はじめに
- 剣盾から対戦を始めた初心者の2本目の育成論となります。至らない点も多いと思いますので、コメントしていただけると幸いです。
- H、A、B、C、D、Sなどの略称を使用します。
- 指定のない限り全てのポケモンを6vとします。
- ダメージ計算はポケマス様のダメージ計算ツールを使用させていただいております。
6/21追記
コメントにより、計算ミスが発覚致しました。対エースバーンにおいてはB特化する必要がなく、フォーク元の調整で問題がありませんでした。この育成論はトリトドンでエースバーンを見る方法の解説書としてお読みください。
対エースバーン運用としてのトリトドン
先日から使用可能となった夢特性のエースバーンエースバーンが遂に使用率1位となり、エースバーンのいないパーティーは存在しないといっても過言ではありません。全ての技をタイプ一致でうち、相手に合わせてタイプ受けをすることができます。現環境では対策必須ポケモンの一角でしょう。
さて、そんなエースバーン対策ですが、私はフォーク元の育成論のトリトドントリトドン(育成論ソードシールド/580)
を利用していました。(というよりパーティー内で相手ができるのがトリトドンだけでした)しかし、カウンターケアか、弱点をつける技がないためかダイナックルから入ってくるエースバーンも多く、ダイナックル→ダイジェットでトリトドンが倒されA1段階上昇S1段階上昇のエースバーンが爆誕します。ただ、その時のダメージ量と好きなポケモンであるトリトドンを活躍させたいという思いから、工夫しだいでトリトドンでエースバーンを見れるのではないかと考えたのがこの育成論となります。方法は変わらず、カウンターによる1:1交換です。
持ち物
オボンのみ 又は たべのこし
パーティーのバランスやエースバーン以外に対する運用を考え、お好きな方をお選びください。オボンのみの方が汎用性が高いですが、エースバーンと対面する前に消費してしまうと受けきることができません。
性格について
ずぶとい
つませ性能もありますが、ずぶといでないとエースバーンに仕事ができません。実はエースバーンがいじっぱりだとずぶといでもしんどいのです。
特性について
受け出しのしやすさなどを考え、私はよびみずにしています。はたきおとすをケアするなら粘着でもよいとおもいます。特にエースバーン相手には道具ありかつHPが最大でないと受けきれません。
努力値について
奇数意識など、汎用性を意識するならフォーク元のようにH244、B252、D12振りが良いと思いますが、エースバーンに対する勝率を少しでもあげるためにHB極振りにしています。Sは意識はしていませんが、フォーク元によると個体値を24又は25にすると最遅ヌルタイプ:ヌル抜かれ、無振りドヒドイデドヒドイデ抜きになるそうです。
技構成について
カウンター
確定技。エースバーンはもちろん、多くの物理ポケモンを持っていきます。ゴーストタイプには無効化されるため、ミミッキュミミッキュ、ドラパルトドラパルトに弱いのが難点です。
じこさいせい
確定技。相手を詰ませたり、後述のエースバーンを倒すために使います。自己再生してる時のトリトドンめっちゃ可愛くないですか?
ねっとう
確定技。相手を火傷させることでつみ性能が高まります。受け出てきたギャラドスを焼けるとかなり強いです。
あくび
選択技。相手のポケモンを流したり、ラストを眠らせたりできます。トリトドンにはダイサンダーを打てないので、ダイマックスした相手に眠るか交代かを迫ることもできます。ダイフェアリー持ちに打たないよう注意。逆に言えば相手のダイフェアリーを誘うことができます
ミラーコート
選択技。特殊ポケモンに対する反射技ですが、タスキではない分ソーラービームやくさむすびを耐えることができません。Dにもあまり振っていないため、生きる場面はフォーク元より少なめ。ただ素で耐えることも多いのでダメージ感に自信がある人はぜひ。
クリアスモッグ
選択技。積み技で強引に突破しようとする相手を止めます。タスキ型なら耐えて返せますがこの型にとっては致命的なのでより安全にしたい方に。
れいとうビーム、だいちのちから等
選択肢のひとつですが、技スペースを考えると基本的に非採用になると思います。
エースバーンエースバーン相手の立ち回り
前述の通り、フォーク元の調整だとダイナックル→ダイジェットを受けて返すことが出来ません。ですが、この調整であれば可能です。
ようきA252いのちのたまリベロエースバーンエースバーン
ダイナックル……41.2~49%
↓
じこさいせいで完治
↓
A1↑ダイジェット……83.9~99%
このように、じこさいせい→カウンターでエースバーンに打ち勝つことが出来ます
