一般的な略称や表現を用います。
ダメージ計算はトレーナー天国さんのものを使用しています。
お互いに理想個体を前提としています。
不要という声が多ければ削除します。
王冠の使用を前提としています。
概要
バトルオブシンオウで注目を集めたポケモンロズレイドに眼鏡を持たせ、最低限の耐久調整を施した育成論です。以下常体。
採用理由
- 高火力、技範囲の広さによる一瞬のサイクル破壊
特攻種族値125+拘り眼鏡による高火力、もしくは特性テクニシャンによって威力90で放つことができる目覚めるパワーで交代先に致命的な負担をかけ、1ターンにして勝ちが確定するようなアドバンテージを得ることが出来る。コンセプト。
- 対カプ(テテフを除く)、カバルドン
現環境において猛威を振るうカプ系やカバルドン入りの構築に強く出ることができる。カバルドンにステロを撒かせることなく倒すことができるのは優秀。
- 催眠対策枠
- 奇襲
- フシギバナとの差別化
フシギバナとの差別化としては威力90のめざパ、メガ枠を消費しない、アイテムを持つことができる、シャドーボールや神通力が使えるなどが挙げられる。相手により大きな負担をかけることができるのが一番の差別化要素であると筆者は考える。
拘り眼鏡の採用理由と他の持ち物との比較
- 採用理由
条件なく火力を大幅に強化できる。一応補助技も使うことができる。
拘ってしまうため隙が生まれる。
- 比較
・達人の帯 等倍相手との打ち合いに弱くなり相手の交代先への負担も減ってしまう。小回りが利くのは良い。
・拘りスカーフ 奇襲性能を最大限に生かすことができる。負担がかからず、隙も生まれてしまう。この場合はめざパ氷が妥当。
・草z ねむりごなzの型とリーフストームzの型があるが、どちらもサイクルに向かない。瞬間の火力はこちらのほうが上だが、一度しか火力を出せない。
・とつげきチョッキ 特殊相手への後出しが非常に安定する。環境に多いゲッコウガに対面で確実に勝てるようになる。補助技が使えず、火力も上がらない。
・命の珠 条件なく火力を増強でき、拘ることなく、補助技も使うことができる。しかし耐久調整をしたこの型には向かない。
・気合の襷 火力も耐久も上がらないが行動保障ができ、補助技も使える。受け出せないことが難点で、サイクルに向かない。
育成
1:対面重視HS
控えめ 188-x-60-52-4-204
H-16n‐1
B-ミミッキュのシャドクロ確定三発(シャドクロz、剣舞シャドクロ確定耐え)、A252キノガッサ岩封確定三発、特化メガラグの冷パン最高乱数切り耐え
C-無振りメガバンギラスリフストで確定一発、メガ前メタグロスめざパで確定一発
D-コケコのEF10万三連最高乱数以外四発、特化レヒレ怒り+zドロポン耐え
S-最速メガバンギラス抜き
対面性能重視で、耐久調整を最低限施し素早さに割いた調整。バンギラスに対して安定させるため確定欄はこの調整。相手にかける負担と対面性能を両立させようとした欲張りの結果。努力値の無駄がない。
2:対面重視HBC
控えめ 188-x-132-180‐4‐4
H-16n‐1
B-特化キノガッサの岩封二耐え
C-無振りバシャーモヘド爆で丁度確定一発
D-コケコのEF10万三連最高乱数以外四発、特化レヒレ怒り+zドロポン耐え
S-余り
対面で確実にキノガッサに勝て、交代先に対する負担を上げた調整。努力値の無駄がない。
3:負担重視HC
控えめ 188-x-60-252-4-4
H-16n‐1
B-ミミッキュのシャドクロ確定三発(シャドクロz、剣舞シャドクロ確定耐え)、A252キノガッサ岩封確定三発、特化メガラグの冷パン最高乱数切り耐え
C-極振り
D-コケコのEF10万三連最高乱数以外四発、特化レヒレ怒り+zドロポン耐え
S-余り
交代先に対する負担を上げた調整。
4:サイクル重視HD
