はじめに
初投稿です。読み辛い箇所だったり、誤りや不足がありましたら、お手数ですがコメントにてお願いいたします。
さて、第7世代のレート環境にくらべ、ガラルの対戦環境は「ダイマックス」という要素はあれど、火力などの数値が慎ましやかになった印象を持ちました。そこで、初手投げでタスキを想定されるポケモンに耐久調整を施し、さらにわるいことしてやりてぇなぁ...と思いこのポケモンのこの型に至りました。
マニューラについて
H70 A120 B65 C45 D85 S125
初出は第4世代、もともといたニューラの進化形態として登場しました。当時の対戦環境においては、ボーマンダボーマンダやガブリアスガブリアスの上から一致4倍弱点を突いたり、準伝のユクシーアグノムエムリット3UMAやクレセリアクレセリアのメインウェポンを無効にしたり、なかなかの功績を残しています。
また、第5世代のトリプルバトルでは、エルフーンテラキオンマニューラ「エルテラマニュ」の一画としても活躍しました。
数値の通り、特徴は高い物理火力と素早さ、そしてそこそこの特殊耐久です。pglで持ち物データが見れないため定かではないですが、某実況者さんはそのアタッカー気質を評価して、命の珠を持たせて使用されていました。
でんきだま
4番道路のピカチュウが5%で持っています。ピカチュウの物理、特殊攻撃を2倍にする道具ですが、投げつけるで射出することにより、相手が地面タイプでも麻痺を入れることができます。
また、火炎玉や毒々玉と違い、持っているポケモンがターン終了時に麻痺になりません。
採用理由
- 上からデバフを押し付けられる
今回のコンセプトである電気玉なげつける、これをスカーフ持ちでない限り上から遂行できます。同時に、相手の先発のタスキも潰せます。
- 「あくタイプ」なので対オーロンゲで強気に動ける
ご存じの通り、あくタイプには「いたずらごころ」による変化技が通りません。そして現環境のオーロンゲは、おそらくほとんどが「いたずらごころ」です。
向こうの電磁波や挑発を気にせず動けるのは非常に使い勝手がいいです。
後述しますが、本論のマニューラは無補整252振りオーロンゲの「ソウルクラッシュ」を確定で耐えます。
- 特性「わるいてぐせ」と技「なげつける」のシナジー
「わるいてぐせ」は、自分が持ち物を持っていないとき、かつ相手からの接触攻撃を耐えた際、相手の持ち物を奪うという特性です。
電気玉を投げつけて麻痺をまいた後、粘土やら回復実を奪って、相手のプランを大きく崩すことが可能です。
壁展開のオーロンゲとの違い
- マニューラマニューラ
長所
・上から挑発、投げつけるを通しやすい
・地面タイプに麻痺を入れられる
・S上げの起点になりにくい
・読まれない
短所
・投げつけるの性質上、麻痺を一回しか撒けない
・上から高火力で殴られると無理
- オーロンゲオーロンゲ(展開要員の壁オーロンゲ)
長所
・壁や電磁波などの補助技を「いたずらごころ」により先制して撃てる
・Sに割く必要がないので、がっつり耐久に振れる
短所
・あくタイプに電磁波や挑発が通らない
・壁を切らす動きに弱い
立ち回り
初手に投げて、電気玉を投げつけたり、挑発して変化技を妨害したりします。
大体のポケモンより速いので、ダイジェットのS上昇をローキックで無効化したり、剣舞を積んでくる奴らにイカサマを撃ったりして、荒らした後に裏のエースにつなぐ役です。
特性
前述の通り、投げつけるとのシナジーから「わるいてぐせ」で確定とします。
性格
初手に来ることもあるタスキ最速エースバーンやインテレオン意識でようきでの採用です。Bに補整かけるよりは、上からの遂行を目当てとした方がよいでしょう。
持ち物
本論はでんきだまで確定とします。
調整
H60 B228 S220
HB...オーロンゲ無補整オーロンゲのソウルクラッシュ確定耐え(83.6~99.3%)
ミミッキュ無補整ミミッキュのじゃれつく確定耐え(83.6~99.3%)
HD...ドラパルト特化ドラパルトの大文字確定耐え(79.7~94.1%)
S...インテレオン最速インテレオン抜き
HB方面は、ギャラドス特化ギャラのアイアンヘッドやドリュウズ特化ドリュウズの岩雪崩や岩石封じ(アイへは無理)、ドラパルト物理特化ドラパルトの蜻蛉やドラゴンアローも耐えます。
元からDもそこそこ高いので、地獄突きを警戒したニンフィアニンフィアのマジカルフレイムやドレインキッスも耐えます。そうそうないですが、ドレキスの場合、持ち物も奪えます。
Sは前述の通り、初手に出てくる恐れのあるエースバーンエースバーンやインテレオンインテレオンをちょうど抜ける調整になっています。スカーフだったときは裏で起点にします。
技構成
なげつける
コンセプト技です。初手ででんきだまを投げつけたり、特性でもらったいらない道具(粘土とかチョッキ)を消費します。でんきだまを投げつける際の威力は30。確定技。
ちょうはつ
でんきだまを投げつけた後、落としてもらうor道具を奪うために採用。ドラパルト以外の相手の積み技も上から縛れる確定技。
イカサマ
悠長にも剣舞を積もうとする(ミミッキュなどの)不届き者を成敗する一致技。マニューラ自身Aが高いので普通の攻撃技を読まれることが多く、耐えるやろ...って積んでくる方は割といました。
ローキック
ゴースト以外の相手のS上昇を許しません。因みにA無振りでもH252振りバンギに半分入ります。てかあいつなんで後出しされるの。
今回、マニューラで突破は考えないものとするため、対面性能を高める「ねこだまし」「こおりのつぶて」は不採用と相成りました。
繋ぐエースポケモン
麻痺やローキックでSを下げ、中速ポケモンのダイジェットやダイストリーム(すいすい)、ダイロック(すなかき)で抜いていくスタイルで対戦していました。主にギャラドスドリュウズガマゲロゲリザードンあたりです。仕上げはスカーフアタッカーやミミッキュにお願いしていました。
シーズン2に入り、またアーマーガァが最速から最硬に戻ってきたりすることを考えると、他の運用も視野に入れるべきかと考えています。
最後に
自分なりに全部書いたつもりですが、こういうのは往々にして漏れがあるものだと思いますし、自分よりもうまく起点づくりにマニューラを使う方もいると思います。
今後ももっと精進して、たくさんの人が使いやすいポケモンを見つけられたらいいな、と思っています。不足がございましたらコメントにてよろしくお願いします。
ご精読ありがとうございました。