ギャラドス - ポケモン育成論BW

初めてまして、壱外です。
今回は初投稿と言う事で自分の好きなポケモン、ギャラドスを投稿してみたいと思います。
至らぬ部分が多々あると思いますが、御了承下さい。
尚、個体値は全て理想値とし、HABCDSの略称を使います。

• ギャラドスとは

皆さんお馴染みの初代のポケモン。
優秀な種族値、タイプ、特性、型の豊富さでかなり人気なポケモンです。
ただ器用ではありますが微妙な素早さ、爆発力に欠ける攻撃のため竜舞を使うのがテンプレですね。
しかし舞った所でスイクン、シャワ、ブルン、Wロトムなどの耐久水を突破するのは難しく止まりやすいのが悩みです。

そこで!

今回は、その出てくる耐久水などに自身で毒を盛る事ができる毒吐きギャラを考察したいと思います。

• 毒吐きギャラとは

口の悪いギャラの事です
毒吐きギャラとは上で記述した通り、ギャラを止めようと出てくる耐久水に毒を盛り、機能停止に追い込むギャラの事です。
第4世代ではそこそこいましたね。

しかし第5世代になりナットレイが流行ると、ただでさえギャラがナットを呼ぶので毒吐きは辛い環境になりました(こいつだけはどうしようもありません……)。
ですがナット(エンペなども)を除けば、ギャラを受けに出てくるポケモンに毒はかなり刺さると思います。

• 特性

威嚇で確定です。

• 性格・配分

ギャラは耐久水以外にもラティサザンなどの竜を呼ぶので、ドラテの威力確保のため、また最低限の役割を遂行するために性格は意地っ張りとさせていただきます。
努力値はH180 A36 B4 D100 S188
実数値は193-165-100-×-133-125となります。

調整の方は、

H……食べ残しの効率を考え16n+1調整。
A……H4振りラティオスをドラテで2回とも最低乱数引かない限り確2。
B……余りを振っただけですが、威嚇込みでA205ドリュの岩雪崩2耐え。
A182ガブの逆鱗2回とも最高乱数引かない限り2耐え(食べ残し込みだと確定耐え)。
D……C182眼鏡ラティの流星群耐え。
S……最速バンギ抜き。

となっております。
調整自体は(多分)汎用性があると思うので、他の型にも流用できます。
攻撃がそんなにいらない、という方は陽気にして素早さをガッサ抜きにしたり、慎重にして耐久に厚く振って下さい。

• 持ち物

食べ残しで確定です。
身代わりを多用する上、場に長くいる事も多いので。

• 技構成

毒々
確定です。ギャラに出てくる耐久水に打ちます。

身代わり
こちらも確定。流し際に張ります。
耐久水が出てから毒打てばいいのでは？と思うかも知れませんが、ギャラは耐久水以外にも竜を読んでしまうためクッションがわりです。
それにスイクン、ブルンレベルの攻撃なら身代わりが耐えるので擬似嵌めができます。
対面から状態異常技読みでも使えますしね。

ドラゴンテール
身代わりを張った時に出てくるラティサザンや、ナットエンペなどこの型で相手にできない相手に打ちます。ラティオスはドラテで半分以上削れるので、一回退場したら次は安易に出てこれません。ナットレイ、エンペ、フシギバナあたりはどうしようもありませんので、ドラテを打って後続で対処しましょう。
一見毒々とアンチシナジーのようにも見えますが、相手の耐久水が毒ダメを嫌がって交代する所を読んでドラテを打ち、ローリスクで相手のパを回しダメージを蓄積させる事ができます。

滝登り
安定の攻撃技。
意地っ張りでAに振っているので最低限の威力を確保でき、ウルガなどへの役割も遂行できます。
他にも怯み効果で毒ダメの蓄積も狙える上、食べ残しで回復できるターンを稼ぐ事もできます。

アクアテール
滝登りとの選択。
滝登りだと耐久調整したウルガモスに耐えられる事があるので、それが気になる方は。

逆鱗
入れるならドラテと選択でしょうか。
今回はこの型に合って無かったので選択してませんが、ラティの眼鏡流星耐えてこっちは逆鱗で高乱数1なのでこれもありです。
その場合は型が変わりますが。
逆鱗を入れたギャラドスは素晴らしい育成論が上がってるので、そちらを参考にして下さい。

• 与ダメ・被ダメ

以下、与ダメと被ダメを載せます。
型的におかしい所があるので、あくまで参考に。

与ダメ

滝登り
H156-B90(H4振り)バシャーモ
168〜198（107.6〜126.9％）確1

H161-B85(H4振り)ウルガモス
178〜210（110.5〜130.4％）確1
H192-B85(H極振り)ウルガモス
178〜210（92.7〜109.3％）中乱数1

