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ポケモン徹底攻略ファイアレッド/リーフグリーンバトル講座
最終更新日:2004年3月18日(木)
男の子バトル講座とは
★ バトル講座って何ですか?
ここでいうバトル講座とは、
「ポケモンは初めて。または弱くてどうしても通信対戦(バトル)で負けてしまう」という方のためにアドバイスする講座です。
管理人自体、あまり対戦はしていないのであくまでも「最低レベルの方」用の講座です。(^^;
管理人の偏見が多いので、軽く読み流す程度が良いかと思います。
何回かに分けて、少しずつ掲載していきます。
★ 受講に必要なものは?
とりあえず「ゲームボーイアドバンス(SP)1台」と「ルビー/サファイア/ファイアレッド/リーフグリーンのうち1つ」は最低必要です。
乾電池を使う人は大量に用意しておきましょう。最低でも3組くらいは必要と思われます。
第1回では実践はしないので、必要ありませんが。
あとは、ポケモン愛する心と、粘り強い負けない心ですね。(^^;
女の子第1回 〜 ポケモンのしくみを知ろう! 〜
★ 強い?弱い?
強いポケモン、弱いポケモンっているのでしょうか?
もしいるのならば、強いポケモンを使いたいのは当然ですよね。

一番強いポケモン、一番弱いポケモンというのは明確ではありませんが、
少なくとも「キャタピー」と「ミュウツー」を比べたら「ミュウツー」の方が強いというのは言うまでもありませんね。
それならば「キャタピー」を使うより「ミュウツー」を使う方が良さそうです。

しかし、強いポケモンと弱いポケモンの境界線はどの辺りにあるのでしょうか?
例えば、「キャタピー」は弱いポケモンと言えますが、「バタフリー」はどっちなのでしょうか?
一般的に「バタフリー」を主力ポケモンとして使う人は少ないと思いますが、中には強いポケモンとして扱える人もいます。
この辺りでみえてくると思うのですが、ポケモンの強弱の境界線はそのトレーナーによって変動するのです。
そもそもポケモンが上手い人、弱い人っているのでしょうか?
答えは、Yesです。います。

例えば、同じ「カビゴン」を与えられて好きなように育てさせられたとします。
Aさんは「はかいこうせん/ずつき/のしかかり/たいあたり」という技を覚えさせ、自信満々です。
それに対してBさんは「のろい/おんがえし/ねむる/ねごと」と補助系の技を覚えさせてきました。
AさんもBさんも強い人とも弱い人とも言えないにしても、二人が戦えば95%はBさんが勝つでしょう。
Aさんはただ単に覚えた攻撃技を並べただけで、「戦略」を全く考えていません。
Aさんは「補助系とかよくわからないし、強い技で攻撃すればいいじゃん。」と述べています。
これはポケモン初心者によくありがちな事です。
確かに、「カビゴン」がレベルアップで覚える「ねむる」はHP回復をするものの「ねむり」状態になってしまい、
そんなことをするならばその間、攻撃をし続けた方がいいような気もします。
Bさんは「ねむる」に組み合わせて「ねごと」を覚えさせてきました。
「ねごと」は眠っている時にしか使えない技で、いつ起きるかわからない「ねむり」状態の際に選択するのはかなり至難の業です。
しかし「ねむる」で眠った場合は必ず一定の2ターンの間だけ「ねむり」状態になるのです。
つまり「ねむる」でHP回復をして、眠っている間は「ねごと」で難なく攻撃できるわけです。
「カビゴン」は「HP」と「とくぼう」高く、耐久性があるので弱点をつかれない限り数ターンはこらえることができるはずです。
更にBさんは「のろい」を覚えさせることによって「こうげき」と「ぼうぎょ」を上げることができます。
「すばやさ」は下がってしまいますが、もともと「カビゴン」は「すばやさ」が低いので大して気にすることはないはずです。
「のろい」を2度すれば「こうげき」「ぼうぎょ」は2倍になります。かなり強力になるはずです。
Bさんが勝てるのは「Bさんの方がポケモンがうまいから。」以外の何ものでもありません。

