はじめに
ポケットモンスターウルトラサンムーンにおいて最も強化を受けたポケモン ジャラランガについて今回は考察していきます
ジャラランガZについて
スケイルノイズを覚えさせたジャラランガにジャラランガZを持たせることで対戦中に打てるZワザ
威力185のドラゴン技の音技であり使用後に全ての能力値が一段階ずつ上昇する
他に全能力が一段階上がるZわざとしてはZテクスチャーやZハロウィンなどがあるが、この技は唯一攻撃しながら全能力を一段階上がることができる
ブレイジングソウルビートの威力は音技の中では最高威力の185もあり強力な決定力を持つ技だ
またジャラランガの種族値はいわゆる600族であり高い水準のステータスを誇っていて、積まなきゃ全く活躍できないというわけではない
しかし弱点もある。それはブレイジングソウルビートがドラゴン技であることから簡単にフェアリーポケモンにすかされてしまうことだ
そして、すかされてしまった場合能力アップは発動せず二度とこの技を打てない
また、能力アップしてもジャラランガのタイプの格闘とドラゴンは共にフェアリーで止まることもあり、悲しいことにこれほどテコ入れされたのにシングルバトルではあまり使われていない
採用理由
- 全能力を一段階上昇させることによる抜き性能
全能力が一段階上昇したジャラランガは不足気味だった火力と素早さを上げ決定力を大きく上げることができる。また、耐久も上昇しタイプ一致弱点技でも並大抵のことでは落ちなくなる。
- 選出誘導
先述の仕様によりジャラランガの全抜きの阻止にはフェアリーポケモンが必須である。その為に相手はジャラランガを見ると必ずフェアリーポケモンを選出せざるを得なくなるのだ。
- 音技最高火力
害悪なみがわり守る戦法に対して強く出れる。もっともオニゴーリにはタイプ一致で弱点をつかれるし、ヒードランテッカグヤは龍技を半減してくるため環境のみがまも持ちはこれ一体でオッケーというわけにはいかないがそれでも害悪なみがわり守る戦法使いには大きく圧力をかけられる
実際使ってみると意外に二つ目の利点が大きいことが分かる。
特にジャラランガが呼ぶフェアリーに強いエースを通すためのデコイとしての役割を持たせることが出来るのは本当に便利であった。
一つ目の抜き性能だが、技構成次第とはいえ一段階能力が上がったところでクレセリア、ドヒドイテなどの数値受けには止められてしまうことも多い、フェアリーで簡単に止まるなど欠点も多く手放しで褒められるレベルではない。とはいえ、技構成次第ではそれらを完全に手玉に取ることが可能だったり、また逆に言えばそれらのポケモンがいない限り止まらないという点では優秀である。
特性
防弾、防塵、防音
ジャラランガは3つの特性を持つがそれぞれ利点を持つ
防弾は多くの技を無効化し特定のポケモンを詰ませることができる(例としてはシャドボ、ヘド爆、きあいだまを無効化しゲンガーを詰ませたり、ジャイロボールを無効化しナットレイを詰ませたりできる)
一方で防塵はキノガッサやモロバレルのきのこの胞子を無効化でき、天候ダメージも受けない
防音はスキンハイボやジャラランガミラーに強くなれる
今回はみがわりを採用することから元々きのこのほうしに対して強いため防弾を確定とする
ちなみにヌシジャラランガは防塵固定である
特性がバレてしまうため採用する利点は薄いがテッカグヤのヘビーボンバーでみがわりが割れなくなり起点にしやすくなる
性格・努力値振り
今回は上がったACをどちらも活かせることやきあいだまの命中不安を恐れて両刀型にする(ジャラランガはカスタマイズ性の高いポケモンなので勿論特殊一本の型もありであるが今回は触れない)
また、インファイトの方がきあいだまよりも火力は出ることからも特に理由がなければ両刀型の方を採用をオススメする
性格は無邪気 最速でないとブレイジングソウルビート後にスカーフ準速テテフが抜けないことからこれは確定
テテフ以外にもスカーフ準速ランドロスや一舞ギャラ、またZワザを打つ前のヒードランなども抜けるようになる
また同時に素早さに252振りは確定した
残りはAとCに振り分けていくが+1アイアンヘッドで無振りテテフが確定になるA172は最低ライン
