フワライド- ポケモン育成論サンムーン

• 一般的な略称や表現を用います。
• ダメージ計算はトレーナー天国様のものを使用しています。
• お互いに理想個体を前提としています。

• 回避率上昇バトン役

この積みをするために欲しいのは、より多く積むための耐久・上から小さくなるを積む素早さ。

前者はオボンなどの道具や、鬼火・蓄えるなどの技、事前に壁を貼るなどで手に入れることができる。
後者はフワライドの特性によりゲットできるが、軽業の発動条件がアイテムの「消費」であるため、繰り出しターンから手に入れるのが難しい素早さだと言える。先に表した小さくなる1積みの命中率の数字から分かるように、1積みでも大分アドバンテージを得られるため、速く小さくなることは多く動くことに直結し得る。また、1ターン目から軽業が発動することを前提とすると、軽業未発動時のS調整を意識する必要がなくなり、幾らか努力値を耐久に回すことができる。
なので詳細には、フワライドが積むために欲しい要素は耐久の補強と繰り出しターンからの軽業発動の2つ。

これら2つの要素を一度に手に入れることができるのが、壁貼りカプ + フワライド@シードとなる。

• シャドーボール

威力安定の一致技。無補正C4振りシャドーボールでも、H252メガゲンガーに5割入る。

• アクロバット

コンセプトとシナジーが良く、簡単に威力を出せる。難点は、フィールド繰り出しに失敗した場合に置物感が強まること。無補正A4振りアクロバットでH4ウルガモスが56.3%の乱数1発。

※追記

• ゴーストダイブ

通常時の汎用性は下がるが、挑発されたときのターン稼ぎとなり、挑発が切れるまでの被弾回数を減らすことができる。火力はH252メガゲンガーに6~7割。

• 身代わり

小さくなるとのコンボが凶悪。電磁波を透かせる・身代わりを残したままバトンができる等々用途が広い。
必中であるZ技に合わせて使うことで、HP1/4の消費で抑えるという用途もあり、優先度は高め。

• 鬼火 / 催眠術 / 電磁波

相手を状態異常にすることで積む隙を作る / 後続の補助をする。エレキフィールドとミストフィールド下では、使えない技も含むため注意。

• マジックコート

挑発・吠える・吹き飛ばし対策。

• その他候補

瞑想 / ド忘れ / 蓄える / 気合い溜め / 追い風 / 威張る / 金縛り / リサイクル等
パーティーに合わせて。リサイクルは上手く使えば強そうだが、フィールドターンが永続ではない以上使いにくさも目立つ。お相手に嫌われたくないなら威張るは非推奨。

概要

壁コケコ + フワライド@エレキシード + バトンエースの選出。エレキシードはB上昇。コケコが退場技を持つため、多くの場合フィールドが切れる前にフワライドを繰り出せる。また、コケコの苦手な毒・地面にフワライドが耐性を持ち、それらの技にフワライドを繰り出しやすい。小さくなる状態ではヘビーボンバーが必中＆威力2倍となるが、そのテッカグヤにコケコが強いのもグッド。逆に難点は、エレキフィールドのせいで苦手な電気技の威力が増加する点。
※余談だが、バトンタッチは「ランク」を引き継ぐため、バトン先にヘビボは必中にならない。

調整案

性格 : 臆病
努力値 : H108 / B20 / C4 / D252 / S124
実数値 : 239-×-67-111-106-127
持ち物 : エレキシード

• 調整意図

H … 16n-1、4n+3
C … 余りの端数
S … 軽業発動で最速スカガブ抜き
H-B、H-D … 以下のダメ計参照

物理特殊両面を厚くしたいので、物理をエレキシードに任せ、特防に努力値をぶっぱ。
残りの振り分けについては後に調整ラインを載せるが、耐久と素早さを両立し得る配分として上を紹介する。
アクロバット採用時は性格陽気でCの努力値をAに回す。

• 参考ダメ計 (指数ダメ計共に壁・エレキシード込み)

物理 【耐久指数 : 47800】

A特化ガブリアスの逆鱗
　→ 割合: 28%~33.4% 回数: 乱数3発 (0.02%)
A特化ミミッキュのシャドークロー
　→ 割合: 26.3%~31.3% 回数: 確定4発
A特化メガギャラドスの噛み砕く
　→ 割合: 42.6%~50.6% 回数: 乱数2発 (2.3%)

特殊 【耐久指数 : 50668】

EF下C252コケコのZ10万ボルト
　→ 割合: 85.3%~100.8% 回数: 乱数1発 (6.3%)
C特化ウルガモスのZ大文字
　→ 割合: 42.2%~49.7% 回数: 確定3発
C252ゲッコウガの珠冷凍ビーム
　→ 割合: 40.5%~47.6% 回数: 確定3発
C252メガゲンガーのシャドーボール＝C特化ギルガルドのシャドーボール
　→ 割合: 39.3%~46.8% 回数: 確定3発

壁を貼ることで高火力抜群も2発は耐えることができる。また、その上小さくなるで回避率を上げるため、確定数以上のターン生存できる確率はとても高い。(命中100の技に対して先制で小さくなるを押しつづけた場合、2ターン連続で当たる確率が25％、3ターン連続で当たる確率が8％)

