初めまして、がうと申します。
*この育成論はHABCDSといった略称を使用致します。*
*この育成論ではダイマックスをDMと表記します。*
先日のレントラーに続き、新しく解禁されたアローラガラガラガラガラ(アローラ)について考察致します。
投稿回数がまだ少なく、不慣れではありますがどうかご容赦下さい。
アローラガラガラガラガラ(アローラ)とは?
7世代にて登場したガラガラのリージョンフォームです。
例の山男イベントで覚えている方も多いのではないでしょうか?
おいでませ、ガラガラ!/
持ち物の"ふといほね"を持たせることで超火力を発揮します。
今回は8世代におけるガラガラガラガラ(アローラ)がどこまでやれるか考察しました。
ご参考いただければ幸いです。
採用理由と役割
物理アタッカーとして採用します。
Sが低い為、トリルアタッカーとして採用するといい活躍をしてくれます。(7世代での感想)
また、耐久がそこそこあり、ダイホロウとのシナジーも強い為、DMエースとしての運用もありだと思います。
持ち物
"ふといほね" で確定です。
これにより霊タイプ随一の火力を発揮します。
性格・個体値、努力値と調整・特性
いじっぱり
H252 A252 余りD
意地張りかつS個体値が18、19であれば最遅ガルド+1になります。
調整意図
H:フレアドライブを採用している為Hになるべく多くふりたい + 奇数調整
A:落とせる相手を増やす為極振り
余りはどこに振るかは個々のお好きな所で良いかと思います。
特性はそれぞれにメリットがありますが、避雷針か石頭の2択になるかと思います。
特性 メリット
避雷針→電気技の無効化(ex.電磁波、ボルトチェンジ)
石頭→フレアドライブ採用時の反動ダメージ無効
呪われボディ→こだわりのロック、弱点を連続で突かれにくい
技構成
★ポルターガイスト 110(165)
→8世代にて登場した霊物理の最高打点で、なんと覚えます。
相手が道具を持っていないと失敗しますが、道具消費をしない限りは安定して打てます。
お見通し効果もあります。
命中不安定(90)
シャドーボーンと選択
★フレアドライブ 120(180)
→一致120技、火力が高い分反動が痛いです。
以下は選択技ですが、上の方が個人としては優先度が高いと考えています。
・ホネブーメラン 50×2
→身代わり対策に。命中不安定(90)
・地震 100
→命中安定、ホネブーメランと選択。
・かわらわり 75
→霊と炎の通らないノーマル、悪への打点。等倍の場合は基本的にポルターガイストとフレドラの方が火力が出ます。壁破壊が可能。
カビゴンカビゴンだけをケアするならけたぐりの方がいいです。
・鬼火
→呼ぶドラパルトドラパルト、バンギラスバンギラスに刺さります。
・けたぐり
→カビゴンカビゴン対策
・シャドーボーン 85(127.5)
→命中安定かつ防御を確率で下げるが、相手への負担になりやすいポルターガイストを今回は採用
・剣の舞
→突破力の向上、しかしSが低いため、自身で積む→攻撃の間に2回攻撃されがち
・ステルスロック
→ガラガラが有利対面を作った際に、相手の交代読みで撒きます。
この子は他にも多数優秀な技を覚える為、★の確定以外はお好きな構成でいいと思います。
例
ストーンエッジ、がむしゃら、のろい、がんせきふうじ、かみなりパンチ
立ち回り例
基本的にはトリルからの展開がいいと思います。
例
1.襷エルフーントリル
2.置き土産
3.ガラガラ展開
そこそこ耐久もある為、後投げから有利対面も作りやすいです。
ガラガラ(アローラ)とDMについて
このポケモンはDMとの相性がとても良く、
- 多少不安のある耐久力の向上
→H252振りでの耐久指数
物理:43420(HB↑輝石ポリゴン2で44928)
特殊:33400(HB↑d4輝石ポリゴン2で33408)
上記の通り、DMを切ればほぼHB↑輝石ポリゴン2と同程度の耐久を得られます。
また、このポケモンは弱点こそメジャーですが、
x0.0 ノ、格、(電) →2or3タイプ
x0.25 虫 →1タイプ
x0.5 草、炎、鋼、妖、毒、氷 →6タイプ
上記の9〜10タイプに対して半減以下で抑えることが出来る為、半減以下相手にはDMHB↑輝石ポリゴン2と同様の耐久で圧をかけることが出来ます。
- DM技とのシナジー
→ガラガラ(アローラ)の使える主なDM技は、
・ダイホロウ B↓
・ダイバーン 晴れ
・ダイナックル A↑
・ダイアース D↑
…etc
であり、自身の火力を高めるDM技を一致で打つことが出来、サブウェポンではA↑やD↑が出来る為、対面と相手の裏のポケモンに対して滅法強く出ることが出来ます。
- サブウェポンの火力不足の解消
→ガラガラのサブウェポンに採用される可能性のある、かわらわり、雷パンチ等の技の火力を上げることで、突破力が高くなります。
これらが全て上手く噛み合うポケモンも中々珍しいのではないでしょうか?
