- 非公式の用語、略称を用いる
- 特に指定のない限り理想個体であるものとする
初めに
はじめまして、もっちーといいます。物理コケコにカプZをもたせた型を紹介したいと思います。
着想及びコンセプト
レートで臆病コケコを使っているといつもコケコ受けが後出しされるのだが、そこでコケコに後出しされるポケモンの大半にブレバが通ることに気がつく。
ただ普通にブレバを使うだけではどうにも火力が足りず、また消耗も激しいことから通りの良いカプZと合わせたら強いのではないかという考えから生まれた。
つまり此のコケコのコンセプトはコケコに受けだされるポケモンを楽に突破しつつ本来の相手にも余裕を持って遂行できるようにすることである。
採用理由
- 電気枠
- しぜんのいかりによる削り
- 対受けループ
フシギバナやカプ・ブルルのような草、あるいはラッキーのような特殊受けでコケコを見ようとする受けループは、簡単に切り崩すことができる。
- 対ウツロカグヤ
単純にワイルドボルトで一貫が取れているため、強く出れる。
構成
持ち物 カプZ
努力値 AS252 余りB
性格 ようき
ASブッパ。本来の役割対象であるテッカグヤやカプ・レヒレに対する乱数が怪しくなるためAを削る余地はない。Sについても同族やゲッコウガの多さを考えれば最速が安定である。
- ワイルドボルト
エレキフィールドも相まって結構な火力が出るメインウェポン。アイテムを持たせずとも本来の役割対象であるカグヤや、ドヒドイデに対して十分押し切れる火力が出る。
また特殊だろと高をくくって後出しされるウツロイドもワンパンできる。そのためウツロカグヤに一貫する技とも言える。
H4ウツロイドを確定一発
H244テッカグヤを確定一発
H244B特化メガヤドランを50.7%〜59.7%の確定2
HB特化ドヒドイデを73.8%〜87.8%の確定2
B特化輝石ラッキーを41.8%〜49.8%の確定3(カプZ込みで確定)
H252振りバンギラスを47.8%〜56.5%の乱数2(カプZ込みで確定)
- しぜんのいかり(ガーディアン・デ・アローラ)
この型の肝で当然確定技。ほぼすべてのポケモンを削ることができる凄まじい一貫性を持つ技。此の技で削れたコケコ受けをブレバで叩くのが基本となる。基本的に有利対面を取れたら思考停止で押して良い使い勝手の良さが魅力。
またどうしようもない不利対面での悪あがきとしても上等な技で、腐りにくいのも大きい。
- ブレイブバード
この型の肝その2でこれも確定技。実は現環境でコケコに後出しされるポケモンの多くは、此の技が等倍以上ではいる。環境で多く見かけるポケモンでコケコに後出しされるポケモンで飛行を半減できるポケモンはドリュウズ、ボルトロス位のものであり、通常の特殊コケコを見るためにチョッキマンムーやカプ・ブルルといったポケモンを選出した手合を即座に壊滅させることができる。
また、副産物として、通常の特殊コケコが余り得意でないウルガモスにも大きな負担をかけることができる。
H4振りウルガモスを確定一発
H4振りボルトロスに27%〜31.6%の確定4発(カプZ込みでほぼ倒せる)
B4振りドリュウズに24.8%〜29.7%の高乱数4発(カプZ込みでほぼ倒せる)
H4振りランドロスに威嚇込みで27.8%〜33.3%の低乱数3発(カプZ込みで確定)
H244振りランドロスに威嚇込みで23.5%〜28.2%の乱数4発(カプZ込みでほぼ倒せる)
H124-B4マンムー(一般的なチョッキマンムー)に37.3%〜44.2%の確定3発(カプZ込みで確定)
HB特化メガフシギバナに 41.7%〜50.2%の低乱数2発(カプZ込みで確定)
HB特化カプ・ブルルに47.4%〜56.4%の乱数2発(カプZ込みで、グラスフィールドを考慮しても確定)
H252ナットレイに28.1%〜33.1%の確定4発(カプZ込みでほぼ倒せる)
上記のダメージ計算においてカプZ込みでとあるポケモンは、コケコに受け出しされることの有るポケモンだという認識で書いている。
つまりそれらのポケモンにカプZが入れば、そのポケモンはコケコに対する役割を遂行できなくなるということであり、逆に突破することができる。これがカプZ物理コケコのメリットである。
特殊のカプZコケコとは、フシギバナやラッキーが突破できる点が大きなポイントになる。
ただしナットレイは、HBゴツメや食べ残しの存在から安定しないので注意。
- とんぼがえり(選択技)
無効化されない対面操作技。火力には期待できないが、ミミッキュのばけのかわや襷を潰しながら後ろで受ける動きが可能になる。
エレキフィールドも合わさってキノガッサにも強い。
- ちょうはつ(選択技)
S130からの挑発は汎用性も高い。ステロなどを防ぎたければ入れてもいいだろう。
立ち回り
有利対面からカプZを押し、受け出されたコケコ受けをブレバで狩るのが基本的な運用となる。ガブリアスやマンムーにウツロイドといったスカーフの可能性があるポケモンに対しては引くことも視野にいれて、慎重に立ち回るといいだろう。
最後に
初めての育成論で、正直スタンダードとは外れた型でしたが、使ってもらいたいと思っていただければうれしいです。ここまで読んでくださってありがとうございました。