至らぬ点だらけです。
存分にたたいてください。
- 前置き
個体値は6Vを仮定。
H:HP A:攻撃 B:防御 C:特攻 D:特防 S:素早さ
とします。
その他論中でしばしば略称を使います。ご了承を。
ダメ計はトレ天を参照させていただいてます。
- 今回のコンセプト
エアームドです。
言わずと知れた厨ポケ。
絶妙なタイプ補完。高い物理防御。後だし性能の高さ。ゴツメによる圧力とステロふきとばしのシナジー。など。
アタッカーにはやや向きませんが、物理受けに止まらず、そのポテンシャルを活かし4世代の頃から遺憾なく力を発揮してきました。
今回はそんなエアームドの更なる可能性。「最速レッドカードエアームド」をご紹介したいと思います。
- スペック
まず種族値を見ていきます。
H:65 A:80 B:140 C:40 D:70 S:70
平均的な構成ですが、Bの高さが際立ちます。
Sは70という激戦区。
他にはパルシェンやガッサ、ニョロトノ、グロス等がいます。
しかしこの辺の子たちは先制技や積み技、補助技など多彩な技を持ち、準速やHに割く型などが多く見受けられるため
こちらで極振りしておくと安心して抜いてくことができます。今回のコンセプトでもあります。
最警戒は同族ガッサの胞子ですね。
次に特性です。
ここは頑丈一択。
言わずと知れた鬼畜特性。物理方面はほとんど素で耐えることが可能ですが
特殊方面に薄くなりすぎるため、頑丈で補強です。
万一のワンキルを防ぐことができ、最低でも1回は確実に動けるようになります。
次にタイプです。
鋼、飛行という非常にバランスのいいタイプ構成。
2倍:炎・電気
1/2:ノーマル・飛行・ゴースト・鋼・悪・エスパー・ドラゴン
1/4:虫・草
無効:毒・地面
弱点は2つしかないにも関わらず、半減以下に沈み込めるタイプは11個も持ち合わせています。
このタイプ補完が繰り出し性能の高さを高めているといっても過言ではないでしょう。
- 努力値
H:252 S:252 A:4
単純にHSぶぱです。
Bは振らなくても十分な実数値を得ることができるため
低いHを補う必要があります。
まぁぶっちゃけ思考停止です。効率的な振り方あればご指摘お願いします。
Aに振ってもドリル嘴を打った際のH252振ガッサ、ヘラの確定数が変わらないので、Hに振って行動回数を増やしていこうと考えました。
Sは先述した様最速安定です。
ガッサの同族勝負への競り込みや、上からのステロ、また挑発の採用価値が生まれます。
- 持ち物
今回はほぼ、レッドカードで確定です。
これにより、
ステロ→耐え→レドカ発動→相手にステロダメ→もう一回行動
という動きが生まれます。
積み技や身代わりにも強くなれます。
注意点としては、
1.特性きゅうばん持ちにはアイテム消費するが発動しない。
2.とんぼルチェンを受けても発動し、相手のポケモンがランダムに選出される。
3.連続技に対しては全ての攻撃が終わってから発動する。
4.攻撃を受けてひん死になった際は発動しない。
5.特性ちからずくのポケモンから攻撃を受けても発動しない。
といった点です。
一応選択欄。
・カゴorラムの実
カゴを持たせる場合ほぼガッサ胞子ピンポの対策です。
この場合Sを削って耐久に回すのもアリです。
>13様ありがとうございます。
・ゴツゴツメット
今やエアームドといえばこれですね。
今回は先発起用中心になるので、通常後出しで使うこのアイテムは若干趣旨が異なってきます。
・メンタルハーブ
挑発打たれたくない方はこちら。
- 役割&立ち回り
役割としては、主に先発起用からの相手のPt掻き乱し&エース補助となります。
見せ合い時点での先発使用がしんどそうであれば、控えでも構いません。
高いSから繰り出すステロや挑発が初回の主な行動となります。
それなりに早いムドーはいますが、案外最速仕様のムドーは少ないので意表をつけると思います。
撒いた後は殴らせて、レドカを発動させます。
エアームドはステロ吹き飛ばし戦法の知名度からか相手に殴らせる性能が非常に高いです。
また、タイプ補完の強みから対面した際に相手が何もできず交代を余儀なくさせるケースもあります。
この際にも安定してステロを撒き、次の行動への余裕が生まれます。
その後の基本行動は吹き飛ばすことがメインとなります。
飛行が刺さる相手や、耐久ポケと対面した際にはブレバや挑発をうっていきましょう。
場に長居することをあまり目的としないため、落ちたらそれまでって感覚ですかね。
やることなくなったらブレバで自主退場もありです。
相手のパーティーメンバーの割り出し、襷やマルスケ潰し、積み技身代破壊等様々な効果が期待でき、こちらの後続エースへの負担を軽減できます。
- 技
確定欄
・ステルスロック
今回のコンセプト。
必須です。
・吹き飛ばし
掻き乱しを目的としているのでこちらも確定で。
吠えるは防音で防がれるため、吹き飛ばし優先です。
>1様ご指摘ありがとうございます。
選択欄
・挑発
ほぼ確定に近いです。
最速使用の特権ですかね。
・ブレイブバード
最大打点&自主退場用となります。
格闘(主にローブ)への確定数の底上げや、仕事が終わったこれをつかって自主退場しましょう。
>5様ありがとうございます。
・ドリルくちばし
この子の有するローリスクで一貫性のある技はこれくらいですね。