トリル下でなくとも、DMを切ることで相手への強い負担となり得ます。
1つだけデメリットをあげるとすれば、石頭を採用している際に、DM中は効果が無い事でしょうか…
非DMにおいては、有用性はとても高いと思います。
与ダメージ計算
補正のある部分には↑を付けています。
環境の高耐久のポケモンを中心に記載しています。
追加してほしいポケモンがいたらお申し下さい。
ポルターガイスト
・h4トゲキッス 乱1(81.2%) 97.5〜115.5%
・b4エースバーン 確1 120.6〜143.2%
・HB↑ナットレイ 乱2(99.6%) 49.7〜58.5%
・HB↑ドヒドイデ 確2 51.5〜61.1%
・HB↑カバルドン 乱2(33.6%) 45.1〜53.4%
・HB↑ブラッキー 確4 25.2〜29.7%
・H252バンギラス 乱3(99.9%) 33.3〜39.1%
・B252ラプラス 確2 66.3〜79.0%
・HB↑ギルガルド(シールド) 確1 101.7〜122.1%
・HB↑うろこミロカロス 確3 41.5〜49.0%
・HB↑ギャラドス(威嚇込み) 確3 41.5〜49.0%
(威嚇なし) 確2 62.3〜73.2%
・H252ウォッシュロトム 確2(43.7%) 90.4〜100.7% ステロ込みで確1
フレアドライブ
・B252脂肪カビゴン 確3 35.7〜42.5%
・HB↑ドヒドイデ 確4 28.5〜33.1%
・h4トゲキッス 確1 106.2〜125.4%
・HB↑カバルドン 乱2(95.3%) 48.8〜57.6%
・HB↑輝石ポリゴン2 乱2(14.4%) 43.7〜52.0%
・HB↑ブラッキー 確2 54.9〜64.3%
・HB↑輝石ラッキー 確2 59.1〜69.7%
・HB↑アーマーガア 確1 112.1〜132.6%
ホネブーメラン、地震
・H252バンギラス 確2 83.0〜98.5%
・HB↑ドヒドイデ 確2 63.6〜76.4%
・b4ドリュウズ 確1 147.0〜175.1%
かわらわり
・B252カビゴン 確2 59.5〜70.6% 食べ残し+守る込みで確2
・HB↑輝石ポリゴン2 確3 36.4〜43.7%
・HB↑輝石ラッキー 乱2(97.6%) 49.2〜58.6%
・H244b4ホルード 乱1(25.0%) 87.9〜103.6%
・H252バンギラス 確1 121.7〜144.9%
けたぐり
・B252カビゴン 乱1(68.7%) 95.3〜112.3%
高耐久の物理受けポケ等や半減はさすがに確2を割ってしまいますが、等倍、抜群を通せたらほとんどの相手を確1〜2で持っていける火力は魅力です。
被ダメージ計算
こちら非DMで計算しています。
追加してほしいポケモンがいたらお申し下さい。
・C252トゲキッス
エアスラッシュ 乱2(10.1%) 43.7〜52.0%
マジカルシャイン 乱4(47.6%) 22.7〜26.9%
ダイジェット 確2 75.4〜88.6%
ダイフェアリー 確3 37.3〜44.3%
・A↑252バンギラス
ストーンエッジ 確1 107.7〜126.9%
じしん 確2 71.8〜85.0%
噛み砕く 乱1(12.5%) 86.2〜101.7%
・ギャラドス
滝登り
A252 確2 73.0〜87.4%
A252珠あり 乱1(68.7%) 95.2〜113.7%
A4 確2 61.0〜73.0%
・ポリゴン2
シャドーボール
