爆音波

威力140、高一貫性、音技 (身代わり貫通) 、命中もPPも低くない、と良い事づくしの技。C種族値が大して高くないペラップの火力の根源とも言える。

(+2通常爆音波)
★H201-D110メガボーマンダ : 102.9%〜121.3%
★H181-D120メガガルーラ : 104.4%〜123.2%
★H181-D136ナットレイ : 46.4%〜54.6% (57%の乱2)
★H177-D139グライオン : 92%〜109% (56.3%の乱1)
★H175-D138カプ・テテフ : 96.5%〜113.7% (81.3%の乱1)
(ランク無補正Z爆音波)
★H153-D105メガリザードンX (非メガリザ) : 100%〜118.3%
★H155-D100メガバシャーモ : 104.5%〜123.8%
(+2Z爆音波)
★H191-D115輝石ポリゴン2 : 98.9%〜116.7% (93.8%の乱1)

  • アンコール・悪巧み

どちらも抜き態勢に入るために必要な技。

【選択技】

  • 熱風

ノーマル技を半減する鋼に抜群を突けるため、それらで止まりにくくなる。因みに、抜群熱風よりも等倍爆音波の方が火力が高い。ギルガルドやナットレイを起点にしやすくなるため推奨。

(+2熱風)
★H155-D130メガメタグロス : 101.9%〜121.2%
★H204-D121チョッキテッカグヤ : 55.8%〜66.6%
★H167-D171盾ギルガルド : 73%〜86.2%
★H167-D115メガゲンガー : 53.8%〜63.4%
(+4熱風)
★H167-D171盾ギルガルド : 107.7%〜128.1%

  • お喋り

ペラップの代名詞だがまさかの候補技。ペラップが確定で倒せないような相手も、1/3で誤魔化せるようになる。尚、等倍お喋り < 半減爆音波 であるため、鋼への有効打は乏しくなる。

(+2お喋り)
★H131-D125ミミッキュ : 64.1%〜76.3%
★H167-D115メガゲンガー : 55.6%〜65.2%

運用

地面技 / ゴースト技 / 補助技に後出しし、上からZアンコールを押してそれらを縛り、悪巧みを積む。
相手の交代が読めるときは、ZアンコールではなくZ爆音波を撃ち負担をかける。耐久が低いのでこのような運用しかできないが、Zアンコールが決まればかなり活躍してくれるので、タイミングをしっかり見定めて繰り出す運用が良。
主な起点化対象は、霊獣ランドロス、カバルドン、グライオン、ミミッキュ、ギルガルド、テッカグヤ、ナットレイ、カプ・ブルル、クレセリア、ドヒドイデ等 (型や状況に左右されるものも含む)。
アンコールによる行動制限はZ技で無視できるため、特にZ所持率が高いポケモン (上に並べたポケモンから挙げるとミミッキュ等) に対しては、アンコールに頼りすぎるプレイングをするのはあまり好ましくない。

味方

  • カバルドン

メガルカリオと同じ火力指数持ってるんだから、カバルカが行けるならカバペラも行けるんじゃね!?という理由から。実際ペラップがステロ込みで倒せるようになる相手はそこそこ多く、欠伸で起点作りもできるし電気も呼ばないしで中々相性が良かった。

  • カプ・コケコ

地面を呼びつつ蜻蛉帰りでペラップに繋げることができる点が優秀。高速アタッカーとしてペラップが削り残した相手の掃除役としても優れる。

  • ドヒドイデ

ペラップが動きにくいバシャーモやパルシェン等に強く、コケコと同じく地面を呼ぶ点で相性が良い。どちらも電気抜群となってしまうので、対電枠を少し厚めにする必要がある。

指標被ダメージ計算

本当に耐久方面はペラッペラの紙耐久 (ペラップだけに) なので、指標となる値を少し載せるに留める。

(物理)
★A182マンムーの氷の礫 : 83.4%〜99.3%
★A156ミミッキュのじゃれつく : 79.4%〜94%
★A188メガミミロップの猫騙し : 43.7%〜51.6% (6.3%の乱数2発)
(特殊)
★C155ウルガモスの火炎放射 : 84.1%〜100% (6.3%の乱数1発)
★C155ゲッコウガの水手裏剣 : 14.5%〜17.8%
★C110スイクンの冷凍ビーム : 80.7%〜95.3%

終わりに

フリーですがBVを撮ったので、運用法や悪巧み爆音波の火力のイメージを掴みにくい方は参考に見てみてください。

DBKW-WWWW-WWW9-B7JJ (公開を終了しました。)

育成論は以上となります。この論で少しでもペラップに興味を持って頂けたら幸いです。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2017/11/03 14:23

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コメント (7件)

  • ページ:
  • 1
17/10/23 19:03
1クロス
いいんじゃないかな、俺的に
17/10/23 19:38
2通りすがり
素晴らしいです。心内評価はもちろん5です。特定の戦法対策の仮想敵にラッキーも入れていいんじゃないですかね?Z消費したあとだと悪巧み二回積まないと確二にならないのが厳しいですが。
17/10/24 15:43
3みすず
>>1 , >>2
お褒めの言葉ありがとうございます。ラッキーは書いたつもりだったんですが抜けてました……。
17/10/24 16:24
4般若 (@hourensou1017)
55555
ジャローダは最近はへびにらみを持ってるやつも多いのであまりに起点にできないと思うのですが。それにたまに無理やりリフストで積んでくるやつもいると思いますし。
でも論自体は非常にいいと思いました。
17/10/24 17:54
5名無しのカビゴン
非常にペラップ愛を感じた良い論だと感じました。

一つ、細かいようですが技の説明欄の箇所でアンコール・悪巧みの欄に抜き「耐性」とありますが、「態勢」ではないでしょうか…?
17/10/25 23:04
6みすず
>>4
あくまで私の経験談となってしまいますが、おしゃべりの存在が圧力をかけているのか、ジャローダペラップ対面では引かれることがほとんどでした。とは言え、これらの動きは相手のプレイングに左右されるものですし、起点化対象の欄からは削除することにします。

>>5
誤字指摘ありがとうございます。修正します。
17/11/04 02:29
7こある
55555
面白い育成論でした。
ペラップーは何度か使った事がありますが、
前世代から一定数居た無効2つを活かしたアンコール型が、Zによって腐りにくくなっていて使い易そうだと感じました。

相性の良い味方に、蓄電ランターンは如何でしょうか。地面を呼ぶ上にペラの苦手な電気無効、S調整次第では紙耐久のペラを後攻ボルチェンにより着地させることもできます。ペラが草に打点がある点も良い、一考の余地があると思います。
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