はじめに
防弾ジャラランガ以来久しぶりの3回目の投稿となります。
さて、遡ること6世代、メガガルーラが絶対王者として君臨し、ガブリアスが主人公として環境を支配し頭を悩ませていました。
そんな時このブルンゲルの育成論を読み、最も信頼できるガルーラ受け&スカガブに強い駒として私のパーティで大活躍してくれました。
しかし時は7世代...メガガルもガブも数を減らし活躍の場は減ってしまいました。ですが、対バシャーモランドロス性能であったり、トリックルームを活かしたサポートなど優秀な補助技を使えばまだまだ活躍出来ると感じましたので、今回は7世代仕様の物理受けブルンゲルを紹介していきたいと思います。
- 指定のない限り論中ポケモンは理想個体を想定します。
- 他の育成論でもよく使われる有名な範囲の略称を用います
- ダメージ計算はトレーナー天国様のツールをもとに計算しています
- 個人的に見やすくわかり易いと感じた優秀な育成論の形式・書き方を見習って書いていることをご了承ください
- ご質問、ご指摘はコメントにて受け付けます
ブルンゲルについて
第5世代に登場した水・ゴーストタイプのふゆうポケモン(しかし特性は浮遊ではない)
水・霊という物理受けとして優秀なタイプでありながら、物理受け方面の種族値は控えめ。高い特殊耐久がありながら、特殊受け方面では耐性がイマイチという器用貧乏感が否めないポケモン。貯水という優秀な特性に加え、多くの補助技を覚えます。(ますます器用貧乏)
採用理由
格闘ノーマル無効、炎半減という優秀な耐性を活かし、受けづらいこれらのポケモンに対し切り返していきます。
また、地面等倍、鋼半減であり積み技のないガブリアスランドロス(化身)メガルカリオに対し有利であり、雷パンチのないメガメタグロスも相手にできます(あってもすぐに呪えばいける)
- トリルパのサブ始動要員としての活躍&トリルによる切り返し
トリル始動員として採用されやすいポリゴン2が苦手な格闘タイプに強く出れる。
また優秀な耐久耐性により、大抵の攻撃を一発は耐えるので安定してトリルを貼ることができる。
ニトチャリザYに対する苦肉の切り返しや、一度展開できればグロスのアイへ思念の怯みを恐れる事もありません。
- 呪われボディ&自己再生
※呪われボディとは
攻撃技を受けた時30%の確率でその技を金縛り状態にする特性。接触、非接触関係なく発動する。
Z技に対しても発動するが、あくまで呪うのはZ技であり元となった技を金縛ることはできない。
この2つを両立できるのはブルンゲルのみで、もし役割対象がサブウエポンで抜群をついてきたとしても、自己再生連打で呪うことができ、ほぼ安定した立ち回りが可能です。(バシャーモの雷パンチなど)
また、勝ち筋の1つとしてガモスのほのおのからだのようなワンチャンスを見出すことが可能。
もちろん親子愛や連続技など複数回行動には毎回判定が行われるので、
パルシェンの氷柱読みブルン出し→氷柱呪い(連続技五回で83%程で発動)というプレイングも可能です
差別化
持ち物・特性・性格・努力値
- 持ち物・オボンのみ
ほぼほぼこれで確定といっても良い。メガバシャーモの雷パンチなどギリギリの乱数2発や確定2発になる場合が多く、確定数をズラすアイテムが必須となるが、混乱の実では発動機会が得られず、食べ残しでは回復量が足りない。
回復手段は自己再生があるため、あくまで持ち物は補助アイテムとしての役割なので発動機会の多いオボンがおススメ
- 特性・呪われボディ
採用理由にもあるが、呪われボディ&自己再生という足りない物理耐久数値を補う動きができる。
貯水も優秀な特性だが、水タイプは元々半減であり、役割対象も居ないので候補外。
- 性格・図太い
性格補正がないと物理受けとして全く機能しない。特殊耐久はH振りだけでもある程度高いので図太いで確定。
※トリル採用ならのんきでも良いが、最遅にすると無振りカバルドンやガラガラ(アローラ)に抜かれたりと弊害も多い。トリルがメインの仕事でもなく、イカサマダメの軽減も考えると図太い採用で良いと思う
- 努力値・H252 B252 S4
ゴースト・電気・悪が弱点という特殊受けとしては機能しない耐性だが、H振りだけでも1発は耐える耐久力があるので下手に割り振るよりも、物理受けとしての汎用性を取るためHBに振り切り。同族意識の余りS。
H252で 2n-1となり自己再生の回復量最大。
