前置き
この育成論は個体値、努力値等々の専門用語を理解しているものとして話を進めます
今回は筆者の最も好きなポケモン、ムクホークです
採用理由
カプ・コケコやゲッコウガ、アーゴヨンなどの高速低、中耐久アタッカーを一掃する高速アタッカーとして
ムクホークについて
- ムクホークは4世代でA120S100を引っ提げ登場した序盤鳥。旅パでムクホークを使わなかった人はいないと思われます
- しかし今回は旅パではなく、ガチ対戦向けのムクホークの育成論となります
- 現環境のムクホークはインフレにおいてけぼりを喰らった感があり、威嚇撒きとしては霊獣ランドロス、飛行アタッカーとしてはメガボーマンダと強力なライバルが揃っています
- 今回はアタッカー運用のムクホークなのでメガボーマンダとの差別化を考え、進めていきます
メガボーマンダとの差別化点
種族値的にはムクホークの完全上位互換のメガボーマンダ(タイプは違うけど)差別化点としては
- メガ枠を消費しない
- 4倍弱点が無い
- 高火力格闘技であるインファイト、スカーフとの相性に優れる蜻蛉返りの有無
- スカーフによる初速
等があげられます
他のスカーフ持ちとの差別化点
- カプ・コケコ ムクホークよりも速く、同じように蜻蛉返りを持ち、特性により電気技を高火力で撃つことができる
差別化点としては電気技以外の技の貧弱さとランドロス、ガブリアス、マンムー等の地面タイプに電気技は透かされるという点で充分差別化できている
- カプ・テテフ C130からフィールド補正により、エスパー技を超火力で撃つことができ、火力はテテフに軍配が上がるが、やはり襷を潰したり、不利対面から逃げる蜻蛉返りの有無が大きな差別化点となる
- ガブリアス 逆鱗、地震で拘ることの多いガブリアスは、起点にされやすいという致命的な特長がある逆鱗ならミミッキュ、地震ならボーマンダ、ギャラドス等レート環境で対策級のポケモンに起点にされるのは良くないそういう意味では無効の無い飛行で拘ることの多いムクホークに軍配か またくどいようだが蜻蛉返り
- カミツルギ Aの高さは圧倒的で特性により抜き性能も抜群だが、範囲の狭い草技以外にろくな技が無く、範囲で差別化可能 また草技は起点にされやすい、そしてまただが蜻蛉返りの有無
- ゲッコウガ きちがいじみた技範囲に蜻蛉返りまで習得。範囲はゲッコウガの圧勝だが、ゲッコウガとも火力で差別化できるゲッコウガとムクホークの種族値(ゲッコウガはCムクホークはA)は20程度ムクホークが勝っており、特性により2つのメインウェポンを強化できる。等倍でも並程度の耐久なら吹き飛ばす火力をもつ点で差別化としたい
- FCロトム ロトムも優秀なボルトチェンジを覚えるが、地面に透かされる点 火力でもムクホークが勝っており、メインウェポンの命中不安もやや気になる
- ランドロス 特性威嚇によるサイクル性能は評価できるが、純粋なアタッカーとして見た場合、飛行に透かされる地震で拘るのはリスクがある まともな飛行技を覚えず、純粋なアタッカーとしてならムクホークに軍配
持ち物
- 上でも述べましたが、カプ・コケコやゲッコウガ、アーゴヨンなど本来ムクホークでは倒せない相手を倒すためにスカーフで確定
努力値
- 火力(下で記載)も素早さもギリギリ
削ることができないのでASブッパ
性格
- 意地っ張り推奨
陽気にすると無振りカプ・コケコへの捨身が確定から乱数になります(スカーフ控えめ霊獣ボルトが憎くてしょうがない人は陽気でどうぞ)
技構成
〜確定欄〜
- ブレイブバード
タイプ一致メインウェポン
特性により火力が底上げされます
- 捨身タックル
タイプ一致メインウェポンその2主に電気タイプに打ちます