では、ポケモンが上手い人、弱い人は天性の才能なのでしょうか?
いえいえ、そんな事はありません。というか、あり得ません。
でも、Aさんは6年も前からポケモンをやっているのに、
まだ始めて半年のBさんの方が「ポケモンがうまい。」ということなどあるのでしょうか?
Aさんのように、何も考えずにやっていてはいつまで経っても成長しません。
いやいや「どうしたら勝てるのだろうか。」と考えてはいても、その考え方が間違っていてはどうしようもありません。
「正しい考え方」はどうすれば得られるのでしょうか?
やはり、ネットが一番効果的だと思います。
★ 能力値はどのようにして決まるか。
ここまでは「技」に触れてきましたが、とりあえず「能力値」について説明したいと思います。
「能力値」というのは、「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくこう」「とくぼう」の値のことです。
ポケモンによって、同じレベルでも「能力値」はずいぶんと変わってきます。
例えば、「ハピナス」と「ディグダ」の「HP」を比べてみてください。どうです?この違いは。

では「能力値」はどのようにして決まるのでしょうか?
ポケモンには「隠しパラメーター」がいくつか存在し、それらが「能力値」の決める計算式に関わってきます。

まずは、「種族値(固有値とも呼ぶ)」についてです。
「種族値」はポケモン固有の「強さ」を表す値です。
従って、前例で言えば「ハピナス」の「HP」の「種族値」は「ディグダ」の「HP」の「種族値」よりも大きいのです。
「種族値」は普段プレイしているだけでは、正確な値は分かりません。何故かって、「隠しパラメーター」なんですから。
しかしポケモンごとに決まっていて、一定なので覚えてしまえば常に通用します。
ポケモンそれぞれの「種族値」は、ポケモンずかんでお調べください。

次は、「個体値」についてです。
「個体値」はそのポケモンの天性的な能力のことです。つまり、生まれつき持った能力です。
「個体値」は「能力」ごとに0〜31、つまり16進数で言えば0〜1Fの中から自動的にランダムに1つ決まります。
決定は「野生のポケモンと遭遇したとき」「タマゴを手に入れたとき」「景品交換したとき」などに決まります。
「個体値」は一生、変わることはありません。変えることはできません。
「個体値」が大きいほど、そのポケモンは「強いポケモン」という事になります。

次は、「努力値」についてです。
「努力値」はその名の通り、努力した結果としてついてくる努力点です。
「努力値」は野生のポケモンやトレーナーのポケモンを倒した際に、「経験値」と同じようにもらえ、貯まっていきます。
もらえる「努力値」は倒した相手のポケモンの種類によって異なります。「努力値」も「能力」ごとに存在します。
例えば、「ビードル」を1匹倒せば「すばやさ」の「努力値」が1もらえます。レベルは関係しません。
「きょうせいギブス」を持たせていた場合や「ポケルス」にかかったポケモンは通常の「2倍(重なれば4倍)」の「努力値」がもらえます。
「努力値」が高ければ高いほど、「強いポケモン」という事になります。
「努力値」は1つの「能力」ごとに0〜255の間で貯めることができます。255より上にはいかず、その分はなかったことになります。
また、全ての「能力」の「努力値」を合わせて510までしか貯まりません。
つまり「こうげき」と「すばやさ」の努力値をそれぞれ255になった場合は、もう「努力値」をもらっても何も変化しません。
「努力値」が0の場合と、255の場合では同じポケモン、同じ「個体値」、同じレベルでもかなり差が出てくることもあります。
このように「能力」ごとに「努力値」を振り分けることを一般に「努力値配分」といいます。
「努力値」は戦闘の他に、「タウリン」などの薬を使うことによっても上げることができます。
薬を使った場合は、その対応する「能力」の「努力値」が10上がります。
ただし、薬によって上げられるのは100までなので、薬を使う場合は早めにした方がよろしいです。
得た「努力値」は減らしたり、元に戻したりすることはできません。「努力値配分」は慎重にやりましょう。
捕まえた時やタマゴが孵化した時の「努力値」は全て0です。

最後は、「性格」についてです。
実は「性格」も「能力値」に関係しているのです。
例えば、「さみしがり」は「こうげき」が上がって、「ぼうぎょ」が下がります。
「性格」も「能力」を大きく左右しますので納得のいく「性格」のポケモンを捕まえるまで粘る事が大切です。
「性格」のリストと「能力」の変化は、性格図鑑をご覧ください。

以上のような、「隠しパラメーター」が存在します。(性格は隠しではありませんね。)
「個体値」などの名前は公式なものではないので、任天堂株式会社などに問い合わせたりしないようにしてください。
おそらく1つ疑問に思ったかと思います。
「種族値」や「努力値」「性格」は知ることができますが、「個体値」はどうやって知るのでしょうか?
実はこれがポイントなんです。
個体値は、「能力値」の計算式から逆算して出さなければいけません。
かなり面倒な作業ですが、これを欠かすと強いポケモンを作ることはできません。
では、実際に「能力値」を決める計算式を見てみましょう。

