カマスジョー- ポケモン育成論ソードシールド

• この育成論ではH・A・B・C・D・Sなどの略称を使います。
• 個体は、特に理由が無い限り理想個体とします。
• ダメージ計算は、Soldier Calc様を参照しています。
• 不明な点などございましたら、コメントにて指摘して貰えると助かります。

カマスジョー種族値
H:61 A:123 B:60 C:60 D:50 S:136
剣盾から新登場のわかりやすい高速水物理アタッカー。ガラル地方ではテッカニンアギルダードラパルトに次ぐ4番目の素早さを持つ上に特性すいすいによって雨下ではほぼ抜かれることはないと言ってもいいでしょう。しかし耐久が脆すぎるので(ざっくり言ってイーブイと同じくらい)襷を持たせるかダイマックスエースにするかになりがち。水タイプとしては珍しいインファイトを覚えるのがアイデンティティ。

タイトル通り水物理エース枠。雨下での運用はもちろん単体で自分からダイストリームで雨を降らすことも可能なので高い素早さから相手を制圧することが出来る。雨がなくてもダイナックルから強引な突破も出来る。雨パでなくても単体で動けるのも強み。

カマスジョーはすいすい持ちで最速かつ最高の攻撃力を持っているのでタイプや積み技を考慮しなければ1番適していると言えます。雨物理でのすいすい持ちは他にルンパッパガマゲロゲカジリガメと言う候補がいますがルンパッパガマゲロゲは攻撃種族値が低いので考慮外。カジリガメはa115とカマスジョーのa123と近い数字と言うことで今回はカジリガメとの差別化点を中心に考察していきます。

カマスジョーの長所
・高い攻撃と素早さ
・インファイト
カジリガメの長所
・並以上の耐久
・タイプ一致での岩技による打点
・ダイスチルで耐久をあげながら殴れる

カマスジョーの短所
・紙耐久
・積み技を覚えない
カジリガメの短所
・素早さが低い
・岩タイプによって弱点が多い

それぞれ長所があり短所もあります。どちらが強いかは状況によって変わるので明言は出来ませんがいくつか実践的な例を出します。

死に出し前提でダイマックスを切るとした場合、カマスジョーは自分よりsの低いポケモンを倒しながら無傷で次のポケモンと対峙出来ますが、カジリガメの低いsでは一発貰う可能性は高くなります。

また、すいすい下では電磁波を食らってもカマスジョーは高い素早さを維持出来るのに対してカジリガメは中速アタッカーにほぼ上を取られてしまいます。

ポケモンと言うゲームにおいてsが高いというのは極めて重要なステータスなので基本的にはこれが1番の差別化ポイントです。

かと言ってそれが全てではなく、カジリガメでもすいすいが発動すれば準速でも最速100族以下のスカーフは抜けますし、積み技からの受け崩し、タイプ上ギャラドストゲキッスなどに有利に立ち回れるので出来ることはカマスジョーより多いです。

耐久面ではそれが顕著に現れます。ダイマックスをしている状況でカジリガメは一発堪えるがカマスジョーは落ちてしまうという場面は多々あります。(アイアントやウォッシュロトムのダイサンダーなど)

高いsによる汎用性ではカマスジョー、耐久と積み技で崩し性能が高いのがカジリガメといった所でしょう。

すいすい
雨のときに素早さを2倍にする。
今回は雨を想定しての運用なのでこれで確定。もうひとつの特性スクリューおびれはダブル専用なのでシングルバトルでは基本的にすいすい1択。

命の珠
エース運用するのでこれで確定。珠を他のポケモンに使いたい方は襷でも似たような運用が出来るが今回はこちらで。

いじっぱり(攻撃↑特攻↓)
最速にするメリットが少ないのと少しでも火力を高めたいのでこちらで。

as252極振り。余りh4
s実数値は188となり最速エースバーンと同速。雨前提ならsに振る必要は薄いと感じるかもしれないが、耐久に振ってもたかがしれてるのと雨が枯れることや自分で雨を降らしたい時の初速も大事なので。
sラインの最低限はアイアントあたり。180振れば最速110族まで抜けるのでそこはお好みで。

• 確定技

たきのぼりorアクアブレイク
インファイト
サイコファングorドリルライナー

• 選択技

じごくつき(かみくだく)
こおりのキバ
ギガインパクト
みがわり

有利対面や死に出しからDMして殴り続ける。相手の裏にスカーフ持ちがいると予想出来ればダイストリームで雨を降らしながら突破してもいいし雨が降っている状態であればダイナックルで積みながら殴っていく。
1番強い動きは雨下で繰り出してダイナックルで相手を落としながら次の相手と対峙すること。そうなると等倍ダイストリームでほぼ全ての相手をワンパン出来ます。

a1ランク↑雨ダイストリーム
HB特化サニーゴ(ガラル)
98.8~116.7%(乱数1発)約93%
(これで確定で飛ばないサニーゴ(ガラル)ヤバすぎ)