252-x-20‐76‐140-20
H-極振り
B-ミミッキュのシャドクロ二連最高乱数以外三発(シャドクロz、剣舞シャドクロ確定耐え)、A252キノガッサ岩封確定三発
C-余り
D-レボルトのめざ氷が確定三発
S-準速61族抜き
レボルトに確実に勝てる調整。電気全般に役割を持たせたいなら。
5:めざパ地面CS
控えめ 60-x-60-124‐12‐252
H-16n-1
B-A252ランドの地震耐え
C‐H252メガクチートをめざパで確定一発
D-余り
S-最速ヒードラン抜き
眼鏡型ではヒードランを抜く必要があり、その場合で最低限の耐久調整をした型。眼鏡の良さはあまりないがめざパ地面の場合はこの調整になる。調整をせずにCS極振りにしたほうがいい気もする。
技構成
ヘドロばくだん/めざめるパワー/リーフストーム/ギガドレイン
- 確定技
ヘドロばくだん/フェアリー環境ということもあり外す理由がない。
めざめるパワー/奇襲、交代読み。タイプについては後述。
草技(リーフストーム・マジカルリーフ・エナジーボール)/
火力重視・対メガバンギのリーフストーム、連打できるマジカルリーフとエナジーボールから選択。負担がかかるのはリーフストームなのでコンセプトに従って確定欄はリーフストーム。対ブルルドヒドイデでは甘えて引いてくるドヒドイデをグラスフィールド込で確一にできる。マジカルリーフは回避率に関係なく当たり、PPも多いので小さくなるやムラっけ対策になるかもしれない。エナジーボールに関してはあまり強みを感じなかった。特防ダウンが活きることはあまりない。
- 選択技
ギガドレイン/サイクルが長引いてしまった時の回復手段として優秀。過労死を減らすために確定にしたいが火力が足りない。
シャドーボール/ミミッキュ、メガゲンガーに。多くのポケモンに等倍で入るので読みが難しい場合に安定択となる。
マジカルシャイン/サザンドラ、ジャラランガ、ボーマンダに。ジャラランガには起点にされにくくなるが、HDマンダを落とすにはCに厚く振りステロを撒かなければならない。
ウェザーボール/リザードンYと組ませて四倍勢、ギルガルド・テッカグヤ等二倍勢もすべて確一。バンギラス・カバルドンと組ませて四倍勢、レボルト・マンダ・ギャラドス等確一。雨パに組み込んでランドロス・ヒードラン・ドリュウズ等の水二倍勢すべて確一。霰パに組み込んで四倍勢、レボルト、アーゴヨン等確一。このように書けばとてつもなく強く見えるが天候という条件に加えて読みが必要な相手も多いのであまり打てる機会は多くない。
じんつうりき/本来はバナやドヒドイデに打つ技だが、眼鏡の場合どちらもタイプ一致技で確二がとれるのでわざわざ高難易度な厳選をする必要性は薄い。
補助技に関しては拘りでの採用なので小回りが効かない。論が冗長になることも考慮して割愛。
- めざパのタイプについて(KP60以上)
・炎
汎用性が高く最も活躍が見込める。読まれることが稀にある。(グロス ガルド カグヤ ナット クチート ルカリオ カミツルギ ドリュウズ ハッサム オニゴーリ モロバレル ジバコイル)
・地面
炎に比べ読まれない。ドランを抜くため最低でも無補正252振りまでSを振る必要がある。(グロス ガルド クチート ルカリオ ドリュ ジバコ バシャ ゲンガー ドラン アゴ ドヒド ウツロ)
・岩
全く読まれない。打ちたいウルガやリザには抜かれるが、ロズレイドを起点にしてきやすいポケモンに刺さるのが魅力的。(リザ マンダ ギャラ レボルト ウルガ)
・氷
打ちたい相手が自分よりも早い場合が多いので眼鏡には向いていない。
本論では炎を採用することとする。
立ち回り(KP30以上)
基本的な動きは
初手出しor受け出し→交換先を読んだ攻撃技
