はじめまして、なばると申します。
レギュレーションGが始まって以来色証で構築を縛っている関係上どの一般であれば禁止級伝説を捻れるか考える日々を過ごしています。
そこで今回は現環境トップメタの一角でありふざけた火力を持つ物理アタッカーコライドンに対しメタを張り、尚且つ起点にしてしまおうと思い立ちピクシーの育成論を書かせていただきます。
コンセプトと役割
ふざけた火力のコライドンの攻撃をしっかりと受け回しつつ起点にし裏の後続ごと吹っ飛ばす事が本育成論のコンセプトになります。
その為基本的にはコライドン入りの構築には積極的に投げ、その他の軸禁伝に対しては隙を見て投げて取り巻きの一般ポケモンを起点に受け回す動きになります。
持ち物
物理禁伝であるコライドンが主要メタになる為アッキのみで確定となります。
バドレックス(こくば)等の特殊を見たい場合はタラプのみになりますが、ここではアッキのみでの運用とし記述をしていきます。
特性
てんねんにて確定となります。
主要メタであるコライドンのビルドアップつるぎのまいの逆起点を完全に回避することが出来ます。
その他ザシアン(王)やオーガポン(かまど)のインチキ特性でのA+1も無視する事になるので積み受けに持ち込む際に非常に有利になります。
マジックガードも強力な特性ではありますが今回の型では不採用になります。
性格・努力値と調整
(以下、HP→H 攻撃→A 防御→B 特攻→C 特防→D 素早さ→S
等の非公式の略称を使用いたしますのでご了承ください。)
Hはより多くの攻撃を受ける為に振り切りになります。
本来であれば16n-1調整等をしたい所ですが、そこまで数値を落としてしまうと受けれなくなる瞬間がある為止むを得ません。
加えてつきのひかりの仕様上じこさいせい等と違い小数点切り捨てになる為、奇数HPだと若干回復効率が落ちる為注意が必要です。
Bは244振り、特化だと実数値137で奇数になり積みの奇数段時に数値の無駄が発生してしまう為若干落としています。
残りは起点後に裏の特殊も見れる様にDに振ります。
技構成
- 確定枠
本育成論のメインウェポンになります。
受けの為のコスモパワーを積みつつ威力を上げる事が出来るため最終的な殴りに必須になります。
注意点として未だに一定数存在する四災には通らないので火力の出辛いサブウェポンを頼りましょう。
物理特殊両対応する上でBDそれぞれ1段階上昇させる最強クラスの積み技です。
受けをする上でこの技を覚える事ができるのに採用しない理由がありません。
何が何でも搭載しましょう。
高速回復技なので受けをする上で必須になります。
今回主要メタとなるコライドンが勝手に晴らしてくるので必然的に回復量が1/2から2/3に強化されます。
コライドンを使ってる以上相手はこちらのメリットを避けられないのでニチャニチャしながらタダ乗りしましょう。
- 選択技
威力50命中90のタイプ不一致サブウェポンです。
稀に外れるものの70%の確率でC+1されていきアシストパワーの威力増強、火力の補強を殴りながら出来る為有用ではあります。
基本的にコスモパワーを積んだ後に火力補強として使うので多少外しても気にならないレベルなので採用価値は高いです。
ですがディンルーに対しての打点を失ってしまいます。
こちらを採用する際は裏でディンルーを処理する等の工夫が必要ですが、それさえ乗り切れば止まらなくなります。
威力90命中安定のタイプ不一致サブウェポンです。
アシストパワーが半減されてしまうに対する打点となるサブウェポンになります。
テラスタルを含めに対しては追加効果が発動しませんがワンチャンでやけどを引けるので物理相手に対する受けが加速します。
テラスタル
コライドンのフレアドライブ、ザシアン(王)のきょじゅうざん、オーガポン(かまど)のツタこんぼう、ウーラオス(れんげき)(水)のすいりゅうれんだ等の脅威から身を守る為、確定になります。
対特殊で運用する場合でも上記の面々、特にオーガポン(かまど)ウーラオス(れんげき)(水)辺りは急所で積みを無理やり突破されかねないので選択の余地はありません。低種族値の性なので割り切りましょう...
