ダダダりんと申します。8回目の投稿です。
SMではマイナー中堅ポケモンを中心に投稿していましたが、USMではこれが最初で久しぶりの投稿になります。12,1月辺りはあまりポケモンができない日々が続いてましたが、ようやく落ち着いてきて満足にUSMレートを潜れるようになりました。USMになってアーゴヨンとミミッキュの専用Zが加わったくらいしか環境に大きな変化はないような気がするのに、SMに比べPGL上位陣が結構変わったりしてるのが面白いですね。
さて今回はかなりマイナーな進化前ポケモンギギアルギギアルの育成論になります。
- 指定のない限りすべてのポケモンは理想個体を想定します
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さをH、A、B、C、D、Sの略称で表記します
- その他わかる範囲の略称を用います
- ダメージ計算はトレーナー天国様のツールをもとに計算しています
- ご質問、ご指摘はコメントにて受け付けます
このポケモンについてギギアル
5世代に登場した鋼単ポケモン。進化後のギギギアルと比べると見た目の物足りない感がすごいですね。この系統は専用技のギアソーサー、ギアチェンジを持っていることが有名で、7世代では対ミミッキュとしてギギギアルで積みアタッカーをしてるイメージがあるんじゃないでしょうか?(まぁレートで滅多に見ることはありませんが…)
さらにその進化前のギギアルということで、正直種族値もよく理解していない方が多いかと思います。比較してみると…
ギギギアル H60/A100/B115/C70/D85/S90 計520
ギギアル H60/A80/B95/C70/D85/S50 計440
という感じ。進化後と比べSが大きく劣るほかABが若干低い程度と、進化前ポケモンにしては高水準でまとまっています。輝石持ちの大前提として、進化後のオボンor残飯持ちの耐久を大きく上回る点については十分クリアしているでしょう。
今回はこの鋼単タイプの耐性と耐久、低いSや補助技を活かしたクッションサポート型のギギアルの紹介になります。
採用理由、差別化
- 対ミミッキュ、カプ・テテフ性能
後投げから非常に対処のしにくいこの2匹のポケモンを比較的安定して突破することができます。
ミミッキュは数の多い専用Zのアタッカー型や、他の鋼ポケモンでは後投げから対処が厳しい呪い身代わり型に対してギアソーサー+ボルチェンで非常に有利に立ち回ることができます。唯一ゴーストZのアタッカー型は後投げから突破することはできませんが、皮+HPの半分を削ることはできるため最低限の仕事はします。
カプ・テテフはスカーフ型はもちろん、そこそこ数のいる襷型にギアソーサーで強い点は他の鋼ポケモンと比べて優秀です。耐久振り眼鏡型だと後出しから落としきることができずゴリ押されてしまいますが、大きく削る+Sにあまり割いてないことが判るため後続で十分対処できます。カクトウZ持ちは事故と割り切りましょう。
- 後攻ボルトチェンジによる対面操作、クッション役
高い耐久力と鋼タイプ特有の11もの耐性により、上記の2匹のほか多くの相手に対しての繰り出し性能があります。そこから低いSを活かして相手の攻撃を請け負い後攻でボルチェンをすることで、後続の味方の耐久を削ることなく安全に場に出すことができます。
不利対面ができてしまった際のケアや味方の拘りアタッカーの解除、耐久の低いエースポケモンのサポートなど柔軟な立ち回りが可能となります。とんぼがえりと違い地面タイプの繰り出しでボルチェンを無効にされてしまう点は注意が必要です。
- 重力による後続サポート (※修正)
※こちらは重力を採用した場合のみの利点になります。パーティにいくつかの制限がかかったり、場合によっては相手にも有利に働いてしまう可能性があるので使用には注意が必要です。
重力を使うことで5ターンの間、敵味方ともに命中率上昇やひこうタイプの耐性変化などの効果を施します。ギギアル自身に恩恵は少ないものの、次ターン後攻ボルチェンにより後続の味方の重力の恩恵を受けやすいポケモンを安全に繰り出すことができます。有名なものだと催眠術を使う戦法です。
