初投稿になります。原種(カントーのすがた)のナッシーが解禁されてまだ育成論がなかったので自分で使っていてそれなりにしっくりきた型を紹介します。
一部考察の余地が残っているのでアドバイスも頂けると助かります。
採用理由と役割
元々6世代からナッシーを使っていたので解禁にあたって使おうというのが最初の動機です。
天候とトリルを併用しているのはおしゃれだから現環境では片方だとどうしてもターンが足りず(主にダイマックス技の影響)押しきれないと感じたためです。また、天候で素早さが上がる特性とトリルを併用できるのはナッシーとエルフーンだけです。
現在のシリーズ6ではミミッキュ、ドラパルト、トゲキッスなどの天敵がいなくなりアシレーヌや連撃ウーラオス、ドサイドンなどの役割を持てる相手が多いため使うなら今の環境がいいと思います。
持ち物
弱点が多く4倍弱点もあるポケモンのため、エースとしてもトリル始動としても安定感が上がるきあいのタスキ採用が理想ですが、このアイテムは他のポケモンにも持たせたい場合が多いため代替案として、火力を底上げする珠や襷に近い効果が狙える飛行半減きのみなどが挙げられます。
性格・努力値と調整
ひかえめ(C↑A↓)
たいりょく:残り
とくこう:特化
すばやさ:実数値105 無振りロトム抜かれ
晴れ下S+1最速パッチラゴン抜き
元々のすばやさ種族値が55のため最速にしてもメジャーなスカーフ持ちなどに抜かれることが多いため素早さを少し落としています。準速にすることで無振りロトム抜きまで早くできますがロトムのSラインは非常に難しく対戦中の不確定要素が増えるため晴れorトリルどちらかあれば抜くことができ(スカーフ以外)どちらもなければ抜かれているとはっきりする105にしています。ちなみに晴れ下準速でぴったり最速ドラパルト抜きになるのでドラパルトがいる環境なら準速一択になると思います。
また、耐久ラインは種族値が比較的高いため無振りでも「等倍は一度耐えるが抜群は耐えない」程度に綺麗に収まっているため残りの努力値は火力に回しました。
技構成
リーフストーム:メインウェポン1、他の草技では明らかに火力が足りないためほぼ確定。
サイコショック:メインウェポン2、検討枠1。めいそうの積み合いやラッキー等に勝ちやすくなる。
めいそう:検討枠2。種族値125と高いため一度積めれば多くの中耐久ポケモンがダイマックス技で倒せます。
トリックルーム:コンセプトのため確定。
候補技
サイコショックの枠をサイコキネシスやワイドフォースに、めいそうな枠をやどりぎのたねやねむりごななどに変えると見ることのできる範囲が少し変わります。
役割対象
・基本有利(後出しから倒すorトリル貼りが基本可能)
アシレーヌ、連撃ウーラオス、ドサイドン、マリルリ、水ロトム、草ロトム、ガラルマタドガス、ドヒドイデ、ラプラス、水地面複合全般
・状況によって有利(晴れやトリル下でのみ有利)
パッチラゴン、ホルード、一撃ウーラオス、草orエスパー等倍の耐久がロトム以下のポケモン
・基本不利
リザードン、サザンドラ、オンバーン、炎ロトム、ウルガモス、鋼全般、とんぼがえりのあるスカーフ持ち(ヒヒダルマ等)
立ち回り例
アシレや連撃ウーラオスなどの強力な水タイプやパッチラゴン受けの地面タイプに繰り出すところが基本の役割になると思います。その後晴れによる高速高火力の押し付け、トリル始動による裏のエース展開を選択していく形になります。
コンセプトとしてある晴れとトリルをいかに上手く使うかが重要です。展開から一気に制圧するギミック系のパーティと異なり、サイクル戦の中で晴れやトリルを切らさずに複数回展開して有利を取り続ける使い方になると思います。
晴れとトリルはできれば併用したいですが併用せずに晴れエースとしてのみ、トリル始動としてのみの使用も普通にありえます。対応範囲の広さも魅力なので臨機応変に使いましょう。
