はじめに
初めまして。
今回はメガシンカが無くなって悲しんでいるルカリオルカリオの初心者向け育成論です。
見せ合い63の、レベル50フラットルール前提での内容となっています。
個体値はすべてMAX想定です。
HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さ=H・A・B・C・D・Sと変換して記入しております。
細かい努力値調整や、難しい立ち回りをする必要が無いので、初心者にも使いやすい型だと思います。
簡単な概要
ASに努力値のすべてを振り、スカーフを持たせることで対面性能と後詰めの性能を上げたルカリオです。
メガシンカが無くなって馬鹿げた火力は出せなくはなりましたが、
てっていこうせんやわざレコードで多くのサブウェポンを得たことで、必ずしも弱体化したとは言えない性能を持っています。
環境に多いギャラドスギャラドス、サザンドラサザンドラ、ミミッキュミミッキュ、ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(いじっぱり限定)、ナットレイナットレイ、バンギラスバンギラス、ドリュウズドリュウズ、に対して多くの場合有利に立ち回れます。
型詳細
- 性格
性格はむじゃき(特防↓、素早さ↑)か、せっかち(防御↓、素早さ↑)のどちらかです。
そもそも耐久が無いポケモンなので、下降補正が入ってもあまり気にしなくていいと思います。
いじっぱりヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマや、ようきギャラドスギャラドスが抜けなくなるので、この型の場合は素早さが上がる性格一択です。
ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマは、ようきの場合は抜かれてしまうので、対面するのはいじっぱりと確定してからか、最後の手段の運試しにしましょう。
- 特性
せいぎのこころ、ふくつのこころ、せいしんりょくの3種類がありますが、
隠れ特性であるせいぎのこころ一択かと思います。
ソードシールドから追加されたダイマックスは、相手のひるみを無効化します。
加えてこだわりスカーフは相手の先手を取るために使用するアイテムですので、
ひるみから発動するふくつのこころ、せいしんりょくはあまり意味のない特性です。
せいしんりょくはいかくの効果を受けないというメリットもありますが、せいぎのこころに比べて発動タイミングは少ないでしょう。
- 努力値
ASに252振り、残りはCです。
Cは、調整しても倒せるようになる相手は少ないので、おまけ程度です。
- 立ち回り
2、3体目に選出して、死に出しから弱点を突く。それだけです。
交代してから等倍のダメージを受けると、てっていこうせんを撃てないくらいダメージを受けてしまいます。
交代するのは、相手がかならず半減技を出すとわかる時だけが良いでしょう。
私はドラパルトドラパルトと組ませることが多いです。
ドラパルトドラパルトを先発で出し、サザンドラサザンドラの悪技を交代で受けて、せいぎのこころで攻撃を1段階上げてダイマックスするというのがとても強い流れです。
相手の3体がすべてわかっていて、ルカリオルカリオで弱点を突いていける場合は積極的にダイマックスしていきましょう。
技範囲がとても広いので、ダイナックルやダイスチルでステータスを上げていけば全抜きできることがとても多いです。
そのほかにも、敵が残り一体、こちらも最後がルカリオだけというときも、スカーフで抜きつつ高火力の技を出してゲームを決めることが多いです。
- 技
〇インファイト
確定枠1。
安定の一致技。
とびひざげりと選択になるかと思いますが、
とびひざげりの場合、環境に多いドラパルトドラパルト、ミミッキュミミッキュ、サニーゴ(ガラル)サニーゴ、ポットデスポットデスが交代で出てきた際に反動ダメージを受けてしまうので、インファイト推奨です。
ダイマックスしてダイナックルにすると逆に威力が下がってしまうので使う場合は注意しましょう。
〇てっていこうせん
確定枠2。
撃った後にHPの半分を減らす反動技。
ちなみにHPを奇数で調整しても小数点以下が切り捨てられるので、最大で2回しか撃てません。