また味方の地面タイプと組んで使うことで、地面の一貫を切る枠にテッカグヤリザードンボルトロス(霊獣)を採用している相手の意表を突いてサイクルを崩すことも可能です。拘り持ちや積み技持ちの地面ポケモンに一貫を与えてやることで、疑似抜きエースに仕立ててやることができます。使いやすいのだとランドロス(霊獣)ガブリアスあたり。
そのほかパーティ内で対策が不足になりがちな、不意のオニゴーリオニゴーリやちいさくなるポケモンなどの回避クソゲー対策にもなるのでかなり有用な技だと個人的には思っています。
採用理由としては弱いものになりますが、高耐久のお陰で多くの対面で張りやすく技スペースも余りがちなギギアルなので、こういった地雷(?)を仕込みやすいポケモンではあります。ただあくまでこちらがメインの仕事ではないことは念頭においてください。
- 他のポケモンとの差別化
ミミッキュ、テテフに後投げが効くトンボルチェンのクッション役 というのが今回のギギアルの強みになります。そこで似たようなことができそうなポケモンに ギギギアル,ジバコイル,フォレトス,ダイノーズ,タイプ:ヌル,ランドロス(霊獣) 辺りが挙げられます。
ギギギアル
進化後のポケモンで耐久面でギギアルに劣りますが、役割をミミッキュテテフに絞り半分回復実持ちで調整することでその点をカバーすることができます。ギギアルでは覚えないトリックルームを使える点がこのポケモンの強み。ただ安定した耐久値と低いSによるクッション性能で十分差別化はできています。(ギギギアルの型も使っていてなかなか良かったので後述でオマケとして紹介します)
ジバコイル
このポケモンも物足りない耐久値を半分回復実持ちでカバーすることが可能です。Cにほとんど振らずとも特性アナライズで高火力をだせること、一致電気技による汎用性の高さがこのポケモンの強み。正直一番差別化が厳しいポケモンです。不安定な回復実に頼らない安定した耐久力、地面4倍の有無でサブウェポンの地震で処理されづらい点、ギアソーサーの連続技により対ミミッキュテテフ性能で上回るほかオニゴーリにハメられない点、タイプ上テッカグヤを呼び込みづらく重力→裏の地面でサイクル崩しを狙いにくい点で差別化をします。
フォレトス
地面等倍であること、特性ぼうじんによりキノガッサに後投げできる点がこのポケモンの強み。ランドガッサ対面に強くギギアルが覚えないステルスロック、毒びしを使える点も非常に優秀です。ただH75D60と特殊耐久面がかなり低くテテフの受けがほぼ効かず、不意のめざ炎に非常に弱い点で差別化ができます。このポケモンもかなりお気に入り
ダイノーズ
鋼タイプの中では珍しく高いDを持ち合わせ、タイプ上多くのポケモンが受けづらいアーゴヨンに繰り出しが効きます。リザ対面でもそこそこ安定するほか、このポケモンもギギアルの覚えないステロを使える点が優秀です。ただやはり4倍弱点の存在が非常にキツく、多くのポケモンが持つサブウェポンの地震で簡単に処理されてしまうことや、水タイプにクッション役の仕事ができないのが欠点です。またあまりに火力が低く、ミミッキュテテフにゴリ押されてしまう点などで差別化はできています。
タイプ:ヌル
同じく輝石を持つことでポリゴン2をも凌ぐぶっとんだ耐久値を持ち、弱点も少なく多くの相手を数値受けすることが可能です。無効化されないとんぼがえり、カバの欠伸ループを切れる、起点回避のほえる、USMで新たに習得したこごえるかぜによるS操作、対ランドマンダ性能など非常に優秀で汎用性が高いです。しかし剣舞2積みミミZを耐えられない、ピンポ気味なアイへを採用しないと身代わりを破れない、眼鏡サイキネを2耐えできない、火力不足で自身で対面突破することはできない など、対ミミッキュテテフ性能においてのみはギギアルが遥かに上回ります。また重力サポートの有無でも差別化はできています。
霊獣ランドロス
