どうも、育成論初投稿となります、ぽわぐちょと申します。トリトドン<ぽわ〜〜っ!!
多数の準伝ポケモン達が冠の雪原で解禁され、対戦環境がどんどんカオスになり、さらに新しいレジ系レジエレキレジドラゴも追加されました、レジ好きの私にとってはまさに神が与えてくれたようなDLC・・・・
そこで、せっかくなのでレジトリオが一角、ひょうざんポケモンレジアイスレジアイスを活用してみたいと思い、この育成論を投稿するに至りました。
稚拙な点などがありましたら申し訳ございません。
※この育成論ではA=攻撃 C=特攻 などの略語を多く使用しています、予めご了承ください。
レジアイスとレジ系について
本文に移る前に復習として、レジアイスとレジ系の歴史を振り返ります。
- レジ系は第三世代、ルビーサファイアエメラルドで追加された三匹の準伝説ポケモン達であり、ラインナップは岩のレジロックレジロック、氷のレジアイスレジアイス(今回はコイツが主役)、そして鋼のレジスチルレジスチル、でした。
- レジ系の外見的な特徴と言えばやはり点字であり、当時の子供たちを悩みに悩ませた謎解きポケモン、ようやく謎を解き先に進めたと思えば奥で不気味に聳え立つその姿は、多くのポケキッズ達を恐怖に陥れ、またあるポケキッズの妙なセンスを覚醒させた罪深い準伝説です。
- 第四世代では親分のレジギガスが登場しますがあろうことかその弱小特性のせいで、幾多のプレイヤーにネタにされてしまい、しまいには親父が「レジワロス」なるレッテルを貼られるという散々な結果に・・・
そんなダメ親父を慰めるかのようにレジギガスを配信でゲットすると出現、一家総出で出迎えてくれる優しさに萌えた方も多いことだろう
- 第五世代、第六世代、第七世代では特に活躍はなく、ORASでも原作準拠のまま登場、3Dのゴツゴツとした美しい体格を隅々まで眺めることができる。
活躍はないとは言ったが、世代を跨ぐごとに専用曲がアレンジされているので、使い回されている準伝説よりかはマシな方、むしろ優遇されている方である。
- そして現在の第八世代、なんと家族が増えるという特大サービスを受けた!!
もちろん謎解きも健在・・・・なのだが旧作に比べると格段に軟化しており、
レジスチルに至っては口笛を吹くだけで普通に捕まえられる。そして専用曲もカッコよくアレンジされた。
レジ系の性能
「でも上記の長ったらしい歴史なんかどうでもいいんだよ!重要なのは種族値と技範囲だ!」
ごもっとも、そこでここからはレジ系の性能について語る
ご存知の方も多いだろうが一言で言うと・・・
バカみたいに尖ってる
例を挙げるとレジロックレジロックはなんと防御種族値が200もある、これはラスボスモードムゲンダイナを除けば防御種族値ランキング3位タイ(タイはハガネールハガネール)と言う驚異的な硬さ、レジアイスレジアイスはこれの特防版であり、こちらはツボツボツボツボに次ぐ2位である(もっとも、ツボツボはHPが壊滅的に低いため、実質的な特殊耐久ではトップ)。
そして新規に追加された二体も同様にレジドラゴレジドラゴはHP(3位)、レジエレキレジエレキ は素早さ(伝説を含もうが堂々の一位)に特化している。
唯一の例外がレジスチルレジスチルであり、防御150特防150とバランスよく振り分けられている、その代わりに火力は控えめ。
ここまで見るとかなり強そう・・・なのだが悲しいかな、種族値が尖ってれば技範囲も尖っており、例えばレジロックは岩単タイプの物理アタッカーなのが災いし、タイプ一致技がほとんど命中不安技しかない、他のタイプの物理技も覚えるには覚えるのだが(三色パンチなど)如何せん岩タイプや地面タイプの技で弱点をつけるようなタイプが多く、全く噛み合ってないことが多い。
新レジ二体に至ってはもはやまともな攻撃技は自分と同タイプの技しかないと言うむしろ開き直った技範囲となっており、アタッカーとしての運用は厳しい。
