はじめに
こんにちは、育成論を初投稿させていただきます、
黒薪シュンです。
VTuberをしています、よろしくお願いします。
今回紹介するポケモンは「いのちのたま」を持たせたエーフィエーフィです。
現在の環境に多くいるキョジオーン岩塩やヘイラッシャ青ナマズ等の受けポケモンを1撃で落とし、
テラスタルを切ることで1舞積んだ後のウルガモス太陽や
ニッコニコで「あくのはどう」を撃ってくるサザンドラキングギドラも返しのこちらの攻撃で落とす事ができる……これだけ聞くと強そうですね?
また、ここではステータスを以下のように略して記載する事があります。ご了承ください。
HP→「H」こうげき→「A」ぼうぎょ→「B」とくこう→「C」とくぼう→「D」すばやさ→「S」
このポケモンの役割
シンプルに特殊アタッカーになります。冒頭でも述べた通り、この型は相手に受けることを許さず、相手の攻撃をテラスタルで軽減しながら無理やり突破する事を得意とします。
Cが130というアタッカーとしての並み以上の種族値と広い技範囲を組み合わせた型となります。また、特性が「マジックミラー」というのもあり、対面で変化技に邪魔をされづらいのはもちろん、サイクル戦においても機能する性能を持っており、とても優秀だと思います。
とくせい
もう一つのとくせいが「シンクロ」ですが、特に活かされる場面が少なくともこの型では考えられなかったので「マジックミラー」で確定とします。
持ち物
これはコンセプトとして必須なため、「いのちのたま」とします。
性格
「ひかえめ」(C↑A↓)で確定。
特殊アタッカーによく使われる「おくびょう」(S↑A↓)もありますが、今回はコンセプトの為少しでも高い火力が必要であり、速さを活かして戦う型ではないため、火力を底上げするために、「ひかえめ」で確定とします。
個体値
個体値は可能であればA0が望ましいですが、特にA0で無くても大きく問題はありません。
それ以外のステータスは全部5Vで確定です。
テラスタル
「かくとう」で確定です。これで環境に多くいるあくタイプのポケモンや、はがねテラスタルしたポケモンを崩す事ができます。
努力値振り・調整
- H68(実数値149)…いのちのたま10n-1調整です。
- C252(実数値200)…美しい実数値。今回のコンセプト上火力が必要なので上限まで。
- S156(実数値150)…最速84族、主にサーフゴーを倒すために必要なSを確保しました。
準速にすると抜ける最速94族以下のポケモン達を見ていて、元々物理アタッカーには勝てないのでそれらは交換先のブラッキー等に任せると割り切った結果、それでも勝たなければいけないラインが上記のコインお化けでした。
- B28(実数値B84)...余った努力値で、物理耐久を限界まで振ります。
相手のキョジオーンキョジオーン等役割対象を見てから後投げした場合、「しおづけ」等のそこまで痛くは無いものの物理攻撃を受ける事が多かったので、今回はこの調整に至りました。
- D4(実数値D116)...余り。
コメント欄にあった努力値振り・調整(シーズンが進んだ為、こちらを私としても推奨します)
後述する乱1の相手が軒並み確2に変わるため今回は採用していないが、それらを倒す為の手持ちを無理なく割くことができるのであればこちらの方が間違いなく有用である。
- S180(実数値153)…サザンドラを上から倒すために必要なSを確保した調整。
- B20(実数値B83)...同上。
- D4(実数値D116)...余り。
技構成
このエーフィの技構成として4つを挙げてはいますが、タイプ一致の「サイコキネシス」を役割遂行のために削ってしまっています。
なのでもしタイプ一致技を残したい場合は「テラバースト」以外の3つの内どれかと入れ替えて運用してください。
筆者はシャドーボールと入れ替えかなとは考えております(その場合サーフゴーに勝てなくなりますが……)
くさむすび
くさタイプ 体重200kgを超えるポケモンに威力120
現在環境に住まうキョジオーン240.0kgとヘイラッシャ220.0kgを確定1発で落とすための技です。
パワージェム
いわタイプ 威力80
こちらはウルガモスを確定1発で落とすための技です。
ウルガモスが虫タイプなのでエスパーへの余裕の表れから、悠長に「ちょうのまい」を上から押してくる場面が多くありましたが、そのD1段階アップをものともせずに確1します。
シャドーボール
ゴーストタイプ 威力80 20%の確率で相手の『とくぼう』ランクを1段階下げる。
こちらはサーフゴーと出会ってしまった時用の技です。確定1発はできません。
テラバースト
かくとうタイプ 威力80
