どうもこんにちは、kzkです!
今回はサンダーについての考察です。
サンダーはアタッカー、受けのどちらの性能を取っても強く、型を読み間違えて崩されるのを経験した人は多いと思います。
この育成論では耐久型として最近増えているゴツメサンダーについての考察です。先に言ってしまうと、HSとHB軸の双方の調整の強みを解説していきます。
(テンプレ論でごめんなさい)
この育成論をご観覧していただくにあたり
- HPをH、こうげきをA、ぼうぎょをB、とくこうをC、とくぼうをD、すばやさをSと表記するなど、一部非公式用語を用いります。なるべく分かりやすく工夫しましたが、万が一分かりにくい単語があった場合はお手数ですがコメントお願いします。
- 敬体、常体を両方使います。見にくい場合は統一致しますのでコメントお願いします。
- ダメージ計算はダメージ計算SS様を使用しました。
役割
- 地の一貫切り
- ゴツメや技による削り
- 耐久&はねやすめ(&かいでんぱ)による詰め
静電気(放電)麻痺、暴風混乱によるワンチャン
サンダーサンダーというポケモンについて
タイプ=電・飛
種族値=90:90:85:125:90:100
特性=プレッシャー、せいでんき(夢)
タイプはボルトロス(化身)やエモンガ等でもお馴染みの電気飛行。この組み合わせは地面を無効、闘草、飛、虫、鋼を半減以下で受けられ、弱点は岩、氷のたった2つである事から優秀なタイプ組み合わせとされてます。特に、DM環境でダイジェットを半減にしつつ、ダイジェットをタイプ一致で打てるので、ダイマにとても適しているでお馴染みです。
種族値を見ると、Cが高く、その他は標準か少し上くらいになっています。タイプもあり、受け性能は高めです。S100なのが強く、環境に多いウーラオス(いちげき)や、ミミッキュ等の上を取れます。
特性は相手の消費ppが2倍になるプレッシャーと夢特性で、接触攻撃を受けると3割で相手を麻痺させる静電気の2つです。
プレッシャーはpp枯らしをする耐久型、静電気はアタッカーで打ち合いでワンチャンを狙えたり、耐久型においてもワンチャン狙える為、広く使われており、使用率も高めです。
ワンチャンっていっても3割だよ?1撃技あてるのと同じだよ?
持ち物
- ゴツゴツメット
タスキを潰しつつ暴風で確1が取れる為、対ウーラオス(いちげき)ウーラオス(れんげき)性能をぐぐんと引き上げます。また、相手のとんぼがえりやクイックターンを抑制する事もできます。
アッキや回復実よりは耐久は下がりますが、特性の静電気と合わせて相手が麻痺るまではねやすめで粘るだけで削れるのがとても大きいです。
アッキや回復実持ちよりも詰め筋としては強くないですが、サイクル戦であれば他の持ち物に比べ相手に圧倒的アドバンテージが取れるのがゴツメサンダーの強みです!
特性
- せいでんき(夢)
ゴツメと相性が良い事や、麻痺によりS逆転を狙える為、せいでんきで確定。
対物理にプレッシャーよりも圧倒的に強く出れる。
性格・努力値と調整
耐久を比較できるように、被ダメも合わせて記載しておきます。
- 調整案1
図太いH252 B204 C4 D4 S44
H→ぶっぱ
S→+1で最速エースバーン抜き
B→ウーラオス(いちげき)の乱数を少しでも良くする為あまりを全振り
CD→端数
HB軸サンダーのテンプレ調整。
Sはダイマでエースバーンと打ち合う事を考えて、44振り。後攻ボルチェン意識でSはこれ以上は振らない方がよい。
残りをBに振る事で、ウーラオス(いちげき)(悪)の特化暗黒強打は乱数(89.4%)2発、(水)の水流連打は乱数(77.7%)2発になる。
特に陽気ウーラオス(れんげき)(水)の水流連打が超低乱数(0.3%)2発になるのが良い。
(ちなみにB196振りだと乱数(37.1%)2発とだいぶ動く)
- 被ダメ
A252ザシアン(王)A+1
じゃれつく 59.8〜70.5% 確定2発
特化ランドロス(霊獣)
ダイロック 74.1〜88.3% 確定2発
A特化ウーラオス(いちげき)
暗黒強打 47.7〜56.8% 高乱数(89.4%)2発
A252エースバーン
キョダイカキュウ 53.8〜63.9% 確定2発
かえんボール
C特化サンダー
10万ボルト 45.6〜53.8% 中乱数(41.3%)2発
- 調整案2
臆病HS残りC
S100族である事を存分に生かした調整。
サンダーミラーに強い。
(個人的にサンダーミラーはSが高い方が強いと思っている。理由は上からボルチェン→ドサイドン等の地面タイプで相手のボルチェンを封じ、有利対面を作れるから)
最速にすれば最速ウーラオス(いちげき)、最速ミミッキュ等から上から殴れる他、キュレム等の対面不利のポケモンからもSが99族以下ならボルチェンで対面操作できるようになります。
その分耐久が下がっていて、特化鉢巻ウーラオス(いちげき)の暗黒強打で乱数で飛びます。また、ザシアンに対し、静電気麻痺ワンチャンをできる回数やゴツメダメを稼ぐ回数が圧倒的に減ります。
- 被ダメ
A252ザシアン(王)A+1
じゃれつく 81.2〜96.4% 確定2発
特化ランドロス(霊獣)
ダイロック 102.5〜120.8% 確定1発
