- ご挨拶
どうも、皆さんこんにちは
前回のランドロスの育成論では
コメントやブックマーク登録ありがとうございました
- 本題
今回は夢特性が解禁されてしばらく経ちました鉄の拳ローブシンを考察します
命の珠を持たせて従来のちからずく命の珠ローブシンより
ドレインパンチやマッハパンチの強化を図った型が投稿されていますね(bw/3513)
今回の育成論の型は特性と命の珠などを組み合わせて
圧倒的な火力を生み出すのではなく
無償でウェポンを強化できる鉄の拳を
耐久調整の火力補強として扱います
具体的に言うと特性+火力強化アイテムで
元々被役割対象であるエアームドやヤドランを突破できる火力を手に入れるのではなく
オボンの実で相手からの攻撃を耐えられる回数を増やし
行動回数を確保しつつ特性の火力補強でダメージレースに強くしていこうというのが
今回のコンセプトとなります
オボンの実持ちのローブシンの育成論は既にいくつか投稿されていますが
今回の育成論とコンセプトが同じ型は存在していないので投稿させていただきます
- 型説明
努力値:68-212-124-0-100-4
実数値:189-205-131-×-98-66
性格は確定欄の通り意地っ張りでお願いします
HPの努力値について
オボンの実の回復量効率を意識しつつ
なるべく定数ダメージが少なくなるように調整した16n-3です
これによりオボンの実の回復量は47になり
天候ダメージは11、火傷や宿り木の種のダメージは23になります
回復量:47/189
8n定数:23/189
16n定数:11/189
16n-3調整では他にHP実数値205がありますが
ドレインパンチの回復効率を意識するとHPの実数値は低めに調整して
防御や特防に回す方が効率が良いのでHPの実数値は189にしました
攻撃の努力値について
耐久調整で余った分を全振りです
余りすぎかと思われるかもしれませんが
ローブシンの役割を考えると火力が高いに越したことはありません
そしてあまり耐久に振りすぎるとオボンの実の発動が乱数件内になり
低乱数→高乱数で本来オボンの実発動で
耐えられる攻撃が耐えられなくなる恐れがあるからでもあります
防御の努力値について
意地っ張りカイリューの1.5倍逆鱗(竜の舞、鉢巻)を確定で耐えます
陽気カイリューの素逆鱗までの火力ならオボンの実発動で2回耐えます
特攻の努力値について
基本的に特殊技は使わないので無振りとなります
特防の努力値について
命の珠持ち控えめ霊獣ボルトロスの十万ボルトを確定耐えです
控えめシャンデラのシャドーボールはオボンの実発動で2回耐えます
強化アイテムなしラティオスの流星群をオボンの実発動で1.5耐えするのであれば
攻撃の努力値から80削って特防に振ると耐えます
素早さの努力値について
カバルドンを冷凍パンチで確定2発にできる型ではないので
今回は素早さ調整をせずに端数だけを振りました
技構成:ドレインパンチ マッハパンチ 雷パンチ 冷凍パンチ
候補技:ビルドアップ ストーンエッジ
命の珠型とは違い、ローブシンを受けにくる連中に
雷パンチで確定2をとれないため
雷パンチの枠は他の技に変更してもいいと思います
その場合は候補技から選択となります
以下確定技
ドレインパンチ
メインウェポンです
この技のおかげで回復をオボンの実だけに頼らないので
机上論以上の場持ちのよさを実現できます
マッハパンチ
鉄の拳で火力が底上げされてるので
削れた相手を倒すには十分すぎる威力になります
冷凍パンチ
BW2の教え技にて新しく習得できるようになったサブウェポン
いまやこの技を搭載していないローブシンは
ほとんどいないと言っても過言ではないでしょう
格闘技との相性補完が効き、カイリューやガブリアスを突破するのに必要です
雷パンチ
上の技だけでは止まるブルンゲル、ヤドランなどに
基本的に格闘受けとは打ち合わずに素直に逃げる型なので
交代読みで当てるくらいの気持ちでいいと思います
ウルガモスやシャンデラなど
格闘技と冷凍パンチを両方半減してくるポケモンに打つのが基本です
以下選択技
ビルドアップ
雷パンチとの選択になります
オボンビルドレ型を中心に考察した型ではないのですが
やはりあると便利な積み技です
一回積むと冷凍パンチでカイリューがマルチスケイル込でも落ちます
ストーンエッジ
ウルガモス、シャンデラピンポイント
基本的に飛行相手には冷凍パンチで事足りることが多いです
雷パンチとの選択になります
