この育成論を発掘して下さりありがとうございます。
対戦初心者のヨウと申します。
今回はこうせきポケモン「ガントル」を紹介していくのですが、幾つか注意があります。
注意
- 本論は、すばやさととくこう以外の個体値を全て31(ゲーム上ではさいこうという表記)として考えています。場合によっては調整する可能性もあります。
- 非公式用語(主にH,A,B,C,D,Sなどの略語)を使用しています。公式用語をご使用の方、そういった用語を理解していない方などは、見づらいかもしれません。ご了承ください。
- ダメージ計算、実数値計算などは全てダメージ計算SS for ポケモン Sword Shield というアプリを使用させていただいています。
- 初投稿ですので至らぬ点ばかりです。誤字・脱字などはコメントでご報告くださるとありがたいです。
このポケモンガントルについて
5世代(BW)から新たに登場した、ガラル図No.169、いわタイプ単体のポケモン。進化前はダンゴロ、進化後はギガイアス。アニメではサトシのポケモンでしたね。ですから知っている方も多いのではないでしょうか。
採用理由と役割
二度目となりますが、今回紹介するのはガントル「ガントル」です。ぼうぎょ種族値の高さや、進化前であることから、しんかのきせき持ち両受けとして戦えるのではないかと思い採用しました。決して、友達がいなく、通信交換が出来ないから妥協したわけではない
役割としては、環境に蔓延るエースバーンガブリアスドラパルトランドロス(霊獣)フェローチェサンダー(ガラル)etc...の高速アタッカーの攻撃技を受け、後攻からストーンエッジ、ボディプレスなどの高火力技をぶち込んだり、ステルスロックを撒いたりします。主に砂パでの運用を考えているので、種族値40と不安な特防もきせき込みでかなり安定感が増します。
ギガイアスギガイアスとの差別化
「別に耐久ならギガイアスで良いじゃん」その通りです。差別化はほぼできていません。正直ギガイアスでほぼ完結してしまうのですが、それでもガントルにはギガイアスに無い強みがあります。
一つ目は、
- 耐久が高いこと
ギガイアスは、Bを努力値252振り性格補正をかけても実数値200。それに対して、ガントルはきせきで1.5倍するので最高実数値235。この35の差で耐えれるポケモンと耐えれないポケモンの区別が出来ると思います。
二つ目は、
- 型が読まれにくいこと
ギガイアスは、Aの高さから鈍足物理アタッカーや特性:すなあらしによる砂嵐起動要員として戦うことがほとんどです。なので使う技や持ち物などは読まれやすいですが、ガントルにはそういった読まれやすいといったことが特にありません。少なくともきせき持ちということはバレますが
これらの点から、十分差別化はとれていると思います。それでもギガイアスの方が強いなんて言えない
持ち物・特性
コンセプト上しんかのきせきで確定です。
特性はがんじょうかすなのちからのどっちかなのですが、今回は砂パでの運用を考慮し後者にしました!ステロを安全に撒きたかったり、クッションとして使いたい方は前者の方が良いと思われます。
性格・努力値と調整
性格はB↑S↓ののんきでいきます。理由は後述しますが受け性能を高めるため、そしてすばやさを意図的に下げるためです。
努力値はHBぶっぱの余りDです。対面性能をあげたいのならAを調整しても構いません。
調整先は主に抜群技をタイプ一致で打つランドロス(霊獣)ガブリアスエースバーンゴリランダーフェローチェなどですね。
技構成
確定技
ボディプレス
ぼうぎょの数値でダメージ計算するかくとう物理技。威力80。ガントルのBで敵を粉砕します。ですがきせきの補正はかからないので正直ストーンエッジの方が強いです。
ストーンエッジ
いわタイプのメインウェポン。物理技。威力100。
命中不安定ですが高火力でタイプ一致ですので採用。
選択技
ステルスロック
安定のステロ。撒き撒きするだけで相手のプレッシャーになります。
だいばくはつ
超火力のノーマル技。相手も受けだったり厄介な場合に自主退場できます。あんま強くない
てっぺき
Bを二段階上昇させる変化技。