C↑252 確2 61.0〜73.0%
C4 乱3(35.5%) 45.5〜53.8%
・ラプラス
波乗り
C↑252 乱1(43.7%) 91.0〜107.7%
・カビゴン
DDラリアット
A↑252 乱2(90.2%) 47.9〜57.4%
ダイアーク
A↑252 確2 74.2〜87.4%
・エースバーン
ふいうち
リベロA252 確2 61.0〜73.0%
リベロ珠A252 確2 79.6〜95.2%
ダイアーク
リベロA252 確1 105.3〜125.7%
上記の通り不一致弱点や、一致弱点でも高威力でなければダイマを切らずとも一発は大体耐えてくれます。
相性の良い味方
・悪ウーラオスウーラオス(いちげき)
→バンギラスへ後出しが効き、交代先へ重たい一撃を入れられます。
苦手なフェアリーはガラガラで受け出しが効きます。
・アシレーヌアシレーヌ Gloria様より指摘
→ガラガラの苦手な特殊アタッカーに対して強めに出ることが出来ます。使用するなら、チョッキかDに厚めに振った食べ残し型が使いやすそうです。
ポリゴン2、避雷針ガラガラ(アローラ)、アシレーヌの並びは格、悪、霊、電が安定して通らない為、良い並びだと思われます。
・トリル要員or壁張り要員
→トリル要員はSの低いガラガラのサポートを行えます。
〈トリル要員の候補〉
ポリゴン2ポリゴン2 (てんぴー様 より)
- メリット
・トリル要員としては最高峰の耐久を持っている為、先発から安定したトリル展開が出来る。
・サブウェポンの自由度が高い。
・ガラガラの苦手な霊タイプを透かせる。
- デメリット
・ガラガラとは相性補完が良いが、悪タイプへの打点がない為3匹目でケアする必要がある。
・はたき落とすに弱くなる。
・自主退場技がない為、トリルを展開してからガラガラの後出しをする必要がある。
- メリット
・置き土産、宿木、アンコール、すり替え、日本晴れ、がむしゃら、自然の力といった有用な技を多数覚える。かつ補助技であれば、悪タイプ以外に先制できる。
・自主退場技を持っている為、ガラガラを無償で出すことができる。
・ムーンフォースを採用した場合、ガラガラの苦手な悪タイプに強く出られる。
- デメリット
・安定してトリルする場合は、襷が必須。
・耐久がイマイチである為、複数回トリル展開をすることは難しい。
壁貼り要員
→ガラガラの耐久補助ができ、場持ちが良くなることで相手への負担を増やします。
オーロンゲクレッフィジュラルドンネンドール…etc
このポケモンの対策
火傷が効かない、等倍を受ければ受けきれない為、ガラガラより足の早い弱点がつける特殊アタッカーが対策としていいと思います。
受ける際はHB↑ポリゴン2が最も安定すると思いますが、ナックル→バーン→晴れバーン(114.5〜135.9%)で確定なので、DMを切り、ダイウォールを挟まないと落ちる可能性があります。
はたき落とす、トリック等も非常に有効です。
この育成論でガラガラに興味を持っていただければ幸いです。
もしよろしければコメントや評価をお願いします。
追記、変更点
2020.7.6
DMについての記述を追加しました。
相性の良い味方に アシレーヌ を追加しました。
このポケモンの対策に マリルリ 、 ミミッキュ を追加しました。
2020.6.30
相性の良い味方の項目を追加しました。
このポケモンの対策のポリゴン2に関する記載を修正しました。
エースバーンのリベロ珠ふいうちのダメ計算を修正しました。