カマスジョーの通りが良ければ初手から出して想定外の火力で崩しに行って3タテ出来ることも。

水が通るポケモン全般。雨が降ってなくてもHB特化カバルドンもダイストリームで乱数だが一撃で飛ばすことが出来る。状況によってはナットレイドヒドイデも突破可能。

ちょすい持ちのトリトドンシャワーズなど水が通らない物理受け。ウォッシュロトムカットロトムギャラドスなど水が通らずに弱点を突かれるポケモン。
前者にはあくびで起点にされ、後者にはワンパンされる。ダイナックルを積んでる状態以外では素直に引こう。

雨パでお馴染のペリッパー、特殊アタッカーとしてのルンパッパが第1候補。そうなるとギャラドスナットレイに薄くなるのでヒートロトムカットロトムなんかと組み合わせるのが良いです。
雨を降らせた方が強いですが無理に雨パにしなくても使えるのが強みです。

全抜きを狙う上でのダメージ感覚は非常に重要なので良く使う技ダメージの目安を簡単に。

雨ダイストリーム292.5
ダイストリーム195
雨たきのぼり180
たきのぼり=インファイト120
ダイナックル95

あとはこれにタイプ相性を乗せるだけなので、例えばアーマーガアにダイナックル(威力95)を打った場合、次は攻撃が1ランクあがるので次のダイストリームは雨ダイストリーム(威力292.5)と同じ威力なのでその3倍くらいはいるな〜みたいなイメージです。
使っていく内に慣れますがこの感覚がないと突っ込んでいい場面と引く場面の判別が出来ないので必ず頭に置いてください。

たきのぼり(ダイストリーム威力130)
HB特化カバルドン
58.1~68.8%(確定2発)
ダイストリーム
92~108.8%(乱数1発)
雨ダイストリーム
137.6~163.2%(確定1発)

HB特化アーマーガア
32.1~38.5%(乱数3発)
ダイストリーム
52.1~61.4%(確定2発)
雨ダイストリーム
78~91.7%(確定2発)

HB特化輝石サニーゴ(ガラル)
28.1~33.5%(乱数3発)
ダイストリーム
44.3~52%(乱数2発)
雨ダイストリーム
65.2~77.8%(確定2発)

HB特化ヌオー
30.6~36.6%(乱数3発)
ダイストリーム
49~58.4%(乱数2発)
雨ダイストリーム
73.7~87.6%(確定2発)

h4トゲキッス
61.4~72.6%(確定2発)
ダイストリーム
99.3~116.7%(乱数1発)
雨ダイストリーム
148.4~175.1%(確定1発)

h4ドリュウズ
152.9~181%(確定1発)

h4ミミッキュ
86.9~103%(乱数2発)化けの皮込

h4アイアント
65.4~77.4%(確定2発)
ダイストリーム
105.2~124%(確定1発)

インファイト(ダイナックル威力95)

h252バンギラス
168.1~198.5%(確定1発)
ダイナックル
133.3~158.4%(確定1発)

HB特化ナットレイ
76.5~90.6%(確定2発)
ダイナックル
59~71.8%(確定2発)
a1ランク↑ダイナックル
89.2~106.7%(乱数1発)

h4サザンドラ
122~145.2%(確定1発)
ダイナックル
95.8~114.2%(乱数1発)

h4ヒヒダルマ(ガラル)
166.8~196.6%(確定1発)
ダイナックル
132~156.3%(確定1発)

サイコファング(ダイサイコ威力130)

HB特化ドヒドイデ
46.4~56%(乱数2発)
ダイサイコ
71.3~84.7%(確定2発)
ダイサイコ(サイコフィールド)
91~107.6%(乱数1発)

かみくだく
h4ドラパルト
98.1~115.8%(乱数1発)

こおりのキバ
h4ドラパルト
79.2~93.2%(確定2発)

ギガインパクト(a1ランク上昇時)
※ダイアタックも威力150で同じ
H252ウォッシュロトム
105.7~124.8%(確定1発)
h4ウオノラゴン
106.6~125.3%(確定1発)

陽気a252ドリュウズ地震
96.3~113.8%(乱数1発)

陽気a252珠ミミッキュじゃれつく
86.1~102.1%(乱数1発)

控えめc252ウォッシュロトム10万ボルト
183.9~216%(確定1発)
DMしてても乱数で落ちます。

耐久は見ての通り紙なので弱点を着かれたら常に1撃で落ちると思って運用しましょう。受け出しは不可能です。

今回はカマスジョーの育成論でした。先日にカジリガメの育成論が初めて投稿されたのが作成しようも思ったきっかけで、新ポケのこいつの育成論がないのは可哀想だと思いおそらく1番メジャーであろうこの型の投稿に至りました。有利不利がはっきりしているので使いやすくてなおかつ活躍出来るポケモンだと思います。この育成論が参考になれば幸いです。気になる点などがあればコメントして頂ければと思います。閲覧ありがとうございました。