- 推測容易な略称を用いる。
- 資料は目安を多分に含む。
- ダメ計は原則として晴れ込み。
- 育成論サンムーン/598、育成論サンムーン/498を参考にした。
晴パについて
天候のひざしが強いを活用し、主にエースとして葉緑素持ちのフシギバナやウツボット、スカーフ噴火を採用する天候パーティの一つ。
参考:育成論サンムーン/661
(晴れエースウツボット論)
有用な積み技を持たない雨パと比べて強力な積み技(晴下成長AC2↑)があるため止まりにくく、またメインウェポンとなる噴火やソーラービームが命中安定であるため比較的運に縛られにくい。
砂パと比べると定数ダメージが発生しないため天候エース以外の味方が削れないという長所がある。もちろんこれは相手の襷が潰せないなどのデメリットでもあるが、襷ポケやマルスケカイリューと同時選出しやすいのは(砂と比べ)晴パならではの魅力である。
ひでりの効果として炎技の火力も上がるため、特に役割破壊炎技を搭載する事の多いメガボーマンダ等のサポートになるのもポイント。
ざっくりと簡単に説明するならば、雨パと砂パのイイトコ取りをしたようなパーティである。(もちろん過大評価であるが、こう言うのが一番わかり易い)
脱出晴れについて
前述したように晴パは強力な積み技によって抜き性能を格段に高めることが出来るのが強みである。というよりむしろ積まないと火力が出ない。
その為、いかに上手く積むのかが重要になってくる。
そこで候補に挙がるのが脱出ボタンだ。
エースの積めない相手に強いポケモンを残りの一枠に添えることで、
残りの一枠が積める敵と対面→コータス退きで脱出→積める敵とエースが対面
というように動け、比較的無理なく積むタイミングを作ることが出来る。
積む環境を整えるのであれば壁+日本晴れや鬼火誘惑キュウコンなどでも可能ではあるが、ただ投げるだけの運用であるこちらの方が断然扱いやすい。
パーティについて
あついいわを持てない脱出晴れのため、収穫を使った晴れエースやワタッコはあまり相性が良くない。
成長を積め、広い範囲を見れる中〜高耐久のポケモンが相性が良い。毒Zフシギバナを個人的には推奨する。
残り一枠についてだが、晴パは砂パとは違いエースになりうる種類が豊富である。そのため、ここでは単体性能が高いメガ進化ポケモン。つまりメガリザードンやメガガルーラを推奨しておく。なお、氷は一貫するが威嚇により積みの補助も出来るメガボーマンダも相性が良いように感じた。
後述するが脱出滅びのパーツとしてコータスを組み込むことも出来るため、メガゲンガーと組ませて晴れ滅びと言うのも有効だと考える。
裏の三体は残り一枠を組み込みサイクルを回せるような、相性補完が良くトップメタにある程度強いテンプレートなもので構わない。
技について
- 確定技:欠伸・噴火・地割れ
- 選択技:オーバーヒート>大文字
脱出ボタンが発動しなかった場合(叩き落とすや変化技)の起点回避技として欠伸は必須である。
また、脱出晴れと看破された場合に、変化技を使い晴れターンを枯らしに来る場合がある。しかし欠伸と噴火を仕込むことで安全に超火力の噴火を撃ち込む事が出来るのもメリット。
(攻撃されたら脱出出来る上に眠らせられる。交代されたら威力150の噴火を浴びせられる)
- 後投げ→敵変化技→敵変化技→欠伸→敵交代→噴火
後述する資料を見てもらえば分かるが、噴火の火力指数は特化シャンデラのオーバーヒート以上。
D4ガブに半分程度入る。
また、地割れに関しては状態異常で攻める、受け思考のパーティに刺さる技であり、晴れ要員だけでなく受けループ気味なパーティへのメタとしての選出も可能にするため確定レベルで欲しい技。
選択技については基本的にどちらでも良い。地震やヘドロ爆弾、ソーラービーム、めざ氷はピンポすぎるので候補からは外した。
役割
- 対面操作の容易な晴れ始動要員
- 便乗トリルアタッカー
- 拘り解除等の為のクッション
これはパーティ次第だが、
- 脱出滅びのパーツ
としての役割も期待できる。
また、欠伸により気休め程度のバトン対策になる。
便乗トリルアタッカーについて
基本的にS操作系ギミックである天候パはトリックルームに弱い。それをコータスは挽回する事が可能である。
トリル下ではコータスはほとんどのポケモンを抜かすことが出来、トリルターンやそのポケモンにもよるが削れたトリル要員を吹き飛ばしたり、等倍トリルエースを大きく削る程度の仕事はこなせるのだ。特に並耐久が多い中速トリパ相手に強い。
努力値について
- H252C156D100
特化カプテテフのサイコキネシスを耐えつつ、物理方面で最も固いように振る。
上記の役割を捨てず、晴れの再展開を重視した最善の振り方。
再展開を重視しないのならばHC特化でも良い。
ちなみに、晴れにより水技の威力は実質等倍。
資料
- 被ダメージ
特化ガブリアスの地震:81.4〜96.8%
一舞特化メガボーマンダの捨て身:93.4〜110.2%(乱数62.5%)
特化ギルガルドのアイアンヘッド:17.5〜20.9%
特化カプテテフのフィールドサイコキネシス:83.6〜98.9%
C252ウツロイドのパワージェム:83.8〜106.2%(乱数32.3%)
- 噴火について
150×体力の割合で威力が決まる。
つまり、73%で大文字と同等程度、86%でオーバーヒートと同等程度、60%で火炎放射と同等程度の火力になる。
- 与ダメージ(HP満タン噴火)
D4ガブリアス:44.3〜52.5%
H252輝石ポリゴン2:53.1〜63.5%
H252D20アローラナッシー:87.6〜103.3%(乱数18.8%)
(ちなみにこちら特化かつD20が無ければ乱数98.8%)
H252アローラガラガラ:51.5〜61.5%
HD特化テッカグヤ:101.6%〜
H252チョッキテッカグヤ:94.1〜111.4%(乱数68.4%)
- 与ダメージ(大文字)
H252テッカグヤ:103%〜
H252カバルドン(砂嵐):42.3〜50.7%(乱数2.3%)
H4B4霊獣ボルトロス:81.3〜95.5%
- 与ダメージ(オーバーヒート)
HD特化テッカグヤ:88.2〜103.9%(乱数31.3%)
H4D4カプテテフ:74.7〜80.9%
後書き
六世代で砂滅びを使っていた経験から雨滅びに挑戦→雨パが好きになれなくて砂滅びに→定数痛すぎて上手くギミックが発動しない……道連れ弱体化もあるし→そういえば晴パとかあったよな……
という経緯で生まれた、因果が逆な感じのポケモンになります。
未だ私自身結果を出せていず研究中ですが、これで晴パ使いが増えればいいかなと思っています!
ダメ計の書き方変えていますが、-の方に戻した方が良い(これが見にくい)という意見があれば変更します。