この育成論では、HABCDSなどといった省略語を使います。
H=HP、A=攻撃、B=防御、C=特攻、D=特防、S=素早さ
とさせていただきます。
最遅やめざパを使う場合以外、個体値はすべて31を前提としています。
ダメージ計算は、トレーナー天国さんのツールを使用させていただきました。
また、ダメージ計算において確1、乱1などの表現を用いることがあります。
- トリトドンについて
ダブルで最もよく使われる水・地面タイプといえばこのポケモンだと思います。優秀なタイプ・特性でパーティの相性補完、よくに雨パーティのメタとして入ることが多いです。しかし、BW2環境においてニョロトノがてだすけを習得したことにより、今まで通り多めにCに努力値を割いていては役割を果たすことができなくなってしまいました。
- 性格・努力値
- 性格
トリックルーム意識で最遅にすることで最遅ドサイドンより-1のSとなります。
今回はおだやかの配分をのせましたのでなまいきにする場合は努力値が少し無駄になる場合がありますのでご了承ください。
- 努力値
配分案1
努力値:252-0-92-12-148-4
実数値:218-×-100-114-133-60
B:補正無テラキオンのてだすけインファイト確定耐え
D:補正有キングドラのてだすけりゅうせいぐん超低乱数1発(6.3%)
雨パに入っていることのあるテラキオンも見られるようにしました。
残念ながら、両方確定耐えを実現するのは無理でした。
配分案2
努力値:252-0-0-84-172-0
実数値:218-×-88-123-136-60
C:H-D187-135メタグロスをだいちのちからで確定2発
D:補正有キングドラのてだすけりゅうせいぐん確定耐え
こちらは特殊方面に努力値を割き、最低限の火力を持たせた配分です。
- 技候補
確定欄
だいちのちから:一番火力が出る技で、メタグロスやテラキオン、ドサイドン、シャンデラなどに打ちます。
れいとうビーム:特にボーマンダに打つことになります。せっかくほとんどの龍技を受けられる特殊耐久なので確定でいいと思います。
まもる:ダブルの基本技。
選択欄
じこさいせい:りゅうせいぐん読みで打てれば大きなアドを取れます。また、トリトドンをみて引かざるを得ないポケモンは多いので使える場面が多いです。
ねっとう:通りやすい技で、追加効果も良いですが氷技・地面技で事足りることが多いです。追加効果狙い+ドサイドンピンポ?
だくりゅう:打ちやすい場面は多いですが火力が低すぎます。
こごえるかぜ:便利な技ですが火力不足。そもそも火力を期待して打つ技ではないですが、れいとうビームを入れないで入れる理由が薄い。
どくどく:ウェポン2つが通らないクレセリアなんかに打てます。腐りづらいです。
- 持ち物候補
オボンのみ:場持ちをよくし、確定数をずらしてくれます。
たべのこし:まもる持ちの耐久ポケモンとは相性がいいですが、オボンが優先されると思います。
リンドのみ:不意のめざパで大きく削られることを防ぎます。
先制の爪:トリトドンと相性の良いアイテムではありますが、運が絡むので過度の期待は禁物。また、自己再生と相性が悪かったり良かったり・・・。
- 立ち回り
あくまで相性補完としてパーティに組み込まれますので、基本的に後発スタート。相手の水技や電気技を躊躇させることができます。しかし、今の環境では2発攻撃を受けて耐えられるポケモンは少ないですので龍技、格闘技の一貫性を作らないことが大事だと思います。また、クレセリアには手も足も出ませんので、仕事をさせないようにしっかりクレセリアの処理を行える構成が大事。
- 配分1のダメージ計算
与ダメージ
れいとうビーム
H4ボーマンダ
→95.9%〜114.6% 乱数1発 (81.3%)
H4ランドロス獣
→99.3%〜118.7% 乱数1発 (93.8%)
H4サザンドラ
→45.2%〜53.5% 乱数2発 (35.5%)
H4ラティオス
→41%〜48.7% 確定3発
ラティの流星耐えサンダー
→32.4%〜38.5% 乱数3発 (96.7%)