とまあ、色々文句の言いたい部分はいくらでもあるのだが、簡潔にまとめると
とにかく使いづらい
これに尽きる
採用理由と役割
さて、長々とレジ系について語り終えたところで採用理由に移ります。
レジアイスの種族値はこちら
レジアイス H80 A50 B100 C100 D200 S50 All:580
やはり目を引く(氷だけに)カッチカチの特防、反面防御は脆い・・・かと思いきや意外と高い、ただ過信するともちろん格闘技などで吹き飛ばされるので注意
そして特攻もなかなか高い、特別高いという訳ではないですが、アタッカーとしては十分です、なによりそれを補うだけの耐久がある。
今回のレジアイスの型はタイトルにもある通りダイマアタッカー型、持ち前の超耐久で相手の攻撃を受け、Cぶっぱの超火力で舐めてかかってきた相手を粉砕すると言うコンセプトで作りました。
「なぜレジアイスなのか?」と言う質問についてですが、まず前述の通り、レジ系は技範囲やタイプ相性が壊滅的であり、アタッカーとしての運用は難しい・・・・
ただし・・・
レジアイスを除いて
レジアイスは覚える技タイプそのものは少ないものの、純粋にタイプ一致で強い氷技はもちろん、みずタイプやひこう複合タイプを粉砕できる「10万ボルト」、自身の苦手ないわタイプやフェアリー、こおりタイプに対応できる「ラスターカノン」、命中不安なものの当たれば超火力な「きあいだま」、氷タイプの天敵ほのおタイプを叩きのめせる「げんしのちから」
などなど「火力も普通にあり」、「十分に使える」技が「コンパクトに」まとめられている理想の技範囲、それをレジ系で唯一実現しているのがこのレジアイスと言うポケモンなんです。
差別化
従来のダイマアタッカー(エースバーンギャラドスアイアントパッチラゴンなど)との差別化点ですが、鈍足超耐久であることが決定的な違いとして挙げられます。
普段はダイジェットなどで素早さを上げ、上から超火力を押し付けるのがダイマエースの特徴ですが、レジアイスは「バフをかけず、ひたすら手数と技範囲でゴリ押していく」スタイルのダイマエースとなっており、「一度耐えられると一気に体勢が崩れる」上から殴るスタイルのダイマエースと比べ、「いくら攻撃を受けようとも微動だにしない」ので、安定して立ち回ることができます。
と言うより、この「受けて反撃する」スタイルは鈍足なレジ系の基本戦法であり、今まではなかなか耐久も火力も足りず、何もできぬまま死んでいたのが、このダイマックスという火力も耐久も爆増するシステムによってようやく面目躍如、原点回帰したのです。
レジアイスの需要
また、わざわざ鈍足ダイマエースの中からレジアイスを選んだのにも理由があります
それは今後、「こおり技の需要が再び爆増する」からです
皆様もご存知の通り、あたらしいDLCによって全ての準伝ポケやその他通常ポケモンなどが解禁され、元祖600族カイリューカイリュー、旧レートの覇者ガブリアスガブリアス、メガ時代の主人公ボーマンダボーマンダ、SMの天才ルーキーカプ神達カプ・コケコカプ・テテフカプ・レヒレカプ・ブルル、異世界の魔物ウルトラビーストテッカグヤアーゴヨンズガドーン.....、などなど多数のつよつよポケモン達がレートに参戦してきます。
そしてこれらの最強生物達に共通すること、それはもちろんこおり技が弱点であること、以前はめざめるパワーで無理やり覚えさせていたこおり技ですが、この世から抹消されてしまった今、自力でこおり技を覚えるポケモンはどんどん貴重になっていくでしょう。
そこで颯爽と登場するレジアイス、タイプ一致でこおり技を放てるので大抵の600族には相性抜群、しかもテッカグヤ、カプ・レヒレにはダイサンダーで
コケコ、テテフにはダイスチルで消し飛ばせるので、実はこのレジアイスというポケモン
環境トップ(になりうる)ポケモンにこれでもかというほど技範囲が刺さっているのです!!