この技も特性により火力が底上げされます
- インファイト
無飛との補完に優れる格闘技
〜選択候補〜
- 蜻蛉返り
スカーフとのシナジーは◎
交換読みで有利対面を作ったり、欠伸展開を阻止したりと優秀 ほぼ確定
- 命懸け
苦手なポケモンを無理矢理相討ち(H振ってないのでできないことも多い)に持っていく技
メガクチートやH無振りメガメタグロス程度なら持っていけます
- 電光石化
タイプ一致の先制技
スカーフとのシナジーは△
与ダメージ(意地っ張りで計算)
- ブレイブバード
無振りゲッコウガ120.4〜141.4% 確1
H252Mゲンガー 91.6〜108.3% 乱1(無振りなら確1)
無振りMルカリオ 97.9〜115.8% 乱1
H228グライオン 59.2%〜70.3% 確2
HB↑ウルガモス 125〜147.9% 確1
B4ガブリアス 72.6〜85.7% 確2
H4ミミッキュ 116.7〜138.1% 確1
H4アーゴヨン 110.7〜130.8% 確1
- 捨身タックル
無振りカプ・コケコ 101.3〜120% 確1
H4霊ボルトロス 110.3〜130.3% 確1
H252FCロトム 77〜91.7% 確2
HB↑サンダー 51.7〜61.4% 確2
- インファイト
無振りゲッコウガ 133.3〜157.8% 確1
無振りサザンドラ 93.4〜110.1% 乱1
H252Mバンギラス 98.5〜115.9% 乱1
- 蜻蛉返り
無振りゲッコウガ 77.5〜92.5% 確2
無振りカプ・コケコ 16.5〜19.3% 確6
被ダメージ(軽く)
C252ゲッコウガ冷凍ビーム122.9〜145.3%確1(激流ゲコの冷Bは確2)
A252ガブリアス逆鱗84.4〜100.6%乱1
C4Mゲンガー ヘドロ爆弾 75.1〜89.4% 確2
この通り耐久は無いので被弾する前に相手を倒しましょう
相性の良い味方
- ステロ撒き
襷潰しですね
- スカーフ持ちを起点にできるポケモン
不意のスカーフゲッコウガの冷Bを起点にできるポケモンがいると安定します
- 先制技持ち
乱数に見放され、ミリ耐えしたメガゲンガーやメガルカリオ、襷で耐えたポケモンを狩るため 特にゲンガーは道連れを持っているため、普通に殴るのはあまりにも危険です
神速、バレパンを半減以下に抑えるメタグロスやお馴染みミミッキュなどが○
相性の悪い敵
- ランドロス、ボーマンダ
威嚇が入って面倒です蜻蛉で逃げましょう
- S100以上のスカーフ持ち
厳しいです 選出画面で見極める必要があります
- ポリゴン2、クレセリアなどの高耐久
裏に起点にできるポケモンを用意しましょう
めざ氷持ちのウルガモスは上記ランドロス、ボーマンダにも対応できるためおすすめです
- ギルガルド
さようなら
運用方法
サイクル戦に向いたポケモンではないので基本は初手か死に出し(拘ってる相手の地面技やミミッキュの影打ち等への繰り出しも一応可能ですが)
不利対面では蜻蛉返り、有利対面ではブレバや捨身で突っ込んでも構いません(相手にボーマンダ、ギャラドス等が見えている場合は起点にされる恐れがあるので注意が必要です)ゲンガーやカプ・コケコには突っ込んでも構いませんがゲッコウガは襷の可能性が大いにあるので蜻蛉返り推奨です(自分の裏に氷技を余裕を持って受けられるポケモンがいるときのみ)
終わりに
いかがだったでしょうか
これを見て、ムクホークに興味を持っていただければ嬉しいです
・変更点
7.18 ゲッコウガへの蜻蛉返りの乱数を変更
7.19カプ・コケコとの特性によるS判定を訂正
運用方法を追記
相性の悪い敵を追記
7.21仮想敵にアーゴヨンを追加