併用時の理想の流れとしては
- 1.ナッシーでアシレーヌ等との有利対面を作る
- 2.トリックルームを貼る(トリルターン5)
- 3.相手居座りならナッシー行動、交代ならトリルエースに交代(トリルターン4)
- 4.トリルエースにダイマックスを使い、隙を見てダイバーンで天候を晴れに(トリルターン3〜1)
- 5.交代or死に出しから晴れ下でナッシーを展開
ここまで綺麗に進むことは多くはありませんがナッシーに後投げされやすいのが草エスパー両半減の鋼タイプのため裏のトリルエースがダイバーンを撃てる機会は意外と多いです。
与ダメージ計算
・リーフストーム
H252アシレーヌ:112.2〜132.6%
H252ラプラス:104.6〜124.0%
ADチョッキドサイドン:142.1〜167.3%
ADチョッキマリルリ:83.4〜99.4%
一撃ウーラオス:101.7〜120.0%
連撃ウーラオス:203.4%〜240%
ホルード:183.7〜217.5%
・サイコショック
HBドヒドイデ:50.9〜61.1%
HB輝石ラッキー:26.3〜31.3%(+2で52.3〜62.1%)
H252ガラルマタドガス:73.2〜87.2%
連撃ウーラオス:83.4〜99.4%
・ダイサイコ
HDドヒドイデ:112.1〜133.7%
H252ガラルマタドガス:184.8〜217.4%
H252FCロトム:71.3〜84.7%(+1で107.6〜126.7%)
パッチラゴン:96.3〜113.3%
リザードン:88.2〜104.5%
ポリゴンZ:93.7〜110.6%
被ダメージ計算
・C特化アシレーヌ
うたかたのアリア:30.0〜35.8%
ムーンフォース:63.0〜75.1%
・A252連撃ウーラオス
すいりゅうれんだ:32.9〜39.8%
・A252珠パッチラゴン
ダイジェット135.2〜160.6%
晴れダイバーン(炎の牙):220.8〜261.2%
・C252珠リザードン
ダイジェット(エアスラ):186.1〜220.8%
・A252ガラルヒヒダルマ
とんぼがえり:160.7〜198.8%
つららおとし:152.6〜180.3%
・C特化ラプラス
フリーズドライ:72.8〜86.7%
・A特化マリルリ
じゃれつく:63.0〜74.5%
アクアジェット:13.8〜16.7%
相性の良い味方
特性ひでりのポケモン:現環境ではキュウコンのみ、トリルアタッカーにもなれるコータスが理想。
トリルエース:ドサイドンが特におすすめ、高火力高耐久鈍足の理想のトリルエースでナッシーに後投げされやすい炎飛行鋼タイプに有利。
ダイバーン持ち:パッチラゴン等、パーティ内に炎技持ちを複数体入れておくとナッシーの苦手な鋼タイプを倒しつつキュウコンを出さずとも晴れ展開に持ち込むことができる。
実際にはナッシードサイドンキュウコンでパーティ3枠埋まると思います。一応キュウコンなしでも使えますが晴れ下ダイマナッシーが使えなくなります。
このポケモンの対策
鋼タイプに打点がないので鋼タイプを出しましょう。
またパーティにサザンガルドが見えると選出自体難しいです。
またとんぼがえりが4倍のため当てることで簡単に倒せます。
終わりに
初投稿かつ深夜の殴り書きなので足りない部分多いと思いますが最後まで読んでいただきありがとうございます。
使っていて気持ち良くなれて、かつロマン砲と呼ばれるものよりは実用性があるものになっていると思います。実績と呼べるかはわかりませんが今シーズンはスーパーボール級からこのナッシーを使い1000位台まではさくっといけました、もう少し詰めれば3桁はいけると思います。
今は強いマイナーポケモンを掘り出すチャンスなのでナッシーに限らずまた何か見つけていきたいです。ここまでお付き合いありがとうございました。