どくどく
呼ぶソーナンス、クレセリア、サマヨール、ヤドランなど
格闘受けに交代読みで当てるだけでアドバンテージがとれます
エアームドやポイズンヒールグライオンには無効化されるので注意
持ち物
オボンの実確定でお願いします
今回の型はこの道具を軸に調整されています
- 立ち回り
動かし方は普通のローブシンと同じです
有利な相手に繰り出しドレインパンチや冷凍パンチで殴っていきます
終盤戦では威力の高いマッハパンチが真価を発揮します
高い耐久にオボンの実とドレインパンチの回復量で
場持ちのよさはピカイチです
打ち合いに特化した型だと思って頂ければありがたいです
クレセリアやエアームドなど、ローブシンを受けれるポケモンが来たら素直に逃げましょう
- 他の特性との差別化
ローブシンの他の特性でこの型を実現した時の差別化をしていきます
根性 攻撃上昇率1.5倍
・上昇率が1.5倍と一番上昇率が高い
・特性が発動すればストーンエッジなどのサブウェポンも強化できる
・状態異常技で耐久型を実現しているポケモン(ヤミラミなど)に対して強い
・特性発動条件が状態異常時のみとかなり限定的
・特性発動が相手の技頼り
特性発動が状態異常時のみと限定的なのが大きな差別化点です
鉄の拳だと常時1.2倍なので相手の状態異常技に繰り出さずとも
最初から火力強化の恩恵を受けられます
ちからずく 上昇率1.3倍
・強化対象が追加効果のある技と限定的ではあるがお手軽
・岩雪崩をほぼストーンエッジの火力で打てる
・追加効果が発動しない(これは比較対象としては微妙かもしれない)
・ドレインパンチ、マッハパンチを強化できない
後者のデメリットであるドレインパンチ、マッハパンチを強化できないという点が
鉄の拳とは違う点です
ドレインパンチの回復量で確定数がずれる場合もあるので
ドレインパンチの火力強化は大きいです
ここが鉄の拳とちからずくの一番の違いですね
1.2倍と一番上昇率が低い鉄の拳ですが
メインウェポンであるドレインパンチとマッハパンチの両方を
条件無しで強化できるところに魅力があります
- 状態異常について
コメント欄にて要望があったので追記します
最近の環境のローブシンは特性が根性の型がめっきり減ってしまい
ちからずくや鉄の拳が大多数を占める状態となっております
そのため、根性による火力強化を恐れず
熱湯や鬼火を撃ってくるポケモンが多いです
とくにスイクン、ブルンゲル、ニョロトノあたりが熱湯を覚えさせてることが多いので
打ち合いになる時は3割とはいえ熱湯の火傷には注意しましょう
スイクン、ブルンゲルは火力が低いので
打ち合いになればこちらが有利ですが
火傷を引いてしまうと一気に不利になるので
スイクン、ブルンゲルに強いポケモンが控えにいるのであれば
素直にそのポケモンに交代するのが安全策です
ニョロトノは稀にジュエルハイドロポンプ持ち個体もいるので
安易に突っ張ると大打撃をうける恐れがあります
- 相性のいい味方
バンギラス
族に言うバンギローブになります
ローブシンが呼ぶクレセリア、ラティオスに対して後出しでき
バンギラスの苦手なガブリアス、テラキオンに対してローブシンが有利です
2体ともメタグロスやウルガモスが厳しめなことに注意です
ウルガモス
ローブシンの苦手なクレセリア、ラティオス、エアームドに強く
ウルガモスが苦手なガブリアス、カイリュー、テラキオンに対してローブシンが強いです
技範囲もローブシンが物理、ウルガモスが特殊と
物理特殊のバランスも取れています
バンギラスと違うのはキノガッサやメタグロスに対して強い点です
雨パやサンダーがきつくなりがちなので他のポケモンで対策をしておくといいでしょう
- ダメージ計算
HP、攻撃、防御などのステータスをHABCDSと省略します
ダメージ計算はトレーナー天国様のツールを使用
○「振り」○○と書いていないポケモンのH○B○は実数値です
ドレインパンチ
H252振りバンギラス
ダメージ: 324〜384
割合: 156.5%〜185.5%
回数: 確定1発
H4振りサザンドラ
ダメージ: 188〜224
割合: 111.9%〜133.3%
回数: 確定1発
H4振りテラキオン
ダメージ: 188〜224
割合: 112.5%〜134.1%
回数: 確定1発
H4振りマンムー
ダメージ: 210〜248
割合: 112.9%〜133.3%
回数: 確定1発
H181-B162ナットレイ(テラキオンのインファイト耐え)