オボンなら2n調整ではないかと思われるかもしれないが、持ち物欄でも書いた通りきのみはあくまで補助。連打する自己再生の効率を重視する。
調整するとすればメガネ特化カプ・テテフのサイキネ確定耐え、特化メガリザードンYのニトチャ+ソラビをほぼ耐えるD60振りあたりだと思います。
技構成
確定技
- トリックルーム
採用理由の一つ。レヒレにはできない動きであり、後続のサポートも行う型のため確定
- じこさいせい
呪われボディと両立することにより無理やり相手を突破する。また、鬼火(熱湯)と合わせて定数ダメージを稼いだり、トリルターンを管理し2回目以降も始動できるようになる。これはレヒレにもミミッキュにもできない動き。
選択技
- 熱湯
ほぼ確定といって良い。タイプ一致で3割の火傷を狙える。6世代の頃はガルーラの身代わりを割れる波乗りを採用していたが、身代わり持ちも減り、交代際に火傷を狙える熱湯の優先度が上がった。
焼く自信がなく、鬼火も採用する場合は波乗りで良いので選択技。
- 鬼火
物理受けとして足りない数値を補ってくれる優秀な技。ガルーラ対面での安定択となるが、トリル採用したことにより技スペがキツめ。
- シャドーボールorたたりめ
メタグロスへの打点になる他、水技と合わせて等倍範囲が広いタイプ一致技。鬼火を採用する場合は祟り目を、しない場合はシャドーボールがオススメ。
- とける
あと一歩の耐久のため欲しい場面は多いが、種族値が足りず打てる隙があまり無い。呪われボディ運が強い人ならうまく使えると思う。
※以下は使用していないが、有用そうな技を多く覚えるので紹介する。使用感がわかれば追記するが、基本上記の技構成で足りていると思う。
- 挑発(コメントから)
一番打ちたい相手はおそらくカバルドン。初手に来やすいカバに強気に出していける。
また宿り木などの絡め手系(陰キャ戦法)を封じられるのでナットレイテッカグヤなどとも戦えるようになるかもしれない。
他にも積み技に弱いブルンには合っている技だが鈍足のため打つタイミングが難しい。トリル下で上から挑発が当たればメガルカリオに強く出れる。
- ナイトヘッド・毒毒
低い火力を定数ダメで補う。無効タイプがあるのが難点。毒毒で耐久対面が可能になるが、役割対象に火傷ではなく間違って毒を入れてしまう場合を考えると微妙か。
- 冷凍ビーム・めざめるパワー炎・電撃波
氷4倍勢・ナットレイハッサム・ギャラドスへの打点。火力がないので不利対面はサイクルを回した方が良いだろうと思う。
ダメージ計算
与ダメージ
- ねっとう
・無振りメガバシャーモ
96~114(61.9~73.5%)
確定2発
・H252カバルドン
104~126(48.3~58.6%)
乱数2発(95.7%)
- シャドーボール
・無振りメガメタグロス
ダメ74~90(47.7~58.0%)
乱数2発(87.5%)
・H252メガゲンガー
ダメ 84~102(50.2~61.0%)
確定2発
被ダメージ
- 特化メガバシャーモ
・フレアドライブ 64~76(30.9~36.7%)
乱数3発(67.3%)
・かみなりパンチ 110~130(53.1~62.8%)
確定2発
- A252メガメタグロス
・しねんのずつき 87~103(42.0~49.7%)
確定3発
- A252メガルカリオ
・A2段階上昇コメットパンチ ダメ 100~118(48.3~57.0%)
乱数2発(91.4%)
- 特化メガリザードンY
・ソーラービーム ダメ 168~198(81.1~95.6%)
確定2発
- 特化メガネカプ・テテフ
・PF下サイコキネシス ダメ 184~217(88.8~104.8%)
乱数1発(31.2%)
おわりに
はじめにの項で紹介させていただいた6世代のブルンゲルの育成論はかなり読みやすくまとまったもので、ブルンゲルの強みについてよくわかるものになっているので6世代のものですが、是非読んで欲しいです。
今回はこの論を参考にアレンジして投稿させていただきました。
7世代でもブルンゲルって意外に器用で活躍できるんだってことが伝われば嬉しいです。
ただ、数値がないので耐久力を過信しすぎないことが大切。耐性をうまく活かして活躍させてあげてください。
個人的には青色が好きで、ピンクの方は不気味な色だなあと思うので、興味を持ってくれた方はぜひ育成する時は青色のブルンゲルを育ててみてください。
ダメージ計算に他にあった方が良いものがあればコメントまでよろしくお願いします。