特性威嚇、チョッキ持ちなどによる多少の数値受けもできる高耐久、メジャーな2タイプを無効にできる優秀な耐性による繰り出し性能、無効にされないとんぼがえり、高い火力や岩石封じによるタイマン性能、S操作で起点回避、ステロなど様々。汎用性の塊、THE・厨ポケといった説明不要の強さを誇ります。ただこちらもヌル同様に対ミミッキュテテフ性能において差別化は可能ですし、Sの低さによる後攻ボルチェンのしやすさもあります。重力使いの中では自身で恩恵を受けることができますが、重力を使うターンに隙が生じてしまい、せっかくの抜き性能が低下してしまう恐れがあります。ギギアルと枠を争うというよりは同時採用をすることで、よりミミッキュテテフへの安定感を向上させギギアルで重力の隙を請け負い、お互いをサポートしてやるほうが使いやすいでしょう。
高耐久鋼 + 連続技のギアソーサー + 流し際ボルトチェンジで対面操作 + 地面出しにも毒やめざ氷で誤魔化し可
これらの要素で一番の役割対象のミミッキュテテフ性能のみにおいても、ほぼ全てのポケモンと差別化できていると思います。特に皮や襷、身代わり対策になるギアソーサーと地面以外の炎や格闘、積みエースや高火力アタッカー等の全ての相手の繰り出しに1枠で対応できるボルチェンは大きな要因です。
調整
- 持ち物
しんかのきせき
このポケモンを使う以上、当然確定です。
- 特性
クリアボディ
こちらも消去法で確定。
威嚇、じゃれつくのAダウン、捨てゼリフ、置き土産を無効にできるなど恩恵はあります。プラス、マイナスとかシングルじゃ完全に死に特性ですし…(進化後のギギギアルが唯一利用価値があるかも?)
- ステータス
案1
性格 のんき(B↑S↓)
努力値 H252/A100/B52/C4/D100
実数値 H167/A113/B134(201)/C91/D118(177)/S49
HB:特化ミミッキュの1舞ぽかぼか→シャドクロを高乱数耐え(86.2~102.3%)
HD:特化テテフのサイキネ→気合玉(めざ炎*2)を高乱数耐え(86.7~103.5%)
A:無振りテテフをギアソーサーで高乱数1発(75.95%)←瀕死率
C:端数
S:最遅
数値不足のため多少乱数が絡みますが、専用Z持ちミミッキュ、テテフのサイキネ受けに繰り出した際に受ける最高打点を耐えれるよう調整しました。Aは悪い乱数に見えますがギアソーサーの命中85(+急所率)込みの数字なので、当てれば9割ほどの確率で落とせます。Sについては特に理由がなければ最遅で無振り30族抜かれ調整になるので良いでしょう。まぁ性別なしの夢特性で厳選難度が少し高いので、多少の妥協は許容できます。最低でも最遅ガルド抜かれの個体値19以下、無振りドヒドイデ抜かれの13以下までは粘りましょう。(王冠使えばいいだけなのですがこんなポケモンに使うのもなぁ…)
案2
性格 のんき(B↑S↓)
努力値 H252/A100/B52/C100/D4
実数値 H167/A113/B134(201)/C103/D106(159)/S49
HB:同上
HD:特化テテフの眼鏡サイキネを超高乱数2耐え(≒通常サイキネを3耐え)
A:同上
C:H252D4カグヤの身代わりをボルチェンで乱1(50%)
+ D4ガブリアスをめざ氷で超高乱数2発(乱2,97%)
S:同上
テッカグヤの身代わりをボルチェンで割る(願望)調整。やどりぎハメにも後攻ボルチェンで有利に立ち回りやすく、また重力採用時は地面タイプと合わせて崩しやすい相手なので、こいつの身代わりを割れるかどうかはかなり大きいです。テテフの気合玉所持率を考慮してDを削りCに回しています。正直これ以上どこも削ることができず、ここまでしかCに振れません。とはいえ身代わり搭載カグヤはSに大きく割いている印象が強く、この調整でも実戦で2回しか当たったことありませんが破ることができました。上記のカグヤの調整からHを1でも削っていれば身代わりHPが減り、68.8%まで乱数は跳ね上がります。そもそもカグヤの身代わり採用率も1/4ほどと高くはないため、この調整で大丈夫だとは思います…たぶん。Dを削ったことでカグヤの放射のダメージ量が上がってしまうとこが少し悩みどころですね。
まためざ氷採用時にはボルチェンクッションで厄介な地面タイプのランドロス、ガブリアスの多くを2発圏内に入れることができます。一応案1でもH4ランド程度は確2を取れますがこちらの調整ではガブも圏内に入るため、めざ氷採用の価値があがります。
