ポケモンパーティ構築(ダブル)

　すいすいアタッカーその１です。
　Aは振り切って、Sを雨下すいすい状態で最速ドラパルト抜きとして残りを耐久に振っています。
　岩雪崩で上から圧力をかけていくのが主ですが、B方面が硬いため相手の{イルカマン(マイティ)}のジェットパンチを耐えながら草テラバーストを打つことで勝つ試合がかなりありました。相手はこちらが降らせた雨を利用しようと考えるので{イルカマン(マイティ)}はほぼ100％選出されます。
　試合序盤に草テラスすると相手の裏がパオジアンカイリューだった場合に詰むことがあるためカジリガメを選出するときはできるだけ後半までテラスタルを温存したいです。岩タイプで神速を半減できるのは大きいです。
　味方のモロバレルの怒りの粉のおかげでカジリガメの殻を破るが成功することが意外と多く、雨すいすいと両立した場合はS実数値428という速さを獲得します（最速ブーストテツノツツミが実数値309）。環境が変わって殻を破るを打つ回数が少なくなるようならこの技の枠は単体超火力の諸刃の頭突きでもいいかもしれません。

　本構築に必須の雨降らし要因です。採用理由は雨を降らせて味方のカイリューカイリューの暴風や雷を必中にすることと、フローゼルやカジリガメのすいすいS上昇発動、水技の火力アップをすることです。
　今回はC特化することでペリッパー自体の火力もそこそこ出るようにしたので相手のチオンジェンやモロバレルなどを暴風で大きく削ることができて良いです。
襷持ちなのはほぼテツノツツミのフリーズドライに対するピンポイントケアであり、Sラインは無振りギャラドス抜きに留めて残りをHPに振っています。これの根拠は、キラフロルサーフゴーコノヨザルはS振りの個体が多くなってきてこちらのペリッパーのSをぶっぱしても実数値の無駄が多くなるためです。
　味方に水技を半減できるポケモンが（草テラス含めて）多いため思い切って波乗りを打つ場面もあります。今シーズンは数えきれないほどのウインディを雨波乗りで１確しました。

　すいすいアタッカーその２です。耐久が低い上にウェーブタックルの使用ですぐ倒れるので扱いが難しいですが、雨下の意地鉢巻なので相手の振り方次第でテツノカイナを１撃で倒すこともあるくらいの火力数値です。
　ずっとS252振りで使用していましたが、ミラー頻度がそこまでないので雨すいすい下でブーストテツノツツミ抜きまで下げて残りを耐久に振ってもいいと思います。
　相手のイダイナキバファイアローの並びに対して追い風より先に雨アクジェでファイアローに致命打を与えたり、パオジアンカイリューの並びに対してゴーストテラスでカイリューの神速を無効にしつつパオジアンにアクジェを打って不意打ちを失敗させる動きが強いです。
　逆に、雨を枯らされたときの戦力ダウンは大きいため相手がサイクル構築寄りの場合はあまり選出せず、対面構築寄りのときに選出して短期決戦をするよう心がけます。
　相手がオーロンゲ入り対面構築の場合は瓦割り連打で壁を壊しましょう。

　テラ神速も普通に打つことができ、雨下で必中の暴風や雷も打てるガチ両刀カイリューです。
　マルチスケイル寂しがりACぶっぱ達人の帯持ちにすることで、最低限の行動保障を維持しながら物理特殊両方面に柔軟に技を打ち分けていきます。相手にディンルーとチオンジェンのどちらがいるかで物理技特殊技を選べるのが良いです。
　特に相手の{イルカマン(マイティ)}ウインディモロバレルを含むサイクルに対してウインディが鬼火を打つ初ターンに暴風で奇襲をかけるムーブが強力です。

　何かと便利な耐久特化モロバレルです。
　元々は相手のヘイラッシャシャリタツ(そった)の合体能力上昇をクリアスモッグで消すために採用しましたが、味方のカイリューなどに花粉団子を打って回復する動きがやはり強かったです。
　努力値振りと性格は記事を書いた時点で実際のものを記載していますが、シーズン中ずっと努力値を振り直すのが面倒で穏やかミントと図太いミントを交互に使用して微調整を試していた経緯があります。
　ヤチェの実はパオジアンのアイススピナーやテツノツツミのフリーズドライ意識です。

　大体みんなが構築に入れているハバタクカミ枠です。
　本構築ではブーストエナジーでぎりぎりSの方が上がるくらいにCSを調整してHPを厚くしました。パオジアンとの同速50％ゲーを回避しつつ不意打ちを耐えやすくなるので、全く行動せず出落ちすることは減りました。
　……がしかし、上からマジシャで１回だけ削って結局１ターンで倒れることが多すぎるのでこの枠には常に疑問を抱きながら対戦していました。
　ハバタクカミについては今後も深く考察していくことになりそうです。