注意点
この育成論は受けループに入れるポケモンです。投稿主の性格上、本文はかなり変更が多くなると思いますが、ご了承ください。最初の方はいつものように私の雑談なので、『エアームドとは』まで飛ばして読んで頂いて構いません。
はじめに
15回目の投稿になります。受けループばかりを使う人siaです。今回も受けループに採用するポケモンの育成論を書きたいと思います。受けループに少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。
『エアームドとは』
エアームドとは2世代の金銀から登場したポケモンです。鋼・飛行タイプで弱点は炎タイプと電気タイプの2つしかありません。それに加えて、10タイプの技が半減以下というとても優秀な耐性を持っているポケモンです。B種族値が140と高いことも魅力的です。高速回復技である羽休めを覚えることも出来ます。
受けループの受けポケモン以外にも、ステルスロックや岩石封じを組み合わせて起点作りも出来るとても優秀なポケモンです。
型解説
- 持ち物
オボンの実
- 特性
頑丈
- 性格
腕白
- 個体値
H31/A31/B31/C指定無し/D31/S31
- 努力値
H252 B236 S20
- 実数値
H172/A100/B209/D90/S93
- 調整意図
HB A252命の玉ランドロス(霊獣)のA+2DM岩雪崩2回をオボンの実と鉄壁込みで確定耐え(詳しくは後述)
S 準速ドサイドン抜き
持ち物の理由
現段階で、エアームドの持ち物採用率はオボンの実が一番高いですが、何故オボンの実を採用するか解説をしたいと思います。
私はエアームドの役割対象のなかにランドロスやドリュウズを入れている場合、オボンの実がとても重要になると考えています。
1.相手はランドロス(霊獣)こちらはドヒドイデやバンギラス等のランドロス(霊獣)に不利なポケモン
2.こちらは不利対面なので、エアームドに交代
3.ランドロス(霊獣)が剣の舞いを選択
4.ランドロス(霊獣)はダイマックスを選択(DM岩雪崩等を選択)
5.エアームドにダメージが入る(相手のランドロスがA252命の玉持ちの場合、残りHPは30〜52)
6.エアームドはオボンの実で回復(残りHPは73~95)
7.エアームドは鉄壁を選択
8.ランドロス(霊獣)はDM岩雪崩を選択(エアームドは鉄壁をしているので、残りHP2~35)
9.エアームドが羽休めをすることで残りHPは88〜121になるため、次の攻撃も耐えることが出来る
これはオボンの実がないと実現が出来ないため、ランドロス(霊獣)を安定して受けるためには必要な道具とわかります。また、A特化命の玉ドリュウズも同じ動きで、約86%の確率でエアームドが攻撃を耐えることが出来ます。
※エアームドの残りHPは実数値で記載しています。
差別化
現在使える鋼・飛行タイプのポケモンはエアームドテッカグヤアーマーガアがいます。
まずテッカグヤは高速回復技を覚えることが出来ません。それが理由で何度も安定したサイクルを繰り返すことは難しいと考えられます。
次にアーマーガアとの差別化ですが、エアームドとアーマーガアの差別化はしっかりと解説したいと思います。
- エアームドエアームドのメリット
1.アーマーガアより少しだけ物理耐久が高い
2.特性「頑丈」による一撃必殺技への耐性
3.ステルスロックや吹き飛ばしを覚える
4.アーマーガアより少しだけ素早さが高い
- アーマーガアアーマーガアのメリット
1.特殊耐久がエアームドより高いので、不意に打たれる特殊技に少しだけ強い
2.特性「ミラーアーマー」によるBダウン等への耐性
3.とんぼ返りを覚える
エアームドの利点を解説します。
メリット1
ランドロスやドリュウズの命の玉DM岩雪崩を安定して受けたい場合、最低限必要な数字になります。
メリット2
受けループは耐久が高く、並みの攻撃力では倒すことが難しいです。それが理由で受けループ対策の1つに一撃必殺技(つのドリルや絶対零度等)があります。特性「頑丈」は一撃必殺技を無効果するので、受けループが苦手な一撃必殺技に強いです。
メリット3
ステルスロックはダメージソースになるだけでなく、相手の交代対策にもなります。吹き飛ばしは相手が積み技を持っていたときの対策になります。
メリット4