確定欄は役割対象のテテフに安定感のある案1です。
技構成
- 確定技
ギアソーサー
ミミッキュ、テテフへの遂行技。
ギアル系統の専用技で高威力連続技とかなり優遇されています。命中85というのが非常に辛いですが、このポケモンを使う以上あきらめるしかない。
レベル技
ボルトチェンジ
対面操作、クッション役をこなす重要な技。
とんぼがえりと違い無効タイプはあるものの、仮想敵のテッカグヤに抜群で入ることで裏の地面ポケモンの火力補強になる点は優秀です。
技マシン
この2つの確定技のみでも、このポケモンの採用理由の内容を果たすことはできます。
- 選択技
この中から2つを選んで採用してください。
じゅうりょく (※修正)
以前までの準確定技の扱いから選択技に変更しました。
普段あまりレートでは見ない技になりますが、採用欄でも触れたようになかなか面白い動きができて個人的にはかなり気に入っている技です。これを使う戦術については下記を参照。
教え技
どくどく
耐久ポケモン対策に。
鋼タイプゆえ自身は毒が効かず、一方的に入れることができます。火力のないギギアルの貴重なダメージソースでもあり、汎用性は一番高かったです。耐久ポケモンに繰り出し→毒を撒いてボルチェン→アタッカー降臨という動きもできます。
技マシン
でんじは
高速アタッカーや積みポケモンの起点回避、後続の起点作成に。
火力のないギギアルは簡単に積みの起点にされてしまうので、せめてもの抵抗になります。しかし挑発や身代わりを同時採用しているポケモンも多く、素直にボルチェンで後続に引く方が良かったりもします。
技マシン
めざめるパワー(氷) (※修正)
修正前も少し触れていましたが、新しく選択技に追加しました。
ギギアルの採用理由の仕事でもあるボルチェンの対面操作を遮る苦手な地面タイプ対策に。
現環境ミミッキュ並みに非常に数の多いランドロスのほかガブリアスの繰り出しに合わせて打つことで、ギギアルの低いCでも4倍弱点をついて大きく削ることができます。1サイクル目にこれを当てられれば、2サイクル目以降はおいそれと出せなくなるのでボルチェンを通しやすくなります。そのほかマンダの身代わりも割ることができるため起点にはならず、むしろ地震を切っていることになるので毒と絡めて突破も見込めます。
案2の場合は優先度が高いです。
技マシン
マジックコート
相手の起点作り要因への対抗手段。
ジャロの蛇にらみ挑発、カバのステロ欠伸、ナットのステロ宿木 など、これらのポケモンと対面したらとりあえず打っとく程度の気持ちで使ってもわりと有利に働きます。重力採用時では先発に出してすぐ展開していきたい場面もあり、その際に鉢合わせやすいこれらへの対策としてはそこそこ有用です。
教え技
技候補はこれくらいです。進化前なので覚える技が少ない…
重力の戦術、使用感
(※修正)
申し訳ありませんっ!!
ここの欄の内容については現在コメント欄のほうに掲載させてもらっています。
というのも選択技の1つでしかない扱いの重力なのに対して解説事項が非常に長くなってしまい、これを全て載せてしまうとさもこれがメインの仕事のような内容になってしまうからです。このギギアルの本来の役割対象はミミッキュテテフであるため、こちらの戦術についてはあくまでオマケであり、こういう使い方もあるよという程度の紹介になります。
コメント>21~>23 にて以前までの内容に追記を加えたものを載せましたのでそちらを参照にしてください。
もしお時間がありましたら、長くはありますがこれまでのコメント投稿者様との議論と照らし合わせて読まれるとより参考になって良いでしょう。
ダメージ計算
- 与ダメージ
ギアソーサー ※1発あたりのダメージです
H4ミミッキュ 50.3~59.5% 確1
H244B164同上 33.5~40.9% 皮込み確2
(育成論サンムーン/1193)の個体。HABミミッキュもぴったり確2が取れるので、ゴーストZ持ちでない限り後投げから処理できます。
無振りカプ・テテフ 46.8~57.9% (乱1,75.95%)←瀕死率
H236B196同上 30.8~37.7%
特化マンダのすてみ耐え個体にはこの程度。もう少しAに振って乱数を安定させたかったですね…