でそのまま倒したり後続の圏内に入れたりする。例えばレヒレ対面でグロス読みめざ炎を打つような立ち回りをする。一度でも交代読みが決まれば勝利に大きく近づくことが出来る。コケコには逃げられるが、これはサイクル崩壊の起点とできるので問題ない。目の前の役割対象よりも交代先を潰しにかかるような立ち回りが求められる。起点にされやすいので、ストッパーになる物理受けやスカガブを添えると安定する。
- 対ミミッキュ
こちらがシャドボを持っていて、相手がミミzだった場合に乱数で勝つことができる。
- 対ゲッコウガ
冷ビ読み後攻めざ炎で襷か珠以外突破可能。激流ゲッコウガの身代わりはロズレイドのめざ炎を耐えない。
- 対リザードン・ボーマンダ
よく強引に後出しされる。無振りならどちらもヘドロばくだんで致命傷を与えることができる。HDマンダに関しては受け切られてしまうが羽休めを強制できる。
- 対カプ・コケコ、カプ・レヒレ
ボルチェンや交代で帰られるのを読んで後続に負担をかける。何度も受けることはできないが、相手のサイクルはこちらよりはやく崩壊するので問題ない。調整意図。
- 対カバルドン
リーフストームでHD特化でも確定一発。
- 対メタグロス、ギルガルド、テッカグヤ
交代読みめざパで確定二発。テッカグヤは宿木読みで後出しから狩ることもできる。ギルガルドは対面の場合弱点保険やゴーストzには勝てない。
- 対メガゲンガー
めざパ地orシャドボor神通力で確定一発。
- 対バシャーモ
甘えた後出しにヘドロばくだんで毒込約41%で突破でき、できずともフレドラの反動圏内に入れられる。めざパ地は勿論確一。
- 対バンギラス
リーフストームで対面から勝てる。調整意図。
- 対キノガッサ
陽気キノガッサなら勝てる。意地でも30%の毒で勝てる。
- 対ナットレイ、クチート、ヒードラン、ルカリオ、アーゴヨン、カミツルギ、ドリュウズ
対応するめざパでメガ進化したクチート(62.5%)以外は確定一発。相手の持ち物によって交代読みが必要なこともあるが、基本的に対面でも勝つことができる。
- 対ボルトロス
こちらが上をとっていたり、相手のめざ氷が確定三発であれば勝てる。これに関しては相手側の調整によって勝てるか変わってくるが、筆者の経験では七割程度で勝てるように思う。
- 被ダメ
特化ミミッキュ シャドークロー
ダメージ: 67〜79
割合: 42.1%〜49.6%
回数: 確定3発
C252変幻自在ゲッコウガ れいとうビーム
ダメージ: 126〜150
割合: 79.2%〜94.3%
回数: 確定2発
特化霊獣ランドロス じしん
ダメージ: 132〜156
割合: 83%〜98.1%
回数: 確定2発
C252カプ・コケコ 10万ボルト
ダメージ: 45〜53
割合: 28.3%〜33.3%
回数: 乱数3発 (0.02%)
特化カプ・レヒレ zハイドロポンプ
ダメージ: 67〜79
割合: 42.1%〜49.6%
回数: 確定3発
C252霊獣ボルトロス めざめるパワー氷
ダメージ: 72〜86
割合: 45.2%〜54%
回数: 乱数2発 (37.1%)
A252キノガッサ がんせきふうじ
ダメージ: 67〜79
割合: 42.1%〜49.6%
回数: 確定3発
特化メガラグラージ 冷凍パンチ
ダメージ: 136〜160
割合: 85.5%〜100.6%
回数: 乱数1発 (6.3%)
- 与ダメ
・ヘドロばくだん
カプ・コケコ
ダメージ: 266〜314
割合: 183.4%〜216.5%
回数: 確定1発
メガ前リザードン
ダメージ: 121〜144
割合: 79%〜94.1%
回数: 確定2発
H4メガボーマンダ
ダメージ: 117〜138
割合: 68.4%〜80.7%
回数: 確定2発
D4バシャーモ
ダメージ: 139〜165
割合: 89.6%〜106.4%
回数: 乱数1発 (37.5%)
(毒込41.41%)
H4霊獣ボルトロス