調整について

努力値調整をするときは、Dに全振りする→Sに欲しい分振る→特殊面で耐えたいラインを決め、その分だけHに振る(→残りをBに、更に残った端数の4をA or Cに振る)といった流れで決めていくのがやりやすい。参考として、Dに252振った際のH調整ラインを載せる。

(H努力値)…(内容)　全壁込み、奇数限定

• 0…C252霊獣ボルトロスの10万ボルトを2耐え
• 28…C252ゲッコウガの珠冷凍ビームを2耐え
• 140…EF下C252コケコのZ10万ボルトを耐え
• 220…EF下C252コケコの10万ボルトを2耐え

上の調整は、コケコのZ10万を最高乱数以外耐えかつ16n-1を満たす数字まで振った。

※追記1
この調整の場合、穏やか H12 / B52 / C4 / D228 / S212と振ることでコケコのZ10万確定耐え・ガブの逆鱗確定3耐えを実現できる。(コメント感謝！)

※追記2
S調整についての記述が抽象的だったため追記。「小さくなるバトンとは」の項で述べた理由により相手はフワライド対面では積みにくいので、Sはスカーフ持ちの相手を意識した調整にするのが好ましい(ex. ガブリアス、サザンドラ、カプ・テテフなど)。ガブリアス以上のスカーフ持ちとなるとゲッコやコケコなどになるが、それらは最速フワライドでも抜けないか、抜くためには多くの努力値を割かなければいけない。そのため、調整案には “耐久と素早さを両立し得る配分“ として最速スカガブ抜きまで振った調整を載せた次第。上から小さくなることをより意識したい場合は、スカゲコ抜きも決して悪い案だとは思わない。

概要

壁レヒレorテテフ + フワライド@ミストシードorサイコシード + バトンエースの選出。これら2つの種はD上昇。フワライドに抜群を取るタイプは、電気・氷・ゴースト等特殊が多いため、エレキシードよりも被役割対象に安定する。また、カプ系4体のうちレヒレはブルルに次いで足が遅いため、初手の別カプ対面でフィールド合戦に勝利しやすい。

調整案

性格 : 臆病
努力値 : H28 / B252 / C4 / D100 / S124
実数値 : 229-x-96-111-87-127
持ち物 : ミストシード or サイコシード

• 調整意図

H … 4n+1
C … 余りの端数
S … 軽業発動で最速スカガブ抜き
H-B、H-D … 以下のダメ計参照

エレキシードとは反対に、シードで上がらないBに努力値を割いたものとなる。
上の理由から特殊も意識してD振り多めの配分。

• 参考ダメ計 (指数ダメ計共に壁・シード込み)

物理 【耐久指数 : 43968】

A252ガブリアスの逆鱗
　→ 割合: 27.9%~33.1% 回数: 確定4発
A特化ミミッキュの急所シャドークロー
　→ 割合: 84.7%~100.4% 回数: 乱数1発 (6.3%)
A特化メガボーマンダの捨て身タックル
　→ 割合: 39.7%~47.1% 回数: 確定3発

特殊 【耐久指数 : 59768】

C特化デンジュモクの10万ボルト
　→ 割合: 42.3%~50.2% 回数: 乱数2発 (1.2%)
C252アキュウコンの吹雪
　→ 割合: 27.9%~33.1% 回数: 確定4発
C252眼鏡サザンドラの悪の波動
　→ 割合: 40.6%~47.5% 回数: 確定3発

繰り返しになるが、確定3発以上の相手には先制で小さくなるを連打すれば、92％の確率で回避率を最大まで上げてバトンできる。

調整について

これもエレキシードとはBとDが逆。だが、より意識すべきは物理でなく特殊なので、物理は控え目にしてDに多く割くのが好ましい。よってBにぶっぱしないのも一考の余地がある。ただし、フワライドの種族値はHが尖っていてBDが低いので、Bにぶっぱしない場合はHに振らない方が固くなることを念頭に置くべき。指数調べたら、結局Bにぶっぱした方が良いってこともある。筆者はそうなった。

上の調整は、Bをぶっぱした後Hをガブの逆鱗3耐えまで振ったもの。

ブルル1人だけハブるのは可哀相なので書いておくが、ブルル + フワライド@グラスシードの並びはあまりお勧めしない。理由は2つ。

・ブルル自体が壁貼りに向いてない
初手カプ対面でフィールドを取れると言えば聞こえはいいが、壁貼りとしては中途半端なS、無駄に高いAなどが役割遂行に向いているとは言えず、交代技などの技も覚えない。そもそもブルルが壁貼れること自体驚きだった

・グラスシードで上がるのがB
先述したように、タイプの関係上フワライドはDに厚くした方が良いが、グラスシードで上昇するのはBであるため、ミストシードやサイコシードほど安定性を持たせられない。

つまりはブルルで壁貼るならコケコの方が何倍も汎用性が高いということ。ブルルはむしろバトンエースに向いていると思う。使ったことある人いたら使用感とか教えていただけると助かります。