H44B4メガゲンガー 23.4~27.6%
(育成論サンムーン/838)の個体。身代わりを1発分で約7割ちょいくらいの乱数で割れます。B4のみなら確定破壊。
B4カプ・コケコ 21.3~25.5%
H4アーゴヨン 22.8~28.1%
H252カプ・ブルル 28.2~33.8%
B4マンムー 35.6~42.1%
H172オニゴーリ 37.2~44%
ボルトチェンジ ※案1 / 案2 です
H252D4テッカグヤ
19.6~23.5% / 22.5~27.4%(身代わりが乱1,50%)
H4同上
24.2~28.9%(身代わりが乱1,81.3%) / 26.5~32.3%
身代わり持ちカグヤは基本HSかCSのイメージなのでとりあえずこれだけで。カグヤの調整多すぎてわからんw
H4メガギャラドス
19.8~23.3% / 22.2~26.9%(身代わりが乱1,56.3%)
こちらも身代わり持ちがそこそこいるため。やっぱり案2でもう少し振りたかったな…
H252D4ドヒドイデ
20.3~24.2% / 21.6~26.7%
H252ギルガルド(剣)
20.9~25.1% / 23.3~28.1%(身代わりが乱1,81.3%)
無振りリザードン(交代読み)
30~36.6% / 35.2~41.8%
D1↓無振りパルシェン
89.6~107.2%(乱1,37.5%) / 100.8~120%
- 被ダメージ
物理
A特化ミミッキュ
シャドークロー 18.5~22.1%
Zシャドークロー 36.5~43.7%
じゃれつく 11.9~14.3%
ぽかぼかフレンドタイム 25.1~29.3%
剣舞1積みは2倍、2積みは3倍のダメージ量と見てください。ゴーストZ持ちには後出しから2舞Zで落とされてしまいますが、これを耐えられる鋼はハガネールボスゴドラツンデツンデの3種しかいない程の超火力なので仕方ありません。
A252メガメタグロス
かみなりパンチ 22.1~26.3%
じしん 45.5~53.8%(乱2,35.5%)
A特化マリルリ
アクアブレイク 32.3~38.3%
ばかぢから 61~71.8%
A特化メガハッサム
とんぼがえり 13.1~16.1%
ばかぢから 61~71.8%
A252カミツルギ
Zつじぎり 37.1~43.7%
せいなるつるぎ 46.7~56.2%(乱2,76.2%)
A2↑↑特化パルシェン
つららばり*5 35.5~41.5%
Zアクアブレイク 86.2~102.3%(乱1,12.5%)
A特化カプ・ブルル
ウッドハンマー 30.5~35.9%(GF込み3耐え)
ばかぢから 53.8~64.6%
↑メジャーな物理で繰り出し、クッションがこなせそうなポケモン。正直物理は積みエースや地面タイプの多い環境なので後出しできる数は少ないです。挙げた中でも剣舞持ちのツルギや鉢巻が主流のマリルリなど、あまり安定しない場合も多いです。うまく耐性を活かして半減読みで繰り出すようしてください。
あとはKP30以内で適当に…
A特化霊獣ランドロスのじしん 73~87.4%
A252メガリザードンXのフレドラ 97~114.9%(乱1,81.3%)
A特化メガバシャーモのフレドラ 94.6~112.5%(乱1,75%)
A252メガギャラドスのじしん 46.7~56.2%(乱2,76.2%)
A252メガボーマンダのじしん 45.5~53.8%(乱2,35.5%)
無振りカバルドンのじしん 44.3~53.8%(乱2,24.6%)
A4ギルガルドのせいなるつるぎ 34.7~41.9%
A4テッカグヤのじしん 27.5~33.5%
A特化キノガッサのマッハパンチ 40.7~50.2%
A252ドリュウズのじしん 62.2~75.4%
A252メガルカリオのインファ 107.7~126.9%
A252メガバンギラスのじしん 49.1~58.6%(乱2,98%)
A特化メガクチートのほのおのキバ 50.2~59.8%
A252ガブリアスのじしん 61~73%
A特化メガガルーラのほのおのパンチ 40.6~49%
特殊 ※案1 / 案2 です
C特化カプ・テテフ
