はじめに
こんにちは。なーさんと申します。
投稿2回目の今回は少し変わったミミッキュの型を紹介していきたいと思います。
ご指摘、ご質問等ございましたらコメントをよろしくお願いします。
注意
- この育成論は他の育成論でも使用されている程度の非公式の用語や略称を使用しています。
- ダメージ計算はポケソル様、ポケマス様のツールを使用させていただきました。
- 指定がない場合個体値はV(31)とさせていただきます。
ミミッキュミミッキュについて
最強ポケモンの一角、7世代、8世代にて常に使用率topに入っているポケモンです。専用特性のばけのかわがチート級の強さを誇ります。主な型は、珠やアッキの実を持ったアタッカー型です。また、このポケモンは様々な補助技も覚え、トリル始動、鬼火撒きや後攻の尻尾トリック等の型もメジャーです。
そして、実はこのポケモンでんじはと影分身を覚えます。今回はこの2つを活かして、相手の技を避けまくる型となります。影分身覚えるとか知ったら害悪型やりたくなるやろ
性格・努力値と調整
ようき H244 B12 S252
実数値 H161 A110 B102 C− D125 S162
H…16n+1調整
B…余り
S…出来るだけ多くのポケモンに上からでんじはを打ちたいため確定。S95族にカプ・テテフ等がいるため下げることはオススメしません。
持ち物
たべのこし
回復ソースのほとんどないミミッキュの回復手段の一つ。今回の型は身代わりを多用するため確定です。
技構成
- 確定技
でんじは
相手のポケモンを麻痺状態にします。麻痺状態の相手はSが1/2となり、1/4の確率で行動できません。
電気タイプ、地面タイプのポケモンには効果がないため注意してください。
コンセプトのため確定です。
かげぶんしん
回避率が1段階上昇します。
コンセプトのため確定です。
みがわり
HPの1/4を削り、分身を作り出します。
でんじは、かげぶんしんと相性が良く、型を安定させるために必須です。
- 選択技(以下から一つ選択)
ゴーストダイブ
タイプ一致技。1ターンのラグがあり、たべのこしで回復する今回の型と相性が良いです。
ノーマルタイプに効果がないので注意。
ドレインパンチ
与えたダメージの半分を回復する技です。回復手段の少ないミミッキュにとって貴重な回復ソースとなります。
ゴーストタイプに効果がないので注意。
じゃれつく
タイプ一致技。無効にされるタイプがなく、安定して使える技です。
いたみわけ
自分と相手のHPを足して2で割る技です。こちらのHPがかなり減っていて、相手のHPが多く残っている時に優秀な回復手段となります。
ただし、この技採用時は相手のポケモンを倒すことができないため、相手の残りポケモンの数がこちらと同数以下であるときしか、このポケモンを使用できなくなります。
運用方法
相手のDMが切れた状態で使うと安定します。また、このポケモンを展開して相手がDMを切らざるを得ない状況を作り出すのも強いです。また、みがわり、ゴーストダイブ(採用時)、ダイウォールを駆使することで、相手のDMターンをやり過ごすこともできます。
サイクル構築や初手ダイマ構築の詰め役としての採用が基本となるかと思います。
サイクル構築ですと、裏の2匹でサイクルを回しつつ、死に出しや後攻トンボルチェン、ドラゴン技、格闘技、ノーマル技読みで引くなどして有利対面を作り、でんじは影分身の動きをとっていきます。選出基準は裏の2匹である程度サイクルを回せて、かつこのミミッキュが刺さっていれば出すといった感じです。
初手ダイマ構築ですと、このミミッキュで有利の取れるポケモン(ドラゴン技使いや格闘技使い等)を苦手とするポケモンをダイマ役として出すことで、ミミッキュが展開しやすくなります。また、このミミッキュはみがわりを採用しているため、相手のダイマターンが残っていても枯らすことができます。(ただし、積み始め時のHPが減ってしまうので注意。)
起点対象
大きく6つのグループに分けれます。
オススメ度は低い順に ×<▲≦△<●≒○<◎ となっています。
- 1.ミミッキュより遅く、一撃で倒してこないポケモン
