このサイトの育成論はとても勉強になることばかりで、いつかは自分も誰かのお役に立てるような育成論を書いてみたいと思っていました
今回投稿するポケモンはとても可愛らしいマイナーなので、作りたい!と思わせれる育成論になればと思います
最後までお付き合いいただけると幸いです
前書きはここまでで、早速考察に入りたいと思います
初めに
この育成論ではHABCDSの略称を使用させて頂きます
この育成論で書かれるポケモンは全ての個体値をV前提としています
ダメージ計算についてはトレーナー天国様のツールを使用しています
ダメージ計算では小数点を省かせていただきます
全てのポケモンはレベル50としています
カクレオン
H 全振りしても実値167という驚きの低さ
A 無振りで実値110と最低限のAはある
B 受けとしてはネックな数値 無振りで実値90
C 役割破壊程度の大文字ならば打てる数値
D すごく・・・高いです・・・
S カメレオンって素早いんじゃないの・・・?
特性 へんしょく
相手の技によりダメージを受けると、そのタイプに自身が変わるという唯一の特性
メリット こだわりスカーフANDメガネ持ちをタイプ変更によって受けやすい
デメリット 広範囲の技を持つATには弱い(スターミーなど)
上記したメリットについて少し理解づらいと思いますので、例を挙げます(カクレオンの努力値についてはこの育成論のものを使用しています)
例
1.スカーフサザンドラの気合球 カクレオン確定2 カクレオン格闘タイプに変化
2.カクレオンの電磁波
3.カクレオンの自己再生
4.スカーフサザンドラの気合球 カクレオン確定4発
如何でしょうか?
このように、へんしょくによって確定数をずらし、交換を誘って相手の後続にも電磁波を撒いたりする特殊受け兼補助をコンセプトとしたカクレオンを今回は書いてみたいと思います
差別化に関してはしなくともよいでしょう
特性と技で十分他のポケモンには出来ないことが出来ます
なお、カクレオンが活躍出来るもう一つの可能性「物理ATカクレオン」に関してはジャコランタンさんの素晴らしい育成論があるので、そちらを是非ご覧下さい
性格
慎重一択です
努力値
H252 D244 S12
Sに少し振る理由は最速スカーフ100族までを麻痺状態抜き調整とするためです
主にウルガモスやサザンドラ、シャンデラ、キュウコン等を対象にしています
確定技
電磁波 これがないと鈍足のカクレオンには自己再生が間に合いません
じこさいせい 受け兼嫌がらせをコンセプトとするには持ってこいな優秀な回復技
ふいうち 最速100族以上でよく見られるスカーフ巻き特殊ATのラティオスを意識して。それ以外の用途でも優秀な擬似先制技
がんせきふうじ 麻痺状態でも蝶の舞を積んでカクレオンを抜こうとするスカーフではないウルガモス対策として入れておりますが、選択技と入れ替えてもらっても構いません
選択技
大文字 起点にするべく出てくるハッサムやナットレイ対策に
いわなだれ ウルガモスやキュウコン、シャンデラに撃てると幸せ。まひるみも
どくどく 電磁波と並んで優秀な状態異常技。こだわり持ちATを流した後に出てくる受けに差したい。耐久合戦になると負けやすいカクレオンには入れたい技
トリックルーム 電磁波とは相性が悪いが後続によってはあり
かなしばり スカーフ殺しにはとてもベスト。広範囲の技を持つ相手には少々当てづらいのが難
マジックコート 挑発やどくどくを受けやすいカクレオンには相性抜群の技
トリック これも是非入れたい技。トリックを採用する場合は、満腹お香などを持たせると後続が活きやすい
よこどり カクレオンの耐久力を脅威に感じて火力を上げようとする特殊相手や起点にするため出てきた物理ATに撃てると良し
冷凍パンチ(@やな様) 呼ぶドラゴンやグライオンなどに。冷Bでも〇
持ち物
ラムの実 毒々などによる耐久力低下を防ぐ。優先して持たせたいところ
まんぷくおこう トリックを採用する場合にはあり。ただし電磁波も撒いてもまんぷくおこうを所持したままだと優先順位で負けて相手に先制されてしまうので、早めに相手に渡す必要がある。狙い目はメガヤンマ サンダースだが、サンダースはボルトチェンジで逃げられるのが大半だろう
たべのこし 無難な持ち物。ラムの実を他に持たせたいポケモンがいる時などにはこれで
オボンの実 確定数ずらしに。ただし電磁波まいて自己再生で事足りることが多い