また、マイナーポケモンの宿命でもあるのですが、警戒されにくいのもポイント
ですがこの型はそれだけでは収まらない有用性を備えている上、レジアイスの技構成はそこそこ読まれやすいので注意です。
持ち物
持ち物は弱点保険
弱点保険は「耐えて反撃」がコンセプトのレジアイスと完璧にマッチしており、こおり単タイプであることから弱点を突かれやすいため、かなり有効、ですが弱点を突かれなければ持ち物なしと同じなことと、メタモンやてんねん持ちのポケモンには要注意です。
ダイマ時の爆発力を上げたい場合は弱点保険、瞬発的な火力や汎用性を上げたい場合はこだわりメガネと使い分けるとかなり便利。
また、優秀な技範囲を利用してたつじんのおびも一考の価値あり、後述するじしんでウツロイドやヒードランを乱数1~2から確定1~2に持ち込めます。
ただ、彼ら以外には火力アップが微々たるものなので、弱保やメガネが他のポケモンで埋まっている時用と考えていたほうがいい。
ですがいくら火力アップと言えど、いのちのたまは控えた方がいいです、「耐えて反撃」がコンセプトのレジアイスには小さなダメージも致命傷となってしまいます・・・・
性格・努力値・特性
耐久を上げつつ火力も上げたいのでひかえめHCぶっぱ、残りはお好みで
もう少し耐久調整しようとも思ったのですが、特殊方面なら調整などせずとも余裕で耐え、物理もリフレクター込みならどんな攻撃も基本的に耐えれるので、結局この形に落ち着きました。
特性はクリアボディアイスボディどちらでも構いません
クリアボディは特攻や耐久を下げられないと言う強みがありますが、アイスボディはダイアイスで任意に展開できるあられで毎ターン回復できると言う強みがあります。
どちらも一長一短なのでご自身のパーティと相談しましょう。
注意点として、とくせいパッチでアイスボディに変更した場合、二度とクリアボディには戻せないのでアイスボディ型を使う際はお気をつけを。
技構成
- 確定枠
れいとうビーム/ふぶき
タイプ一致のメインウェポン、こおり技の需要に対応するのが強みの一つなので欠けてはなりません、私は命中安定でれいとうビームを使っていますが、ダイアイスの威力を上げるのとあられ状態のふぶきは必中であることを考慮してふぶきでもいいかもしれません。
10万ボルト
威力命中ともに安定のサブウェポン、テッカグヤ、カプ・レヒレなどの相手をしてもらいます。この技がなければテッカグヤに完封されてしまうことも多いため、確定枠としました、エレキフィールドの追加効果で眠り無効になるのもグッド。
- 準確定枠
ラスターカノン
命中威力安定特殊鋼技
以上、フェアリータイプに強く出れる上ダイスチルで弱い防御を補えます
げんしのちから
天敵のほのおタイプに、威力は低いがダイロックで良いダメージを狙える
使うタイミングは少ないがいざと言う時に頼りになる技
あのウサギエースバーンもこれで消し飛ばせる
きあいだま
高威力低命中の格闘技・・・・なのだがこいつでしかカバーできないタイプがノーマルとはがねしかない上、ダイナックルの追加効果は使いもしない攻撃上昇なので、採用順位は低い、どうしてもポリゴン2やメタグロスが許せないのならば上記の2つから入れ替えるのが良い
ちなみにまともな特殊技はこれらしかない、優秀な方とはいえやはり技範囲が・・・・
- 選択枠
じしん
言わずと知れた高威力物理地面技
なぜ攻撃種族値50で物理技を採用するのかについてですが、レジアイスは性格れいせいなど、攻撃下降補正がない場合たつじんのおびを巻くか、攻撃に努力値を84振ることによってギリギリウツロイドやヒードランを前者は確一、後者は確二に収めることができます。
要はウツロイドヒードランピンポです、ただ、逆に言えばヒードランとウツロイドにしか役割がないのと、ウツロイドのメテオビームが壁なしダイマなしレジアイスを乱数一発で持っていくので、使う前にやられることがまれにあります。
よって選択枠としました、ただし、他のはがねタイプクレッフィメタグロスやほのおタイプエースバーンブーバーンにはカスみたいなダメージしか入らないので注意です。
立ち回り例
前述の通り、ダイマしてひたすら殴る、これだけ
・・・ではあまりにも説明不足なのでシンプルな例を
(相手にもよるが防御はそこまでなのでリフレクターから貼った方がいい)
- 相手の攻撃orその他の行動
(オーロンゲでもレジエレキでも相手の攻撃に対応した壁を張っておけば一発は耐えるでしょう、ステロを巻かれた場合はマズいです、レジアイスはこおりタイプなのでステロが1/4も刺さってしまいます。なんとかして巻かせないようにするか、レジエレキが覚えるこうそくスピンで除去しましょう)