積めるタイミングはあまり無いですが積めるとかなり受け性能が高まります。
じしん
じめんタイプの物理技。サブウェポンとして使えます。Aに調整をかける場合や技が余った時に入れてみてください。
すなあらし
これをランクマで使ってる人を見たことないですが、砂嵐が切れた場合や先発で起動させるなど割と使えそうなので候補に入れました。
立ち回り例
基本は砂パでのクッションやアタッカー。すばやさを意図的に下げたためトリルパでも使えなくは無いです。ステロ撒き撒きから入るか攻撃技から入るかはおまかせします。きせきに依存しがちなのでトリックやすりかえには注意。
与ダメージ計算
現在(シーズン12)使用率高めのメジャーどころを中心に計算します。計算する技はストーンエッジ、ボディプレス、じしん、だいばくはつです。(※はすなのちから込)あまりに確定数の多すぎる技は割愛してます。
エースバーンエースバーン
H4ほのおタイプ→ストーンエッジ
確定2発、乱数1発(75.0%)
※確定1発
H4かくとうタイプ→ストーンエッジ
確定5発、乱数4発(89.1%)
※確定4発、乱数3発(68.2%)
H4ほのおタイプ→ボディプレス
確定6発、乱数5発(0.9%)
H4ほのおタイプ→じしん
確定2発
※確定2発
ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)
H4→ストーンエッジ
確定3発(いかく込みだと確定4発)
※確定2発
H4→だいばくはつ
確定2発(いかく込みだと確定3発)
テッカグヤテッカグヤ
H252B4→ボディプレス
確定5発
H252B4→ストーンエッジ
確定4発、乱数3発(0.3%)
※確定3発
ポリゴン2ポリゴン2
きせきH244B252補正有→ボディプレス
確定5発、乱数4発(82.4%)
ナットレイナットレイ
H252B252補正有→ボディプレス
確定4発、乱数3発(14.3%)
サンダー(ガラル)サンダー(ガラル)
H4→ストーンエッジ
確定3発
※確定2発
このぐらいですかね?追加して欲しいポケモンがいましたら教えてください。随時追加します。
被ダメージ計算
ここからが本番です。ダメージ計算は前述したエースバーンガブリアスドラパルトランドロス(霊獣)ゴリランダーフェローチェやカイリューミミッキュなどを計算していきます。ダイマックスは大と表記しています。
エースバーンエースバーン
A252補正有→タイプ一致とびひざげり
確定2発(58.7%〜71.1%)
大A252補正有→タイプ一致キョダイカキュウ
確定6発(18.6%〜22.0%)
※A1↑で確定4発(27.1%〜32.2%)
A252補正有→タイプ一致ダイナックル(元とびひざ)
確定3発(44.0%〜51.9%)、乱数2発(9.7%)
※A1↑で確定2発(53.8%〜65.2%)
ガブリアスガブリアス
A252補正有→じしん
確定2発(50.8%〜61.0%)
A252補正有→アイアンヘッド
確定4発(27.1%〜32.7%)
A252補正有→げきりん
確定4発(29.3%〜35.5%)、乱数3発(19.3%)
A252こだわりハチマキ→じしん
確定2発(67.7%〜81.3%)
A252こだわりハチマキ→げきりん
確定3発(40.6%〜48.0%)
大A252→ダイアース(元じしん)
確定2発(58.7%〜71.1%)
ドラパルトドラパルト
A252補正有こだわりハチマキ→ドラゴンアロー
確定3発(37.2%〜44.0%)
A252補正有こだわりハチマキ→ゴーストダイブ
確定4発(32.2%〜37.8%)、乱数3発(93.1%)
C252補正有こだわりメガネ→りゅうせいぐん
確定1発(114.1%〜134.4%)
※砂下確定2発(76.2%〜90.3%)
C252補正有こだわりメガネ→シャドーボール
確定2発(70.0%〜83.0%)
※砂下確定3発(47.4%〜55.9%)、乱数2発(78.9%)
大A252補正有→ダイドラグーン(元ドラゴンアロー)
確定4発(30.5%〜36.1%)、乱数3発(44.2%)
大A252補正有→ダイホロウ(元ゴーストダイブ)
