はじめに
こんにちは。初めて育成論を投稿させていただきます「ゆーと」と申します。初めての投稿である今回は、自分の一番好きなポケモンであるデンジュモクデンジュモクの育成論について書いていきたいと思います。
注意
- 本育成論では、HP=H、攻撃=A、防御=B、特攻=C、特防=D、素早さ=S と略称を使います。
- ダメージ計算はスマホアプリ「SWSH」を使用しました。
- 個体値は特に理由がない限り理想個体とします。
- 気になったこと、指摘いただいた点があれば随時追記していきます。
デンジュモクとは
デンジュモクデンジュモクは7世代から登場したウルトラビーストの1匹であり、C173というランクマッチで使えるポケモンの中では1位の特攻種族値を持っていることが最大の特徴です。超高火力を活かしてポリゴン2などの受けポケを倒すことができ、また催眠術を覚えるので、相手を眠らせ、一方的に積み技を積んで全抜きを狙うことができました。
そして、なんといっても特性の「ビーストブースト」によって相手を倒すと自身のCを1段階上げることができ、さらに火力が高くなります。
採用理由
デンジュモクデンジュモクは8世代になって、Cを三段階上昇させる最強の積み技であった「ほたるび」が没収されてしまいました(泣)
しかし、「めいそう」は覚えることができ、積み技は残されているので、催眠術と絡めて使うことができれば強そうだなと思いました。また、7世代でよく使われていた型として「Z催眠型」という催眠術で相手を眠らせながら自身のSを1段階あげて戦うという型がありました。Z技は今作では廃止となりましたが、新たに追加されたアイテムである「からぶりほけん」によって「Z催眠型」と同じような動きができないかなと思いこの育成論を考えました。
「からぶりほけん」は技を外した時に自身のSが2段階上昇するアイテムであり、命中率が60%と低確率の催眠術と相性がいいです。また、「Z催眠術」と違い、Sが2段階上昇するのでスカーフランドロス(霊獣)などのこれまで抜けなかった相手を抜くことができるようになり、活躍の幅が広がったのではないかと思いました。
また、電気単タイプということもあり弱点が地面タイプしかなく、また今作でとても強いダイジェットにも耐性をもっており、増えることが予想されるガラル3鳥ファイヤー(ガラル)サンダー(ガラル)フリーザー(ガラル)にとても強いです。
レジエレキとの差別化
レジエレキレジエレキは冠の雪原から新たに登場したS200という驚異の素早さを持つデンジュモクと同じでんき単タイプです。登場したてということもあり、数を増やすことが予想されるので、レジエレキとの違いについて書いていきたいです。
まず、種族値を見ると、レジエレキは
H80 B50 D50となっており、それに比べてデンジュモクは
H83 B71 D71であり、デンジュモクの方が耐久力が高いです。
また、サブウェポンをみてもレジエレキは電気タイプ以外の技はほとんど覚えませんが、デンジュモクはエナジーボールやマジカルシャインを覚えるので、地面タイプやドラゴンタイプのポケモンにも勝つことができます。
また、今作のコンセプトである「からぶりほけん」を発動できれば、準速レジエレキを抜くことができます。
このような点からレジエレキとの差別化はしっかりとできています。
役割
催眠術で相手を眠らせる、あるいは外してSを2段階上昇させてから、めいそうを積んでCとDを上げて全抜きを狙います。
あるいは、でんじほうを使い、相手を麻痺らせて素早さを半減させる、もしくは外してデンジュモクのSを2段階上昇させて全抜きを狙います。
ダイマックスとも相性が非常に良いので、可能であればダイマックスさせることをお勧めします。
壁貼り役のポケモンで壁を貼ってからデンジュモクを展開することが望ましいですが、デンジュモク単体でも活躍できるような調整にしています。
持ち物
からぶりほけん
催眠術を採用する以上、外した時のことを考えなければなりません。
催眠術を外した時に、戦況が不利になることなく、かえって有利になることがあり、とても相性がいいのでこれで確定です。
