前置き
- 非公式の用語(HP=Hなど)を使用しています
- 指定が無い場合論中のポケモンは理想個体とします
アクジキングアクジキングとは?
サンムーンで初登場した強力な準伝説ポケモン達「ウルトラビースト(以下UB)」の一体
H223 A101 B53 C97 D53 S43
という言い方は悪いですが中途半端な種族値をしています
UB達が共通で所持する特性「ビーストブースト」を持つものの、この種族値の所為でイマイチ使いこなせず、トドメと言わんばかりのフェアリー4倍という耐性によって長らくUB、更には準伝説最弱の烙印を押されて来ましたが、今作では…
・新要素「ダイマックス(以下DM)」によって不足していた火力、耐久を底上げすることが可能
・それに伴ってビーストブーストの発動機会が向上し、更に火力を盛る事が出来る
と、かなりアクジキングアクジキングにとって追い風と言えるのではないでしょうか
コンセプト
前項でも語った通りダイマックスとの相性が良く、ビーストブーストと鈍足を活かしたトリックルーム、特殊アタッカー(主にカプ系)に対して強く出れるようになるとつげきチョッキを合わせて後述の仮想敵を処理し、あわよくば全抜きを狙って行くことがコンセプトとなります
仮想敵
- 得意なポケモン
・トリル無し、DMされても処理可能
サンダー アーゴヨン ヒードラン ウツロイド ジバコイル ラティオス ラティアス
・トリル有りならDM状態でも処理可能
DMしてこないならトリル無しでも処理可能
カプ・コケコ カプ・テテフ
・限定的な状況で処理可能
ランドロス(霊獣)
ダイアーク→ダイドラグーン×2で処理可能
しかし
・トリルが最低3ターン残っている
・相手がアクジキング と同タイミングでDMする
・ダイアースを打たれない
(ダイアークで下げた分の特防を上げられてしまうとダイドラグーン2発で落としきれなくなり、倒されてしまう)
・球いじっぱりではない
・超低乱数だが耐えられたりこちらが2発目で倒されてしまう場合がある
・(いかくは込みでも可)
という非常に多くの条件を1度に満たさなければならず、現実的ではないため指標の1つとしてお考えください
- 苦手なポケモン
・受けポケモン全般
瞬間的な火力は低いため、ダイマックスやトリルターンを枯らされてしまいます
出来るだけ他のポケモンで対処しましょう
・物理フェアリータイプ
チョッキを持たせているため特殊相手はある程度戦えますが物理は本当にペラペラなのでDM時だろうと一撃で落とされます
・カプ・レヒレ
天敵中の天敵
トリルを貼ろうが何をしようが勝てないので相手の選出に見えた場合選出を控えたり、対策を用意しておくのがおすすめです
(ビーストブーストやダイマックス技の追加効果で能力ランクが変動している場合はこの限りではありません)
持ち物
- とつげきチョッキ
コンセプト上確定、前述した仮想敵に対する処理の安定性の向上やトリルを貼った後に特殊アタッカー相手なら後出しがしやすくなる
特性
ビーストブースト
これしか無いため確定です
相手を倒した際に1番実数値の高い威力のランクが上昇する強力な特性
この論ではAが上がります
性格・努力値と調整
- 性格
トリックルーム、りゅうせいぐんの兼ね合いで下降補正をS、火力上昇のため上昇補正をAに掛けたいため
ゆうかんで確定です
- 努力値
H4 A164 B4 C108 D228
それぞれの調整意図
AC
・無振りカプ・コケコをダイアースで確定1発
・ダイマH振りサンダーをダイアーク+ダイドラグーン×2発で最低乱数を3回連続で引かない限り撃破
HB
・A振り球ようきランドロス(霊獣)の一致ダイマ技を高乱数耐え(93.75%)
HD
・C振りおくびょうカプ・テテフのムーンフォースを高乱数耐え(87.5%)
技構成
- りゅうせいぐん
主に打つ相手: アーゴヨン ラティアス ラティオス
同タイプの高火力技にげきりんがありますが、技を固定してしまうと非ダイマ時の行動を制限されてしまうデメリットがあり、こちらは後述の悪タイプのダイマ技とのシナジーがあるためりゅうせいぐんで確定です
- はたきおとす
主に打つ相手: ラティアス ラティオス サンダー
同タイプの物理技にうっぷんばらしとかみくだくがあり、ダイマ技時にそれらと比べて威力が10落ちますがそれを踏まえても持ち物を使用不能に出来るメリットが大きいため確定です
