はじめに
育成論初投稿の為、至らぬ点があると思いますがよろしくお願いします。
【追記】
持ち物の項目を追加
ダメージ計算にメガネアタッカーへの運用を記載
- この育成論では、HABCDSの略称を使用します。
- 個体値はA抜け5vを想定しています。
- 不備、質問等ありましたらコメントにお願い致します。
マホイップマホイップについて
8世代で登場したフェアリー単タイプのポケモン
種族値は H:65 A:60 B:75 C:110 D:121 S:64
CとDが高いが、Hが低めでSも低めなこともあり、アタッカーも耐久もやりにくそうだな……というのがパッと見の印象か。ただ、60族の上をとれる64というSはニンフィア等に先手を取れる。
フェアリー単タイプという耐性の良さを生かしていきたいところ。
役割相手・苦手な相手
- 役割相手
サザンドラサザンドラ、ニンフィアニンフィアを始め、特殊アタッカー全般。
ウォッシュロトムウォッシュロトム、ヒートロトムヒートロトム等、ロトムに関してはダメージを受けきれるものの、こだわり系トリックがある為場合によっては突破が困難になるので、無理して相手をするのは推奨しない。ロトムに関しては、トリックなしというていで話すこととする。
- 苦手な相手
物理アタッカー
マホイップの耐久は並程度なので、高火力の攻撃を受け切ることは出来ない。ただ、後述する選択技で「とける」「ワンダールーム」を使用することで対応出来る場合もある。
毒タイプの特殊アタッカー
マホイップの弱点をタイプ一致でついてくる毒タイプの場合、特殊アタッカーでも受け切ることが難しい。例としては、ゲンガーゲンガー、ストリンダー(ハイ)ストリンダー等。
鋼タイプの特殊アタッカー
耐久ポケモン
マホイップには持続的にHPを削るどくどくやおにび、やどりぎのタネ等の技がなく、攻撃技で削るしかない。逆にそれらの技を受けると、耐久が出来なくなってしまう。
状態異常を治す「アロマセラピー」を覚えるが、PP5と使い勝手はよくない。
その他
トゲキッストゲキッス
メインウェポンである「エアスラッシュ」が特性てんのめぐみでひるみの確率が6割ととても高い。攻撃を耐えても、ひるんで回復ができない場合が多く、不利な対面と言える。
リザードンリザードン
ダイマックス炎技からのサンパワー発動の攻撃は、リザードンのCが1段階下がっていても確定1発と高火力。
- 不一致弱点技について
特殊アタッカーのサブウェポンとして、「ヘドロウェーブ」や「ラスターカノン」を所持しているポケモンがいるが、基本的には「マジカルフレイム」や「めいそう」からの「じこさいせい」で回復が間に合う。
毒ダイマックス技のダイアシッドは、使用したポケモンのCが上がるため、自身もダイマックスする、鋼タイプへの交換等対処する必要が生じる可能性がある。
特性
スイートベール
自分や味方のポケモンは『ねむり』状態にならない。
アロマベール(夢特性)
マホイップの特性は以上の2つ。
マホイップは耐久型という性質上「ちょうはつ」を打たれやすいため、「ちょうはつ」を防げる『アロマベール』の優先度が高いと言える。
『スイートベール』に関しては、眠りで行動不能になることがない為、優先度は低いがこちらも選択肢になる。
性格
D↑A↓のおだやか一択。
トリルパに組み込む場合S↓でもいいかもしれないが、今回はトリパでの運用は目的ではない。
努力値
H252 D252 C4
上記の場合HPが偶数になる為、奇数にしたい場合は H244 D252 C12
マホイップはHの種族値がそこまで高くなく、HDに特化させなければ簡単に押し切られてしまう。余りをBでなくCに振る理由は、Bに多少振ったところで物理を受けることは難しいこと、また前述した通り、マホイップは攻撃技で相手を倒すしかないので、少しでも火力が欲しいため。
持ち物
オススメは耐久の試行回数が増えるたべのこし
他にも
オボンのみ、1/3回復実
タラプのみ、アッキのみ
半減実等、他のPTや運用に合った持ち物を持たせてあげるといいと思います。持ち物が割と自由なので、被る心配が少ないのもポイント。
技
- 確定技
じこさいせい
HPを半分回復させる回復技。マホイップの回復技は、『じこさいせい』『ねむる』『ドレインキッス』なので、使い勝手の良いこの技で確定。
マジカルフレイム
威力75、C1段階↓が追加効果の炎技。攻撃しつつ相手のCを下げられる優秀な技。相手のタイプに関わらず様々な場面で打つことになる。相性補完としても優秀。
- 選択技(フェアリー技)
マジカルシャイン
威力80。ムーンフォースは覚えないので、マホイップの最大火力。攻撃技で相手を倒すマホイップには火力も欲しいところ。
ドレインキッス
威力50で与えたダメージの3/4を回復する技。
弱点をつける相手には有用だが、それ以外には与えるダメージが少ないので回復量も少ない。
タイプ不一致のマジカルフレイムと同じ威力。
- 選択技(補助技)
めいそう
CDが1段階上がる技。相手のCを下げるマジカルフレイムは相手が交換すれば効果がなくなる。その点こちらは耐久と攻撃面をカバー出来るので優秀。
ドレインキッスと合わせるのにも向いている技。
ひかりのかべ
マホイップ自身の特殊耐久が上がるのはもちろん、後続のサポートとしても使える。ただ、積み技と違い効果が切れるのが難点。