この反動が非常に痛いので基本的にはダイマックスをして、ダイスチルとして使っていきます。
ただし、反動ダメージが大きいということは、自主退場もしやすいということですので、相手の積みの起点になりづらいというメリットもあります。
ミミッキュミミッキュ、トゲキッストゲキッス、コオリッポ(アイス)コオリッポ、オーロンゲオーロンゲなどに撃っていきます。
トゲキッストゲキッスは、ルカリオルカリオと対面するとほぼ確実にダイマックスしてダイバーンを撃ってきます。
こちらもダイマックスしてダイスチルを撃っても1撃では倒せない上に、あちらのダイバーンを耐えることはできないので、
交代するかてっていこうせんを撃って捨てましょう。
スカーフを持っていると、死に出しでバンギラスバンギラスがで出てくる時があります。
すなあらし状態で、努力値をHに252振っているバンギラスバンギラスは、てっていこうせんを確定二発にしてきます。
死に出しでバンギラスバンギラスが出てきた場合、一度引いてからインファイトを撃ちましょう。
〇じしん
確定枠3。
安定のサブウェポン。
上述の2つでは補いきれない敵に撃っていきます。
具体的にはギルガルド(シールド)ギルガルド、ドヒドイデドヒドイデです。
インファイトが入りづらい相手+てっていこうせんの反動が嫌な時に代わりとして使ったりもします。
〇かみなりパンチ
選択枠。
役割破壊専用。
この部分の技スペースは、環境の変化に合わせて適宜変えていくのが良いかと思います。
役割破壊対象はウッウウッウとギャラドスギャラドスです。
ダイジェットで一段階素早さの上がったようきギャラドスギャラドスを抜いてかみなりパンチで確定一発とすることができます。
ギャラドスを確定一発とすることができるのは、「ダイマックスをしていない状態」の時です。
ダイマックスをしている状態のギャラドスギャラドスだと、確定二発になってしまいます。
その場合はこちらのルカリオもダイマックスしましょう。
その場合素早さは抜かれてしまいますが、相手の攻撃は必ず一回耐えます。
返しでダイサンダーを撃てば、今度こそ間違いなく確定一発とすることができるでしょう。
- 選択技候補
〇ブレイズキック
アイアントアイアントに撃っていけるので悪くないと最近思っています。
ナットレイナットレイにはインファイトの方がダメージを出せます。
〇ストーンエッジ
リザードンリザードンに4倍の威力で入りますが、リザードンリザードンが最速の場合、ダイジェットを一回でも使われると抜けないです。
スピンロトムスピンロトムにも2倍の威力ですが、確定2発。
加えて命中不安なので、使うならダイマックス推奨。
〇コメットパンチ
てっていこうせんとタイプが被ってしまいますが、
H252振りトゲキッストゲキッスを、ダイスチルで確定一発にできたり、
ダイナックルによる攻撃1段階上昇と相性が良かったりなど、こちらにしか無い強みがあります(地味に10%の攻撃1段階上昇もおいしいです)
てっていこうせんとの選択にすると、両刀型というこの育成論のコンセプトが崩れてしまうため、かみなりパンチの枠の選択肢とさせていただきます。
〇れいとうパンチ、りゅうのはどう、シャドークロー、かみくだく、サイコキネシス、どくづき
現環境で4倍で入る相手があまりいません。
これらの技で弱点が入る相手には、大抵は確定枠の3つの技の方がダメージを出せます。
ダメージ計算
ダメージ計算についてですが、
細かい努力値調整をしない場合、個人的にはわざわざ書く必要はないと考えています。
ダメージ計算は、細かい努力値振りによって倒せない相手や倒せる相手を分かりやすくする指標だと思っているので、
今回のように極振りしている場合は必要ないと思います。
初心者向けのルカリオ育成論ということで、内容をあまり難しくしないという理由もありますので、ご理解ください。
おわりに
こだわりスカーフは、細かい動きができなくなるというデメリットがありますが、その分シンプルに扱える、初心者向けのアイテムだと思います。
さらに、ダイマックスの登場によって使い勝手が大幅に上昇したアイテムです。
ルカリオの豊富な技範囲を存分に生かせるこの型をぜひ使用してみてください。
ここまで読んでくださりありがとうございました。