- HABCDS等の略称を用いることがあります
- 育成論内のポケモンは理想個体とします。
- ダメ計はポケモンの館さんで、あくまで目安です。
- ダメ計のポケモンの左側に書かれている数字は実数値です。
「ひでり」キュウコン、「マルチスケイル」カイリューとともに解禁された「雨降らし」ニョロトノ。この解禁により限られたターンしか動くことが出来なかった雨パも、雨受け皿ルンパ等でじわじわと持久戦を仕掛けることが出来るようになりました(晴れパも然り)。
今は天候がめまぐるしく変わるので向いているかは分かりませんが、戦術の幅が広がったことには変わりありません。
【現在ある特殊天候とその始動役】
- 晴:キュウコン
ニョロトノとともに解禁された晴れ始動役。砂に弱く、雨はメンツ次第で五分、対霰ならなんとか、というところです。日照りからの一致大文字は魅力的ですが、砂、バンギラスに弱いことが強烈な逆風となっていてなかなか使用率が増えない印象を持ちます。催眠吠えるや毒を駆使して頑張っている様子。
- 霰:ユキノオー
霰時必中かつタイプ一致で放つことができるふぶきが最大の武器。氷草という特有のタイプを持つポケモンで、弱点も多いですが水や電気等強い敵にはとことん強いです。スカーフを持たせることで115族まで抜けるようになり、ボルトルネやラティ等を上から殴れるのも高評価できます。ハピナスやソーナンス相手にも宿り木や絶対零度で隙をみせにくいのも評価が高いです。
- 砂:バンギラス カバルドン
性能が互いに全然違いますね。バンギラスは生半可な特殊ATの攻撃に強く、物理、特殊技の豊富さに加えスカーフや鉢巻き等の型も多く、単体性能も非常に優秀です。
カバルドンはHDに振ってドリュウズ等の起点作りのイメージもありますが、HBに振ると屈強な物理受けになります。補助技も豊富ですが、メインウェポンの地震やサブの氷の牙等此方も持たせたい技が非常に多いです。持ち物は残飯やイトケあたりが良さそうです。
- 雨:ニョロトノ
今回のメインです。メガネやジュエルドロポンの破壊力もさることながら、残飯やオボンを持たせての耐久型も見かけます。また、スカーフを持たせることにより最速130族まで抜けるようになります。最近では純雨パというよりは砂への抑止力として入れている人も多いですね。
【ニョロトノ視点からの対天候ポケとの強弱関係】
:vsキュウコン
天候の奪い合い。ただ取り巻きの草タイプ等を注意していれば問題ないと思います。毒毒があれば楽。
:vsユキノオー
かなり分が悪いです。PTに霰に強めのポケモンが2体は欲しいです。
:vsバンギラス
五分・・・若干ニョロトノが有利でしょうか。天候の奪い合いになるので先に天候始動役が倒れた方が断然不利です。なので相手の型を慎重に判別しなくてはなりません。
:vsカバルドン
カバルドン自体には強めですが、ラティやガッサ、ロトム水等カバルドンと同じPTにいそうな敵に注意しないと辛い戦いになります。
ユキノオー以外の天候始動ポケモンとは互角に戦えそうです。
- 性格&努力値&特性&持ち物
おくびょう H4C252S252
実数値 166-×-95-142-120-134
あめふらし
こだわりスカーフ
CSぶっぱ安定です。砂(ここではバンドリュ)に強くするためのスカーフなのにスカーフバンギラスより遅くする必要はありません。天候始動役自体の素早さが天候に関係するのは初手対峙のみなので、シングルでは相手より遅くすることによるメリットが薄いです(ダブルトリプルは除く)。どうしても初手確実に雨にしたいならスカーフは不向きかも知れません。
おくびょう H4B100C212D4S188
実数値 166-×-108-137-121-125
珠ドリュウズの地震確定耐え
最速スカーフバンギラス抜き
カバドリによくいる珠持ちドリュウズに無理やり後出しする時、身代りはられた状態で対峙した時を想定しています。副産物として陽気バシャーモの珠飛び膝を50%の乱数で耐えます。あまり意味はないですが、指標として挙げてみました。僕はCSベースで使っているので、この調整は参考までに。
控えめ CS252(H4)
実数値 166-×-95-156-120-122