確定4発(30.5%〜36.1%)、乱数3発(44.2%)
大C252補正有→ダイドラグーン(元りゅうせいぐん)
確定2発(81.9%〜97.1%)
※砂下確定2発(54.8%〜64.9%)
ランドロス(れいじゅう)ランドロス(霊獣)
A252補正有→じしん
確定3発(48.5%〜58.7%)、乱数2発(97.2%)
A252補正有→ばかぢから
確定3発(44.0%〜51.9%)、乱数2発(9.7%)
大A252補正有→ダイアース(元じしん)
確定2発(68.9%〜82.4%)
大A252補正有→ダイナックル(元ばかぢから)
確定4発(29.0〜34.1%)、乱数3発(1.1%)
大A252補正有→ダイジェット(元そらをとぶ)
確定7発(14.5%〜17.0%)
ゴリランダーゴリランダー
A252補正有→ドラムアタック
確定3発(34.1%〜40.4%)
A252補正有→グラススライダー
確定4発(29.0%〜35.2%)、乱数3発(13.6%)
A252補正有→ばかぢから
確定4発(33.1%〜39.3%)、乱数3発(99.8%)
大A252補正有→キョダイコランダ(元ドラムアタック)
確定2発(65.2%〜77.7%)
大A252補正有→ダイナックル(元ばかぢから)
確定4発(25.9%〜31.0%)
フェローチェフェローチェ
A252補正有いのちのたま→とびひざげり
確定2発(72.5%〜86.0%)
A252補正有こだわりハチマキ→インファイト
確定2発(77.7%〜91.1%)
大A252補正有いのちのたま→ダイナックル(元とびひざげり)
確定2発(53.8%〜64.7%)
C252補正有→きあいだま
確定1発(191.1%〜226.4%)
※砂下確定1発(126.4%〜150.7%)
カイリューカイリュー
A252弱保起動A2↑→げきりん
確定3発(46.6%〜54.9%)、乱数2発(66.0%)
A252弱保起動A2↑→じしん
確定2発(51.8%〜61.1%)
大A252弱保起動A2↑→ダイドラグーン(元げきりん)
確定2発(53.3%〜63.7%)
大A252弱保起動A2↑→ダイアース(元じしん)
確定2発(67.3%〜79.7%)
ミミッキュミミッキュ
A252補正有いのちのたまA2↑→シャドークロー
確定4発(29.0%〜35.2%)、乱数3発(10.1%)
A252補正有いのちのたまA2↑→じゃれつく
確定3発(38.3%〜45.0%)
大A252補正有いのちのたまA2↑→ダイホロウ(元シャドークロー)
確定2発(51.2%〜60.6%)
大A252補正有いのちのたまA2↑→ダイフェアリー(元じゃれつく)
確定2発(55.4%〜65.2%)
などなどです。あくまでご参考までに。
特に注意すべきは今後大きな活躍を見せるであろうランドロス(れいじゅう)ランドロス(霊獣)ですかね。
一応ですが、耐久指数も載せておきます。
H実数値=177
B実数値(きせき込み)=172×1.5=235
D実数値(無振り)(きせき込み)=60×1.5=90
177×235=41595
物理耐久指数=41595(きせき込)
177×90=15930
特殊耐久指数=15930(きせき込)
※砂下では15930×1.5=23895
相性の良い味方
基本砂パで戦う以上、バンギラスバンギラスやカバルドンカバルドンなどの砂嵐起動要因と相性が良いです。もちろんギガイアスギガイアスも
ぜひ砂パに入れて活躍させてあげてください。
このポケモンの対策
特防が圧倒的に低いので、特殊で攻撃すること、さらには天候を変えてやると対策は簡単です。
ボディプレスやだいばくはつが通らないゴーストタイプで技を通らせないのも一つの手です。
すばやさが単純に遅いので、上から超火力(例を挙げると、ヒヒダルマ(ガラル)のA252補正有ごりむちゅうハチマキばかぢからなど)でぶん殴ればまあまあ勝てます。
編集後記
ここまで読んでくださった方、誠にありがとうございます。中々スポットライトが当たらないガントルを無理やり照らすのも悪くは無いと思います。進化先のギガイアスにも負けないポテンシャルを秘めていると思うので、ぜひ使ってみてください!
それでは!!