努力値調整とその意図
今回考えたデンジュモクデンジュモクの努力値は以下の通りです。
H124 A0 B76 C60 D60 S188
まず、今回のデンジュモクを使う上で一番最悪なことは、催眠術をうつ前に上から殴られて死ぬ、もしくは催眠術を外してSは2段階上昇したが、そのターンに相手に殴られて死ぬことです。
ですから、1ターン目の相手の攻撃を耐えるために耐久に振った調整にしました。
- HB調整
主要なものを挙げると、
いのちのたま持ち陽気エースバーンのかえんボール 確定耐え
陽気ボーマンダの地震 確定耐え
陽気ミミッキュのじゃれつく 2耐え
陽気フェローチェのとびひざげり 確定耐え などです。
- HD調整
ひかえめアーゴヨンのりゅうせいぐん 確定耐え まで振りました。
- S調整
からぶりほけん発動時に最速スカーフガブリアスまで抜くことができる調整にしました。
- C調整
少しでも火力を上げるために残りをCに振りました。
技構成
さいみんじゅつ めいそう
でんじほう マジカルシャイン
- 確定枠
さいみんじゅつ
今回の育成論のコンセプトとなる技なので確定です。
めいそう
今回のデンジュモクはCに努力値を最大に振っているわけではないため、めいそうを積まないと、少し火力に不安があります。(それでも十分火力はあります)
- 選択技
10万ボルト
命中安定の威力90の技です。外すことがないので安心して採用できます。
マジカルシャイン
命中安定の威力80のフェアリー技です。電気半減のドラゴンタイプへの有効打です。
エナジーボール
命中安定の威力90の草技です。電気無効のじめんタイプへの大きな有効打です。
でんじほう
命中50の威力120のでんき技で、100%相手を麻痺状態にすることができます。
当たれば超高火力に加え、相手を麻痺に、外れれば空振り保険でSが2段階上昇するので、当たっても外れても強いです。
さらに、ダイマックスさせれば命中安定するので相性が良いです。
主な立ち回り
基本的にはまず催眠術を使って相手を眠らせにいき、その後めいそうを積んで可能であればダイマックスをして全抜きを狙います。
裏にランドロス(霊獣)などのデンジュモクよりも速い地面タイプがいる可能性があるときは、Sが2段階上昇していた方がおいしいので、催眠術よりも低命中のでんじほうを使います。
与ダメージ計算
- 10万ボルト
ダイサンダーとめいそう1積みの10万ボルトでは、後者の方が威力が出るので参考にしてください。
無振りフェローチェ
134.2~158.9% 確定1発
HD特化テッカグヤ
65.6~79.4% 確定2発
ダイサンダー 95.0~112.7% 乱数1発(75.0%)
めいそう1積み 100~117.6% 確定1発
CS252トゲキッス
105.0~123.7% 確定1発
H252ポリゴン2
34.3~40.6% 確定3発
ダイサンダー 48.9~58.3% 乱数2発(98.04%)
めいそう1積み 51.5~60.9% 確定2発
H252スイクン
81.1~95.6% 確定2発
ダイサンダー 115.9~137.1% 確定1発
めいそう1積み 121.7~142.9% 確定1発
HD特化カプ・レヒレ
64.4~75.7% 確定2発
ダイサンダー 92.6~109.6% 乱数1発(50.0%)
めいそう1積み 94.9~112.9% 乱数1発(68.75%)
無振りエースバーン
76.1~90.9% 確定2発
ダイサンダー 110.3~130.3% 確定1発
HD特化ドヒドイデ
68.7~81.5% 確定2発
ダイサンダー 96.8~115.9% 乱数1発(87.5%)
めいそう1積み 100.6~119.7% 確定1発
- でんじほう(確定数が10万ボルトと変わる主な耐久ポケモン)
HD特化テッカグヤ
めいそうを積まずにダイサンダーで確定1発 102.9~121.5%
HD特化ドヒドイデ
めいそうを積まずにダイサンダーで確定1発 104.4~123.5%
HD特化スイクン
めいそうを積まずにダイサンダーで乱数1発(50.0%) 92.7~110.1%
- エナジーボール、くさむすび