残りを今回はCに回す
性格 無邪気 A172C84S252
計算終わったあと調べたらGoogle検索で一番最初に出てきたページにこの調整が載ってたので多分間違いないと思います
技構成
確定技
- スケイルノイズ
これをZワザとすることでブレイジングソウルビートが撃てる。耐久地の減少に注意
ブレイジングソウルビート 指数36352
D4ガブリアス 140.9~167.2%
HD特化メガボーマンダ 87.1~103.9%
H252グライオン 79.1~93.9%
H252ドヒドイデ 53.5~63.6%
H252ランドロス 69.3~82.6%
H252サンダー 62.9~74.6%
+1スケイルノイズ 指数32340
D4ガブリアス 125.6~148.6%
HD特化メガボーマンダ 77.2~92.0%
H252グライオン 69.7~82.9%
H252ドヒドイデ 48.4~57.3%
H252ランドロス 61.7~73.4%
H252サンダー 56.3~67.0%
選択技
この中から3つ
今回は確定欄にインファイト、みがわりとアイアンヘッドを採用した
だがこれはカスタマイズしがいのあるのでPTによって相談
例えば対受けサイクルならインファイトを切って挑発、地震、放射とかにしてもいいかもしれない
- インファイト
タイプ一致格闘技、きあいだまよりも火力が出るし命中率も高い
+1インファイト 指数41040
HB特化ポリゴン2 69.7~82.2%
H252ポリゴン2 96.8~115.6%(87.5%の乱1)
H252テッカグヤ 61.7~72.5%
- アイアンヘッド 指数18240
ジャラランガが苦手とするフェアリーポケモンへの打点になる。水妖には刺さらない。
+1時
H4テテフ 100.0~117.8%
H252ブルル 57.6~68.9%
H4ミミッキュ 105.3~125.1%
- どくづき 指数18240
アイアンヘッドと同じくフェアリー打点になるがミミッキュに刺さらない
+1時
H252レヒレ 57.6~68.9%
H4コケコ 91.0~107.5%
- 地震 指数22800
ドヒドイテなどの格闘が入らない毒ポケモン、ギルガルド、コケコなどに打つ技
+1時
H252ギルガルド 61.0~73.0%
- 火炎放射 指数17640
ハッサムなどの炎四倍ポケモンに刺さる。
+1時
H252ギルガルド 46.7~56.2%(76.1%の乱数二発)
H252メガハッサム 126.5~149.1%
H252ナットレイ 110.4~130.3%
- みがわり
岩石封じや補助技を透かしたり、有利対面で中間択として置いたりと使える場面は多い。特に防弾特性のジャラランガは流し性能が高いため使える機会は多い
- 挑発
ドヒドイテなどの高速再生持ちや黒い霧持ち、吠える持ちを封じる。受けサイクル対策に特化したいなら是非持っておきたいしそうでなくてもかなり便利
被弾時ダメージ計算
ジャラランガより遅いのがほとんどなポケモンはBl込表記をし、Zワザ発動後としています
ゲッコウガの持ち物なし冷凍ビーム 93.3~112.0%
Bl込み DL発動特化ポリゴン2のれいとうビーム 69.3~82.6%
特化ウルガモスのめざ氷 56.0~66.6%
特化メガリザードンYのめざ氷 62.6~74.6%
Bl込み 特化ランドロスの地震 38.0~44.6%
特化メガバシャーモの膝 78.6~92.6%
組ませるとよいポケモン
カバルドン、ランドロスなどのステロ撒き……ジャラランガを抜きエースとして運用する以上ステロのサポートはあった方がいい
ウルガモス……ジャラランガの苦手なフェアリーのうちブルル、コケコ、テテフ、レヒレ辺りに強めな抜きエース。また鬼火を持たせた型にすることでミミッキュにも多少強く出れる
ギルガルド、メタグロス、ハッサムなどの鋼ポケモン……ジャラランガの苦手なフェアリーポケモンに強い。ジャラランガを見せることでフェアリーを誘いこいつらで始末するのも良い。前期に使い手がいたギギギアル+ジャラランガなんかも使ってみると面白いかもしれない
以上で育成論を終える