A特化ウーラオス(いちげき)
暗黒強打 65.9〜78.1% 確定2発
A252エースバーン
キョダイカキュウ 73.0〜86.8% 確定2発
かえんボール
C特化サンダー
10万ボルト 45.6〜53.8% 中乱数(41.3%)2発
技構成
- 確定枠
・ボルトチェンジ
サイクル戦において必須級となる技。
攻撃しつつ、控えのポケモンと入れ替わる事ができる。ただし、この技を打つタイミングで電気を無効にするポケモンに交代させられてしまうと不利になってしまう為注意が必要。
・ぼうふう
威力は高めで、命中率が7割と低いが、当てれば3割で相手を混乱させる事ができる。天候が雨だと必中になり、晴れだと命中率が5割になる。
一度有利対面をつくり、交代読みでボルトチェンジで対面操作したり、暴風で混乱を狙ったりとボルトチェンジと合わせて便利な技。しかし、ボルトチェンジと同様、扱いが難しくサンダーを動かすのが苦手な要因の一つでもある技。
ウーラオス(いちげき)への対処をする為に必要な技
・はねやすめ
最大HPの1/2を回復する技。ただし、使用したターンは飛行タイプはなくなり、地面技が弱点になってしまう為、打つタイミングに注意が必要。
- 選択技
・かいでんぱ
相手のCを2段階下げる。
今は少なくなったがラプラスの初手ダイマや、サンダーミラー等特殊アタッカー対面で相手を抑える事ができる。
・ほうでん・10万ボルト・ライジングボルト
電気技の候補。放電は麻痺の確率が高く、10万ボルトは通常威力が高い。ライジングボルトはダイマ時の威力が高い。ダイマを切る事もあるがメインでは無い事、ボルトチェンジの交代の効果が優秀な事から確定枠には入れていない。
- ねっぷう
主にナットレイ、ハッサム、カミツルギへの遂行速度を上げる技となる。この型は耐久型であり、この3匹には熱風なしでも時間はかかるが、TOD勝ちはできる為、確定枠に入れてない。
立ち回り例
クッション兼受けとして用いります。
サンダーが有利なポケモンに対して積極的に投げていき、ウーラオス(いちげき)等、接触技を打ってくる相手にはゴツメダメや静電気麻痺を狙っていきます。また、相手の交代に合わせてボルトチェンジで対面操作を狙ったり、かいでんぱで弱体化を狙う動きが強いです。
この型だけでなく、サンダーは読みがある程度必要になってきます。うまく動かすにはある程度読みができる事が条件となります。
与ダメージ計算
C4振りで計算。
- H4サンダーサンダー
ボルトチェンジ 31.3〜37.9% 高乱数3発
ダイサンダー 54.8〜65.0% 確定2発
10万ボルト 40.3〜48.7% 確定3発
- H4エースバーンエースバーン
暴風 61.5〜73.0% 確定2発
ダイジェット 77.5〜92.3% 確定2発
ボルトチェンジ 39.1〜46.7% 確定3発
- H4ランドロス(霊獣)ランドロス
暴風 55.1〜65.4% 確定2発
ダイジェット 69.6〜82.4% 確定2発
- H4ザシアン(王)ザシアン
ボルトチェンジ 25.5〜30.9% 確定4発
ダイサンダー 44.6〜52.3% 低乱数2発
- H4ウーラオス(いちげき)ウーラオス
暴風 130.2〜154.2% 確定1発
- H4ドラパルトドラパルト
暴風 58.5〜69.5% 確定2発
ダイジェット 73.7〜87.8% 確定2発
苦手なポケモン
タイプ一致で弱点を突いてくるポケモン等、受けが成立しないポケモン全般。
例)バンギラス、ウオノラゴン、ドサイドン、バドレックス(はくば)、ウツロイド等
相性の良い味方・構築例
- 高耐久ポケモン
サンダーの不利なポケモンに後出しがきく高耐久ポケモンと相性が良いです。
- 削りを生かせるスイーパー
ボルトチェンジ等サンダーが行った削りを生かし、最後に決め切るポケモンが裏にいると安定します。
例)ウーラオス(いちげき)、エースバーン(シリーズ8限定でザシアン(王)、カイオーガ等)
- 構築例
・シリーズ8用
サンダー
ザシアン(王)
ウーラオス(いちげき)
ポリゴン2
ランドロス(霊獣)
エースバーン
(厨ポケつめこみました)
DMエースになるエースバーンやランドロス(霊獣)に、スイーパーのザシアン(王)、ウーラオス(いちげき)を加え、受けとしてサンダーとポリゴン2を付け足した構築です。1匹1匹の性能が高く使いやすいです。
・シリーズ9用
サンダー
ヒードラン
クレセリア
ウーラオス(いちげき)
カプ・レヒレ
ゴリランダー
クレセドランにサンダーを入れた構築です。
クレセドランはウーラオス(いちげき)に滅法弱い為、サンダー&カプ・レヒレで選出抑制をしている。ウーラオス(いちげき)はスイーパーとして優秀であり、ゴリランダーのグラスフィールドでヒードランのサポートができる。
終わりに
育成論を最後まで読んで頂きありがとうございます。
書くと言ってからだいぶ時間がかかりました()
次の論はシリーズ9が始まってからになると思います。
最近ポケモン人口が減っていると感じています。シリーズもあと2週間で変わりますし、最後の伝説環境でのポケモンを楽しみましょう!!(ง •̀_•́)ง