だいちのちから
H-D187-135メタグロス
→45.9%〜55.6% 乱数2発 (69.1%)
H252バンギラス
31.8%〜38.6% 乱数3発 (96.1%)
H252シャンデラ
→64.6%〜76.6% 確定2発
H4ドリュウズ
→72%〜87% 確定2発
D一段階ダウンH4テラキオン
→94.6%〜112.5% 乱数1発 (75%)
H252ドサイドン(ハードロック)
→52.7%〜62.6% 確定2発
ねっとうで
93.2%〜110.8% 乱数1発 (62.5%)
被ダメージ
補正有A252振り霊獣トルネロスのじしん
42.6%〜50% 乱数2発 (0.39%)
A187メタグロスのしねんのずつき
→38.5%〜45.8% 確定3発
補正無テラキオンのてだすけインファイト
→84.4%〜99.5% 確定2発
補正有A252振りドリュウズの珠ドリルライナー
→55.5%〜66%
同条件いわなだれ
→17.4%〜20.1% 乱数5発
補正無C252振り眼鏡ラティオスのりゅうせいぐん
→74.3%〜88% 確定2発
補正有C252振り珠キングドラのりゅうせいぐん
→57.3%〜67.8% 確定2発
- 配分2のダメージ計算
与ダメージ
れいとうビーム
H4ボーマンダ
→105.2%〜123.9% 確定1発
H4サザンドラ
→47.6%〜57.1% 数2発 (90.2%)
H4ラティオス
→47.6%〜57.1% 乱数2発 (18.4%)
だいちのちから
H-D187-135メタグロス
→51.3%〜60.9% 確定2発
ねっとう
H252ドサイドン(ハードロック)
101.3%〜118.9% 確定1発
被ダメージ
補正有A252振り霊獣トルネロスのじしん
47.2%〜56.4% 乱数2発 (81.6%)
A187メタグロスのしねんのずつき
→44%〜52.2% 乱数2発 (13.3%)
補正無テラキオンのてだすけインファイト
→95.4%〜112.8% 乱数1発 (68.8%)
補正無C252振り眼鏡ラティオスのりゅうせいぐん
→72.9%〜85.7% 確定2発
補正有C252振り珠キングドラのりゅうせいぐん
→55.5%〜66% 確定2発(2連続で最高乱数引かれない限り2耐え)
てだすけ込み
→83.9%〜99% 確定2発
- トリトドンの横・縦の相性
横の相性が良いポケモン
FCロトム・サンダー・ボルトロス
せっかく相手の水技を止められてもこちらに有効打がなければ意味がありません。
特にヒートロトムは弱点である水技を止めながら戦えるので特に相性が良いと言えます。高い火力格闘技でごり押されかねないのでめざ飛持ちサンダー・ボルトロスも相性がいいと思います。
縦の相性が良いポケモン
ボーマンダ・ラティアス・ラティオス
格闘技の一貫性を消します。
メタグロス・ナットレイ・ヒードラン等のはがね
龍技の一貫性を消します。
サザンドラ・バンギラス
どくどく持ちでもない限りクレセリアを落としきることは不可能なので。
トリトドンは相性補完として入るポケモンですので、基本は後出し・死に出しで出て行きます。よって、上記のようなポケモンを採用した後にトリトドンが採用されて行くのが普通だと思うのですがどんなパーティにトリトドンが入っていると役割を持ちやすいかわかりやすくするためにこの欄を作成しました。
- 最後に
BW2環境に入ってから、配分1のトリトドンをよく使っています。感想としては、火力不足については隣のポケモンに大きく依存する、という印象でした。ねっぷうや、いわなだれを多用するパーティですといい感じに確定数がずれます。ダブルでは、乱数1〜確1圏内でなければ隣のポケモンが作用するケースが多いので1体のダメージ計算だけをあてにしてはいけない、と思います。ですので、耐久に特化した方が使いやすい、というのが見解です。
以上です。ここまでご閲覧頂きありがとうございます。
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