※この論は、マイナーであるこのポケモンの使い道を考えた結果です。一応の差別化はしていますが、実力主義の方の中には不快感を覚える方もいるかもしれません。なので、実力主義者の方にはブラウザバック推奨です。
はじめに
みなさん、はじめまして。今回は可愛いヒマナッツの型の中で自分なりに結論が出たため、ヒマナッツ好きのためになればと思い投稿に至りました。
ヒマナッツとは
可愛い。このポケモン第二世代で登場したのですが、六世代まではなんと全ポケモン中最低の種族値を誇っていました。しかし、第七世代。ヨワシに種族値ワースト一位を奪われてしまいました。それでも、まだまだ初手出しでの種族値の高さワースト一位は保持しています。
採用理由
-まずなによりも可愛い(愛)。
-晴れ始動→退場
-起点作り
-種族値の低さにより実現できる低ステータス
-粉技に嵌められない ex)ビビヨン
何をするの?
このポケモンは特性サンパワーを持ちます。襷+日本晴れ+サンパワーにより、裏に晴れを最大限生かしたままつなげます。また、アンコールやがむしゃらによる起点作り&回避もできます。つまり、襷枠を使ってしまいますが汎用性の高い晴れ始動役といえると思います。
差別化
さて、ここまで読んできた方でこう思わなかった方は恐らくいないでしょう。「それ、何かの劣化じゃね?」そんなこともあるように見えますが、そんなことはありません。それでは、差別化をしていきたいと思います。
-キマワリ
このポケモンの進化後であり種族値では完全に劣っているように見えますが実際はその反対で、耐久種族値の低さによる圧倒的な倒されやすさ(詳細は後述)により差別化を終了します。
また、レベル1の状態ならばキマワリの劣化ではないのかという意見に関してなのですが、そもそもレベル1キマワリとヒマナッツではHP実数値がヒマナッツの方が1低いため、「キマワリでもできるが、ヒマナッツの方が優秀」という位置関係になるかと思います。キマワリなら襷バレしにくいというのは、レベルが1の状態では苦しい言い訳だと思うので差別化は十分だと考えます。
-マラカッチ
がむしゃら+日本晴れを葉緑素でできるポケモン。後続へのつなげやすさとアンコールの有無で差別化を終了します。
-他サンパワー
がむしゃら、アンコールの有無で差別化を終了します。
-ひでりを持つポケモン
展開方法を日本晴れとがむしゃら、起点作成の三つから選択できること、起点回避技の存在、粉技無効を差別化点とします。
-あつい岩レベル1モンメン
襷を使わずに8ターンの晴れを後続につなぐことができ、置き土産やアンコールまで覚えます。差別化点としてはこの型のヒマナッツであれば襷がむしゃらができ、襷モンメンではサンパワーによる速やかな退場ができないことがあげられます。
少し不十分かつ言い訳苦しいですが、ヒマナッツには可愛さという最大のアイデンティティがあるのでご了承ください。また、完全な劣化ではないことを念頭においてくださると幸いです。
技構成
-日本晴れ(コンセプト)
-がむしゃら(起点回避1)
-アンコール(起点回避2、起点作成1)
-守る(推奨、猫透かし)or草笛or光の壁(起点作成2)
最後の枠は比較的何でも動けると思います。守るはターン調整+ミミロップピンポイント。起点作成技は、最遅29族以下(ナットレイ等)との対面時に上から打つための技です。挑発を受けたらがむしゃらで抵抗しましょう。
努力値&性格
勇敢(最遅を取りつつ、イカサマダメの増強)
努力値は、Aに252D8は確定。余りはHBDS以外に振りましょう。
(わかると思いますが、一応説明します。がむしゃらを下から打ちつつ、襷をできるだけ発動させるためにこの性格と努力値になっています。振らなくてもOKです。)
追記:確定欄をacぶっぱから無振りに変更しました。レベルを50まで上げてから、木の実でHBDS努力値を下げることを前提としていたためacぶっぱにしていましたが、指摘を受けたため変更しました。特に、acに振ってはいけないということではありません。
コメントでのアドバイスより、イカサマの被ダメで襷を発動させるためにA252を、DL対策にD8を確定とさせていただきます。ご指摘、ご提案ありがとうございました。
個体値
Cは不問です。HBDSは0で確定。Aは31が確定欄になっていますが、不一致イカサマが確一になる27以上であれば問題はありません。
レベル
50推奨という形にさせていただきます。1でもよいのですが、レベルを50にすることで襷断定を防ぐ(たぶん襷だろうというちょっとあやふやな状態にする)ことができます。ヒマナッツは低種族値で有名なポケモンですが、このポケモンがall30のたねポケモンというところまでを知っている人は少ないと思います。「襷だろうけど、レベル50だし奇石なのか?」と、ヒマナッツの詳細を知らない人が一瞬でも迷う可能性(多少の時間ロスの可能性)がある分、レベル50のほうが優秀だと考えます。後述しますが、ヒマナッツはレベル50とは思えない数値を実現できるため、レベル1でも50でもさほど変わらない≒レベルを1にする利点は薄いように感じます。
※キマワリとのレベル1の時の差別化は差別化の項で、50の時の差別化は次の項で説明してあります。
ヒマナッツとキマワリの数値の差(レベル50)
-ヒマナッツの耐久指数 物理:3150 特殊:3150
-キマワリの耐久指数 物理:8100 特殊:12150
と、明らかな差があります。わかりにくい人のために具体例で表すと、
無補正無振りテッカグヤの火炎放射(防御側は両者個体値0)
ヒマナッツ:273.3%~322.2% キマワリ:71.1%~84.4%
と、なります。このことから、ヒマナッツは圧倒的な数値の低さをレベル50の状態で実現することができることがわかると思います。キマワリはレベル50まで上げてしまうと、何かの拍子に技を耐えてしまう可能性が出てきます。
ダメ計
計算する意味もないような数値なので割愛します。
相性のいい味方
-高火力炎アタッカー ex)スカーフヒヒダルマ
-葉緑素+成長 ex)フシギバナ
-攻撃しながら使える積み技 ex)とどめばり、ウルトラブースト
-晴れでも積みでも戦えるアタッカー ex)剣舞バシャーモ ...など。
苦手な相手
連続技持ちには何もできずに倒されてしまいます。
最後に
ここまで、読んでいただきありがとうございました。これを読んでちょっとでもヒマナッツを使ってみたい。もしくは、可愛いと思ってくださる方が増えれば幸いです。これで、育成論を終わります。