トゲデマル- ポケモン育成論サンムーン

ポイズンデリートゲデマル〜舞ギャラドスを添えて

2016/12/04 21:04 / 更新:2016/12/04 22:32

トゲデマル

HP:HP 65

攻撃:攻撃 98

防御:防御 63

特攻:特攻 40

特防:特防 73

素早:素早 96

ツイート4.244.244.244.244.244.244.244.244.244.24閲覧:88996登録:19件評価:4.24(11人)

トゲデマル  でんき はがね  【 ポケモン図鑑 】

性格
ようき(素早↑ 特攻↓)
特性
がんじょう
努力値配分(努力値とは?)
HP:6 / 攻撃:252 / 素早:252
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:141-150-83-x-93-162 (素早さ比較)
覚えさせる技
ほっぺすりすり / びりびりちくちく / どくづき / ニードルガード
持ち物
ドクZ

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このポケモンの役割
物理 / 攻め
ルール
シングルバトル
登録タグ

考察

はしがき

・この育成論では能力値についてHABCDS、個体値についてV等の略語を使用します。また、特に注釈のない限り全てのポケモンは「Lv50」「6Vもしくは理想個体」であるものといたします。また、特性・性格・持ち物・技について、便宜上漢字を使用する場合がございます。
・ダメージ計算については「ポケモントレーナー天国」様よりダメージ計算機SM for ポケモン サン/ムーン を使用しています。Z技の威力計算については手動入力でおこなっています。
・本育成論はポケバンク解禁後の環境変化を全く考慮しておりません。大前提としてシーズン1限定で通用するものだとお考えください。
・筆者は本サイトへの育成論は初投稿であり、また6世代ではほとんどトリプルバトルしかまともにレートに潜っていなかったので、シングルメインの方々とは思考がずれている可能性がございます。予めご了承ください。

はじめに

皆様初めまして。麹屋という者です。
ポケ徹への育成論投稿は初となります。よろしくお願いします。

さて、ついに7世代レーティングバトルが始まり、様々な新ポケモンや新技、新要素であるZ技を活用した戦術がまさに開拓され続けている状況だと思われます。
中でもシーズン1現在、ミミッキュやギャラドス、ボーマンダ、ガブリアス等といった「積みエース」を活躍させる構築が多いかと思います。私も現在龍舞ギャラドスを使ってレートに潜っています。

しかし、龍舞ギャラドスを使う上で少々邪魔になる存在がありました。
そう、 初手カプ・コケコ です。

そこで、今回初手で出てくるコケコをいい感じに処理でき、龍舞ギャラドスを繰り出す隙を作りやすいポケモンを探したところ、ドクZトゲデマルというポケモンに辿りついたので、ご紹介したいと思います。

トゲデマル

第7世代の新ポケモン。タイプはコイル系統以来となる でんき/はがね です。
恐らく初代より脈々と続く電気小動物枠ですが、ピカチュウというよりデデンネを彷彿とさせるフォルムですネ。
前情報で特性避雷針or鉄のトゲと言われていたので、BCの高い耐久寄りのポケモンかと思いましたが、予想に反して物理アタッカー寄りの種族値をしていました。

特性

通常特性は先述の避雷針/鉄のトゲ、夢特性は頑丈です。
いずれも役割や技構成によって有用な特性となりえますが、今回は頑丈を採用します。理由については後述。

性格

陽気(S↑C↓)を選びます。S種族値が96なのでミミッキュと同速、カプ・テテフより1多い値となります。また、この型では麻痺を活用しますが、麻痺のS補正率が7世代で修正されたためSは速い方がいいと考えます。

努力値

頑丈を採用しているため耐久に振る意味はそこまでありません。種族値はD>Bなのでダウンロード対策も特にする必要はないです。H4振るとHPが奇数になります。

  • ほっぺすりすり

6世代から登場した小ダメージ+確定麻痺の接触技。7世代で電磁波の命中率が下げられたこと、およびミミッキュの新特性「ばけのかわ」を剥がしつつ麻痺を撒けることにより相対的に強化されました。

  • びりびりちくちく

7世代から登場したトゲデマル専用技。威力80の電気物理技で、3割の確率で怯むいわば電気版アイアンヘッド。(なおアイアンヘッドはなぜか覚えない。) ほっぺすりすりと組み合わせることでまひるみコンボが狙えます。

