はじめに
前回は大変申し訳ありませんでした。研究し直しました。前回の記事は削除いたしました。
個体値は指定がない限り31とします。
ダメージ計算はトレーナー天国様のツールを使わせていただきました。
今回紹介するマイナーポケモン バルジーナ
バルジーナは第五世代で登場した悪飛行タイプのポケモンです。このポケモンの特徴はHBDが110 105 95と耐久に優れており、またSも80となかなかの高さです。それなのに、なぜバルジーナは環境にいないのでしょう?答えは簡単です。フェアリー環境がバルジーナの耐久を潰しているからです。しかし、そもそもバルジーナはフェアリーと戦う為に作ったわけではありません。バルジーナの相手は主にランドロス、ギルガルド、メタグロス、その他の物理アタッカーです。それらのポケモンにタイマンで勝てる為に作ってあります。
エアームドとの差別化
友人にバルジーナ使おうかなと言ったら、
エアームドでよくね?と言われました。あちらは鋼飛行タイプという凄まじいタイプ耐性を持ち、Bもバルジーナより高く、なおかつどくどく無効。ステロも巻けて、吹き飛ばしでタスキ潰しも簡単。バルジーナが劣化と言われても仕方ないほどの高スペックです。
しかし、バルジーナもエアームドに負けていません。まず、種族値です。2匹のHBDSを比べてみます。
バルジーナ 110 105 95 80
エアームド 65 140 70 70
ご覧の通り、B以外の種族値はバルジーナが上です。肝心の物理耐久もHが高いおかげでエアームドより高いです。
次に技です。バルジーナはイカサマ、とんぼ返りを覚えます。エアームドはこれらの技を覚えません。エアームドでは吹き飛ばすしかなかったギルガルドやメタグロスもイカサマで相手できます。とんぼ返りもタスキ潰しに便利です。また、エアームドも挑発を覚えますが、技のスペースがなく、入れにくいのが難点です。
そして、もう一つ。これが最も大きな差別化要素でしょう。バルジーナは悪タイプを持っているので、悪戯心挑発無効です。エアームドにはない強みです。
エアームドとの差別化は、タイプ耐性の問題を後続で解決すれば、十分に可能です。
基本データ
1 持ち物
物理受けなので、ゴツメにしてありますが、オボンや混乱木のみ、食べ残しもいいです。ゴツメがうまく機能しない時に試してみましょう。
2 努力値
物理受けなのでHB特化です。S調整をする場合は、耐久を削ることになるので注意。
3 性格
イカサマがメインウェポンなので、混乱ダメージを減らす為、図太いです。様々な型に使いまわしたいときはわんぱくで。
技の解説
確定技
今回の物理受けでは、ほとんど次の四つの技で確定だと思います。残りの技はカスタムパーツとしてどうぞ。
1 イカサマ
ガルド、グロスなどの高火力物理アタッカーを止める為に採用です。ランドロスやギャラの威嚇を無視できるのも、評価点です。また、物理アタッカーは剣舞、龍舞で積むアタッカーが多い為、かなり刺さります。
2 どくどく
耐久型のダメージソースです。毒、鋼タイプには無効な点には注意です。イカサマが刺さらない相手や、耐久ポケモンを無理矢理突破することができますが、やや読まれやすいです。
3 挑発
相手のどくどくを封じたり、トリル阻止、積みによる起点回避等、様々な使い道がある技です。S80なので、大抵の耐久型の上を取れます。こちらは悪戯心挑発が効かないので、一部の挑発阻止挑発を無効化できます。
4 羽休め
回復技です。PPも高く、使いやすいです。
使った次のターンは飛行タイプがなくなるので、格闘、虫タイプが弱点となりますが、氷、電気、岩技は等倍になります。うまく使えば、致命傷を回避できる一方、バシャやルカリオの餌になる可能性もあります。
カスタムパーツの技
耐久型を使う上で、技候補に上がる技です。別の型を使うときの参考にしてください。
1 とんぼ返り
攻撃後、控えと交代する技です。タスキ潰し、皮剥がしをしながら後続につなぐことができます。S無振りなら大抵のアタッカーの下から打てるので、後続に苦手なポケモンを処理してもらうのに役立ちます。
2 みがわり
体力を削って、身代わりを出す技です。致命傷、状態異常を回避する優秀な技ですが、持ち物が食べ残しでないと使いづらい印象です。
3 守る
相手の攻撃を防ぐ技です。どくどくのダメージ蓄積に使えますが、こちらも食べ残しでないと本領を発揮できません。また、相手に無償降臨、無償積みを許してしまうこともあるので、使う際には注意。
4 吹き飛ばし
相手を強制的に退場させる技です。いくら耐久ポケモンでも、積まれまくったら、手が出せなくなります。そんな時に、強制的にリセットできる技です。使い勝手は良いですが、それならステロが巻けるエアームドでいいじゃないかとなってしまうので、おススメできません。
後続にオススメのポケモン
バルジーナの天敵はなんといってもカプ族です。また、ミミッキュも相性が悪く、ドヒドイデも毒が効かず、イカサマも有効とは言えません。これらのポケモンを1匹で相手できる トゲデマル や ジバコイル が後続にオススメです。これまたマイナーなポケモンです。バルジーナの弱点を全てカバーできます。また、バルジーナもこの2匹の地面4倍をカバーできます。メジャーポケモンで言えば、チョッキランドロスでしょうか。氷弱点が被ってしまいますが、威嚇により、バルジーナがやや苦手なボーマンダやバシャーモも相手できます。
ダメージ計算 耐久編
霊ランドロス いじっぱり 岩石封じ
26.7〜32.2% 確定4発
ギルガルド いじっぱり アイアンヘッド
26.7〜32.2% 確定4発
メガメタグロス 陽気 アイアンヘッド
30.8〜37.3% 乱数3発(78.5%)
メガメタグロス 陽気 冷凍パンチ
39.6〜47.0% 確定3発
カミツルギ 陽気 スマートホーン
24.8〜29.4% 乱数4発
確定4発と考えた方がいいです。
メガギャラドス 陽気 1龍舞 滝登り
33.7%〜44.7% 確定3発
メガボーマンダ 陽気 1龍舞 すてみタックル
64〜76% 確定2発
龍舞される前にどくどくを入れるのがベスト
ダメージ計算 イカサマ編
H252冷静ギルガルド シールド 1剣舞
89.8〜105.3% 乱数1発(37.5%)
H4メガメタグロス
80.7〜96.1% 確定2発
H4霊ランドロス
58.1〜69% 確定2発
終わりに
いかがだったでしょうか?前回の育成論では甘いところがたくさんあり、大変申し訳ございませんでした。今回の育成論も甘いところがあればご指摘ください。必要であればまた改訂版を出します。この記事で少しでもバルジーナ使いが増えることを祈っています。また次回、マイナーポケモンの紹介でお会いしましょう。
追記
このマイナーポケモンの使い方を教えて!などもコメ欄に書いていただいて結構です。3日ほどでできると思いますので、お気軽にどうぞ。