今回もダブルバトルの補完です。
ノオーフロストでお馴染みのフロストロトムについて書いていこうと思います。
FC後の画像があったらよかったのですが、贅沢言っていられないですね。
- 霰パとフロストムについて
霰パとは、天候が霰の時に吹雪が必中になることを利用して戦うパーティです。
Wikiとかには雪がくれ云々書いてあると思いますが、そんなものは関係ないです。
ダブルバトルにおける霰中の吹雪のスペック
・威力 :90 ※1
・命中 :必中
・範囲 :相手2体
・タイプ :氷
・追加効果 :10%の確立で相手を氷状態にする ※2
※1 技発動時に相手のポケモンが1体しかいなかった場合威力120
※2 相手2体に必ず当たるため、どちらか1体を凍らせる確立は19%
なんと言うハイスペック技。合計威力は180 タイプ一致で270 冷凍Bを2回撃っているのとほぼ同じ
2体で撃てば効果も2倍。まさにエターナルフォ(ry
ということで、霰パーティはダブルバトルの最強技「吹雪」を打ちまくって勝利を目指すパーティということが分かっていただけたと思います。
勿論吹雪を打ちまくるにはそれなりの工夫が必要で、前作までの霰パの一番の問題は、速さが圧倒的に足りないこととメタグロスにぜんぜん効かない事でした。
ということでBWで登場した、拘りスカーフと相性が良く,メタグロスに打点を持った,タイプ一致吹雪使いの「フロストロトム」が霰パのエースとして活躍することとなったのです。
- 採用理由
- 配分
・性格:控えめ
・個体値:31-x-31-31-31-31
・努力値:44-0-0-236-0-228
・実数値:131-x-127-170-127-135
・C…ラティオスを吹雪で低乱1(2/16)
・S…最速70族抜き
・H…176メタグロスのコメットパンチ+バレットパンチ高乱数(255/256)耐え
フロストロトムの定番配分。といってもCS基調で余りをHに振った程度。
H種族値が極端に低く、少し振るだけでも大分確定数に影響するのでそれを配慮しただけです。火力を落としても良いという人は削ってもいいと思います。しかし、エースとしての起用なのでCS共に削りすぎるのは本末転倒です。
- 技考察
- 確定技
・吹雪
コンセプト。
撃って撃って撃ちまくって凍結,急所その他諸々の事故を起こして勝ちます。スカーフ吹雪万歳
155-130 ラティオス 乱1(2/16) 86.5%〜101.9%
171-100 ボーマンダ 確1 198.8%〜238.6%
168-110 サザンドラ 乱1(10/16) 92.9%〜110.7%
186-95 ボルトロス 確2 67.7%〜80.6%
185-122 メタグロス 乱5 18.9%〜22.7%
207-120 バンギラス 乱4 23.2%〜27.5%
227-176 クレセリア 乱4 22.5%〜26.4%
212-117 ローブシン 確3 34.4%〜41.0%
・10万ボルト
タイプ一致の単体攻撃技。吹雪を半減してくる鋼や水に打ちます。
当たり前の話ですが、火力は10万V≒吹雪 且つ吹雪は全体攻撃技なので基本的には使いません。
185-122 メタグロス 確3 41.1%〜48.6%
177-101 ハッサム 確2 51.4%〜61.0%
207-172 スイクン 確2 52.2%〜61.8%
157-127 水ロトム 乱2 45.9%〜54.1%
201-129 ギャラドス 確1 143.3%〜169.2%
167-110 シャンデラ 確2 50.3%〜59.3%
・ボルトチェンジ
スカーフと相性がよい技です。
相手の攻撃の前にボルチェンで逃げる立ち回りが可能になります。ノオーフロストは弱点の被る2体を同時に場に出す必要があるので苦手な相手と対峙した時の立ち回りが窮屈になりがちですが、ダメージ蓄積を狙いつつ後続に技を受けてもらえるこの技は非常に優秀です。
・トリック
拘りスカーフロトムといったらこれ。
クレセリア等の補助ポケ、特にトリックルーム始動役にスカーフトリックをすることで強烈な行動制限を掛けることができ、抑止力として優秀です。
- 持ち物考察
・拘りスカーフ
霰パエースの仕事は吹雪の火力でごり押す事ではなく、吹雪の試行回数を稼いで相手に負担をかけることです。