とける
Bが2段階上昇する技。物理にそこまで強くないマホイップでも積めば話は別。相手の特殊アタッカー相手に余裕が出来たら積むことで、物理アタッカーに交換されても対応することが可能。ただ、積む暇は比較的できにくい。
ワンダールーム
バトルに出ているポケモンのBとDを入れ替えるトリッキーな技。とけると似たような使い方ができるが、この技を使うと特殊受けとしては脆くなる。
とけるの方が使い勝手はいいが、相手の耐久ポケモンのBとDも入れ替わるので、後続のサポートとしても使える点がとけるとの差別化。
アンコール
使いどころは難しいが、耐久ポケモンの変化技で固定したり、後続のポケモンを出しやすくしたりできる。
他ポケモンとの差別化
同タイプの同じような技構成ができるポケモンとの差別化、メリット・デメリットを記載していく。タイプが違うポケモンは耐性が違う時点で差別化されているため、今回は記載しない。
種族値の後に特殊耐久指数を記載する
マホイップH65 A60 B75 C110 D121 S64 32680
ニンフィアH95 A65 B65 C110 D130 S60 40400
フレフワンH101 A72 B72 C99 D89 S29 32240
ピクシーH95 A70 B73 C95 D90 S60 31512
ニンフィアニンフィア
〇同等
マジカルフレイム
〇メリット
高い特殊耐久、両壁、スキンハイパーボイス
〇デメリット
回復技がねむるorねがいごと
特性、即時回復の有無で差別化
フレフワンフレフワン
〇同等
アロマベール
〇メリット
ムーンフォース、両壁
トリックルーム、かなしばり
〇デメリット
回復がねむるorねがいごと、鈍足
マジカルフレイム未修得
即時回復の有無とマジカルフレイムで差別化
ピクシーピクシー
〇同等
マジカルフレイム
〇メリット
マジックガード、ムーンフォース、両壁
コスモパワー、ドわすれ
〇デメリット
回復がつきのひかりorねがいごとorねむる
特性、回復技、積み技で差別化
猛毒や火傷、宿り木が効かない特性は有用
つきのひかりはPPが少ないこと、天候で回復量が変わるためじこさいせいの方が優秀
(今作はダイマックスで天候が簡単に変わるため)
やはり、マホイップの一番のメリットとしては、安定した回復技じこさいせいが使えることだろう。
ダメージ計算
- サザンドラ
〇ひかえめメガネ
だいもんじ 37.2-44.2%
ラスターカノン 53.5-64.0%
〇ひかえめ
だいもんじ 25.0-29.7%
ラスターカノン 36.0-43.0%
ダイバーン(だいもんじ) 31.4-37.2%
ダイスチル(ラスターカノン) 59.3-69.8%
〇おくびょうC↑↑(わるだくみ)
だいもんじ 45.3-53.5%
ラスターカノン 65.1-77.9%
〇おくびょう珠
ダイバーン(だいもんじ) 37.8-44.8%
ダイスチル(ラスターカノン) 69.8-83.1%
- ニンフィア
〇ひかえめ
スキンハイパーボイス 33.7-40.1%
シャドーボール 16.3-19.8%
ダイフェアリー(ハイパーボイス) 48.8-57.6
〇ひかえめメガネ
スキンハイパーボイス 49.4-59.3%
シャドーボール 25.0-29.7%
〇ひかえめメガネC↓(フレイム後)
スキンハイパーボイス 33.7-40.1%
- 水ロトム
〇ひかえめ
ハイドロポンプ 33.1-39.0%
10まんボルト 26.7-32.0%
ボルトチェンジ 20.9-25.0%
〇ひかえめメガネ
ハイドロポンプ 48.8-58.1%
10まんボルト 40.1-47.7%
ボルトチェンジ 31.4-37.2%
〇ひかえめメガネC↓(フレイム後)
ハイドロポンプ 33.1-39.0
- ひかえめポットデスC↑(からやぶ後フレイム)
シャドーボール
アシストパワー(Rank5)
42.4-50.6%
- 対サザンドラ(D4振り)
ドレインキッス 79.0-95.8%
マジカルシャイン 129.3-153.3%
- 対ニンフィア(H252 D4振り)
マジカルシャイン 19.8-23.8%
マジカルフレイム 12.4-14.9%
- 対水ロトム(H252振り)
マジカルシャイン 30.6-36.3%
マジカルフレイム 9.6-11.5%
- 対炎ロトム(H252振り)
マジカルシャイン 15.3-17.8%
マジカルフレイム 9.6-11.5%
- 対ナットレイ(H252 D4振り)
マジカルフレイム 61.9-72.9
※一撃では倒せない、という意味で載せています
弱点をつけるからと無理に居座らないように
- メガネ対応について
メガネニンフィア、メガネロトム相手の運用
(ロトムのトリックは考慮していません)
相手の攻撃
↓
マジカルフレイム(めいそう)
↓
相手の攻撃
↓
じこさいせい
この行動でギリギリ回復が間に合います。ニンフィアに関しては、Sが振られてなければ先に行動できますが、振られていてもこの行動で安定します。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
物理が多い環境の中活躍させるのは中々難しいと思いますが、マホイップの魅力を生かして頂けたら幸いに思います。