  • ニードルガード

6世代から登場した、直接攻撃してきた相手にダメージを与える強化版まもる。必須ではないが後述の理由で採用すると安定します。

  • どくづき

威力80の毒物理技。ドクZにより威力160のアシッドポイズンデリートへと変化。

持ち物

ドクZです。なおイバンのみ(HP1/4以下で一度だけ先制できる)でも想定の役割はこなせますが現状未解禁。

運用方法

このトゲデマルの役割は初手で出てくるカプ・コケコをフィールドから消すことです。しかし、必ずしも倒す必要はありません。
というのも一度龍の舞を積んだギャラドスでコケコのSを抜いて地震で落とせるからです。
じゃあ他の地面タイプ、ガブリアスとかバンバドロとか初手に投げればいいじゃん、と言われるかもしれませんが、そうすると逆に相手のギャラドスを出されて龍舞の起点にされかねません。テッカグヤ投げられて耐久に持ち込まれても困りますね。
それを防いで地震もちのアタッカーを呼び、こちらのギャラで後出して舞うスキを作る、それがこのトゲデマルの役割です。

じゃあなんでドクZなの?と言われるかもしれません。その理由がめざ地コケコの存在です。
後で詳しいダメ計を載せますが、基本トゲデマルでめざ地は受けきれません。つまり、めざ地で突っ張ってくるコケコを頑丈で耐えて一撃で沈める必要性が出てくるわけです。
それを実現できるのが、威力160のアシッドポイズンデリート というわけです。

では、詳細な運用方法をご紹介したいと思います。

  • 初手カプ・コケコ

取ってくる行動は

  1. ボルチェンorとんぼがえり
  2. 普通に殴る
  3. めざパで殴る
  4. 交代

に大別されると思います。
2,3はZどくづきで落とせるので無問題。 ボルチェンは避雷針で吸われる可能性を考慮して使われにくいと最初思ってましたが、対戦中に拘りとんぼコケコと当たったので考慮する必要があります。
よって、初手はニードルガードが安定です。ここで相手の行動を見極めましょう。

1’ 初ターンボルチェンorとんぼの場合
恐らく次のターンも同じ行動をするでしょう。後続を見て、地面が出てきそうならどくづきで少しでも削っておきましょう。他のタイプが来そうならほっぺで麻痺にさせましょう。
2’ 殴ってくる場合
Zどくづきでデリートして差し上げましょう。
3’ 交代してきた場合
頑丈は残っているので麻痺が通るならほっぺ、 地面タイプや積まれそうな場合はギャラドスを後投げしましょう。コケコが残したエレキフィールドが味方してくれるので強気に攻めてもいいかもしれません。

無事フィールドからコケコがいなくなったらギャラドスの出番です。隙を見て出して舞いまくりましょう。
※なお、この運用法は襷コケコ高速電気タイプ2枚編成には現状対応しておりません。現状こういう構成を全く見てないので絶対数は多くないと思いますが、遭遇してしまったら頑張って舞いましょう。

  • 初手コケコ以外

・麻痺の通る物理AT編
普通にほっぺで麻痺を撒いてちくちくで攻めてもいいですが、相手が地震を持ってる場合はニードルガードで守って様子見しつつギャラを後投げするのがいいと思います。特に(メガ)メタグロスはそのままギャラを投げるとクリアボディで威嚇が通りませんが、ニドガで1ターン挟めば威嚇が通るようになるので後投げから龍舞が安定します。
・物理地面タイプ編
ギャラを後投げします。交代読みされる可能性が大きいですがそこはもはや運です。初手地面を投げられないようなPT編成を模索する方が確実かもしれません。
・その他
カプ・テテフおよびカプ・ブルルは上からZどくづきで落とせます。あとは麻痺が入るならほっぺ+ちくちくでまひるみを狙うなり、別の積みエースを投げるなりしましょう。

ダメージ計算

環境に多そうな個体のみ選別してダメージ計算を載せておきます。配分は目安です。(表記は実数値でなく努力値です)

  • 攻撃面

アシッドポイズンデリート(Zどくづき80→160)

H4 カプ・コケコ 117.8%〜139.7% 確定1発
H252 カプ・コケコ 97.1%〜115.2% 乱数1発 (81.3%)
H4 カプ・テテフ 131.5%〜154.7% 確定1発
H252 カプ・テテフ 108.4%〜127.6% 確定1発
H252 カプ・ブルル 153.6%〜180.7% 確定1発
H252 アシレーヌ 102.6%〜121.9% 確定1発
B4 ガブリアス 21.3%〜25.1% 乱数4発
H252 ガラガラ 20.9%〜24.5% 確定5発