エスパータイプのエーフィを見て、間違いなく飛んでくるのがサザンドラ等のあくタイプの方々です。
彼らが上からあくタイプの技を撃って来たところでカウンターをお見舞いしてやりましょう。
サイコキネシス
エスパータイプ 威力90 10%の確率で相手の『とくぼう』ランクを1段階下げる。
今回は採用を見送ってはいますが、タイプ一致技として紹介します。
エスパー技を採用することで、特殊受けとして採用される可能性のあるドオーモロバレルドヒドイデの受けを許さず、かくとうタイプだと今回採用されそうなコノヨザルキノガッサを1撃で葬ることができます。
しかしながら、不利対面たるエスパーにわざわざ出てきたドオーモロバレルドヒドイデは間違いなくテラスタルを切ってくるでしょうし、コノヨザルキノガッサはタスキを持っていたり、持っていないのであればおそらく選出段階から切られていることでしょう……。
一応タイプ一致技としてダメージ計算には記載をしますので選択技としますが、今回は不採用とします。
マジカルシャイン
フェアリータイプ 威力80
こちらも一応紹介します。
上記「かくとうテラバースト」を使用せず、フェアリーテラスタルして「マジカルシャイン」を放つ型も一考の余地がありますが、サザンドラ側もはがねテラスタルを切りながら動いてくる場合も多く、当然その場合は確1できなくなり、相手に対応する時間を与えてしまいます。
よって今回は不採用としました。
サイコショック
エスパータイプ 威力80 相手の『とくぼう』ではなく、相手の『ぼうぎょ』の能力値でダメージ計算する。
コメントにてご提案いただきましたのでご紹介させていただきます。
「サイコキネシス」ではH252D252ドオーに対して確1では無かったのですが、Bを参照する為、余裕の確1を狙うことができます。「サイコキネシス」と同じく読まれやすい(当然ではありますが)タイプ一致技なので、今回は候補から削っていますが、ドオー対策ピンポイントはアリだと思われます。
立ち回り例
先発でも構いませんが、
1.相手の特殊アタッカーに手持ちのポケモンがやられた時の死に出し
2.自身の物理アタッカーを嫌って相手が役割対象たるキョジオーンヘイラッシャを出してきた時に後投げ
3.相手が明らかに変化技を撃ってきそうな時キノガッサオーロンゲに「マジックミラー」発動を信じて後投げ
これらの方法で場に出して、4タイプの技の中から相手に一番通る技を撃つ。
基本はただそれだけですが、サーフゴーラウドボーンなどの
「Sは抜いてるけどそのままだとゴースト技で確1を取られてしまう」相手と、
サザンドラウルガモスなどの
「Sも抜かれてるけどテラスタルすれば耐えれて返しで確1取れる」相手には、
かくとうテラスタルを切りながら役割用の技を撃つことで攻撃を耐えながら勝つことができます。
与ダメージ計算
くさむすび
H252 D4キョジオーン→確定1発(102.8〜121.7%)
H252 D4ヘイラッシャ→確定1発(106.2〜125.2%)
H252 D4カバルドン→確定1発(117.2〜139.0%)
パワージェム
D60でD1段階上昇ウルガモス→確定1発(100.6〜120.0%)
(ウルガモスが1舞でドラパルト抜き調整で余った努力値をDないしHに60振っていることが多くある為)
H252 D4ラウドボーン→確定2発(77.7〜92.4%)
H4セグレイブ→確定2発(77.4〜92.6%)
(セグレイブは後述する「テラバースト」で確定1発)
シャドーボール
H4サーフゴー→確定2発(87.7〜103.6%)乱数1発(25%)
H252 D4ラウドボーン→確定2発(77.7〜92.4%)
テラバースト(格闘)
H4サザンドラ→確定1発(129.7〜152.9%)
H252 D4ブラッキー→確定2発(77.2〜92.5%)
H4セグレイブ→確定1発(115.7〜138.7%)
H252 D4アーマーガア→確定2発(54.1〜64.8%)
サイコキネシス
特防補正有H252 D252ドオー→確定2発(67.0〜80.1%)
特防補正有H252 D252モロバレル→確定2発(82.3〜98.6%)
特防補正有H252 D252ドヒドイデ→確定2発(80.8〜96.1%)
特防補正有H252 D252キラフロル→高乱数1発(95.7〜114.7%)
(↑まず居ないと思いますが……。Hのみ252なら余裕の確1です。)
特防補正有H252 D252ドラミドロ→確定2発(81.3〜96.5%)
(↑こちらも同様にHのみ252なら確1です。)
サイコショック
特防補正H252 B4ドオー→確定1発(111.8〜132.9%)
特防補正H252 B4モロバレル→確定1発(117.6〜138.9%)