H215-B138(H極振り)カバルドン
112〜132（52〜61.3％）確2

H192-B80(H52振り)ドリュウズ
188〜222（97.9〜115.6％）高乱数1

H175-B130(無振り)バンギラス
117〜138（66.8〜78.8％）確2
H207-B130(H極振り)バンギラス
117〜138（56.5〜66.6％）確2

H184-B115(H4振り)ガブリアス
66〜78（35.8〜42.3％）確3

H187-B150(H極振り)メタグロス
51〜60（27.2〜32％）確4

抜群相手には入りますが、等倍だとそれ程効きませんね。

ドラゴンテール
H156-100(H4振り)ラティオス
76〜90（48.7〜57.6％）高乱数2

H152-B110(H4振り)オノノクス
69〜82（45.3〜53.9％）中乱数2
H175-B112(H188B12振り、属に言う175オノ)オノノクス
68〜80（38.8〜45.7％）確3

H184-115(H4振り)ガブリアス
66〜78（35.8〜42.3％）確3

H168-110(H4振り)サザンドラ
69〜82（41〜48.8％）確3

H125-B200(無振り)殻破る後パルシェン
38〜45（30.4〜36％）確4
対面で殻破ってきたら美味しいですね。3割ダメージ与えて手持ちに戻す事が出来ます。

鋼、等倍へのドラテの威力は絶望的だったので省きました……。

被ダメ

C137(C92振り)輝石ポリ2の十万ボルト
153〜180（79.2〜93.2％）確2

威嚇込みA205(補正有A極振り)ドリュウズの岩雪崩
78〜92（40.4〜47.6％）確3

威嚇込みA183(無補正A極振り)ガブリアスの逆鱗
84〜993（43.5〜51.2％）高乱数2(食べ残し込みで確3)

威嚇込みA172(無補正A極振り)バシャーモの飛び膝蹴り
42〜50（21.7〜25.9％）低乱数4
同条件バシャーモのストーンエッジ
90〜106（46.6〜54.9％）中乱数２(食べ残し込みで低乱数２)

C205(補正有C極振り)ウルガモスの大文字
52〜62（26.9〜32.1％）確4

A218(補正有A極振り)オノノクスの逆鱗
148〜175（76.6〜90.6％）確2
威嚇込みだと
99〜117（51.2〜60.6％）確定2(食べ残し込みだと低乱2)

C177(無補正C極振り)サザンドラのジュエル流星群
158〜186（81.8〜96.3％）確2
同条件サザンドラの悪の波動
61〜72（31.6〜37.3％）中乱数3

なかなかの耐久です。
計算ミスや載せた方がいいポケモンがいたら教えて下さい。

• 運用

ウルガモス、バシャーモ、カバドリュなどに強いので、それらのポケモンがいたら選出。
カバドリュに対しては先発から出ていき、カバのあくびを身代わりでかわしましょう。
有利な相手に繰り出して行き、流し際に身代わり張ります(この型のギャラなら逆にスイクン、ブルンの耐久水に出ていけます)。
そこからは耐久水が出て来たら毒々。竜が出てくるorギャラで対処できないポケモンが出て来たらドラテと、臨機応変に動きます。
毒々身代わり滝登りで相手を削り、相手が交代するのを読んでドラテを打ったりと、相手のパーティーを引っ掻き回しましょう。

かもにできるポケモンとしてシャワーズ、スイクン、ブルンゲル、トリトドンなどがいます。
Wロトムはかもには出来ませんが、毒が入ればOKとしましょう。
逆にこのギャラで手も足も出ないポケモンは、ナット、エンペ、キノガッサ、フシギバナなどがいます。
このポケモン達にはドラテを打って後続で対処して下さい。

例として、自分がこのギャラを使って実際あったバトルの一部を上げます。

・相手のウルガモスにギャラを出す。
・ウルガモスをブルンゲルに変える時に身代わり。
・ブルンゲルに毒々を打つ。
ブルンゲルのシャドーボール(身代わり耐え)。
・ギャラドスの滝登り。
ブルンゲルのシャドーボール(身代わり破壊)。
・ブルンゲル→サザンドラに交代。
ギャラドスの身代わり。
・サザンドラの悪の波動(身代わり破壊)。
ギャラドスのドラゴンテール。
サザンドラ→ウルガモスに強制交代。
・ウルガモス→サザンドラに交代。
ギャラドスのドラゴンテール。
サザンドラ→ブルンゲルに強制交代。

……など。
このように、はまればかなり相手を引っ掻き回す事ができます。
相手に交代を強制させるので、ステロなんか撒いた後だと更に削り込みができますね。
ただ、このギャラははまれば強いですが、抜き性能が無く範囲も狭いので扱い難いです。
パーティーに組み込む時はそこら辺に気をつけて下さい。
以上で考察を終わります。

蛇足ですが、
最後に、こんな下手な自分の考察に目を通していただき、ありがとうございます。
付き合って下さった皆様に感謝の意を込めて。