その他の技を打たれた場合もじこさいせい→カウンターが安定します。(持ち物がたべのこしである場合の計算を乗せます。オボンのみなら全快し、たべのこしだと全快しないという場合があるからです)
エースバーン
ダイジェット……55.5~66%
↓
じこさいせい+たべのこし……56.25%回復
↓
ダイジェット…… 55.5~66%確定耐え
多くのエースバーンのトリトドンに対する最高打点はダイジェットになるため、全ての技を耐えられると言っても過言ではありません。ちなみに本当の最高打点はギガインパクトなどの威力150ダイアタックになります。こちらはHPが最大まで回復していてもA1↑の時、81.2%の乱数で落とされてしまいます。
被ダメージ計算
- ようきA252いのちのたまギャラドスギャラドス
ダイジェット……59.1~69.7%
A1↑ダイジェット……87.6~103.6%(25%の乱数)
パワーウィップ……145.4~171.5%
タスキでないため不利対面です。受け出しの際やけることを願いましょう。
- いじっぱりA252いのちのたまミミッキュミミッキュ
じゃれつく……35.7~43.1%
A2↑じゃれつく……71.5~84.8%
ダイフェアリー……51.8~61.4%
やけどを引けばかなり有利にことを進めることが出来ますが、カウンターがききません。またあくびもミストフィールドでケアされます。あくびを打てばダイマックスを誘発できます。
- ようきA252ドラパルトドラパルト
ダイドラグーン……44~52.2%
いのちのたまダイドラグーン……57.3~67.8%
トリトドンB1↓いのちのたまダイドラグーン……85.7~105.9%(6.2%の乱数)
ダイホロウからはいられた場合でも高乱数で耐えます。頑張って火傷を引きましょう。しかし特殊型もいるため油断はできません。
- ひかえめC252ドラパルトドラパルト
ダイドラグーン……54.1~63.7%
いのちのたまダイドラグーン……70.1~83%
物理型か特殊型か分からない時はあくびが安定に思えますが、身代わり持ちも一定数いるためなんとも言えません。かなり不利です。
- ひかえめC252サザンドラサザンドラ
あくのはどう……38.9~46.7%
りゅうせいぐん……63.3~74.7%
C2↓りゅうせいぐん……31.6~37.6%
ミラーコートが効かない上怯みが厄介です。
- ひかえめC252いのちのたまトゲキッストゲキッス
ダイジェット……73.3~86.2%
くさむすび持ちかどうかによって変わります。ミラーコートを採用しない場合はくさむすびがなくても不利です。また怯み、急所、ダイフェアリーによる後続の欠伸ケアなど、トリトドンの天敵ともいえます。
- ひかえめC252いのちのたまリザードンリザードン
ダイジェット(ぼうふう)……73.8~83.6%
ソーラービームを切っているなら見ることができます。
- いじっぱりA252いのちのたまエースバーンエースバーン
ダイジェット……61~72%
このように、ダイジェットから入ってきた場合はいじっぱりでもじこさいせい→カウンターで倒すことができます。しかし……
ダイナックル……45.4~53.6%
A1↑ダイジェット……91.2~107.7%(50%の乱数)
このように、ダイナックルからはいられると50%の戦いとなります。同速ゲーと考えれば悪くは無い数値なのかもしれませんが……
幸い、現環境では陽気が多く、またその採用率からミラーでの勝率を考えると、いじっぱりはこれからも増えない……と信じたいです。
苦手なポケモン
- 特殊ポケモン全般
ミラーコートを採用していてもあまり得意とは言えません。Dに振っておらず、またタスキもないため少しでも選択をミスると仕事が出来なくなります。
- 両刀ポケモン
カウンターを打ったら特殊型でしたなんてこともしばしば。
- 身代わり持ち
ねっとうで身代わりをわれるなら良いのですが……ドラパルトやバイウールー、サザンドラの身代わりを割ることはできません。素直に交代しましょう。
- 連続技持ち
連続技を受けたあとカウンターをすると、最後に受けた1発分のダメージの2倍を反射します。いじっぱりA2↑パルシェンのつららばりは耐えるので、ねっとうで火傷を狙うかあくびを入れるかしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。この育成論がトリトドンでエースバーンを倒すにはどうしたら良いかという所から端を発しているため、如何せんピンポイント気味に思えますが、ダイマックスを消費せずエースバーンを処理できるのはかなりの強みだと思います。結果的にHB特化にもなったので物理クッションとしても運用はできるかと。汎用性によった型はフォーク元にありますので、そちらをご覧下さい。