主にでんき無効の地面タイプに使います。
H252カバルドン
76.2~90.2% 確定2発(くさむすびだと確定1発 100.4~119.0%)
ダイソウゲン 109.7~129.3% 確定1発
HD特化カバルドン
エナジーボール、くさむすびともに確定2発
ダイソウゲン 73.4~87.4% 確定2発
めいそう1積みダイソウゲン 110.6~131.1% 確定1発
- マジカルシャイン
基本的にでんきが等倍以上の相手にはでんき技を使うので、マジカルシャインはドラゴンタイプや地面タイプに使います。
無振りドラパルト
85.5~101.8% 乱数1発(12.5%)
ダイフェアリー 139.8~165.6% 確定1発
無振りダイマックスドラパルト
めいそう1積みダイフェアリー 104.2~123.3% 確定1発
無振りガブリアス
69.9~83.0% 確定2発
ダイフェアリー 112.5~133.3% 確定1発
無振りランドロス(霊獣)
40.8~48.1% 確定3発
ダイフェアリー 65.8~78.0% 確定2発
めいそう1積みダイフェアリー 98.7~116.4% 高乱数1発(93.75%)
被ダメージ計算(ダイマックスしていない状態)
- 対物理
A252いのちのたまエースバーン
かえんボール 83.9~99.4% 確定2発
とびひざげり 91.9~108% 乱数1発(50.0%)
A特化ウーラオス(いちげき)
あんこくきょうだ 77.5~91.3% 確定2発
A特化ウーラオス(れんげき)
すいりゅうれんだ 72.4~87.9% 確定2発
A252フェローチェ
とびひざげり 79.3~93.6% 確定2発
A特化の場合は 86.7~102.2% 乱数1発(18.75%)
A252メタグロス
じしん 80.4~95.4% 確定2発
A特化の場合は 88.5~104.5% 乱数1発(31.25%)
A特化ドラパルト
ダイドラグーン、ダイホロウ(威力130) 79.3~93.6% 確定2発
A252ボーマンダ
じしん 80.4~95.4% 確定2発
A特化の場合は 88.5~104.5% 乱数1発(31.25%)
A特化ゴリランダー
10万ばりき 79.3~94.2% 確定2発
A252ミミッキュ
じゃれつく 41.3~48.8% 確定3発
A252ランドロス(霊獣)
じしん 125.2~149.4% 確定1発
- 対特殊
C特化アーゴヨン
りゅうせいぐん 83.3~98.8% 確定2発
C特化カプ・テテフ
サイコフィールド下サイコキネシス 77.5~91.3% 確定2発
C特化トゲキッス
ダイフェアリー(威力130) 81.0~95.4% 確定2発
C特化リザードン
ねっさのだいち 55.1~65.5% 確定2発
ダイアース 93.1~110.3% 乱数1発(62.5%)
C特化ドラパルト
ダイドラグーン(威力140) 76.4~90.2% 確定2発
相性の良い味方
- ランドロス(霊獣)ランドロス
ランドロス(霊獣)はデンジュモクの苦手な地面タイプを無効にしてくれます。ダイマックス性能にもすぐれており、様々な型があり非常に相性が良いです。
- アグノムアグノム
アグノムはSが高く、上から両壁をはることができ、さらに大爆発を覚えるので自主退場をすることができます。さらに特性のふゆうによって地面タイプの攻撃を無効にするので、初手のこだわりアイテム持ちポケモンに地面タイプの攻撃が打たれず、安心してデンジュモクに引くことができます。
最後に
いかがだったでしょうか。まだシーズン7が始まっていないので{デンジュモク}がどれだけ活躍できるかは分かりませんが、皆様の役に立てれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。
追記
{レジエレキ}との差別化のところで、レジエレキよりもデンジュモクの方が火力が高いと記載しておりましたが、お互いにC特化させたとき、実数値がレジエレキは250.5、デンジュモクは247となるので、レジエレキの方が火力は少し高くなります。計算ミスをしていて申し訳ありません。