はじめに
- HABCDSなどの略称をつかいます
- 特に記載がなければお互いに理想固体を想定
- ぶっぱ→252振り 特化→性格補正あり252振り の意味で記載
- シーズン2環境及びデータをもとにした考察です
採用理由
- 積みストッパー
- 高速ポケモン対策
- 抜きエース
単純な積みストッパーであれば、天然もちを採用すればいい話ですが、ガブリアスの単体性能はご周知のとおりだと思います。積みエースがいないと腐るてんねんもちではなく、パーティに入れやすい積みストッパーだとお考えください
最速スカーフである理由
一般的にいえばスカーフガブリアスは意地っ張りでしょう。Sに補正をかけなくともだいぶ早いガブにわざわざスカーフの上で補正を掛けるのは役割対象を考えてのことです。
- S表
S253 陽気スカガブ
S252 最速スカーフ レボルト・通常ランド
S250 +1最速100族(メガリザードンX/Y ウルガモス)
S244 +2準速70族(パルシェン メガラグラージ)
S241 最速スカーフテテフ
S235 +1最速ポリゴンZ
S231 意地っ張りスカガブ
S228 +1準速100族(メガリザードンX/Y ウルガモス)
スカガブの役割である積みエースのストッパーとしてはS100族であるメガリザードンやウルガモスが挙げられます。しかしながら準速スカーフですとリザやガモスが最速固体であった場合に上から殴られてしまいます。これを防いで安全にそれらを処理できるのが最速スカガブである理由であります。
またおまけ程度ではありますが、準速パルであれば殻破り後でも抜くことが出来ます。ガブの持ち物が割れていなければ大抵のパルは襷等を考慮して礫ではなく氷柱針をうってくるので意外とストッパーとなってくれることがあります。
最速リザ・ガモスの個体数
普通のスカガブとの差別化点となる最速リザ・ガモスについてです。
シーズン2データを使用
- リザードン
・XとYの比率はほぼ1:1
・臆病(32%)と陽気(16.2%)で最速固体は約50%
・所持技の割合 ニトチャ40.6% 竜の舞31.1%⇒リザの70%がS+1技を所持
リザードンのうち70%がニトチャor竜舞を所持しており、リザXの個体数がほぼ50%であることからリザYでも少なくない個体数がニトチャを所持していることが伺えます。リザの50%近くが最速固体で70%はS+1技を覚えるとなると、準速スカガブでは意外に多くのリザが役割対象から外れてしまいます。
(正確に言えば 臆病+陽気48% 意地っ張り+控えめ49.4% で2%強のそれ以外の性格個体がいること、竜舞とニトチャの両方を覚えている固体の可能性等がありますが、誤差とお考えください)
- ウルガモス
・蝶舞所持率は96.5%⇒ほぼ所持
・控えめ70.9% 臆病26%
1/4以上のウルガモスが最速固体であり、意地っ張りスカガブでは役割からはずれてしまいます。
使用率4位のリザ、21位のガモスを役割対象とするのに意地スカガブでは不安が出る程度には最速個体が多いことがわかっていただけるかと思います。
調整
単純にAS252振り
A252振りの理由としては負担重視、Sは+1最速100族の抜くことのみを考えるなら実数値をあと1削ることは可能ですが、その1を耐久にまわしたおかげで乱数がずれて勝てたという場面もあまりないでしょうし、ほぼいないとは思いますが、仮に霊獣ボルトが最速でも絶対抜けてるといった安心感のあるS252振りのほうがよいかと思われます。問題は
- あまりの4の努力値をBとDどちらに振るか
です。Hに振るとHPが偶数となってしまうのでシングルでは好まれません。(弱点タイプでの攻撃は2倍or4倍になるので確実に偶数になることなどが理由)
D4に振ることで
C252メガルカリオの気合球 乱数1(7/16)→(6/16)
C252ガモスのめざ氷 乱数1(7/16)→(5/16)
C特化ジバコのめざ氷 乱数1(12/16)→(10/16)
B4に振ることで
A252メガルカリオのインファ 乱数1(1/16)→確定2
A特化マリルリの+6アクジェ 乱数1(13/16)→(11/16)
などの変動があります。このあたりは好みでしょう。
おわりに
以上で〆させて頂きます。与ダメの計算ないし、被ダメも少なすぎだろと思う方もいるやも知れませぬが、本育成論が意地っ張りスカガブが基本だけど陽気スカガブもっと流行ってもよくない?との思いからの執筆が理由であるため、あまりにメジャーなASぶっぱガブのダメージ計算を改めて記載をする必要性を感じなかったためです。コピペでもいいからダメ計算欲しいとの声があまりに多ければ加筆するやも知れませんが、とりあえずは省略させていただきます。
この育成論で陽気スカガブもありやんと思っていただければ幸いです。