サイコキネシス 25.7~30.5% / 28.7~34.1%
Zサイコキネシス 50.2~59.2% / 55.6~65.8%
ムーンフォース 17.9~21.5% / 19.7~23.9%
きあいだま 61~73% / 68.2~81.4%
めざ炎は気合玉の半分、眼鏡持ちは1.5倍のダメージ量と見てください。現在テテフの気合玉採用率は23%とそこそこ低く、めざパですら28.4%という数字。C特化の個体数も考えると高確率で2回はテテフ受けに繰り出せるでしょう。
C4テッカグヤ
かえんほうしゃ 29.8~35.9% / 33.5~39.5%
C特化 同上
かえんほうしゃ 40.7~47.9% / 45.5~53.8%(乱2,35.5%)
だいもんじ 49.1~58.6%(乱2,98%) / 53.8~64.6%
C4振りなら放射*2+やどりぎ*2(案1なら*3)を高乱数で耐えます。なので無理やり繰り出して重力展開も一応はできます。うまく守る読みで重力を張れるとやどりぎ込みで50~60%ほどのHP消費に抑えて裏につなげます。そして肝心の大文字持ちの個体ですが、なんと採用率は現在ランク外で約1割しかいません。控えめ、冷静個体も合わせて17%程なので、対面で突破される恐れはまずないと考えていいでしょう。
C252ゲッコウガ
あくのはどう 23.9~28.7% / 26.9~32.3%
ハイドロポンプ 32.9~39.5% / 36.5~43.7%
Zハイドロカノン 59.8~70.6% / 65.2~77.8%
C特化カプ・レヒレ
めざめるパワー炎 26.3~31.1% / 27.5~33.5%
Zハイドロポンプ 57.4~68.2% / 63.4~75.4%
ポリゴン2
無振りほうでん 13.1~15.5% / 14.3~17.3%
C1↑特化10まんボルト 29.9~35.3% / 33.5~39.5%
C252メガゲンガー
シャドーボール 34.7~41.3% / 38.3~45.5%
たたりめ(通常) 27.5~32.9% / 30.5~36.5%
C特化メガフシギバナ
ギガドレイン 13.7~16.1% / 14.9~17.9%
めざめるパワー炎 29.9~35.9% / 33.5~39.5%
C4サンダー
10まんボルト 25.1~30.5% / 28.7~34.1%
ねっぷう 35.9~43.1% / 40.7~47.9%
C252ウツロイド
パワージェム 13.7~16.1% / 14.9~17.9%
めざめるパワー炎 27.5~33.5% / 31.1~37.1%
C4クレセリアのサイキネ 10.1~12.5% / 11.3~13.7%
C4ドヒドイデのねっとう 11.3~14.3% / 13.1~16.1%
C4スイクンのねっとう 17.9~21.5% / 19.7~23.3%
↑メジャーな特殊で繰り出し、クッションができそうなポケモン。物理と違いめざパ以外で弱点を突かれることが少なく耐久ポケモンなどもいるため、後出しできる範囲はかなり広いです。こちらでは瞑想持ちのレヒレスイクン、アタッカーもそこそこいるサンダー辺りは警戒が必要です。
あとはKP30以内で適当に…
C252カプ・コケコの10万ボルト 38.3~45.5% / 41.9~50.2%
C252アーゴヨンのだいもんじ 50.2~59.8% / 56.2~67%
C特化ギルガルドのシャドボ 34.7~41.3% / 38.3~45.5%
C252霊獣ボルトロスのZ気合玉 95.8~113.7%(乱1,75%) / --
C特化ヒードランのマグスト 76.6~91% / 86.2~101.7%(乱1,12.5%)
C252メガルカリオの波動弾 82.4~95.8% / 88.6~105.3%(乱1,31.3%)
立ち回り
クッション性能を活かすため基本後続での選出が良いでしょう。重力を採用の場合は初手から出して展開するのもアリかもしれませんが、ミミッキュテテフの相手もしたい場合は先発で出して余計な消耗をしてしまうのはNGです。
ここでは特にミミッキュミミッキュへの対処を中心に書きます。