  • HP
    (種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10
  • HP以外
    ((種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+5)×性格修正
見て分かるように、「HP」とその他の「能力」は計算式が違います。
「性格修正」は、上記で説明したように「性格」による変化で、「1」か「0.9」か「1.1」になります。
「個体値」の逆算は「個体値」をXと置いて方程式を立てれば求まりますね。
しかし、1匹1匹調べていると非常に大変ですので、個体値カリキュレーターなどをご活用ください。
ただし、レベルが低いと「能力値」の差も小さくなるので、「個体値」は正確に求めることができません。
「ふしぎなアメ」などを使って、「努力値」を変化させないようにしてレベルアップさせて、レベル50くらいにしてから調べましょう。

これで「能力値のしくみ」は理解できましたね?
少し難しい表現もあったかとは思いますが、これくらい分からないとポケモンはうまくなれません。
強いポケモンを作るための講座は次回以降、掲載したいと思います。
★ 先攻後攻の判定。
ひとまず、「能力値のしくみ」は分かったと思います。
対戦でまず始めに問題となるのは「どちらが先に技を発動するか。」ですね。技の発動はその後です。
その判定には当然「すばやさ」の「能力値」が用いられています。
しかし、「すばやさ」の前に技の「優先度」というものが比較されます。
「優先度」とはいったいどんなものなのでしょうか?

「優先度」は個々のポケモンには関係なく、技にある性質です。
例えば、どんなに「すばやさ」の低いポケモンでも「でんこうせっか」は「たいあたり」を使おうとした相手よりも先に攻撃できます。
つまり、「でんこうせっか」の優先度は「たいあたり」よりも大きいということです。
「たいあたり」の「優先度」を0とすると、ほとんどの技の「優先度」は0です。
しかし、中には「でんこうせっか」のように「優先度」が0ではない技も存在します。
「優先度」が同じだった場合は、「すばやさ」が高い方が先に攻撃することになります。
  • 優先度:+4
    てだすけ
  • 優先度:+3
    このゆびとまれ、マジックコート、よこどり
  • 優先度:+2
    こらえる、まもる、みきり、まもる
  • 優先度:+1
    しんそく、でんこうせっか、ねこだまし、マッハパンチ
  • 優先度:−1
    あてみなげ
  • 優先度:−2
    きあいパンチ
  • 優先度:−3
    リベンジ
  • 優先度:−4
    カウンター、ミラーコート
  • 優先度:−5
    ふきとばし、ほえる
しかしほとんどの場合は、「優先度」は0で、同じなので「すばやさ」で決定されると思います。
「すばやさ」は「特性」や「状態(ステータス)」などによって変化します。
特性が「すいすい」で天候が「雨」の場合、または「ようりょくそ」で天候が「晴れ」の場合は「すばやさ」は2倍になります。
「まひ」状態の時は、4分の1になります。
他にも、「きょうせいギブス」を持たせていると半分になります。
トレーナー戦でのみ「ダイナモバッジ」または「オレンジバッジ」を持っていると1.1倍になります。
「性格修正」も行われます。(「1倍」か「0.9倍」か「1.1倍」)
さらに「ランク修正」というのも起こります。

「ランク」というのは、戦闘中に「こうそくいどう」などを使って上げられる「位」のことです。
「ランク」は基本を0とすると、−6〜+6までの値を取ります。
「りゅうのまい」など単に「あがった」と表示される技は+1され、
「こうそくいどう」など「ぐーんと あがった」と表示される技は+2されます。
また、「いとをはく」などで下げられることもあります。通常は−1で、「がくっと さがった」は−2です。
  • ランク−6:4分の1倍
  • ランク−5:7分の2倍
  • ランク−4:3分の1倍
  • ランク−3:5分の2倍
  • ランク−2:2分の1倍
  • ランク−1:3分の2倍
  • ランク±0:1倍
  • ランク+1:2分の3倍
  • ランク+2:2倍
  • ランク+3:2分の5倍
  • ランク+4:3倍
  • ランク+5:2分の7倍
  • ランク+6:4倍
「すばやさ」も同じだった場合は、50%50%のランダムに決定されます。
「せんせいのツメ」を持っていて、発動する(20%)と「すばやさ」に関係なく先に攻撃できます。(優先度は有効)
これで「すばやさ」による判定のしくみが分かりましたね?
「ランク修正」はその他の「能力」についても同じです。
次回以降では、どうすれば先制攻撃できるのかを紹介したいと思います。