- 二枚目の壁を張る
- 相手の攻撃で倒されるor次のターンに自主退場
- レジアイス降臨、その後隙を見てダイマックス
- そのまま圧倒的耐久力で「耐えて反撃」を繰り返す
(火力が足りないと思われがちだが、意外とダメージレース的に勝ってる敵は非常に多い、壁込みならあのサッカーウサギエースバーンにも勝てる}
- 勝ちです
他にも局所的な使い方もありますが基本的にはこれをベースに戦っていきます
与ダメージ計算
れいとうビーム
- HD特化チョッキランドロス(霊獣)確定一発
- H特化ダイマランドロス(霊獣)確定一発
- HD特化ガブリアス確定一発
- HD特化ダイマボーマンダ乱数一発(87.1~103.9%)
- H特化マルスケカイリュー乱数一発(97.9~116.6%)
10まんボルト
ラスターカノン
げんしのちから
きあいだま
- H特化メタグロス確定二発・・・・・当たれば
ダイアイス
(こだわりメガネの効果が消えるので、あまり確定数は変わりません、ふぶきベースでも同じです、弱点保険が発動した場合はもちろん跡形もなく消し飛びます)
ダイサンダー
ダイスチル
- HB特化カプ・テテフ確定二発
ダイロック
被ダメージ計算
物理
ダイマ有
- A特化エースバーンのかえんボール確定二発
- A特化ウーラオス(いちげき)のインファイト確定二発
- A特化ランドロス(霊獣)のストーンエッジベースダイロック確定二発
- A特化ボーマンダのほのおの牙ベースダイバーン確定三発
- A特化テッカグヤのヘビーボンバーベースダイスチル乱数二発(99.6%)
ダイマなし
壁込みダイマ有
壁込みダイマなし
- A特化ダイマエースバーンの巨大カキュウ確定二発
- A特化エースバーンのかえんボール確定二発
- A特化テッカグヤのヘビーボンバー乱数二発
- A特化ボーマンダのげきりん確定四発
- A特化ランドロス(化身)のじしん乱数四発(99.7%)
特殊
ダイマ有り
- 晴れ天候下C特化メガネズガドーンのオーバーヒート確定二発
(念のため解説するとズガドーンの特攻種族値は脅威の151であり、これは全対戦ポケモン中で2位、しかも一位のデンジュモクはほのお技を覚えないため、実質ほのお技においては全ポケモン中最高火力を叩き出せるのである、更にこだわりメガネ、晴れ天候、タイプ相性とバフにバフを掛けた超火力で確定二発・・・・・ちなみにこれでも特防に一切振ってないし壁もかけてない)
- C特化テッカグヤのラスターカノンベースダイスチル乱数三発(2.7%)
- C特化メガネカプ・テテフのサイコキネシス乱数四発(3.6%)
ダイマなし
壁込みダイマ有り
- 晴れ天候下メガネC特化ズガドーンのビックリヘッド(威力150)乱数二発(79.8%)
- Cランクが6段階上がった晴れ天候下メガネC特化アーゴヨンのだいもんじ確定二発
- メガネC特化カプ・テテフのきあいだま乱数6発
- 晴れ天候下メガネC特化ファイヤーのもえつきる確定三発
壁込みダイマなし
- C特化テッカグヤのラスターカノンベースダイスチル乱数三発(2.7%)
くどいようだが特防には一切振っていない
相性の良い味方
「受けて反撃」と言うコンセプトな以上、壁貼り型のポケモンオーロンゲクレッフィレジエレキとの相性が抜群です。
また、自身の技範囲では対応しきれないはがねタイプメタグロスヒードランや、後述するポリゴン2にも対応できるウーラオス(いちげき)なども候補に上がります。
苦手な相手
いくら特防種族値が化け物といえど、防御の方は並程度なので高速高火力物理アタッカーエースバーンウーラオス(れんげき)で弱点を突けば意外と簡単に落ちてしまいます。
あとは受けポケモンドヒドイデハピナスポリゴン2
にも自身にバフをかける技がない以上、かなり弱いです。
ただ、このポケモン達でレジアイスを相手する際には絶対にれいとうビームの試行回数を稼がせてはいけません、舐めてかかると凍ってゴリ押されます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?レジアイスは残念ながらマイナーポケモンの部類に入るのですが、腐っても準伝説と言うことで、相当な耐久力と安定性があります。
この型の強さが皆様に伝わったら幸いです、やはり文章構成が稚拙な点、口調が安定しないなど問題はあるかと思いますが、今後ともよろしくお願いします。
載せて欲しいダメージ計算、修正して欲しい箇所などありましたらコメント欄にてお伝えください。
レジアイス<じゃきー!!