また、他天候エースと比べ素早さupの補正を受けることができず、エースとしての動きが制限されやすいのが難点です。
ということで拘りスカーフ
- 相性の良いポケモン
・シャンデラ
吹雪を半減する鋼タイプや高耐久のクレセリアを狩るためのポケモンです。貰い火を持つため、熱風に対しての抑止力としても優秀。
役割を遂行するためにも、耐久振り@ラムで採用したい。
ヒードランとは一長一短。攻撃範囲が広いシャンデラに対し、高種族値で耐久が安定しているヒードランが勝る点は多い。タイプ耐性の面では、格闘,地面に弱くなる代わりに、岩が等倍,竜が半減になる。
・ギャラドス
威嚇で味方全体の物理耐久を引き上げることのできる水タイプです。
威嚇とタイプ耐性で多くの物理ポケモンに有利な点や、電磁波でS操作をできる点が高評価です。
似たようなポケモンにスイクンがいますが、電磁波トリルが環境に蔓延り凍える風が刺さり辛い点,電気タイプが多い環境で居座りは厳しい点を考慮すると、サイクルに組み込みやすいギャラドスに軍配が上がります。
・ガブリアス
吹雪を受けられてしまうバンギ,グロスへの打点となる地震をメインウエポンに持ち、一貫が厳しい岩雪崩や熱風に耐性がついているので非常に相性がいいと思います。
特性で対砂パ、天候変化後の竜の一貫性で対雨パもこなせる枠での採用となります。
素の耐性では縛られやすいもののタスキは持てないため、ヤチェを持たせて役割を安定化させたい。そのため、ラティオスをはじめとするドラゴンには隙を見せてはいけない。
・パーティ単位
コンセプト上吹雪をなるべく打ちたい。そのため、ユキノオーに襷,フロストムにスカーフを持たせ試行回数を稼げるようにする。ここまでは確定。
霰パを使う上で障壁となるのは、吹雪が刺さる場合とそうでない場合の安定感がまるで違うこと。
天候パなどの低種族値が多くなるパーティでは思考停止必中吹雪連打であいてを蹂躙できるため非常に強いのだが、バンギグロス系のスタンには歯が立たないに等しい。
そのため、ノオーフロスト選出,ノオースタン選出二つの選出を両立できることを意識する必要がある。特にノオーフロストでは厳しい相手に他4体でしっかりとカバーする必要がある。
さっきからごり押しやら蹂躙やらと大仰な表現をしているが、雨パの様な制圧力を持っているわけではないのでしっかりと立ち回りを組み立て、適宜技を使い分ける必要がある。
- 被ダメージ計算
・物理
176 メタグロス コメットパンチ 確2 59.5%〜71.0%
〃 バレットパンチ 確4 25.2%〜29.8%
170 バンギラス 岩雪崩 確2 64.1%〜77.9%
161 カポエラー インファイト 確1 129.8%〜155.7%
176 ローブシン ドレインパンチ 乱1(7/16) 88.5%〜106.9%
〃 マッハパンチ 確2 50.4%〜59.5%
200 ハッサム 虫食い 確2 61.8%〜73.3%
〃 バレットパンチ 確3 41.2%〜48.9%
182 ガブリアス ダブルチョップ(単発) 25.2%〜30.5%
205 ドリュウズ 岩雪崩 確2 51.9%〜62.6%
・特殊
182 ラティオス スカーフ流星群 乱1(3/16) 87.0%〜103.1%
178 ボーマンダ 流星群 乱1(1/16) 84.7%〜100.8%
194 サザンドラ 火炎放射 確2 84.0%〜99.2%
161 キングドラ 珠ハイドロポンプ 乱1 85.5%〜101.5%
〃 雨珠濁流 確2 75.6%〜89.3%
172 ロトム 眼鏡ハイドロポンプ 確1 105.3%〜124.4%
126 ロトム ハイドロポンプ 確2 51.1%〜61.8%
145 ボルトロス 10万ボルト 乱4 22.9%〜27.5%
216 シャンデラ 熱風 確1 109.9%〜129.8%
155 ウルガモス 熱風 確2 77.9%〜93.1%
136クレセリア 帯目覚めるパワー炎 確2 51.1%〜62.6%
ここまで見ていただきありがとうございます。考察は以上です。
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