ポケモンパーティ構築(ダブル)

シリーズ12ダブル グラードン×ディアルガ構築〜追い風トリルエルフーンを添えて〜

2022/07/17 16:51 / 更新:2022/07/19 00:12

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投稿者:えいじ〜(@argentum224)

剣盾 / ダブル / シーズン32

レンタルチーム有

 初めまして! えいじ〜と申す者です。今回パーティ構築を投稿させてもらうことにしたのですが、僕は過去にパーティ構築はおろか、育成論すら投稿した経験がなかったりします。そのため全体的に文章が拙かったり、構築力が足りなかったりするかと思います。ですので、是非ともコメント等でアドバイスを頂けると嬉しいです!

注:ここでは最早当たり前となっているHABCDSのような略称を多く用います

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使用ポケモン

 今回のパーティの要となるサポーター。一般的な追い風型で基本完結しているが、今回採用した禁伝達は飛び抜けて速い訳ではなく中速帯に留まっているため、相手の追い風ザシアンザシアン(王)ザシアン(王)や追い風黒バドバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)等には対応できない。よって採用したのがトリックルームである。これによって、相手の追い風やダイジェット、天候パといった高速かつ高圧的な戦術を切り返すことができる。また、ガチガチのトリパに対してトリル返しを決められれば、相手のトリルエースによる一方的な展開を阻止するといった立ち回りも可能になる。また、敵全体の素早さを下げる技「わたほうし」との差別化点については、対草タイプや対悪タイプ、サイコフィールド下でも無効化されないという点、相手のトリルに対する回答になりうるという点、追い風→わたほうしの場合2ターンかかるのに対しトリルならエルフが生き残れば1ターンで成立する、といった点から、トリルの方が優秀であると断言していいだろう。
 調整は、トリルを加味しても臆病最速。かつ、極力生き残る可能性を求めてH振り。ただし猫騙し+弱点技のように集中されると耐えない可能性大であり、CS振りでも良いのではと思っていたり。持ち物はトリルを安定させるため襷で確定。
 技構成だが、コンセプトの追い風とトリルは確定。ウェポンは後述のオーロンゲとの範囲被りを避けてエナボを採用しているが、草打点が欲しいと思わされるカイオーガカイオーガカイオーガはDが高く、トリトドントリトドントリトドンは大抵裏から出てくるためトドンと相対する前にはエルフが落ちている等、草技が必要な場面は少なかった。故にムンフォでも良いかと思われるが、ここは最早好みの問題だろう。ラスト一枠はトリル下でもエルフが置き物にならないよう、汎用性の高い変化技を採用したいところ。甘える、嘘泣き、くすぐる、挑発、アンコール等が候補に上がるが、今回はエース達の火力を底上げするための手助けを採択した。
 選出率は堂々の1位。このパーティで対戦テンポを取っていくためには欠かせないサポーターである。

 このパーティにおける絶対的エース。高いAと高水準な耐久ラインから範囲技をバンバン撃っていく。ラムの実を持たせることで状態異常に対しても多少の誤魔化しは効くため、強引に剣の舞を積んで突破力を高めることも可能。とにかく選出するだけである程度相手に圧がかかるため秀逸。
 調整だが、単純な意地HA特化……と言いたいところだが、少々Sラインを弄っている。S実数値112は、追い風下で実数値224となり、最速ザシアンザシアン(王)ザシアン(王)や最速黒バドバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)を抜くラインとなっている。そのためHかAを落とす選択を強いられたのだが、H実数値207が16n-1を満たしており、あまりにも美しかった為やむなくAを落とした。とはいえ元から砂ダメ無効、火傷も一度は無効化可能と、定数ダメ最小調整にする旨味が実はあまり無いのかもしれない。そして持ち物は前述したラムの実で確定とする。
 技構成に関して、優秀なタイプ一致範囲技の断崖の剣は確定、ラムの実と相性が良く絶妙に足りない火力を増強できる剣の舞や、ダブルで強力な守るも入れておきたい。残り一枠は地面打点と補完の取れる岩技を採用したいところだが、範囲と怯みの追加効果が優秀な岩雪崩か、低命中ながらワイドガードに強く高威力なストーンエッジのどちらかになる。基本はどちらを選んでも強いだろうが、自分は常に技外しに怯えるのがこの上なく嫌いであることと、ダイマを切ればワイドガードは対処できるということで岩雪崩を採択した。
 選出率は2位。剣の舞も含めてパワーがあるため、とにかく頼もしい一体。