ダメージ: 132〜156
割合: 72.9%〜86.1%
回数: 確定2発
H4振りキノガッサ
ダメージ: 105〜124
割合: 77.2%〜91.1%
回数: 確定2発
H252振りハッサム
ダメージ: 87〜103
割合: 49.1%〜58.1%
回数: 乱数2発 (98.4%)
H252振りメタグロス
ダメージ: 70〜84
割合: 37.4%〜44.9%
回数: 確定3発
H4振りガブリアス
ダメージ: 91〜108
割合: 49.4%〜58.6%
回数: 乱数2発 (98.4%)
H252振りウォッシュロトム
ダメージ: 82〜97
割合: 52.2%〜61.7%
回数: 確定2発
H252振りニョロトノ
ダメージ: 109〜130
割合: 55.3%〜65.9%
回数: 確定2発
防御特化スイクン
ダメージ: 58〜69
割合: 28%〜33.3%
回数: 乱数3発 (0.02%)
図太いB252振り輝石ラッキー
ダメージ: 224〜266
割合: 68.9%〜81.8%
回数: 確定2発
防御特化エアームド
ダメージ: 51〜60
割合: 29.6%〜34.8%
回数: 乱数3発 (7.5%)
マッハパンチ
H252振りハッサム
ダメージ: 48〜57
割合: 27.1%〜32.2%
回数: 確定4発
H252振りバンギラス
ダメージ: 172〜208
割合: 83%〜100.4%
回数: 乱数1発 (6.3%)
B4振りバンギラス
ダメージ: 172〜208
割合: 98.2%〜118.8%
回数: 乱数1発 (93.8%)
H4振りマンムー
ダメージ: 114〜134
割合: 61.2%〜72%
回数: 確定2発
H4振りテラキオン
ダメージ: 102〜122
割合: 61%〜73%
回数: 確定2発
H4振りサザンドラ
ダメージ: 102〜122
割合: 60.7%〜72.6%
回数: 確定2発
H4振りガブリアス
ダメージ: 49〜58
割合: 26.6%〜31.5%
回数: 確定4発
冷凍パンチ
H4振りガブリアス
ダメージ: 244〜288
割合: 132.6%〜156.5%
回数: 確定1発
H4振りボルトロス
ダメージ: 156〜184
割合: 100.6%〜118.7%
回数: 確定1発
H4振りボーマンダ(威嚇込)
ダメージ: 184〜220
割合: 107.6%〜128.6%
回数: 確定1発
H4振りランドロス(威嚇込)
ダメージ: 168〜200
割合: 101.8%〜121.2%
回数: 確定1発
H12振りラティオス
ダメージ: 140〜166
割合: 89.1%〜105.7%
回数: 乱数1発 (31.3%)
H4振りカイリュー
ダメージ: 244〜288
割合: 146.1%〜172.4%
回数: 確定1発
H4振りカイリュー(マルチスケイルあり)
ダメージ: 122〜144
割合: 73%〜86.2%
回数: 確定2発
H179-B149グライオン
ダメージ: 188〜224
割合: 105%〜125.1%
回数: 確定1発
H252振りカバルドン
ダメージ: 102〜120
割合: 47.4%〜55.8%
回数: 乱数2発 (74.6%)
防御特化カバルドン
ダメージ: 76〜90
割合: 35.3%〜41.8%
回数: 確定3発
雷パンチ
H252振りギャラドス(威嚇込)
ダメージ: 188〜224
割合: 93%〜110.8%
回数: 乱数1発 (56.3%)
威嚇が入らなければ確定一発です
H252振りニョロトノ
ダメージ: 146〜174
割合: 74.1%〜88.3%
回数: 確定2発
H252振りブルンゲル
ダメージ: 156〜184
割合: 75.3%〜88.8%
回数: 確定2発
防御特化ブルンゲル
ダメージ: 104〜124
割合: 50.2%〜59.9%
回数: 確定2発
防御特化スイクン
ダメージ: 78〜92
割合: 37.6%〜44.4%
回数: 確定3発
防御特化ヤドラン
ダメージ: 78〜94
割合: 38.6%〜46.5%
回数: 確定3発
ヤドランがでてきたら素直に引きましょう
防御特化エアームド
ダメージ: 68〜80
割合: 39.5%〜46.5%
回数: 確定3発
後出しする時に雷パンチをあてて
羽休めするタイミングでドレインパンチを当てることができれば
突破を見込めるかもしれません
H4ウルガモス