ダメージ: 127〜151
割合: 81.9%〜97.4%
回数: 確定2発
H252メガフシギバナ
ダメージ: 91〜108
割合: 48.6%〜57.7%
回数: 乱数2発 (94.9%)
・めざめるパワー炎
ゲッコウガ(氷タイプ)
ダメージ: 186〜220
割合: 126.5%〜149.6%
回数: 確定1発
メガ前メタグロス
ダメージ: 156〜184
割合: 100.6%〜118.7%
回数: 確定1発
H252ギルガルド
ダメージ: 102〜120
割合: 61%〜71.8%
回数: 確定2発
H252テッカグヤ
ダメージ: 140〜166
割合: 68.6%〜81.3%
回数: 確定2発
HD特化ナットレイ
ダメージ: 184〜220
割合: 101.6%〜121.5%
回数: 確定1発
H252メガ前クチート
ダメージ: 206〜244
割合: 131.2%〜155.4%
回数: 確定1発
H252メガクチート
ダメージ: 136〜160
割合: 86.6%〜101.9%
回数: 乱数1発 (12.5%)
・リーフストーム
H4ランドロス
ダメージ: 184〜217
割合: 111.5%〜131.5%
回数: 確定1発
カプ・コケコ
ダメージ: 193〜228
割合: 133.1%〜157.2%
回数: 確定1発
HD特化カバルドン
ダメージ: 270〜320
割合: 125.5%〜148.8%
回数: 確定1発
メガ前メタグロス
ダメージ: 84〜99
割合: 54.1%〜63.8%
回数: 確定2発
メガメタグロス
ダメージ: 71〜84
割合: 45.8%〜54.1%
回数: 乱数2発 (46.1%)
(メガ前+メガ後で丁度確定)
H252カプ・レヒレ
ダメージ: 246〜290
割合: 138.9%〜163.8%
回数: 確定1発
メガバンギラス
ダメージ: 176〜210
割合: 100.5%〜120%
回数: 確定1発
・めざめるパワー地面
HD特化ヒードラン
ダメージ: 200〜236
割合: 101.5%〜119.7%
回数: 確定1発
後は各自でお願いします。
役割対象(KPトップ60、めざパ炎の場合)
後出し・対面
コケコ、カバ、ガルド、レヒレ、レボルト、カグヤ、ガッサ、ナット、クチート、ルカリオ、ドヒド、サンダー、ハッサム、ジャロ、ラグ、バナ、ムドー、ミトム、マリルリ、バレル、アシレ、スイクン、ブルル、ヤドラン
相性のいい味方
- バンギ+ムドー(育成論サンムーン/1344)
相性補完に優れ、バンギにチョッキを持たせればバシャーモ入り以外のほぼすべての並びに対応できる。ウェザーボール岩を使えるが砂で耐久調整が崩される。
- ポリゴン2+スカーフガブリアス
ロズレイドを起点にしようとするポケモンを確実に止められる。ロズレイドが削りきれなかったポケモンをスカガブで一掃できる。
- 物理受けカバ(+リザ)
カバルドンによる選出誘導(草タイプ、水タイプ、コケコ)でロズレイドの交代読みが刺さる。ロズレイドを起点にしてくるポケモンにカバルドンが強い。リザも合わせると草、毒、地面、岩、炎の5タイプの攻撃技が打てたりする。レート2000の実績のある並び。
- レヒレorマリルリ
相性補完に優れ、苦手なバシャーモや起点にされるリザXを受けられる。雨パに非常に厚くなり、マリルリはチョッキを着せるとリザYにも対応できる。マリルリはロズレイドの削ったポケモンをアクアジェットで一掃する動きが強力。
- ゲッコウガ
役割の補完が優れている。お互いの苦手なポケモンにお互いが強く、制圧力に長けている。サイクルを回しにくいのが難点となるが2匹合わせた技範囲が非常に広く強力である。
最後に
余る努力値のないかなりきれいな調整になりました。僕の一番好きなポケモンなのでこの育成論を読んで使っていただけたら嬉しいです。ロズレイド