ダメージ計算(受け時)
臆病CS252振りスカーフサザンドラ気合球→カクレオン
ダメージ 86〜102 確定2発
同上サザンドラ気合球→格闘タイプ変化後
ダメージ 43〜51 確定4発
臆病CS252振りスカーフサザンドラりゅうせいぐん→カクレオン
ダメージ 75〜88 乱数2発
同上サザンドラりゅうせいぐん特攻2段階ダウン→竜タイプ変化後
ダメージ 74〜90 乱数2発
臆病CS252振りメガネサザンドラ気合球→カクレオン
ダメージ 128〜152 確定2発
同上サザンドラ気合球→格闘タイプ変化後
ダメージ 64〜76 確定3発
臆病CS252振りメガネサザンドラりゅうせいぐん→カクレオン
ダメージ 111〜132 確定2発
同上サザンドラりゅうせいぐん特攻2段階ダウン→竜タイプ変化後
ダメージ 114〜134 確定2発
控えめCS252振りスカーフサザンドラ気合球→カクレオン
ダメージ 94〜112 確定2発
同上サザンドラ気合球→格闘タイプ変化後
ダメージ 47〜56 乱数3発
控えめCS252振りスカーフサザンドラりゅうせいぐん→カクレオン
ダメージ 82〜97 乱数2発
同上サザンドラりゅうせいぐん特攻2段階ダウン→竜タイプ変化後
ダメージ 84〜98 確定2発
控えめCS252振りメガネサザンドラ気合球→カクレオン
ダメージ 140〜166 確定2発
同上サザンドラ気合球→格闘タイプ変化後
ダメージ 70〜83 確定3発
控えめCS252振りメガネサザンドラりゅうせいぐん→カクレオン
ダメージ 123〜145 確定2発
同上サザンドラりゅうせいぐん特攻2段階ダウン→竜タイプ変化後
ダメージ 122〜146 確定2発
臆病CS252振りスカーフラティオスりゅうせいぐん→カクレオン
ダメージ 76〜91 乱数2発
同上ラティオスりゅうせいぐん特攻2段階ダウン→竜タイプ変化後
ダメージ 78〜92 乱数2発
臆病CS252振りメガネラティオスりゅうせいぐん→カクレオン
ダメージ 115〜136 確定2発
同上ラティオスりゅうせいぐん特攻2段階ダウン→竜タイプ変化後
ダメージ 116〜138 確定2発
臆病CS252振りスカーフウルガモス大文字→カクレオン
ダメージ 67〜81 確定3発
同上ウルガモス大文字→炎タイプ変化後
ダメージ 33〜40 乱数5発
同上ウルガモス虫のさざめき→カクレオン
ダメージ 51〜61 乱数3発
臆病CS252振りメガネウルガモス大文字→カクレオン
ダメージ 102〜120 確定2発
同上ウルガモス大文字→炎タイプ変化後
ダメージ 51〜60 乱数3発
同上ウルガモス虫のさざめき→カクレオン
ダメージ 76〜90 乱数2発
控えめCS252振りスカーフウルガモス大文字→カクレオン
ダメージ 75〜88 乱数2発
同上ウルガモス→炎タイプ変化後
ダメージ 37〜44 乱数4発
同上ウルガモス虫のさざめき→カクレオン
ダメージ 57〜67 確定3発
控えめCS252振りメガネウルガモス大文字→カクレオン
ダメージ 111〜132 確定2発
同上ウルガモス大文字→炎タイプ変化後
ダメージ 55〜66 乱数3発
同上ウルガモス虫のさざめき→カクレオン
ダメージ 84〜99 確定2発
臆病CS252振りスカーフシャンデラオーバーヒート→カクレオン
ダメージ 84〜99 確定2発
同上シャンデラオーバーヒート特攻2段階ダウン→炎タイプ変化後
ダメージ 21〜25 乱数7発
臆病CS252振りメガネシャンデラオーバーヒート→カクレオン
ダメージ 124〜147 確定2発
同上シャンデラオーバーヒート特攻2段階ダウン→炎タイプ変化後
ダメージ 31〜37 乱数5発
控えめCS252振りスカーフシャンデラオーバーヒート→カクレオン
ダメージ 124〜147 確定2発
同上シャンデラオーバーヒート特攻2段階ダウン→炎タイプ変化後
ダメージ 23〜27 乱数7発
控えめCS252振りメガネシャンデラオーバーヒート→カクレオン
ダメージ 136〜162 確定2発
同上シャンデラオーバーヒート→炎タイプ変化後
ダメージ 34〜41 確定5発
どうでしょうこの耐久力
メガネラティオスのりゅうせいぐん2発でようやく倒せるといったところでしょうか
ただし、こちらも弱点になってしまったりゅうせいぐんをわざわざ受ける必要はありませんし交換して、また受けに出るという手もあります