上で「控えめ」否定してるように見えますがそんなことはありませんw控えめも充分強いです。例えば、臆病ニョロトノで167-102ボルトロスにハイドロポンプを打つと
ダメージ:141〜166
(割合:84.4〜99.4%)
ですが、控えめだと
ダメージ:155〜183
(割合:92.8〜109.5%)
と、50%で一撃で葬り去ることが出来ます。意地っ張りスカーフガブと似たものと思ってくれて大丈夫です。
他にも目覚めるパワー飛行でパルシェンが2発に出来ます。
スカーフの利点はラティオスを上から殴れること。
他の型としては毒守るが使いやすいと思います。
被ダメ(臆病CS振りのみです。ご了承ください。)
A176メタグロスの思念の頭突き
85〜100 [確定2]
(割合:51.2〜60.2%)
同コメットパンチ
ダメージ:51〜61
(割合:30.7〜36.7%)
C147バンギラスの悪の波動
ダメージ:56〜67
(割合:33.7〜40.3%)
A182ガブリアスの逆鱗
ダメージ:130〜154 [確定2]
(割合:78.3〜92.7%)
C147ポリゴン2の雷
ダメージ:130〜154 [確定2]
(割合:78.3〜92.7%)
超高火力以外の技はH4振りだけでも一回は耐えてくれます。
- 技構成
ハイドロポンプ
相手に水技を無効にする敵がいなければ、ひたすら打つことになります。間違いなく使用率が一番なのでPPはなるべく増やしておいた方が良いと思います。
H207-D125バンギラス(砂嵐時)
ダメージ:107〜126 [確定2]
(割合:51.6〜60.8%)
H155-D130ラティオス(以降ことわりのない限り雨時で計算)
ダメージ:54〜64
(割合:34.8〜41.2%)
H215-D136カバルドン
ダメージ:214〜252 [乱数1]
(割合:99.5〜117.2%)
H172-D115 サンダース
ダメージ:125〜148 [確定2]
(割合:72.6〜86%)
波乗り
ドリュウズ、削りきった相手を確実に処理するために必須です。ドロポンしか水技がないと勝率も8割止まりです。技スぺは余る方なのでいれても損はしないはずです。
H172-D115サンダース
ダメージ:99〜117 [確定2]
(割合:57.5〜68%)
H186-D85ドリュウズ
ダメージ:267〜315 [確定1]
(割合:143.5〜169.3%)
冷凍ビーム
ラティオスを2発で落とせます。使用機会はあまりないですが、相性が良いので準確定クラスです。
H166-D130ラティオス
ダメージ:79〜94 [確定2]
(割合:50.6〜60.2%)
H201-D106ガブリアス
ダメージ:193〜228 [乱数1]
(割合:96〜113.4%)
滅びの歌
最後の枠は個人によるのでなんでも良いのですが、例えば相手が残りラッキーのみで、此方がニョロトノとグドラしか残っていなくてどうすることもできない時の非常手段として入れても良いと思います。ソーナンスと組んで相手に強力な択ゲーを迫ることも出来ますが、抜けがらハピナスとかが増えてくると注意が必要です。
催眠術
実は個人的な優先度は高いです。命中は安定しませんが、相手がニョロトノに天候始動役(ユキノオーとか)を投げてきた時に当てれば大きなアドバンテージが取れます。
気合玉
ナットレイとユキノオーに有効な技。逆にそれくらいしか使いません。ナットレイに3発も要しますし、命中も悪いしでかなり採用し辛いと思います。ユキノオーには一概には言えませんが催眠の方が有効です。
H181-D184ナットレイ
ダメージ:71〜84
(割合:39.2〜46.4%)
参考までに
目覚めるパワー飛行
キノガッサ対面で打てる技。控えめCSだとパルシェンも2発。ユキノオーにも入る技です。おススメではあります。
採用理由は対砂や雨起動。立ち回りは初手出しでドロポン連打だと思いますが、相手に天候始動役がいるならなるべく温存しておきたいところ。弊害としてはニョロトノがスカーフ=メジャーなスカーフ持ちにスピードをとられてしまうというところです(キングドラを採用または選出しない場合)
PTには電気技を無効にできるポケモン、ラティオスや最近増えてきたナットレイに強いポケモン、という風に組んでいけばそれなりに強い面子が揃ってきます。地味に雨ミラーが厄介になるのでそこも考慮していきたいですね。