- 非公式の略称、用語を用いる
- 特に指定がない限り、理想個体であるものとする
- 一部解禁されていないポケモンについても触れる
初めに
アローラ! ルミナシアと言います。今回は毒はねメガハッサムについての育成論を建てさせて頂きます。そこ、またどくどくかよとか言わない
メガハッサムとは
ご存知ハッサムのメガシンカ形態。テクニシャンバレットパンチは言わずもがな強力で耐久、耐性も優秀なポケモン。剣舞を積んで抜きエースをする型が有名。
採用理由
- 対フェアリー
- 対ポリゴン2始め毒毒の通る耐久ポケモン
- どくどくによる削り
- テクバレによる終盤の掃除要員
- とんぼがえりによる対面操作
上述の通りメガハッサムと言えば剣舞から3タテを狙う抜きエースの型が有名だが現環境において鋼の通りが良いとはいえず、更にカプ・テテフに役割が持てない為、この個体が使いやすいと判断し今回投稿に踏み切った。
性格 努力値調整
慎重
H 実数値175調整
H-D 補正なし252振りカプ・コケコの10万ボルトが超低乱数2発(1.2%)
A H4ウツロイドをバレットパンチ87.5%で乱数一発
H-B 特化ガブリアスの地震確定3
特化霊獣ランドロスの地震を超低乱数2(6.3%)
S 準速ラッキー抜き
環境に多いカプ・コケコを意識し、強くDに割いた調整。もちろん珠や眼鏡などで崩される事はあるが、それらのアイテムを持っていればダメージからすぐに判断できるため裏に任せるという選択肢を取れる。
またこれだけ厚くふっておけばカプ・テテフやウツロイドのめざ炎も耐えるため役割破壊にも強い。勿論半減はほとんど受けきることができる。具体的には臆病眼鏡カプ・テテフのサイコキネシスが39.4%〜46.2%の確定三発である。補正ありテテ婦であれば、6.3の超低乱数2発に押さえ込める。環境にいるほぼ全ての半減は後出しから余裕で受かることがわかる。
等倍でもポリゴン2の10万ボルトはダウンロード込みでも36%〜42.8%で後出しからはねやすめが間に合うほど。
Aに関してはウツロイドに対し信頼できるところまで振った。コケコに対するダメージも増えるため終盤の掃除要員としての性能も上がっている。
物理耐久に関しては最低限ガブリアスに対して役割が持てるラインに降っている。逆鱗の一貫も切れる他、特化地震も余裕を持ってけることができる。稀にいる炎の牙ガブには注意したいところ。ダメージとしては64%〜77.7%の確定2発。
技構成
- バレットパンチ
外す理由がないので確定。
- どくどく はねやすめ
コンセプトなのでこれも確定。
以下は選択技
- とんぼがえり
確定欄には此の技を採用した。高い耐久と優秀な耐性から初手に積極的に繰り出していき、正確に対面操作ができる。サイクル戦に置いても優秀な技。
- アイアンヘッド
カプ・テテフに対する有効打。めざ炎持ちに対面から圧力をかけることができるがそれ以外で有れば毒はねで十分な為優先度は低い。
H252テテフに94.9%〜112.9% 68.8%の乱数一発
- はたき落とす
有利対面から後ろの持ち物を落とすことでアドバンテージが取れる。鋼やガラガラに対する打点にもなるため優秀な技では有る。
候補外
- どろぼう
禄に誰も倒すことができないため候補外。一応グロスには刺さるが、とんぼ返りを差し置いて採用する程ではない。
立ち回り
メガハッサムよりはやい炎がほぼ居ない(シャンデラ、ウインディ位)バンク解禁前の今、此のポケモンは非常に先発適正が高く、基本初手出しから動くことができる。受けれそうでとおるならどくどくを、無理そうならとんぼ返りで対面操作を行いアドバンテージを取っていく。パーティにもよるが、後ろのポケモンの一貫性をどくどくによる削りで作ることを意識しながら立ち回ると使いやすい。
カプ・コケコは仮想敵の一体では有るが、珠10万ボルトで崩されるため過信は禁物。受けれるようなら受けて、そうでないならとんぼ返りで削ってさっさと逃げることを勧める。
勿論削れた相手を上からバレパンで叩く終盤の抜き要員としても使うこともできる。
HAベース剣舞羽ハッサムと比べて優れた点
通常の剣舞羽ハッサムの技構成はバレットパンチ剣の舞羽休め@一枠、努力値はHAベースとなることが多いが、此の技構成では枠が足りずカプ・テテフに対する有効打を妥協する必要も出てくる。また、現環境でH振りのみのハッサムは眼鏡テテフに受け出しが効かないなど鋼枠でありながらテテフが非常に重くなってしまうのである。
今の環境にいくら鋼が刺さってるとは言え、パーティの限られた枠の中で何体も採用できる物ではなく、一貫性を作られればそのまま突破されかねない。
鋼枠として十分な数値と遂行力を兼ね備えたのがHDベースメガハッサムであるといえる。
相性のいいポケモン
- ペリッパー or ニョロトノ&キングドラ
いわゆる雨ハッサム。ハッサムの苦手な炎に強く、雨が苦手な草にハッサムが強い。またポリゴン2のような耐久ポケモンにこのハッサムがめっぽう強いため一貫性を作るという点でも噛み合った並び。
- ポリゴン2
毒再生仲間。ハッサムが苦手なボーマンダやギャラドスにめっぽう強い駒。ポリゴン2が苦手なカプ・テテフやどくどくにも強く出れる。
- カプ・コケコ
おおよそどんな型でも噛み合う優秀なポケモン。コケコの苦手な地面もガブリアス程度なら受けれてしまう。剣舞から突破されることも有るがバレパン+マジシャンで逆襲できる為、致命的な積みにはなり得ない。ハッサムの天敵であるテッカグヤにめっぽう強いのも優秀。
- その他竜枠
ラティハッサムと呼ばれるラティオス(未解禁)との並びは言わずもがな、ガブリアスやカイリューとの保管も優れている。積みサイクルに組み込むポケモンではないのでカイリューは鉢巻推奨。
最後に
いかがだったでしょうか。フェアリーが強くなった第七世代に刺さってると個人的に感じているメガハッサムでしたが、その強さを伝えることができていれば嬉しいです。
追記
Aを削ってもっと耐久に回したほうが良いのではという声が上がり、見直してみるといかにも不治の病「乱数病」「ドロポン当たらない病」の自分らしい配分になっていることに気づいたためHDにより強く振った調整例を上げておく。
性格 慎重
H236
D252
S20
実数値 175-170-160-×-167-98 (メガ前) 175-150-120-×-145-88
特化デンジュモクの10万ボルトを6.3%の乱数を切って2耐えできるDぶっぱ。また、アイテム及び性格補正なしC252コケコの10万ボルトをメガ時と通常時に一発ずつ受けて耐えることができるため、メガ進化していない状態で受け出しが一応効く。
ただ確定欄の調整よりSを振ることが出来ないため準速ラッキーや4振りバルジーナを抜くことが出来ず耐久殺しの面としては微妙な所。
参考までにSを確定欄と同値の60振りまでDを削って伸ばした場合の実数値は
175-170-160-×-161-103
となり、丁度ダウンロード対策ができる数字となるためこれで使うのも手。