3度目の投稿。メジャーな型ですが、型の強さに甘えた考察にはならないよう善処します。
はじめに
この育成論では、互いに理想個体であることを前提としています。
また、広く使われている程度の用語や省略表記を使用しています。
ギルガルドの採用理由
- サイクル性能
単体で鋼と霊の耐性を併せ持ち、打点を持たない相手が多いため相手を流すことで行動回数のアドを取りやすい。また、メインウエポンの等倍範囲が広く半減受けしにくい上に特性で擬似的に高火力と高耐久を両立している。要はサイクル戦に強い要素をことごとく兼ね備えている。
- 補完性能
ギルガルドは上述の通りタイプが優秀である。しかもタイプ補完のみに収まらず、相手次第で後出しから等倍同士の撃ち合いにも勝てるほどの遂行力、受けポケモン相手を後続の圏内に入れたい場合に充分な火力なども兼ね備えている。後続の抜きエースの負担を単騎で補いやすいため汎用性が高く、様々なパーティーに組み込める。
弱点保険の採用理由
- ダメージレースの制圧
ガルドに一致打点を持たないポケモンはサブウエポンに何らかの打点を仕込むことが多い。反面、ガルドの霊技は等倍範囲こそ広いものの弱点をつける相手は少なく、対弱点の打ち合いではダメージレースで不利を取る場合が多い。対弱点の際にこちらの火力も2倍となる弱点保険を持たせることで、数値の高さを活かしダメージレースで優位に立ち続けることが出来る。
- 対面性能の向上
ガルドの裏の抜きエースの負担を考えると不利対面でもガルドを引かせることは望ましくない。特にガルドが本来苦手なガブリアス・ガルーラ・ボーマンダ等、崩しの手段が豊富で後続ごと崩し得る相手に対して居座る択を取りやすくしたい。そこで弱点保険を持たせる。めざ氷のようなピンポ技を採用して範囲を狭めたり、拘ることで柔軟な動きを制限されたりすることがないため、汎用性を落とさないままこれらに対する対面性能を確保出来る。役割が対面のみに絞られず、技構成自体も汎用性が高いため、弱点保険が発動出来ない場合の立ち回りも幅広い。
構成
性格:れいせい
努力値:252-0-0-252-4-0
個体値:31-31-31-31-31-選択
実数値:167ー70ー170ー112ー171ー××(167ー170-70ー222ー71ー××)
持ち物:じゃくてんほけん
採用技:シャドーボール/かげうち/キングシールド/選択
構成意図
- 性格
れいせいで確定。特性の仕様上、後攻を取るのが望ましい。
- 個体値
ガルドミラーを考えるならS個体値は0。アローラガラガラの存在を考えるとS個体値は24or25(S20振りアロガラ抜き)くらいまで伸ばしてもよい。
- 努力値
総合耐久意識かつメインウエポンの火力重視のHC252、ダウンロード対策のD4。HもCも仮想敵への乱数がギリギリなので下げる選択肢は基本無い。
採用技
- 確定技
【シャドーボール】
安定したダメージソースとなる。わざわざCに振ってシャドボにする理由としては
- 威嚇・鬼火の妨害を受けない
- 単純に技の威力が高い。
- 接触技だと役割対象のゴツメクレセに月の光を連打されると勝てなくなる
などが挙げられる。
H28D4テテフ:100.6%〜118.1%
D↑H188D212ガラガラ[A]:91.8%〜109.4%(乱1:43.8%)
無振りコケコ:73.1%〜86.8%
H252D4盾ガルド:69.4%〜83.8%
H252クレセリア:59%〜71.3%
D4ガブリアス:51.3%〜61.2%
H4ギャラドス:49.1%〜58.4%(乱2:98.4%)
H164D4メガマンダ:47.6%〜56.5%(乱2:82%)
H252メガハッサム:47.4%〜56.4%(乱2:85.5%)
【かげうち】
鈍足を補う先制技。襷対策と、シャドボでは危うい乱数の相手との対面に勝つために確定。保険発動後の火力もなかなかエグい。
H252ギルガルド刃:65.8%〜79%
無振りミミッキュ:59.5%〜70.2%
H252メガゲンガー:46.7%〜55%(乱2:57.8%)
H252ギルガルド盾:28.7%〜33.5%
無振りカプ・コケコ:25.5%〜31%
無振りメガルカリオ:24.8%〜29.6%
H4メガボーマンダ:14.6%〜18.1% (威嚇込み)
【キングシールド】
ギルガルドの仮想敵の中には、シールドフォルムで対面すれば勝てる相手が多い。交代すればダメージレースで1ターン分の不利を負い、後続にも負担がかかるので弱点保険の採用理由を満たせない。2連キンシは犯罪。
- 選択技
【せいなるつるぎ】
メガガル対面に強くなれる。霊耐性のあるノーマル・悪に刺さるため相性補完が良い。
無振りゲッコウガ:91.1%〜107.4%(乱1:43.8%) ※2倍弱点
H4ポリゴンZ:79.5%〜94.4%
無振りメガルカリオ:74.4%〜88.2%
無振りサザンドラ:63.4%〜75.4%
H84メガガルーラ:51.3%〜60.7%
特化ポリゴン2:26%〜31.2%
【ラスターカノン】
ノーマルや悪入りのサイクルで安定行動となる第2のメインウエポン。最近のフェアリーのほとんどは鋼等倍なこともあり、具体的な仮想敵が環境上位陣にはブルルくらいしかいないため優先度は低い。ダメ計の大体はシャドボのを見て敵に応じて半減していただければ。
H252カプ・ブルル:98.3%〜116.3%
無振りサザンドラ:55.6%〜65.2%
H84メガガルーラ:43.9%〜52.3%(乱2:16%)
被ダメ
全てシールドフォルム。
特化バシャーモのフレアドライブ:91%〜107.7%(乱1:43.8%)
1舞特化メガボーマンダの地震:86.2%〜101.7%(乱1:12.5%)
1舞A252メガギャラドスの地震:81.4%〜97%
特化ガブリアスの地震:80.2%〜94.6%
C252カプ・コケコの10万ボルトZ:76%〜90.4%(EF込み)
特化メガギャラドスの地震:61%〜71.8%
特化珠ミミッキュのシャドークロー:57.4%〜70%
特化メガハッサムの叩き落とす:57.4%〜68.2%(持ち物補正有り)
特化メガガルーラの地震:52.6%〜62.2%+13.1%〜15.5%
特化カプ・テテフのサイキネZ:51.4%〜61%(PF込み)
特化カプ・テテフのシャドーボール:43.1%〜51.4%
最後に
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