特防補正H252 B4ドヒドイデ→低乱数1発(85.9〜104.4%)
被ダメージ計算
受けポケに後投げパターン
わんぱくA無振キョジオーンしおづけ→確定5発(22.1〜26.8%)
わんぱくB252キョジオーンボディプレス→確定5発(24.1〜28.1%)
わんぱくA無振ヘイラッシャアクアブレイク→確定3発(46.3〜55.0%)
わんぱくA無振ヘイラッシャじしん→確定3発(36.2〜42.9%)
わんぱくB252アーマーガアボディプレス→確定5発(20.8〜24.8%)
不利対面と初手ばったり会うパターン(格闘テラスタル前提)
ひかえめC252眼鏡サザンドラあくのはどう→確定3発(38.2〜44.9%)
ひかえめC252ウルガモスむしのさざめき→確定4発(30.2〜35.5%)
ひかえめC252蝶舞1積みウルガモスむしのさざめき→確定3発(44.9〜53.0%)
ひかえめC252眼鏡サーフゴーシャドーボール→確定2発(79.1〜94.6%)
ひかえめC252ラウドボーンシャドーボール→確定3発(46.9〜56.3%)
ひかえめC252フレアソング1積みラウドボーンシャドーボール→確定2発(70.4〜83.2%)
(ラウドボーンに対しては「なまける」「おにび」等を使おうとしたタイミングで交代で出すこともできますが、危険はあります)
苦手なポケモン
- ドラパルトドラパルト…上から「とんぼがえり」されます。逃げましょう。
- ミミッキュミミッキュ…手持ちにオノノクスデカヌチャンミガルーサを入れておくと出されにくくなるかもしれません。
- エクスレッグエクスレッグオノノクスオノノクス…「であいがしら」を撃たれて即死します。逃げましょう。
- スカーフサーフゴーサーフゴー…元々不利対面であり、Sで負けるともう勝ち目がありません。初手の格闘テラスタルしながら「シャドーボール」をした時に上を取られていたら、裏に引きましょう……。
- 基本的に自分より足が速いポケモンとタスキを持ちのポケモンに負けるので、PT内で高速アタッカーを別途採用する、連続技持ちや先制技持ちを採用して不利対面から逃げれるように構築しましょう。
相性の良い味方・構築例
- 高速アタッカー枠ドラパルトドラパルト…現時点のランクマッチで使用可能なポケモンの中で実質1位の素早さを誇る物理アタッカー。相手の物理受けを誘う役割も担うので、PT構築に必須のポケモンです。マスカーニャでもいいですが、苦手なドラパルトに勝てないので今回は不採用。
- 連続技持ちパルシェンパルシェンキノガッサキノガッサ…言わずと知れた連続技ポケモン。どちらもタスキ推奨なのでどちらを選ぶかは好みで。
- 先制技持ちハッサムハッサム…通称バレパンマン。入れておくだけで相手の選出に物理受けないし炎ポケモン、つまりウルガモスを誘う点もGood
- あくび受けながしブラッキーブラッキー…エーフィの彼氏、いや彼女かもしれない。弊PTではブラッキーを採用していますが他の「あくび」使いを採用しても良いと思います。基本的に不利対面から逃げ出す用です。ドラパルトドラパルト等に絶対負けないのでとても心強いです。
- 筆者の使用しているパーティーのレンタルコードを記載します。Y0C3SS
※環境に合わせてCSぶっぱエーフィになっていますが、火力は変わらないので運用に影響はほぼありません 更新日2022/12/29
動画紹介
今回のエーフィを使った動画をアップロードしました。
実際の対戦動画の方が使用の際の雰囲気が伝わってくると思います。
さいごに
ここまで「珠エーフィ」を紹介してきました。ダメージ計算が基本的に抜群を取れる場合を書いていますが、「たつじんのおび」だとダメージが足りずキョジオーンやヘイラッシャを1撃で葬ることができなくなります。
(同じ様に性格補正臆病S↑A↓だと火力が足りません)
ランクマッチをしているとエーフィが「くさむすび」を覚える事を知らないのか、結構な回数でキョジオーンヘイラッシャを後投げする方、居座る方が居たので、ありがたく確1させていただきました。
ダメージ計算に並ぶポケモン達は現在のランクマッチにおいて必ず見かけるポケモン達です。もしこの型を知っている人が相手でも、それら環境ポケモン達の選出を躊躇わせるというだけでも十分な仕事ができるエーフィは今回とても偉いですね……!
初めての投稿の為、至らぬ点もあると思います。
ダメージ計算での追加してほしい仮想敵、努力値振りに関する具申に関してはコメントの方でしていただけると嬉しいです。
(主に素早さについて僕自身でも正解が見つけられず悩んでおります)
ここまで見ていただきありがとうございました。