ミミッキュが出てきたらギギアルは思考停止気味に即投げして良いでしょう。トンボルチェンで皮剥ぎしつつ交代できるならゴーストZ個体でも勝てるので尚良しですが、できなくてもさほど問題ありません。
繰り出した際に攻撃を受けた場合は、このギギアルの耐久力を見て連続技のギアソーサーも考慮して次ターン相手はほぼ確実に引くので、ボルチェンで対面操作するか採用した選択技をしてください。
繰り出した際に剣舞をしてきた場合は、経験上専用Z個体でもほぼ確実に居座ってきたので次ターンはギアソーサーが安定行動となります。剣舞→ぽかぼか→シャドクロ は耐えられるので、ソーサー → ソーサー で倒しにいくか、重力採用時はソーサー → 重力 と動くことでミミッキュには突破されてしまいますが、その後ミミッキュより速い地面ポケモンや催眠エースを出すことで、HP半分ほど削れたミミッキュを安定して処理 → 後続の相手を重力下(残り2ターン)で無双する という流れにできます。ゴーストZ個体で最初にトンボルチェンで皮剥ぎができなかった場合は、剣舞→剣舞→Zシャドクロ で突破されてしまいますが、ギアソーサー1回は打てるので皮+HP半分削りで後続のミミッキュより速いポケモンに託しましょう。その際に後続が2舞かげうちを受けてしまう点は注意が必要です。
繰り出した際に身代わりを張ってきた場合は、十中八九のろい型であり1ターンは確実に居座ってくるので、こちらも次ターンはギアソーサーが安定行動になります。相手が攻撃してきた際は身代わり+皮剥ぎはでき、その次ターンはほぼ引いてくるのでボルチェンか選択技をしましょう。攻撃せず呪いを打ってきてくれた場合は一番対処が楽。身代わり+皮剥ぎをされた状態で、次ターン相手はもう一度身代わりを張っても痛み分けを使っても、ギアソーサーでそのまま突破されてしまうので大方引いてきます。なのでこちらは仮に居座られた場合でもボルチェンがほぼ安定行動となります。ここで相手が引いた場合、ギギアルは呪い1ターン分のHP1/4のみの消費ですみ、相手のミミッキュは皮が剥がされHP3/4も削れる上、ボルチェンでこちらの後続は有利対面を作れるという最高の状況ができます。実戦で何度かこのシチュエーションがありましたが、呪いミミッキュにこの動きができるのはギギアル(ギギギアル)のみの強みと言えるでしょう。ただ現在は呪い採用ミミッキュの半分以上はトリルと併用した自主退場する型でもあり、純粋な呪い身代わり型はかなり減ってきてしまっています。
ミミッキュについての立ち回りはこんなところで。
テテフについては繰り出した際は相手によって行動がまちまちですが、一番多いスカーフ型は大抵引いてくるのでボルチェンか選択技をするといいでしょう。たまにHPも削られていない偶発対面の時にも、ギギアルが舐められてるのか挑発やめざ炎で居座ってくる相手もいて、素直に殴るかどうか悩ましくもあります。
それ以外の相手はダメージ計算の欄で挙げた繰り出せるポケモンに不利対面を作られた際に投げて、状態異常を撒いたりボルチェンで対面操作をする使い方をしてください。
相性のいいポケモン
ギギアルのボルチェンの妨げになる苦手な地面タイプに強いポケモンや重力を採用する際に恩恵を受けれる催眠エース、地面タイプのポケモンがいいでしょう。またクッションサポートが有効な拘り持ちのアタッカーが相性がいいです。
ガブリアスガブリアス
ギギアルの苦手なリザードンに繰り出せるポケモン。竜舞やニトチャにも対応できるよう、また重力との相性もいいスカーフ型がオススメです。リザの繰り出し時にギギアルが重力を展開すれば、相手がリザYだった場合でも低火力の岩技で拘ることなく、地震で押し通すことができます。重力地震で安定した打点を持ちやすいのでドラゴン技は逆鱗の需要が低く、襷アーゴヨンやフェローチェにも対応できるダブルチェップのほうが、ミミッキュの起点にもされず即ギギアルバックの動きもできるのでいいと思います。
ギャラドスギャラドス
ギギアルの苦手な地面のほか炎格闘全般に後投げが効くポケモン。最近多い雷パンチ持ちは注意。地面タイプ以外にはギギアルで対面操作してやることで、後投げからでは厳しかった相手も無理やり竜舞の起点にしていけるでしょう。そのほかサイクルで負荷をかけれる鉢巻ヤャラも拘り解除しやすいギギアルとは相性が良く、過労死させにくく扱えると思います。