- じしん
- 鋼技枠
主に打つ相手: カプ・テテフ ウツロイド
ヘビーボンバー、アイアンローラーから選択
・ヘビーボンバー
相手との体重差によって威力が変わり、相手ダイマ時は失敗する
こちらはカプ系以外にも打てたり、交代読みで鋼技を打った際のリスクも小さい
・アイアンローラー
フィールドが展開されていないと失敗する
自力でフィールドを貼る手段が無いためほぼ対カプ系専用
常に高い威力を保て、相手ダイマ時にも打てる
どちらかお好みでどうぞ
アクジキングは他にもストーンエッジやヒートスタンプなどを覚えますが岩技は打ちたい相手が少なく、炎技はほぼナットレイ カミツルギピンポイントになるため採用の余地は無いと考えています
おすすめのトリル起動役
- ポリゴン2ポリゴン2
メリット
・耐久が高く、相手の選出によるが先にDMを枯らしてしまうことも可能
・火力も全くない訳ではないので少し削ってからトリルを展開→ アクジキングを繰り出すことでビーストブーストの発動を狙うことも容易
デメリット
・やることがバレやすく、挑発を入れられることもしばしば
・格闘の一貫が出来てしまう
- ミミッキュミミッキュ
メリット
・特性により行動が保証されている
・アクジキングの弱点であるドラゴン格闘タイプを無効、虫タイプを4分の1まで軽減出来る
・のろいによって相手に負担を掛けやすく、退場もしやすい
デメリット
・ウーラオス(いちげき)の一貫が出来てしまう
・ポリゴン2同様、挑発を入れられやすい
- ドータクンドータクン
メリット
・てっていこうせんで負担を掛けつつ速やかに退場が可能
・ステルスロックを使用可能
・トリルと相性が悪いが両壁を使用可能
・アクジキングの弱点であるフェアリーを半減出来る
デメリット
・ウーラオス(いちげき)の一貫が出来てしまう
・上記の2体同様、挑発を入れられやすい
追記
コメントでご提案頂いた始動役です
- ブリムオンブリムオン
メリット
・特性によりトリル始動を阻害される可能性が低い
・ミストバーストによって負担を掛けつつ退場可能
デメリット
・相手にやりたいことががほぼ確実にバレるため何らかの対策が取られやすい
- シャンデラシャンデラ
メリット
・高い攻撃性能によって挑発を入れられにくい
・豊富な補助技でサポートが可能
・アクジキングの弱点である格闘、虫、氷を半減可能
デメリット
・他の起動役と比べると安定性が低い
・ウーラオス(いちげき)の一貫が出来てしまう
ダメージ計算
・計算はVS SWSHを使用しています
・計算は上が通常技、下がダイマ技とします
・はたきおとす は持ち物を持っている状態の計算とします
・ヘビーボンバー、アイアンローラーの計算は
上からヘビーボンバー(変動)、アイアンローラー兼ヘビボンダイスチル(130)、アイロンダイスチル(140)とします
・計算は指定がない限り非DM状態での計算とします
与ダメージ計算
- りゅうせいぐん
D4 アーゴヨン
137.8〜163.5%
147.2〜175.6%
H4 ラティオス
96.1〜112.8%(75.0%)
103.8〜123.0%
H4 ラティアス
91.4〜108.5%(50.0%)
98.5〜117.1%(93.75%)
H4 ガブリアス
101.0〜118.4%
107.6〜127.1%
D4 ボーマンダ
112.9〜134.1%
120.0〜142.3%
D4 レジドラゴ
98.1〜116.3%(93.75%)
105.4〜125.0%
H4 カイリューマルチスケイル込み
48.5〜57.4%
52.0〜61.6%
D4 ドラパルト
125.1〜147.2%
H4 ウオノラゴン
115.6〜137.3%
124.0〜148.1%
H252 ヌメルゴン
58.8〜70.0%
61.9〜74.1%
H4 ランドロス(霊獣)
58.1〜69.0%
62.4〜74.5%
D4 エースバーン(等倍)
77.4〜91.6%
83.2〜98.7%
H4 ウーラオス(いちげき)
68.1〜80.6%
73.2〜86.9%
- はたきおとす
H4 ラティオス
108.9〜130.7%
134.6〜158.9%
H4 ラティアス
100.0〜119.2%
123.0〜146.1%
H252 サンダー
41.6〜49.2%
50.7〜59.8%