電磁波を撒かずとも弱点を狙えるタイプならば不意打ちで削ることも可能なので、序盤抜き性能を高めている特殊ATを悉く不能にするという役割を十分遂行出来ると思います
ダメージ計算(攻め時)
A無振りカクレオン不意打ち→H4振りラティオス実値156
ダメージ 68〜80 低乱数2発
同上カクレオン岩石封じ→H4振りウルガモス実値161
ダメージ 100〜120 確定2発
同上カクレオン岩雪崩→同上ウルガモス
ダメージ 148〜171 乱数1発
同上カクレオン→H4振りシャンデラ実値136
ダメージ 58〜70 低乱数2
やはりこう見ると、岩石封じか岩雪崩は必須のように思えてきますね(ちなみにシャンデラへの岩石封じは乱数3発でした)
しかし優秀な補助技を数多く覚えるこの子にはとても判断に迷います・・・
※今回の計算は全てあくまで目安です
耐久調整をしているウルガモスやシャンデラ、サザンドラも結構いるのでここに書いた全てを鵜呑みにしないようお願いします
運用
相手のPTを見て、序盤抜き性能の高い特殊AT等がいたら先発で起用するのが基本です
他にも日照りキュウコンや雨降らしニョロトノにぶつけて電磁波を撒いたりも出来ます(控えめメガネ日照り補正大文字を最大乱数で食らっても耐えて電磁波、先制自己再生で回復、更にタイプ変化で次の大文字も受け切れる。ちなみにオーバーヒートも耐えれます。ニョロトノの控えめメガネ雨補正ドロポンと気合球も同様に最大乱数でも耐えます)
流れとしてはこだわってる特殊ATの特殊技を耐えて電磁波、そして交換読みの電磁波等で相手の後続を弱体化させ、こちらの後続が活きれるようにするサポートをメインに据えるのがいいでしょう
ちなみに相手の持ち物を見破る方法ですが、この子の特性と耐久力を考えると(マイナーだから知らない人もいるかもw)片方の技で攻撃してもう一方の技で弱点を狙うという形になりやすいと思うので割と分かりやすいと思います
例
1.サザンドラが悪の波動を撃つ
2.気合球で弱点を狙っていると予測出来る
3.こだわっていない、加えて次にくる技が分かるので対処可能
このパターンか、いきなり弱点を突いて交換するかになると思います
ですので相手の技構成を冷静に考えて、交換読み電磁波か自己再生かを選択する必要があります
物理ATは苦手なので無理に相手をせず素直に引きましょう
あと、この子自体の突破力はほぼ皆無なので、後続に強力な抜き性能を持ったポケモンがいると安心します
オススメは上記した二点を踏まえて、物理受けの水ロトムや相性補完に優れたブルンゲル、抜き性能の高いガブリアスなどがよろしいかと
あくまでこの子は特殊受け兼サポートです
相手の構成によっては空気になりがちになる可能性もあります
この子の活躍で味方の後続が活き活きすることもあるでしょうし、味方の後続にむしろ負担が掛かってしまうこともあります
ですので構成はしっかりと練るのが良いでしょう
最後に
初投稿の育成論はどうでしょうか?
上手くこの子の実用性をお伝え出来てるかとても不安です
また文章がおかしなところはないか、理解しづらい部分はないかなど
色々と試行錯誤して終始書かせて頂きました
実は自分、パソコンを買ったのがつい最近で、タイピング慣れもしてないせいもあって午後2時から書いていたのにいつの間にかこんな時間になってました・・・w
今日は色々育成してみたいポケモンがいたのですが仕方ありませんw
今回カクレオンの考察を書かせて頂いた理由は、私的すぎて馬鹿にされそうですが敢えて書きますと
私の友人A「カクレオンとかラッキーの劣化だよなwww」
と言われたからです
正直、こいつにわかなんじゃねーのかと思いました
ですが確かに耐久をやろうにしてもHPの低さが仇になる、特性が利用されるといった不安定な要因を持ち、とても扱いにくい部類に入るポケモンです
ですが同時にこの子はその特性故に、こだわり特殊ATに強いのでは?と思い実際に作ったところ、かなりの優秀っぷりを見せてくれました
今ではスカーフトリック型ジュペッタと一緒に、PTには確実に入れてます
さて、私の無駄話もそろそろ終わりにしましょうかw
最後まで見てくださった皆さん、本当にありがとうございました
初めての投稿なので皆さんの育成論の文章構成意見などがあると、とても助かります
勿論、育成論に関する質問や意見なども是非よろしくお願いします