基本的にこれらのポケモンを起点にしていきます。
オススメ度:◎
- 2.ミミッキュより遅いが、一撃し倒してくるポケモン
上記のポケモンより起点にし辛いですが、起点にすることができます。この時、相手の1撃目、2撃目のどちらかを避けなければなりません。(確率は後の「相手の攻撃が当たる(避ける)確率」欄を参照)
オススメ度:○
- 3.ミミッキュより速いが、一撃では倒してこないポケモン
これらのポケモンも最上記のポケモンに比べ起点にし辛いですが、起点にすることができます。ただし、2撃目を避けれなければ、みがわりを貼れなくなることがあるので注意。
オススメ度:●
- 4.ミミッキュより速く、一撃で倒してくるポケモン
起点にできなくはないですがあまりオススメはできません。起点にするには相手の2撃目を避けれなければなりません。(確率は後の「相手の攻撃が当たる(避ける)確率」欄参照)
オススメ度:△
- 5.ミミッキュより遅い電気タイプ、地面タイプ
影分身を積んで強引に起点にできなくはないですが、あまりオススメしません。
オススメ度:▲
- 6.ミミッキュより速い電気タイプ、地面タイプ
ほとんど起点にできません。
オススメ度:×
立ち回り例
まず、ばけのかわを盾にでんじはをうっていきます。この時相手の方が速くてもS逆転できます。
次に、上からかげぶんしんを積みます。この時、相手の攻撃を避けるのが理想です。
次に、みがわりを張れる体力が残っていればみがわり、残っていない場合はかげぶんしんを使い次の攻撃を避けることを願いましょう。
最後に、みがわりが残っている状態でかげぶんしんを積んでいき、積み終えれば相手を攻撃していきましょう。相手を突破する際は極力みがわりを残した状態で突破しましょう。
相手の攻撃が当たる(避ける)確率
※相手の技の命中率を100%とする
※()内はでんじはの命中率込みでの確率です。
- 回避率
+1…75%、+2…60%、+3…50%、+4…43%、+5…37.5%、+6…33%
- 麻痺+回避率
+1…56%(62%)、+2…45%(50%)、
+3…37.5%(42%)、+4…32%(35.5%)、
+5…28%(31%)、+6…25%(28%)
- 相手の攻撃を1撃目または2撃目で避ける確率
・先制で電磁波した場合
100%−75%×56%=58%(52%)
・後攻で電磁波した場合
100%−56%=44%(40%)
先制で電磁波したときの58%はてんめぐトゲキッスのエアスラ怯みとほぼ同じ確率です。S実数値162からてんめぐエアスラと同等の確率で相手の攻撃を避け、相手の攻撃を避けるとみがわり、かげぶんしんで相手を嵌めれると考えてもらうとこの型の強みが良く分かると思います。
- 相手の3撃目まですべて当たる確率
・先制で電磁波し、3ターン目にみがわりをした場合
75%×56%×56%=23.5%(26%)
・先制で電磁波し、3ターン目に影分身をした場合
75%×56%×45%=19%(21%)
・後攻で電磁波し、3ターン目にみがわりをした場合
56%×56%=31%(34%)
・後攻で電磁波し、3ターン目に影分身をした場合
56%×45%=25%(28%)
すべての場合が1撃必殺技が当たる確率と同等、もしくはそれ以下です。
使用時の注意
- このミミッキュは影分身による回避率上昇で相手を嵌めていく型となっているので、必中技には注意してください。メジャーなところですと、パッチラゴンのつばめがえしや、カミツルギのスマートホーン等です。
- 影分身を積む段階で電磁波を使用するため、カプ・レヒレのようなミストフィールドを展開するポケモンに注意してください。
- 特性型破りのポケモン(ドリュウズオノノクス等)は化けの皮を貫通して攻撃してくるので、起点にできません。また、ガラル御三家の巨大ワザも化けの皮を貫通するため注意が必要です。
- 連続技について
- トリプルアクセル
このミミッキュは特化フェローチェの珠トリプルアクセルを1回耐えれます。そのためでんじは+かげぶんしんの動きはできます。しかし、相手の2撃目は確実に避けれなければなりません。前述の起点対象欄の2もしくは4に該当します。