 第二の禁伝枠であり、唯一の特殊アタッカー。グラードン同様の高火力と高耐久を両立し、瞬間火力に優れる時の咆哮を主軸に広い技範囲で相手の穴を突く。グラの剣の舞のような一発逆転の積み技はないが、代わりに突撃チョッキを持たせることで相手の特殊アタッカーとの撃ち合い性能を高めている。
 調整意図はグラードンとほぼ同じ。ただし、敢えてS個体値を少し落としてS下降補正をかけることで、トリルに特化させてグラードンとの差別化を図るのも面白いかもしれない。持ち物はカイオーガカイオーガカイオーガや黒バドバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)等の特殊禁伝との撃ち合いを強化する突撃チョッキとしているが、時折火力不足だと思わされることがあるため、持ち物を弱点保険等の火力増強アイテムに変えてもいいかもしれない(改善点ばかりじゃねーか)。
 技構成は、大きな瞬間火力が出せる時の咆哮と、安定一致技のラスターカノンはほぼ確定。残り二枠のうち、吹雪はパーティ単位で重いランドロスランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)への打点になるためほぼ確定(ディアルガ自身がランドに不利寄りなのは如何ともし難いが)。残りはザシアンザシアン(王)ザシアン(王)への打点となる炎技や大地の力、オーガへの有効打である雷、ディアルガを最遅で育成するならトリックルームも視野に入ってくる。今回は、氷打点との補完に優れ、ダイマ時にDの補強ができる大地の力とする。
 選出率は5位。どうしても自分がいまいちディアルガの強みを活かしきれていないが、禁伝故にエースの素質は十分にあり、可能性を感じる一体である。

 トリルを十二分に活かすための第二のサポーター。鉄球トリックと怖い顔を両立し、トリル下でも微妙な素早さラインと言わざるを得ない禁伝達のサポートに重きを置いている。トリルが貼られていなくとも、相手エースに鉄球を押しつけたり怖い顔を入れることによって、こちらのエースを通しやすくできるなど、割と柔軟な動きが可能。自信が悪タイプであることにより、悪戯心持ちの挑発で止まらない点もまた優秀。
 調整は、まず同速回避のため(と思っていたが、黒い鉄球を持たせるため同速関係なかった)S20振り。Hは実数値が8n-1となる(自分HP調整好き過ぎないか?)228振り。残りをBDに振り分けており、性格補正がかかるBは実数値が11nとなるようにし、総合耐久が高くなるようにしている。持ち物は黒い鉄球で確定。鉄球トリックは味方もしくは相手エースのSを下げることもさることながら、相手の浮いているポケモンに押しつけることでグラードンの断崖の剣の一貫を作る、といったコンボもある。
 技構成だが、タイプ一致かつ相手のCを下げる優秀な追加効果を持つソウルクラッシュ、コンセプトのトリックと怖い顔は確定。尚、この二つの変化技は効果が被っているため、どちらか一方のみにして猫騙しを入れるという選択肢もアリ。ラスト一枠は前述した猫騙しを入れるのもいいのだが、相手の変化技を封じる挑発がないと厳しいと思わされる場面が多発したため、個人的には挑発をオススメする。
 選出率は6位。優秀なサポーター二体の影に隠れがちだが、こちらのトリル戦術を支えたり、逆に相手のトリル戦術を崩壊させたりと、このパーティにおいては外せない一体。

 ダブル環境トップの超有能サポーター、のくせ火力も高い。今回はパーティ全体で重めだなと感じた白黒バドバドレックス(はくば)バドレックス(はくば)バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)やイエッサン♀イエッサン♀イエッサン♀辺りに強い補完枠として採用。ついでにザシアンザシアン(王)ザシアン(王)もメタっている。その性能は言うまでもなく、威嚇・猫騙し・捨て台詞の両立という、聞けば聞くほどダブル適正の高い優遇ポケモン。そして一致技の炎と悪の技範囲も優秀であり、A無振りでもそこそこの打点を持てる。
 調整はHが奇数になる244振り、残りをBDに振り分けている。そしてこちらもオーロンゲ同様、B実数値が11nになるようにしている。が、ガエンの補完要素は受けだけでなく攻めの相性としての意味合いもあるため、多少なりAに振った方がこのパーティでは強いのかもしれない。持ち物はガエンの居座り性能を高めるため、オボン、シュカ、ヨプの実辺りから選択となるか。今回のパーティは割と格闘の一貫がキツく、本来役割対象のザシアンにインファでやられてしまうこともあったため、より役割を安定させるヨプの実とした。
 技構成は猫騙し、フレアドライブ、捨て台詞まで確定。前述したが威嚇と猫騙し、捨て台詞の相性が良く、また炎打点最高火力が出せるフレドラもやはり優秀。残り一枠はDDラリアットかバークアウトで選択となるが、悪戯心サポーター二枚という関係上イエッサンがやはり重いため、そこに刺さるDDの方が優先度が高いだろう(バクアでなくとも黒バドに役割は遂行できるし)。
 選出率は3位。トリルを軸に展開する際の弊害となる白バドに有利な他、様々な場面での活躍が期待できる秀逸な一体である。

