CSぶっぱのスカーフがなかったので投稿
- 概要
タイプと特性の優秀さが目立つポケモン。タイプ上はカバドリやトノグドラに有利である点が特に評価され、BW環境初期から中期(※)にかけて構築の穴埋めとして非常に高い採用率を誇りました。
しかし時が経つにつれて、レートではそこそこ見るものの、大会における採用率は大幅に減少。最大の理由は採用理由的な劣化になりやすく、わざわざ採用する必要がないためです。単純に舐められているというのもありますね。
そもそも水ロトムを考えたとき、弱点が少なくそれなりの耐久・火力がある上に、補助技も豊富といった特徴が挙げられます。迅速に処理するために、草技や高火力な龍技・格闘技によって無理やり処理するといった手段が取られやすいです。もしくはランターンやナットレイのようにタイプで有利な受けを繰り出すといった手段も取られます。
今回紹介する水ロトムには、処理手段が限られることを利用してスカーフトリックによる起点作成や相手の展開妨害を任せます。後続のカイリュー・ハッサム・ウルガモスやクレセリアといった積みポケを活かす動きを心がけることで、非常に良い働きをします。もちろんスカーフを持つことで序盤の削りや後半の抜きもある程度は期待できるでしょう。
(※)大体カバドリやトノグドラが出始めた頃と考えてもらえればいいです。
- 構成
性格:おくびょう
個体値:31-*-31-31-31-31
努力値:0-0-0-252-4-252
実数値:125-*-127-157-128-151
特性:ふゆう
持ち物:こだわりスカーフ
調整
C:決定力確保のためぶっぱ
S:HAベースのパルシェン、スカーフトリック後のスイクン考えてぶっぱ
D:ダウンロード意識
基本行動がトリックであり、トリック後のSも確保しておきたいためSぶっぱ。後発に置きスカーフを温存してある場合、1舞後のギャラやカイリュー、HAベースの破りパルシェンも抜けます(S113の破りパルとは同速)。
トリック後の削り、後発においた場合における後半の抜き性能をある程度期待してCぶっぱ。Cが低いロトムが場に残っていると、相手の展開を許しやすいのでできる限りCは上げておきたいですね。その意味では控えめも視野となります。C172からの一致120はそれなりの決定力となるでしょう。先制技との連携もとりやすいですね。控えめにする場合も、最速70属やS101付近の破りパルシェン考えてSぶっぱ安定となります。
技
- トリック
相手のメガネやハチマキを奪い火力を下げる技
相手の展開も妨害する技
- 10まんボルト
無効にしてくるやつが多い
- ハイドロポンプ
技範囲の相性補完がイマイチのためあまり強くない
外れる
- ボルトチェンジ
無効にしてくるやつがいなければ有利対面で打つ場合もある
間違ってもラティオス対面などで打って後続に負荷をかけてはいけない
以上でほぼ確定です。ただし、龍舞後のカイリューも抜いているのでめざ氷も視野となります。
- めざめるパワー(氷)
臆病だとカイリュー意識、控えめだとガブリアス意識の採用理由
間違っても序盤でうって起点にされて後続に負荷をかけてはいけない
10万かボルチェンとの選択となりますが、10万を抜く場合はスイクンに対して厚い構築にしておきたいですね。
襷ステロマンムー・龍ジュカイリュー・珠ハッサムの並びと合わせる上で非常に優秀と感じました。ロトムの処理手段が限られる相手に対しては、起点作成から削りまで非常に重宝します。
反面、安易な運用は相手に積みの起点を与える結果となります。スカーフを渡すことで返って不利になる場合もあります。選出画面の段階からどのように展開するかを想定しておくことが、扱う上で特に重要と言えるでしょう。もちろんこれはロトムに限った話ではなく、こだわり持ち全般に言えることではありますね。
コメントください
ダメ計
- ツールはトレーナー天国使用
- ()内の%は撃破率(全て急所率、技の命中率込で計算)
与ダメ
先発で出した際にかちあう可能性が高いポケモン中心で
- 10まんボルト
177-108ハッサム 78〜93
206-90ローブシン 93〜111
207-135スイクン 126〜150
167-120カイリュー(マルスケ)35〜42
- ハイドロポンプ
177-108ハッサム 99〜117
206-90ローブシン 118〜141
183-105ガブリアス 102〜120
215-117カバルドン 182〜216
- めざめるパワー(氷)
183-105ガブリアス 160〜192(35.55%)/控えめだと176〜208(76.56%)
被ダメ
ただの目安です。強化アイテムなしの一致等倍をそれなりに耐える程度の耐久です。
- 物理
- 特殊