- 非公式の用語及び略称を用いる
- 指定がない限り理想個体であるものとする
襷枠に求めることとは
- 襷を持つことで高いタイマン性能を得ることができる事
襷を持つことで必ず一度は耐えて殴る事ができるため、強力なタイマン性能の補助となる。
カプ・テテフは130と高いC種族値を持ち、特性サイコメイカーにより威力135のサイコキネシスを打つことができる。エスパーを無効化できるあくタイプにもタイプ一致でムーンフォースを打ち込むことができる為、火力補助アイテムがなくても十分な攻撃性能を発揮できる。
サイコメイカーで自分よりSが低いポケモンの先制技も防ぐことができるのも大きな魅力。
- 襷で耐えることで、多くの積みエースに対するストッパーとなれる事
強力な積みエースの攻撃を耐えて殴り返せる様になるのはきあいのタスキのメリットである。
エスパー・フェアリーの技範囲は環境の詰みエースの多くに等倍以上で入る為、優秀なストッパーとなれる。火力の方もステロ込みでメガギャラドスを倒せる程はある。
- 相手の初手のステロ展開を阻止できる事
襷というアイテムはその構造上ステロに弱く、ステロ巻きが相手のPTに見えた時にステロの影響を受けない初手に出すことができるのは襷枠として大きな利点である。
カプ・テテフは挑発を覚える為、初手のカバルドン等の自分より遅いステロ展開を阻止できる。
- 受けポケモンに弱くないこと
火力アップアイテムではないきあいのタスキを持ったポケモンは基本的に受けポケモンに弱くなりやすい。
カプ・テテフはサイコメイカーと高い種族値により、高耐久と名高いH244輝石ポリ2すらもC特化サイコキネシスで高乱数二発に持ち込めるほどの火力が有り、挑発も使える為、襷枠でありながら受けポケモンに弱くならない。
以上のことから、カプ・テテフは襷枠として高い性能を持っていると言える。
- 以下に指標程度のダメージ計算を乗せる(ただしC特化とする)
サイコキネシス 火力指数40500
H244輝石ポリゴン2 47.1%〜55.4%乱数2発 (72.7%)
H252D4メガクチート 42%〜49.6%
D4メガルカリオ 115.8%〜136.5%
ムーンフォース 火力指数28500
H4メガギャラドス 84.2%〜99.4%
H244ブラッキー 71.6%〜84.5%
サイコキネシスは等倍のアタッカーが耐えれる威力ではなく、並大抵の鋼や耐久ポケモンの後出しも許さない威力であり、またムーンフォースも悪の耐久ポケモンが受けれる数値ではない。
構成
性格:臆病or控えめ
努力値:C252D4S252
理想個体:31-0-31-31-31-31
耐久は襷に任せてのCS特化。余りはどこに振っても大差ないが、HPに降るのは実数値が偶数になるため推奨しない。Aも使わないためBかDのどちらか好きな方に振ればいいだろう。
性格は火力を重視するならば控えめ、意地ミミッキュなどを抜きたいならば臆病。構築に合わせて選ぶといいだろう。
- 技選択
強みの根幹となるサイコキネシスorサイコショックとムーンフォース、初手ステロなどを阻害できる挑発までの三枠は確定。
残り一枠は仮想敵や構築にもよるが、基本的には以下の物から選択すると良いだろう。
サイコキネシス・ショックの両採用
仮想敵は受けループ一択。ちなみにどちらかは確実に採用するわけだが、どちらがより優先度が高いかと言われると、メガルカリオを確定で倒せたりポリ2に対してのダメージも大きく期待できるサイコキネシスの方だろうと筆者は考えている。
勿論ショックにもラッキーに対する打点となり、蝶舞を積んだウルガモスのストッパーとなれるなどのメリットはある。
めざめるパワー炎
仮想敵ナットレイハッサムカミツルギ
ハッサムに役割をもちたいならば確定。ナットレイ、カミツルギには気合玉でも同じダメージが出せるが、命中率の差は非常に大きい。採用する場合は王冠必須。
10まんボルト
仮想敵カプ・レヒレテッカグヤ
ミストメイカーでフィールドを奪ってくるカプ・レヒレ以外の水は基本的にサイコキネシスの方が大きなダメージが出せる。エアームドはC特化サイコキネシスで超高乱数二発で倒せるため、主だった仮想敵は基本的に上記二体。レヒレを嫌うメガリザードンXやバシャーモなどと組み合わせるなら優先度も上がる。
きあいだま
仮想敵ナットレイヒードランバンギラス
ナットドラン両方に一貫し、バンギラスに対しても大きなダメージが期待できる。命中不安を無視するのであればきわめて強力なサブウェポンと言える。
シャドーボール
仮想敵ギルガルド(シールド)メタグロス
挑発を組み合わせることで対面からギルガルドに勝てることも有る。メタグロスには交代読みで当ててかつ怯まなければ倒す事ができる。
重力
裏に催眠術ゲンガーなどと言った重力と相性のいいポケモンを置くなら。アタッカーの印象が強いこのポケモンに挑発が飛んでくることは少ないため重力要因としてはそれなりに信頼できる。
相性の良い構築やポケモン
対面構築の先発を任せるのが良いだろう。その場合バシャーモやメガリザードンの様なカプ・テテフが呼ぶ鋼に強い炎メガと組み合わせると、より大きな力を発揮できる。特にリザードンとは挑発でステロをある程度抑止できるのも噛み合っている。
そのほかに相性の良いポケモンと言えば、サイコフィールドと組み合わせることでキノガッサを無力化でき、格闘Zを持つことで苦手なガルーラに強く出れるカミツルギなどがあげられる。