 悩みに悩んだラスト一枠。ディアルガの耐性を鑑みて気になった地面と格闘の一貫性に対するメタとなりうるポケモンを探していた際に出会った。特性負けん気により、構築単位で重いランドロスランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)に強く出ることが可能である。一般枠の中では最もダイマックス適正が高いため、積極的にダイマさせていきたいポケモン。ただし、少々高速である点とダイジェットの追加効果を加味すると、トリルと若干相性が悪いということには注意が必要である。
 調整は火力ラインがギリギリなため、珠を持たせた上で意地A特化。Hに36振ることでH実数値159となり、珠ダメージ割合最小の10n-1調整と、定数ダメ最小の16n-1を兼ねる、HP調整大好き人間である自分にとっては大歓喜な合理的なH実数値となる。また、S調整も細かくしてあり、素で最速ランド抜き、ダイジェット一回で最速ザシアンザシアン(王)ザシアン(王)や最速黒バドバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)、スカーフカイオーガカイオーガカイオーガ等の上を取れる。またトリル下で怖い顔を受けることにより、サポーター激戦区の無振り60族の上を取れるようになる。加えてダイナックル媒体には、素で打つことで自身のSを下げるアームハンマーを採用しているため、一体でS操作の手段を豊富に持つ。
 技構成は基本的にワイルドボルト、空を飛ぶ、アームハンマー、守るでほぼ完結している。一致技であり、カイオーガへの打点となるワイボも、強力なダイジェットの媒体となる空を飛ぶも、これまた強力なダイナックルの媒体となるアムハンも基本的には外したくない技である。また守るも耐久ラインが心許ないボルトには欠かせない技となっている。
 選出率は4位。技範囲が優秀なため、選出する機会は多くあった。

戦術と解説

 基本はエルフーン@1の並びで出し、相手の出し方を見て追い風とトリルのどちらを軸に展開していくかを決めていく。ただしエルフロンゲエルフーンエルフーンオーロンゲオーロンゲの並びはやれることが少なく、相手への圧もかからないため、この選出だけは避けること。基本エルフエルフーンエルフーンの横に並べるのはグラグラードングラードンで良いかと思うが、相手のやりたいことが選出画面でバレバレだったりする場合は、ガエン@1のような並びで出し、ガエンガオガエンガオガエンの猫騙しを絡めた戦術崩壊を狙っていくのもアリ。また、相手がガチガチのトリパである場合は、ロンゲオーロンゲオーロンゲを初手から置いて挑発で相手のトリル起動を封じたり、万が一トリルが起動されても、鉄球トリックと怖い顔で味方エースをサポートするといった動きに転じると良い。
 ダイマはグラードングラードングラードン、ディアルガディアルガディアルガ、ボルトロスボルトロス(化身)ボルトロス(化身)のいずれかに切ることになる。グラードングラードングラードンが体力を多く残しつつ剣の舞を積めればそのままダイマックスさせて全抜きコースでも良いし、ディアルガディアルガディアルガでスチルやアース、ドラグーンの追加効果を活かして相手からの被ダメを軽減する方針を取っても良い。また、トリル下でなければダイマボルトロスボルトロス(化身)ボルトロス(化身)がかなり活き活きとできるだろう。

終わりに

 いかがだったでしょうか。エルフーンによる追い風とトリルの二軸構築は、パーティの立ち回りに柔軟性を持たせ、何よりトリルの採用率が低いため意表が突けます。レンタルパーティのIDも載せておくので、気になった方は是非とも使ってみてください。

レンタルID
0000 0000 6TTV VN

 それでは、ここまでお読み下さりありがとうございました!

投稿日時 : 2022/07/17 16:51

最終更新日時 : 2022/07/19 00:12

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