挑発打たれた際や警戒すべきガッサをいち早く処理する際に必要です。
・おいかぜ
後続補助です。
死に際にうちたいですが、対面相手が自分より早かった際等を考慮するといまいち安定性にかける一面があります。
無くはないです。むしろありっちゃあり。技スペ相談。
・こごえるかぜ
Sをほぼ確定で下げます。
若干の命中不安と威力不足は否めませんが、こちらもなくはないです。
・どくどく
高耐久ポケをつぶしたい場合、とりあえず襷潰しときたい場合
いろいろ使える局面はあります。
・はねやすめ
今回は長居を目的としないのでほぼ不採用です。
早い状態でこの技を使うと、相手の地震やインファが抜群でささる可能性もでてきます。
- HB型との違い
エアームドといえば物理防御を特化させる型が主流です。
この型との違いついて触れたいと思います。
HB型のメリットは後出しでの圧力の大きさにあります。
ガブを中心とする物理竜等一般的にエースとして起用されやすいポケモンに後出しすることで
完全に機能を停止させ、相手のパーティー選出によってはそのまま完封も可能です。
ですがHS型は主に先発起用となり、通常は後出しで「相手を見て」繰り出すエアームドですが
今回はそのストッパーとしての機能を捨て、あくまでエース補助、掻き乱しを目的に動いていくため、技構成などは似ていますが動きとしては大幅に違ったものとなってきます。
HB型には無い動きとして挙げられるのが、
・相手の選出には縛られにくく、気軽に繰り出せる。
・Sに振ることによる行動回数の確保。
・最速の挑発・吹き飛ばし・レッドカードの三点を用いた完全なる積み潰し体制。
・レッドカードによる後発割り出し等最低限の仕事遂行能力の確保。
・あくまで補助。通常の羽休め等による長居は目的としない。
・特性が活きやすい。
といった点です。
- 差別化&弱点
ステロ撒きとしての良スペックを持つポケモンはたくさんいます。
ドータクン、ボスゴドラ、ラッキー、ドンファン等の高耐久鈍足ポケモンとはSと挑発の有無で差別化。
ヒードラン、マンムー、グロスとは頑丈による安定性の違いで差別化。
プテラにはSではかないませんが、耐久や特性により差別化。
といったあたりでしょうか。
弱点としては、マジックミラー、マジックガード、マジックコート持ち
自分より早く尚且つ飛行技の刺さらない先発挑発持ち
この辺のポケモンと初手対面した際は素直に引っ込みましょう。
元から後出し性能の高いポケモンなので引っ込んでも次に出てくる機会は多く設けられます。
次回出現の際に相手が積みまくった状態だったとしても、頑丈耐え→レドカ強制交代という流れを生み出すことも可能となります。
- ダメージ計算
仮想敵は6Vと仮定。
・与ダメ
ブレバのみ出します。
H252補正無キノガッサ 確定1発
H252補正無ヘラクロス 確定1発
H252補正無ローブシン 56.6%〜67.9% 確定2発
H172補正無ガブリアス 29.2%〜35.1% 乱数3発 (12.9%)
・被ダメ
◎特殊方面
C252補正込ロトムのボルトチェンジ 88.3%〜104.6% 乱数1発 (25%)
C252補正込ニョロトノのハイドロポンプ 102.9%〜120.9% 確定1発
C252補正無ラティオスのりゅうせいぐん 46.5%〜54.6% 乱数2発 (61.3%)
同上ラティのめざめるパワー炎70 62.7%〜74.4% 確定2発
C252補正込トゲキッスのエアスラッシュ 26.1%〜30.8% 確定4発
こちらは弱点を突かれると薄いのであまり載せません。
ボルチェンですらこんな感じです。
頑丈頼りですね。
◎物理方面
A252補正込ヒヒダルマのフレアドライブ 123.2%〜146.5% 確定1発
A252補正込シビルドンのワイルドボルト 74.4%〜88.3% 確定2発
A252補正込鉢巻カイリューのほのおのパンチ 69.7%〜82.5% 確定2発
同上鉢巻カイリューの逆鱗 37.2%〜44.1% 確定3発(追加致しました。>15様ありがとうございます。)
A252補正込鉄拳ローブシンのドレインパンチ 43.6%〜51.1% 乱数2発 (6.3%)
A252補正込珠キノガッサのマッハパンチ 36%〜43% 確定3発
A252補正込バンギラスのストーンエッジ 45.9%〜54.6% 乱数2発 (60.2%)
A252補正込珠パルシェンのつららばり 12.2%〜15.6% 乱数7発
A252補正込鉢巻ハッサムのとんぼがえり 11.6%〜13.9% 乱数8発
ヒヒダルマはHBの型でも頑丈圏内まで持ってかれるのでどうしょうもないです。
しかし流石の硬さといったところでしょうか。
相手をコロコロ変えながら戦うので、確定2発相手と対面しても有利な相手への対面が期待できます。
いかがでしょうか?
普段僕はドリル嘴の欄をどくどくにして後は同じ構成のイワークで使っているのですが
エアームドの方が強そうだなぁと思って書いてみました。
エアームドを相手に積んでくる相手はいなさそうですが、イワークは対面しているにも関わらず積んでくるポケモンが多くウマウマです。
ですがタイプ補完や種族値から考えて、やっぱムドーの方が強そうです。
ちなみに一般的にはこの型は「ddムドー」と呼ばれているそうです。
>15様情報提供ありがとうございます。
以上です。
訂正すべき箇所あればお申し付けを。
不要であれば削除します。