オーダイルオーダイル
こちらもギギアルが苦手な地面に強いポケモン。ギャラと同様に竜舞型も良いですが、個人的にはそれよりもギギアルも苦手なナットレイや重力+地面ポケモンで数値受けされてしまうポリゴン2にも強い特殊型のほうが良いと思います。威嚇のうっとおしいランドマンダにも強く、ずぶとい個体ならば後投げから処理できるほどの高い物理耐久もあり非常に強いです。
前回の育成論を見てくれたら幸いです…(育成論サンムーン/1026)
キュウコン(アローラ)アローラキュウコン
オーロラベールの起点作成がメジャーなため、読まれにくく偽装しやすい催眠エース枠。S109族と高めな数値からの催眠術、悪巧みで全抜きを狙っていきます。重力+地面ポケモンでうっとおしい威嚇持ちのランドマンダのほか地面タイプに強い点も優秀です。もとの火力が低い点と攻撃技が2枠となってしまうため、しっかりと仮想敵を定めて使っていきたい。行動回数保証のための襷か、霰が止んでも命中安定高火力打点のとれるコオリZがオススメです。
メガエルレイドメガエルレイド
元々の抜き性能の高さに加え、催眠術で不利対面を無理矢理ゴリ押すことができる催眠エース枠。剣舞も使えますがこいつは積まずとも十分な火力を持っているため、しっかり攻撃技に3枠割いたほうが対応できる幅が広がり、非重力下でも汎用性を損なわずに使えると思います。
今回はこんなところで。
最後に
今回もかなりマイナーなポケモンでしたが如何だったでしょう?
また過去のダーテングの論の時に続き、2/7現在PGLにてレートのシーズン序盤でギギアル使用者自分のみを獲得できましたwわーい。とまぁ冗談はさておきにしつつも、輝石ギギアルは正直全然見向きもされてないのが不思議なくらいのポテンシャルを秘めており、USMになりゴーストZ持ちが減ったことも追い風でミミッキュのはびこる現環境にも非常に刺さっているポケモンだと思っています。この論を読んでその可能性を感じてもらい、少しでも使用者が増えてくれたならば幸いです。
また長い育成論になってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
更新履歴
2/9 重力に関するあらかたの内容を修正
- オマケ
---ギギギアルギギギアル---
特性 クリアボディ
持ち物 フィラのみ(半分回復実)
性格 のんき(B↑S↓)
努力値 H252/A4/B172/C4/D76
実数値 H167/A121/B172/C91/D115/S85
HB:特化ミミッキュの1舞Zシャドクロを最高乱数切り耐え
HD:特化テテフのサイキネ→めざ炎を高乱数耐え
A:無振りテテフをギアソーサーで確1
C:端数
S:最遅
ギアソーサー / ボルトチェンジ
トリックルーム / 毒or電磁波or重力orマジコ
鋼+トリル+トンボルチェン の唯一のポケモン。SMの頃はミミッキュに繰り出せる唯一のトリル役として重宝してましたが…
ツンデツンデとはボルチェンと4倍弱点の有無で、エムリットユクシーとは鋼耐性によるミミッキュへの繰り出し性能で差別化できます。テテフ受けに関しては眼鏡or気合玉がアウトな点でギギアルに劣るものの、それ以外であれば回復実のおかげで同等以上の耐久は得られます。ゴーストZミミッキュに対して後出しから皮+HP半分削りとトリルを残せる点が優秀。トリル木の実発動後は体力温存も考え、先制ボルチェンで皮剥ぎ→ゴースト技を受けれて確1を取れるトリルエース降臨という動きもアリ。Sについては電磁波採用時や上からボルチェンを打ちたい相手に合わせて、多少ミミッキュの乱数を甘えて補正なし28振りの実数値114(準速カグヤ抜き)~85の間で調整することは可能です。トリルを使うからといって必ずしも最遅にしなければならないわけではないし、仮想敵を定めて使うなら速いポケモンにトリルを仕込むことも十分アリというのが自論。
一緒に作ったポケモンだし、同じ系統だし、役割も似てるし、別投稿するの面倒だし、でもせっかくだしオマケとして紹介しました。