立ち回り例
役割対象であるコライドンに合わせて投げる、または死に出しをしテラスでフレアドライブをケアしつつつきのひかりでダメージの相殺とアッキのみの起動を行います。
その後は自身のHPを注視・管理しながらコスモパワーを積み切りアシストパワーとサブウェポンで全抜きをします。
※注意点としてコライドンがこだわりハチマキ持ちだった場合は結構シビアになってくるのでHP管理は最重要項目として扱ってください。
与ダメージ計算
※以下、対象ポケモンはポケモンHOMEでのシングルバトル(シーズン18 5/11時点)での使用率の高いデータを参照しております
※使用率上位6位までのポケモンにて計算
(アシストパワーはコスモパワー6積み(威力260)にて計算)
アシストパワー | ハバタクカミH4 | 55.7%〜65.6% 確定2発 |
オーガポン(いど)無振り | 62.5%〜74.1% 確定2発 | |
ランドロス(霊獣)H252 | 57.6%〜67.8% 確定2発 | |
コライドン無振り | 107.4%〜126.8% 確定1発 | |
ガチグマ(アカツキ)H252 とつげきチョッキ | 40.4%〜47.7% 確定3発 | |
ムーンフォース | ハバタクカミH4 | 32.0%〜37.4% 乱数3発(86.84%) |
パオジアン無振り | 94.1%〜112.2% 乱数1発(68.75%) | |
オーガポン(いど)無振り | 34.8%〜41.2% 確定3発 | |
ランドロス(霊獣)H252 | 32.1%〜38.2% 乱数3発(96.26%) | |
コライドン無振り | 118.8%〜144.0% 確定1発 | |
ガチグマ(アカツキ)H252 とつげきチョッキ | 22.2%〜26.3% 乱数4発(11.2%) |
被ダメージ計算
※以下、対象ポケモンはポケモンHOMEでのシングルバトル(シーズン16時点)での使用率の高いデータを参照しております
※使用率上位6位までのポケモンにて計算
(全てテラスタル無しの状態での被ダメージ計算になります)
ハバタクカミ おくびょうC252 こだわりメガネ | ムーンフォース | 66.8%〜78.7% 確定2発 |
ムーンフォース テラスタル補正込み | 89.1%〜104.9% 乱数1発(31.25%) | |
シャドーボール | 56.4%〜66.8% 確定2発 | |
パワージェム | 37.6%〜44.5% 確定3発 | |
パオジアン ようきA252 | つららおとし | 40.5%〜48.0% 確定3発 |
かみくだく | 18.8%〜22.2% 乱数5発 | |
せいなるつるぎ | 13.8%〜16.8% 乱数6発 | |
オーガポン(いど) ようきA252 | ツタこんぼう | 42.0%〜50.4% 乱数2発(1.17%) |
ツタこんぼう テラスタル補正込み | 56.4%〜67.3% 確定2発 | |
ウッドホーン | 32.6%〜38.6% 乱数3発(97.85%) | |
じゃれつく | 25.7%〜30.6% 確定4発 | |
ランドロス(霊獣) わんぱくA252 | じしん | 44.5%〜52.4% 乱数2発(20.7%) |
とんぼがえり | 10.3%〜12.3% 乱数9発 | |
がんせきふうじ | 17.8%〜21.2% 乱数5発 | |
コライドン ようきA252 こだわりハチマキ | フレアドライブ | 100.9%〜119.3% 確定1発 |
フレアドライブ テラスタル補正込み | 151.4%〜178.7% 確定1発 | |
アクセルブレイク | 41.5%〜49.5% 確定3発 | |
ガチグマ(アカツキ) ひかえめC252 | ブラッドムーン | 71.2%〜84.6% 確定2発 |
ブラッドムーン テラスタル補正込み | 95.0%〜112.8% 乱数1発(81.25%) | |
だいちのちから | 46.0%〜54.9% 乱数2発(75.0%) | |
しんくうは | 6.9%〜8.4% 乱数12発 |
苦手なポケモン
吹き飛ばし等で積みを崩されかねない為ディンルーには不利を取ってしまいます。
その他HB振りの為積めていない状態だと特殊には辛い状況になってしまうので何も考えずに投げる事ができないので注意が必要になります。
相性の良い味方・構築例
基本的には積みを有利に進めるようにリフレクターひかりのかべを展開するオーロンゲやオーロラベールを展開するキュウコン(アローラ)が相性の良い味方となります。
全抜きをするポケモンにありがちなタスキケア用のステルスロックを展開するポケモンと組ませる必要はありません。C無振りの為基本確定2発なので...
最後に
種族値自体が低くテラスタルが前提になってしまいますが、自身は起点を回避しつつ禁伝を起点にする動きが一般ポケモンで出来る魅力にひかれ本論を綴らせて頂きました。
てんねん+コスモパワーの唯一無二の性能で対禁伝戦をするロマンを皆さんも手に取ってみてはいかがでしょうか。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。
よろしければコメント・評価よろしくお願い致します。