※どくづきを素で使用する場合この半分のダメージと考えて差し支えないと思います。

びりびりちくちく

H252 テッカグヤ 53.9%〜64.7% 確定2発
H4 ウツロイド 55.1%〜64.8% 確定2発
H4 パルシェン 53.9%〜66.6% 確定2発
H252 アシレーヌ 78%〜93% 確定2発
H4 ミミッキュ 51.1%〜61.8% 確定2発
H4 メガメタグロス 26.9%〜31.4% 確定4発
H252 ギルガルド 25.1%〜29.3% 確定4発
H4 ギャラドス(非メガ) 161.4%〜191.8% 威嚇込 107.6%〜128.6% 確定1発
H4 メガギャラドス 60.8%〜73.6% 確定2発 威嚇込 42.1%〜50.2% 乱数2発

  • 耐久面

基本頑丈で耐えるので計算する意味が薄いですが、カプ系のめざパとスキルリンクパルシェンだけ載せておきます。

・H4トゲデマル 実数値H141B83D93
補正無しC252カプ・コケコめざ地 144〜172 確定1発
めざ炎 72〜86 確定2発
補正無しC252カプ・テテフめざ地 180〜212 確定1発
めざ炎 90〜106 確定2発
からをやぶる1積み補正無しA252パルシェンつららばり 5回Hit 25〜30/発 乱1(瀕死率32.48%)

気にするなら、Aを落としてHに振ってパルシェン耐えするのも一択ですが、急所一回で怪しくなるので個人的にはおススメしません。

最後に

本育成論はトゲデマル単体で活躍させるためのものではなく、周りのポケモン、特にギャラドスやボーマンダ等の積みエースと組ませ、特定の状況を打開するために作成したものです。よって、これがトゲデマルというポケモンの理想形だとは考えておりません。あくまでも他のポケモンとの連携が重要であるということをよくご理解ください。
何かコメント、ご指摘がありましたらご自由にコメントをお願いします。あとギャラドス以上に相性の良さそうな相方がいたら教えてください。

それでは、長々とお付き合いくださりありがとうございました。よきトゲデマルライフを。早くデデンネ使わせてください。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2016/12/04 22:32

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コメント (6件)

  • ページ:
  • 1
16/12/04 22:06
1ななし
文字化けしています
おそらく数字が丸で囲ってある記号かと思いますが、別の表記(#や1.直入力)を勧めます
16/12/04 22:33
2麹屋 (@Camptocin530)
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。
16/12/05 04:59
3
同じような型を使ってますがコケコ相手はリスキーすぎて対面したくないですね
コケコをピックアップしてますが相性がいいとはとても言えない相手だと思います
16/12/05 07:42
4バナナ
スカーフや襷コケコはどうするのですか
16/12/05 10:03
5名無し
スカーフ、襷のコケコが増加している現状では、コケコを一度退かせてもギャラで全抜きするという勝ち筋は極めて不安定なものだと思われます。
16/12/05 23:00
6麹屋 (@Camptocin530)
>>3 あ 様
同じような型というのがどこまで一致しているものなのか推測できかねますが、どくづきをサブウエポンとして採用する以上流行りのフェアリータイプを役割対象とするのは自然な流れかと思います。確かに択が多くリスキーな対面なのは否めませんが、めざ地個体の絶対数を考えると相性が悪いと言い切るのは早計ではないでしょうか。

>>4 バナナ 様
>>5 名無し 様
S130にスカーフを持たせるという思考に全く至らなかったので何事かと思いましたが、レート2000到達した方が使用されていたのですね。いやはや勉強不足です。
確かに今回ご紹介した運用のみではスカーフ、襷コケコに対応できません。(一応コケコが初手とんぼがえりを選択してくれればニドガで襷を潰すことができますが。)またトゲデマルのSでは相手が拘りか襷か判断することは不可能なので、その点でも対応しきれていないと言えます。
打開策は二つほど考えられます。
まず一つはギャラドスに耐久を振ること。計算したところH196振りメガシンカでC特化コケコのエレキF10万ボルトまで確定で耐えるようなので返り討ちにできますが、ギャラドスを被ダメなしで舞わせるというのはあまり現実的ではないですし、火力とSを落とすことになるので綿密な調整が必要となります。
もう一つはコケコに対面で勝てる別のポケモンを3枠目に選出することですね。自分はよくスカーフテテフを使っていますが、無振りでも持ち物なし非エレキF10万を耐えてC252サイコFキネシスで落とせます。(H4コケコの場合なので、今後その辺りを調整したスカーフコケコが流行る可能性は否定できないですがこれはまた別の話になるかと思います。)あとは強い先制技持ちを入れておく、とかでしょうか。
あくまでも裏のギャラドスによる全抜きは勝ち筋の一つとして提示しているだけなので、3体目の選出、ひいてはPT全体の構築は様々考えられますし、そこは各人の構築力に依存するものかと思いますので、その点はご了承願います。
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