ダメージ: 82〜97
割合: 50.9%〜60.2%
回数: 確定2発
H252ウルガモス
ダメージ: 82〜97
割合: 42.7%〜50.5%
回数: 乱数2発 (2.3%)
ストーンエッジ
H4振りウルガモス
ダメージ: 364〜432
割合: 226%〜268.3%
回数: 確定1発
H252振りウルガモス
ダメージ: 364〜432
割合: 189.5%〜225%
回数: 確定1発
H252振りシャンデラ
ダメージ: 142〜168
割合: 85%〜100.5%
回数: 乱数1発 (6.3%)
防御特化エアームド
ダメージ: 45〜53
割合: 26.1%〜30.8%
回数: 確定4発
H252振りギャラドス(威嚇込)
ダメージ: 124〜148
割合: 61.3%〜73.2%
回数: 確定2発
- 被ダメージ計算
基本的に相手の努力値は252振りしているものとします
能力値に補正をかける場合は「意地っ張り」「控えめ」と表記します
耐久ポケモンなど、努力値をあまり火力に割かないポケモンはA(C)○振りと表記します
ラティオスのサイコショック
ダメージ: 126〜150
割合: 66.6%〜79.3%
回数: 確定2発
意地っ張りカイリューの鉢巻逆鱗
ダメージ: 159〜187
割合: 84.1%〜98.9%
回数: 確定2発
カイリューの逆鱗
ダメージ: 96〜114
割合: 50.7%〜60.3%
回数: 確定2発
オボンの実が発動するので2回耐えることができます
意地っ張りガブリアスの鉢巻逆鱗
ダメージ: 154〜183
割合: 81.4%〜96.8%
回数: 確定2発
意地っ張りパルシェンの殻を破る1回つららばり
ダメージ: 36〜43
割合: 19%〜22.7%
回数: 乱数5発
こちらも途中でオボンが発動するので耐えることができます
テクニシャンキノガッサの珠タネマシンガン
ダメージ: 39〜47
割合: 20.6%〜24.8%
回数: 確定5発
こちらもオボンが途中で発動するので仮に5発あたっても耐えます
ガブリアスの地震
ダメージ: 79〜94
割合: 41.7%〜49.7%
回数: 確定3発
トルネロスのアクロバット(ジュエル消費後)
ダメージ: 158〜188
割合: 83.5%〜99.4%
回数: 確定2発
意地っ張りメタグロスの思念の頭突き
ダメージ: 144〜170
割合: 76.1%〜89.9%
回数: 確定2発
意地っ張りバシャーモのジュエル飛び膝蹴り
ダメージ: 159〜187
割合: 84.1%〜98.9%
回数: 確定2発
この通り物理相手なら高火力技でも耐えることができます
特殊
控えめシャンデラのシャドーボール
ダメージ: 100〜118
割合: 52.9%〜62.4%
回数: 確定2発
オボンの実が発動するので2回耐えます
控えめ霊獣ボルトロスの珠十万ボルト
ダメージ: 153〜183
割合: 80.9%〜96.8%
回数: 確定2発
ラティオスの流星群
ダメージ: 147〜174
割合: 77.7%〜92%
回数: 確定2発
C4振りスイクンの熱湯
ダメージ: 51〜61
割合: 26.9%〜32.2%
回数: 確定4発
最高乱数引き続けなればオボンの実発動込で4回耐えます
ドレインパンチで回復すれば確実に4回耐えます
C4振りブルンゲルの波乗り
ダメージ: 58〜69
割合: 30.6%〜36.5%
回数: 乱数3発 (50.6%)
控えめFCロトムの十万ボルト
ダメージ: 94〜112
割合: 49.7%〜59.2%
回数: 乱数2発 (99.61%)
最低乱数を引かなければオボン発動で2回耐えます
C4振りヤドランのサイコキネシス
ダメージ: 126〜150
割合: 66.6%〜79.3%
回数: 確定2発
- 最後に
いかがだったでしょうか
前回の育成論の反省点を踏まえて
重要な点は捉えたまま簡潔に育成論をまとめるように工夫したつもりです
最近の環境では色々な型のローブシンが出回っていますが
その中でもとくに多いのは珠ローブシンとオボンローブシンだと思います
耐久と火力が高く、打ち合い性能に優れたローブシンに
オボンの実を持たせることによってさらにタイマン性能を高めてあるので
いざという時にでも安定感があって頼りになります
誤字、脱字、改善点などがありましたらコメント欄にお願いいたします
それでは
過去に投稿した育成論…霊獣ランドロス(bw/3643)