はじめに
はじめまして、レンです。初めての育成論の投稿となります。
至らない点がありますがよろしくお願いいたします。またあまりにも不要の声が多かった場合は育成論を削除させていただきます。
- この育成論では略称を用いることがあります。(例 HP→H、こうげき→A、ぼうぎょ→B、とくこう→C、とくぼう→D、すばやさ→S)
- 努力値は、個体値がすべて31であることを前提に設定しています。
ジャラランガとは
ジャラランガとは第7世代で新しくドラゴン・格闘という新しいタイプを引っさげて登場したポケモンです。
しかし技と種族値の中途半端さからあまり広く使われているとは言えないのが現状です・・・げきりん以外の技がクソ過ぎ
なぜ普及していないのか?
HP75 こうげき110 ぼうぎょ125 とくこう100 とくぼう105 すばやさ85
上記の数値を見てこのポケモンを一言で言うならば中途半端です。
特殊面に強化するとサザンドラの劣化になり、物理面に強化するとガブリアス、カイリューの劣化になってしまいます。
また物理受けに特化出来るかと言うと回復の補助技がほぼない為に回復も間に合いません。そして素早さも絶妙に中途半端です。ゲームフリークはこのポケモンに何の恨みがあるんだ更にドラゴン・格闘というタイプが足を引っ張り、今の環境で猛威を振るうカプ・コケコなどのポケモンに対して一方的にやられてしまいます。
ここまで書くと他のドラゴンタイプの差別化の手段がないように見えますが実はひとつだけあります。それがはらだいこです。
実数値
H152(12) A161(244) B145 C不問 D125 S150(252)
努力値
今回の育成論ではシンプルにH12 A244 S252とさせていただきます。
色々な調整が出来そうですがここでは上記の振り方とします。
性格はなぜようき?
更なる火力を求めるならいじっぱり、安定性を求めるならようきと考えています。
好みではありますがこの育成論ではようきを推奨させていただきます。
持ち物
A6段階上昇に加えて中途半端な素早さを底上げできるカムラのみで確定します。
どういう場面ではらだいこを使うのか?
ジャラランガ単体で機能するかと言えばなかなか機能する戦法ではありません。
他のポケモンの補助が無ければはらだいこも決まりませんしそのまま戦えば他のドラゴンタイプのポケモンの単なる劣化になってしまいます。確実に決めるためにアンコールやリフレクター、ひかりのかべを使える起点作りのポケモンに場を整えてもらいます。そしてみがわり→はらだいこ→カムラのみ発動で一気に試合を決して行きます。
補助をするポケモンってどんな子?
アンコールやオーロラベールを扱えるキュウコン(アローラのすがた)や、マジックミラーの特性を持ち安心してリフレクターやひかりのかべを貼れるエーフィなど基本1撃耐えてアンコールや壁技を使えるポケモンがいいでしょう。ある程度速さのあるポケモンならなおグッド。また素早さが遅くてもカバルドン(バンク解禁後)などのあくびによる流し・起点作りも有効です。
特性
ぼうおん、ぼうだん、ぼうじんという3つ全てが優秀な特性ですが今回はみがわり後の立ち回りやすさ、ポリゴンZのさわぐやアシレーヌのうたかたのアリアを無効にする点、そしてポケモンバンク解禁後のニンフィアやサーナイトに備えてぼうおんで確定とさせていただきます。
ただし第6世代産のポケモンがそのまま使えるという情報はまだありません。ですのであくまで第6世代のポケモンがそのままサン・ムーンのレート戦で使えるという仮想定をしつつこの育成論を進行させていただきます。
特性についてその2
ぼうだんについてのメリット 様々なたま・ばくだん系の技を無効にします。シャドーボール・ヘドロばくだん・きあいだま・ジャイロボール等を無効に出来ます。アンコールで縛りつつみがわり→はらだいこの流れを決めやすい。
ぼうじんについてのメリット あられ、すなあらしによるダメージを受けずキノコのほうしの効果を受けず天候ダメージによる確定数の妨害を受けない。さらに上記に挙げたRキュウコンとの相性もバッチリ。
ぼうだんのデメリット 音技の貫通を受けてしまうためみがわり後はらだいこで確実に積む機会が減る可能性がある。またほろびのうたによる強引な交換を許してしまう可能性もある。