- ダブルウイング
このミミッキュはA252ボーマンダのダブルウイングを化けの皮、たべのこし込みで最高乱数切り2耐えします。そのため相手が火力アップアイテムを持っていなければ気にせず起点にできます。前述の起点対象欄の1もしくは3に該当します。
- つららばり系統
当たる回数によってダメージは変わりますが、5回当たった時の威力がトリプルアクセルと同じため、トリプルアクセルと同様に考えてもらえると大丈夫です。
また、連続技を持つポケモンが裏から出てくる場合ですが、ほとんどの連続技の命中率は90%のため、上記の攻撃が当たる確率よりも低くなるので、ほとんど当たりません。また、みがわりが1回ないし2回耐えるので大きなダメージとなることも少ないです。
- マグマストーム等の定数ダメージを伴う技はたべのこしによる持久ができず、みがわりを貼る体力がなくなり易いので、これらの技を持つポケモンを起点にする際は十分に注意してください。
- 鬼火、電磁波、毒毒といった状態異常を付与する技を使ってくるポケモンは、ミミッキュより遅い場合はみがわりを貼ってから起点に、速い場合は起点にしないことをオススメします。また、聖なる炎等のダメージを与えつつ高確率で状態異常を付与する技を持つポケモンは起点にしない方が良いです。
与ダメージ計算
ゴーストダイブ
H4カプ・テテフ…79.4〜95.8%
H252メタグロス…41.7〜49.1%
HB特化クレセリア…27.3〜32.5%
H4フェローチェ…60.7〜80.1%
H4エースバーン…37.4〜45.1%
H252テッカグヤ…20.5〜25%
H4ランドロス(霊獣)…20.6〜25.4%(威嚇込み)
H252ランドロス(霊獣)…17.3〜21.4%(威嚇込み)
ドレパン
HB特化ポリゴン2…14.5〜17.7%
H4エースバーン…21.2〜25.1%
H252テッカグヤ…12.7〜15.1%
じゃれつく
H4フェローチェ…135.6〜160.2%
H4ガブリアス…53.2〜63%
H4ボーマンダ…43.2〜52.6%(威嚇込み)
被ダメージ計算
物理耐久指数:162×102=16422
A252ガブリアスじしん…63.3〜74.5%
A252エースバーン火炎ボール…68.9〜81.9%
C252カプ・テテフサイコショック…65.2〜77%
A0カビゴンヘビーボンバー…71.6〜85.1%
A特化カビゴンヘビーボンバー…97.5〜116%
A0テッカグヤヘビーボンバー…100〜118.5%
特殊耐久指数:161×125=20125
C252ファイヤー(ガラル)燃え上がる怒り…35.4〜41.6%
C252カプ・テテフサイコキネシス…59.6〜70.8%
C252サザンドララスターカノン…53.4〜63.3%
C特化テッカグヤラスターカノン…78.2〜93.13
環境におけるこの型のミミッキュの強み
テッカグヤヒードランナットレイと言った高耐久鋼タイプを受け出しされることが多いですが、このミミッキュはこれらのポケモンの受け出しに対して、でんじはを入れて起点にしていくことができます。これはこの型ならではの強みだと考えています。
ただし、ランドロス(霊獣)カバルドンといったポケモンに受け出しされることもあります。これのポケモンの受け出しが予想される場合は裏に引くか影分身で強引に積んでください。
また、アーゴヨンボーマンダカイリュー等のドラゴン技、エースバーンサンダー(ガラル)等の格闘技を使われることが多いですが、このミミッキュはこれらの技の一環を切れ、さらに、起点とすることができます。特に、ボーマンダカイリューの逆鱗は2〜3ターンの間その技でこだわってくれるので、簡単に影分身を積むことができます。
おわりに
最後まで閲覧いただきありがとうございます。
このミミッキュは少し運が絡むものの、やりたいことをうまくできれば、相手の攻撃がほとんど当たらない、実質「ずっと俺のターン」が可能になります。
少しでも興味が湧きましたら使用していただけると幸いです。
また、ご指摘、ご質問等ございましたらコメントをよろしくお願いします。