特化クレセリア
40.5〜48.4%
50.2〜59.0%
H4 メタグロス
74.3〜88.4%
89.7〜107.6(50.0%)
- じしん
H4 カプ・コケコ
76.7〜90.4%
100.0〜117.8%
H4 ウツロイド
188.1〜222.7%
244.3〜289.7%
H252 ヒードラン
94.9〜113.1%(68.75%)
123.2〜145.4%
H252 ジバコイル
99.4〜117.5%(87.5%)
126.5〜151.4%
H4 ライコウ
74.6〜87.9%
96.6〜114.4%(81.25%)
- 鋼技
H4 カプ・テテフ
102.0〜121.3%
110.3〜131.0%
118.6〜140.6%
H4 ウツロイド
113.5〜134.0%
122.1〜144.8%
131.8〜155.6%
H252 カプ・レヒレ
29.3〜35.0%
31.6〜37.8%
34.4〜40.6%
H252 ブリザポス
16.4〜19.3%
49.2〜58.9%
53.1〜62.8%
H4 トゲキッス
77.0〜90.6%
83.2〜98.1%
89.4〜105.5%
H252 オーロンゲ
82.1〜97.0%
89.1〜104.9%(31.25%)
95.0〜112.8%(75.0%)
- 被ダメージ計算
特化アーゴヨン
りゅうせいぐん
62.8〜74.9%
68.2〜80.2%
特化カプ・コケコ
マジカルシャイン
65.5〜77.5%
104.3〜124.4%
準特化カプ・テテフ
ムーンフォース
85.6〜101.6%(12.5%)
117.7〜140.4%
特化ヒードラン
マグマストーム
12.3〜14.7%
16.0〜19.0%
ラスターカノン
20.0〜24.0%
32.1〜38.1%
特化サンダー
かみなり
13.0〜15.7%
17.0〜20.0%
ぼうふう
26.4〜31.4%
34.1〜40.1%
特化ウツロイド
メテオビーム
29.0〜34.4%
43.4〜51.4%(C×1up)
34.1〜40.1%
ヘドロウェーブ
23.0〜27.4%
22.0〜26.0%
特化ラティオス
りゅうせいぐん
64.2〜76.2%
68.8〜82.2%
特化ラティアス
56.8〜68.2%
62.2〜72.9%
特化ジバコイル
かみなり
13.7〜16.0%
17.0〜20.4%
てっていこうせん
(ダイスチルと同威力のためそちらは割愛)
34.4〜41.1%
特化ランドロス(霊獣)
じしん
55.1〜65.2%
71.2〜84.2%
そらをとぶ
49.4〜58.5%
71.2〜58.5%
球準特化ランドロス(霊獣)
じしん
65.5〜77.2%
84.6〜100.3%(6.25%)
そらをとぶ
58.5〜69.5%
84.6〜100.3%(6.25%)
リベロ特化エースバーン
とびひざげり
122.4〜144.4%
88.9〜105.0%(31.25%)
とびはねる
39.4〜47.1%
61.2〜72.2%
特化カプ・レヒレ
ムーンフォース
76.2〜89.6%
104.3〜124.4%
特化ウーラオス(いちげき)
インファイト
122.4〜144.4%
96.3〜114.3%(81.25%)
特化フェローチェ
インファイト
126.4〜149.1%
100.3〜118.3%
とびかかる
84.9〜100.3%
137.1〜162.5%
特化ガブリアス
げきりん
122.4〜144.4%
142.4〜168.5%
特化ボーマンダ
げきりん
125.0〜148.4%
146.4〜172.5%
特化レジドラゴ
ドラゴンエナジー
(ダイドラグーンと同威力のためそちらは割愛)
92.3〜109.0%
特化カイリュー
げきりん
124.4〜147.1%
145.1〜171.2%
相性の良い味方
高い素早さが特徴のUB達
一貫が出来てしまうが
アクジキングが暴れた後のスイーパーとして優秀、アーゴヨンには脱出パック、フェローチェにはとんぼがえりを持たせれば先発で様子見も可能でとにかく便利
アクジキングを選出しない試合にも出せる汎用性を持つのもGood
- カプ・コケコカプ・コケコ
後書き
ここまでご覧頂きありがとうございます!
何か不明な点、おかしい点などを見つけたらコメントで教えて頂けると幸いです