エアームドの素早さが高い利点は「Sを少し振れば、準速ドサイドンより速くなる」ことです。アーマーガアが最低限の耐久(ランドロスの攻撃を受ける)を維持した場合、Sに努力値を振る余裕がありません。エアームドは最低限の耐久を確保しながらも、Sに振る余裕があります。Sを振ることで、ドサイドンよりも先に行動できます。鉄壁後はDM炎のパンチも2回受けることが出来るため比較的ドサイドンを安定して受けることが出来ます。
※アーマーガアの利点を細かくは記載しませんが、必要があれば記載します。
仮想的
ランドロス(霊獣)、ミミッキュ、ナットレイ、バンギラス、ゴリランダー、ドリュウズ、ドサイドン
技構成や状況によってはザシアン(王)、ガブリアス、カイリュー等も役割対象
技構成
- 確定
羽休め
回復ソースです。この技がないと仮想敵に勝てなくなります。タマゴ技です。(ヨルノズク系統、ペリッパー系統等から遺伝)
鉄壁
Bランクを2段階上昇させる技です。この技を採用することで多くの物理ポケモンの攻撃を耐えることが可能になります。Lv技です。
- 選択
ボディプレス
自分のBをAとして計算する技です。Bが高いエアームドとは相性が良い技です。鉄壁のBランクも影響します。技レコードです。
ドリルくちばし
ボディプレスよりも火力指数は低いですが、ゴーストタイプにも通る技です(ミミッキュや物理ドラパルトを役割対象にする場合は採用した方が良い)。またダイジェットとしても使えます。Sが上昇していれば、相手よりも先に鉄壁や羽休めを打てる可能性があるため、本来は受けられない状況でも受けることが可能になります。レベル技です。
ステルスロック
相手が交代する度に相手の最大HPの1/8のダメージを与える技です。サイクル戦をすることが多い受けループなので、交代をしているだけでダメージを与えられるのはとても使いやすいと思います。また、回復技を打つことが難しいサンダー等のボルトチェンジサイクルにも比較的強くなります。技レコードです。
吹き飛ばし
相手を強制的に交代させる技です。相手が積み技を持っていた際に積み対策になります。またステルスロックや毒菱(味方が撒く)と相性が良いです。タマゴ技です。(シンボラーウォーグル系統オンバーン系統から遺伝)
アイアンヘッド
30%の確率で怯ませられる技です。ダイスチルとして打つことで攻撃しながら防御を上げることも出来ます。技レコードです。
ダメージ計算
被ダメージ
A252ウーラオス(いちげき)暗黒強打34.8~41.8%
A252ランドロス(霊獣)DM岩雪崩34.8~41.2%
A+1A252ザシアン(王)インファイト42.4~50.0%
A252ミミッキュDMシャドークロー26.7~31.9%
A特化ハチマキゴリランダー叩き落とす(持ち物有)29.6~35.4%
C無振りラプラスフリーズドライ26.7~31.9%
A特化ドサイドンDM炎のパンチ58.1~68.6%
与ダメージ
ボディプレス
B4ウーラオス(いちげき)悪60.5~72.0%
H無振りエースバーン43.2~50.9%
H4ランドロス(霊獣)16.9~20.6%
H252ナットレイ46‥4~55‥2%
H252ラプラス53.1~63.2%
ドリルくちばし
H4ミミッキュ35.1~41.9%
H4ランドロス(霊獣)25.4~30‥9%
H無振りドラパルト30.0~35.5%
DMドリルくちばし
H4ミミッキュ57.2~67.1%
H4ランドロス(霊獣)40.6~49.0%
H無振りドラパルト47.8~57.0%
相性のいい味方
ヌオーヌオー
エアームドが苦手な炎と電気タイプにヌオーが強く、ヌオーが苦手な草タイプにエアームドが強いので、タイプ相性が良いです。広い範囲で物理ポケモンを受けることが出来ます。
バンギラスバンギラス
エアームドが物理受け、バンギラスが特殊受けの役割を持つことで広い範囲で受けることが出来ます。
バンギラスの砂はエアームドが鋼タイプなのでダメージもありません。相手を一方的に削ることが出来るのも強みの1つです。
ラッキーハピナスラッキー ハピナス
バンギラスと違い高速回復技を持っている特殊受けポケモンです。ラッキー等にステルスロックを覚えさせることで、エアームドの技枠に余裕が生まれます。
最後に
エアームドのなかでは、一番採用されている型だと思いますが、その強みを紹介してみました。エアームドの強さが伝わっていれば幸いです。
私の他の育成論も読んで頂ければ嬉しいです。感想、誤り、質問、アドバイス等、他の育成論でもコメントしていただけると助かります。次の育成論でまたお会いしましょう。