ぼうじんのデメリット 上記と同じ。そしてたま・ばくだん系の技、音技も無効に出来ないためにさらに積む機会が減る可能性がある。
技構成
☆確定技☆
はらだいこ
この技が無ければ何の差別化も出来ません。
みがわりとカムラのみを合わせてこの型は完成します。レベル技。
みがわり
みがわり→はらだいこ→カムラ発動の流れから欠かせない技なのがみがわりです。
アンコールや壁技でうまく交代出来た時ははらだいこからではなく必ずみがわりから入るようにしてください。特性ぼうおんにより連続技以外貫通されません。わざマシン。
↓はみがわりのダメージ計算です。
A252ギルガルド刃 かげうち 割合: 86.8%〜102.6% 回数: 乱数1発 (6.3%)
A特化ギルガルド刃 かげうち 割合: 89.4%〜110.5% 回数: 乱数1発 (50%)
A特化ちからもちマリルリ アクアジェット 割合: 47.3%〜55.2% 回数: 乱数2発 (74.6%)
A特化グソクムシャ アクアジェット 割合: 39.4%〜47.3% 回数: 確定3発
先制技でみがわりが壊されることはほぼありません。無駄かと思われていたBの高さが生きてきます。
げきりん
メインウェポン。ドラゴンクローでは火力が足りない場面が出てくるので確定です。レベル技。
下記ははらだいこ発動後のダメージを載せています。
HB特化きせきラッキー 割合: 130.5%〜154% 回数: 確定1発
HB特化きせきポリゴン2 割合: 96.8%〜114.5% 回数: 乱数1発 (81.3%)
HB特化マッシブーン 割合: 96.7%〜114% 回数: 乱数1発 (81.3%)
H252ジバコイル 割合: 90.9%〜106.7% 回数: 乱数1発 (43.8%)
H252ハッサム 割合: 102.8%〜121.4% 回数: 確定1発
HB特化スイクン 割合: 114.9%〜136.2% 回数: 確定1発 ※
HB特化クレセリア 割合: 102.2%〜120.7% 回数: 確定1発 ※
※印はポケモンバンク解禁後を想定してのダメージ計算です。
強力な受けのポケモンを以てしてもここまでのダメージが出せます。半減でも特化でない限り7割以上削れ耐久型でない限りほぼ全てのポケモンをぶち抜きます。
ステルスロックなどの補助があればさらに範囲が広がる。
じしん
格闘技があまりにも火力不足、そしてギルガルドや対フェアリーへの貴重な打点でもありますのでじしんで確定とさせていただきます。技マシン。
雨パ以外のカイリューに飛行技をあまり入れないようにジャラランガにも無理に格闘技を入れる必要はありません。
下記ははらだいこ後のダメージです
H252ギルガルド盾 割合: 171.2%〜202.3% 回数: 確定1発
H252マリルリ 割合: 117.3%〜138.6% 回数: 確定1発
H252ガブリアス(こんな個体はまずいないですが) 割合: 98.1%〜115.8% 回数: 乱数1発 (87.5%)
等倍で後続にフェアリータイプのポケモンがいる場合じしんでも大抵のポケモンは落とせます。
確定欄から外した技
かわらわり・スカイアッパー ただでさえ狭い技範囲を更に狭めるだけで何の意味もありません。入れるだけ枠がもったいない。
きしかいせい みがわり→はらだいこ使用後なら唯一使い物になる格闘技。範囲が狭い為この育成論では不採用ですがPTによっては採用の可能性も有り。タマゴ技。
ドラゴンクロー げきりんの混乱を嫌うなら選択の余地はありますが受けに対して火力不足に陥る可能性が若干あるため今回は外しました。
どくづき 対象がピンポイント過ぎるため除外します。
他のドラゴンタイプのポケモンとの差別化
火力面、立ち回り、水半減、特性によるハイパーボイス等の音技無効など差別化は充分出来たと思っております。
あとがき
ネットでの言われようがあまりにひどく、少しでもこのポケモンを使えないかと試行錯誤した結果この型が一番安定して戦えました。使えない子ではありません!もし育成論を書く事で誰か一人でもジャラランガを使う気になってくださる方が増えたらと思い投稿させていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました。