前置き
- お互いに理想個体を想定します。
- ダメージ計算はトレーナー天国様のツールをお借りしました。
- 一部略語を用います。(ダイマックス=DMなど)
ステルスロックの有用性について
内容は育成論ソードシールド/615をほぼ抜粋、一部改変。(筆者の論です。)
考察にあたり、コンセプトとなるステルスロックを紹介します。この技は相手の交代先に固定ダメージを与える技で以下のメリットがあります。
有用性
- 1.交代戦を抑制できる:一回撒けば相手が場に出るだけで定数ダメージが刺さる為、交換を避けるようになり安定行動を取りやすくなります。もし相手が複数回サイクルを回そうものなら体力が削れるため裏の圏内に入れやすくなります。
岩が2倍で入るポケモンであれば2回ステロを受けるだけで体力が半分削れるため特に有効です。
- 2.裏の火力の底上げ:
- 3.耐久調整・気合の襷潰し
→裏の飛行や炎に交代戦の破棄を余儀なくさせる、疑似的に味方の火力を底上げし、襷や耐久調整を潰すことでエースの抜き性能を底上げ出来る非常に優秀な技です。
一般的にステロの撒き方は3タイプに大別されると思います。
撒き方
- A.(きあいのタスキ+ステロ):先発で確実に撒くことを想定しています。連続技等の例外を除けばどんな攻撃でも一発耐えるので行動が保証されています。
また岩石封じ搭載で相手へダメージを与えつつ、ダイジェットや龍舞の起点を回避しつつ、後続の初速を補えます。
襷・耐久が温存できた場合、ポケモンによっては高い攻撃力と襷を盾に目の前のポケモンの突破も計れます。
例:ドリュウズマンムーランドロス(霊獣)
- B.(高耐久+ステロ+a):耐久に特化し行動保障を得る事で確実に撒きます。余裕があればあくびやS操作技、はあるなどを活用し、相手の裏を消耗させる、またはこちらの起点にします。
代表例が異常な物理耐久とすなあらし+あくびにより消耗と眠りの二択を迫ることが出来るカバルドンがいます。
例:カバルドンラグラージ
- C.(交代戦の中でのステロ):ステロを撒くことを第一目標とするのではなく、交代戦の中で有利対面を作った後の隙を見て展開するポケモンです。裏の全抜きというより飛行炎などの牽制や負担を与える一手段として用います。
→プテラは太字斜線のタイプAのステロ撒きです。ステロ撒きとしてのプテラの特色・優位性を考察します。
ステルスロック撒きとしてのプテラの特徴について
種族値:80-105-65-60-75-130
特性:プレッシャー/いしあたま/きんちょうかん
強み
- S130
採用理由の8割がこれです。現環境で使用率が高いものでプテラを上回るのはドラパルトレジエレキフェローチェ、同族はレイスポスカプ・コケコのみです。襷を持たせかつ先制技をもらわなければ大抵の相手に2回行動できます。
- ちょうはつ
これによりカバルドンバンギラス、トリックルームミミッキュなどの他の起点ポケモンの仕事を妨害しつつつ、こちらが一方的に仕事をすることが可能です。
瞑想カプ・レヒレなどの積み技、やどりぎのタネ+みがわりテッカグヤなどの起点防止にも役立ちます。
- いわタイプとS130によるダイジェット等への耐性
ひこう半減とS130、一致がんせきふうじのおかげでプテラを起点に全抜きを目論んだDMATを流せる、または突っ張ってきても、S130からがんせきふうじを打てるため、SUPを相殺し、ほとんどのケースで返り討ちにできます。
- vsカバルドン性能
ちょうはつと、いわタイプによる砂嵐無効、じしん無効で先発起点作成要員として出されやすいカバルドンに対し非常に強いです。「じしん/ステルスロック/あくび/ふきとばしorなまける」のような構成であれば有効打がないため、2体目以降を引き出し削りを入れられます。またBに振るお陰で、火力無振りのがんせきふうじやこおりのキバ程度なら2耐えします。
- 技範囲の広さと一致がんせきふうじ
ドリュウズガブリアス等と違い、一致でがんせきふうじを使えます。エースバーンを7~8割ほど削れる火力な為、ダイジェットの起点回避・Sサポートと、裏への削りを両立できます。高速の飛行や炎に対しての圧力が高いです。また、受け出されやすい鋼やヒードランへの対策のじしん、先発のガブリアスやランドロス(霊獣)へのこおりのキバなど、PT単位で重いポケに合わせた攻撃技採用がしやすいです。
弱み
- 低耐久と弱点多数
耐久種族値はH80,B65,D75。特殊は並みかそれ以下、物理は紙耐久です。加えて、アクアジェット、バレットパンチ、トリプルアクセル、すいりゅうれんだ、ロックブラスト等をを抜群で食います。襷持ち全般の課題であるものの先制・連続技に他より弱いです。
ただし、耐久に割くことで球ミミッキュのじゃれつく+かげうちを耐える並耐久程度の耐久は確保できます。
- 等倍火力の低さ
技範囲で抜群を突きやすいものの、がんせきふうじ+威力100以下のサブ技orダブルウィングで技が埋まり、A105という高くない種族値も相まって等倍で相手を確定2にすることはほぼできません。
総括
差別化
比較対象はステルスロック+ちょうはつ+がんせきふうじを両立しつつ、起点回避の最低ラインとして、S100のボーマンダの上からがんせきふうじを打てるもののみとします。
- イワークエアームド+カムラのみ:S100という採用選考こそ満たしていないものの、がんじょうで確実に耐えた後、プテラを上回るスピードで行動を行えます。また前者はじめんタイプによるボルトチェンジの耐性、後者は物理耐久による行動回数確保やブレイブバードによる自主退場という特色があります。
しかし、カムラのみは体力が4分の1にならないと発動しない為、物理耐久の高い2体ではそもそもS130を実現できないケースが多いです。飛行半減な為基本的にはダイジェットの起点にされます。
またイワークの場合はvsカバルドン性能や、1.5倍ほどの火力差(実数値146vs97)、エアームドもがんせきふうじの火力差や炎タイプの流し等の差異があります。
プテラはS130によりダイジェットエースバーンアーゴヨンラティオス、こごえるかぜゲンガーの上からがんせきふうじを打てる点、ステルスロック→攻撃技の流れを取る場合であれば特性の関係上火力に大差が生まれる点→AT性能の差(A252振りと比較して1.52倍差)、この2点で差別化出来ていると思います。特にアーケオスと比較してエースバーン等を重くしたくない場合積極的に採用できます。
- ルガルガン(たそがれ):アーケオス同様、ステロちょうはつ+がむしゃらを実現できますが、アーケオス同様抜けない相手が多い他、カバルドンのじしんが抜群であり先発での対面・流しが厳しい為、アーケオスより差別化は容易でしょう。
構成
特性:きんちょうかん
持ち物:きあいのタスキ
努力値:A164 B156 S188(S↑C↓)or(S↑D↓)
技構成:ステルスロック/ちょうはつ/がんせきふうじ(確定)/じしんorこおりのキバorダブルウィングorだいもんじorおいかぜ(別欄で紹介)
構成意図
- 特性
あまり有用な特性とは言えませんが、きんちょうかんを確定とさせていただきました。
耐久耐性の関係上ほとんど攻撃を3発以上受けられないので、プレッシャーは活きる機会がほぼありません。一方きんちょうかんは
・こおりのキバ採用時ヤチェのみ持ち相手に、じしん採用時シュカのみヒードラン相手に削りを狙える
・アッキのみミミッキュ相手にBUPさせない
・イバンのみ防止
等の利点があり死に特性ではありません。
ただしプレッシャーはランドロス(霊獣)やカプ・テテフのこだわりスカーフの有無を判別する場合のみ役立ちます。(特性の表示順はスカーフ所持時を含め、Sの高い順番になされる。)
しかし、ランドロス(霊獣)相手には、ダイジェットやがんせきふうじ対策でこちらもがんせきふうじから入ることがほとんどでそこで活きるか怪しいです。
尚勘違いされがちですが、きんちょうかんはS判別特性になりません。S実数値に関わらずいかく等の他の特性に先行してアナウンスされる為です。
- 持ち物
耐久種族値の低さと、水・電気・氷・岩等の多弱点を補うためのきあいのタスキで確定です。
- 調整
襷ではあるものの、等倍一撃で倒せない点、アーゴヨン以降は抜きたい相手がいない点、そしてミミッキュやドラパルト相手に選出機会を失わせない為、ある程度Bに振る事とします。
HB(耐久指数:16275)(実数値:155-105)
A252ミミッキュのいのちのたまじゃれつく+かげうちを耐え、A252ドラパルトのいのちのたまドラゴンアローを耐え、特化は82,3%で耐え、A252ガブリアスのスケイルショットを5回連続で最高乱数を引かれない限り耐え
S(実数値191):S252アーゴヨン抜き
A(実数値:146):無振りレジエレキががんせきふうじで61,3%の乱数2発、じしん採用時だとH252ジバコイルが56,2%の乱数1発、こおりのキバでH252ランドロス(霊獣)がいかく込みで60.1%と乱数がギリギリであるためこれ以上落とさない。
C下降補正について:基本的に必要ないが、ナットレイ意識のだいもんじを採用する場合のみ、Dを下げることとする。
大文字採用時にCを落とすと、たべのこし+H252ナットレイが78.1%の乱数2発となるし、DMカミツルギの乱数も落ちる。
- 技
コンセプト上必須のステルスロック、一致技かつ、Sの高いポケモンの有利関係を逆転させ、ボーマンダエースバーンなどのS上昇を防ぐためのがんせきふうじ、カバルドンなどの起点作りや耐久を妨害するちょうはつはどれも極めて優先度が高く外す余地はありません。
最後の枠を攻撃技、またはおいかぜとします。PTに合わせた・組ませる相方に応じ決定してください。おいかぜについては、運用欄や採用理由にいくつか変更が生じる為、論の最後の「おいかぜについて」の欄で取り扱います。
候補技(攻撃技)
・じしん(仮想敵:はがね全般、ジバコイルウツロイドヒードランカプ・コケコライコウ):4倍勢対面の他に、メタグロス等、がんせきふうじ安定の場面で鋼の後出しが予想される場合打ちます。
・こおりのキバ(仮想敵:ランドロス(霊獣)ガブリアス):ステルスロック+起点回避の仕事を完遂後、相手方に高耐久のこの2匹が残っている場合体力を5割以上削りつつDM技の起点にできます。バシャーモやカプ・コケコライコウ等と組ませる場合にも。
・ダブルウィング(仮想敵:バシャーモエルフーンミミッキュ、単純火力とみがわり意識):まもるから入ったバシャーモに致命傷を与えたい場合、格闘へ打点が欲しい場合、その他、みがわりやばけのかわをはいだり、一致技による単純火力が欲しい場合採用となります。
・だいもんじ(仮想敵:ナットレイハッサムカミツルギ):()内の受け出しや、のろい・つるぎのまいによる起点回避を行う場合採用します。これらはD>Bである点(ナットレイはのんき・わんぱくが多数、カミツルギは無振り時のBD実数値に2.91倍の隔たりがある)、ナットレイのてつのトゲが痛い点からC60かつ無振りながらもだいもんじが優先されます。
4倍である為、DMカミツルギを80%程の乱数で、H252ナットレイを残飯込みでも2発で落とせます。
運用
初手出しが基本となります。相手のS種族値や型に合わせステロと岩石の順番を工夫しつつ、削りを入れる事で裏の圏内まで入れるのが理想です。定石をパターン分けし書きますが、交換・奇形などもあり得る為必ずしもこれが当てはまるとは限りません。後述の仮想敵の欄もご覧ください。
- 1.自分より遅い場合
ステロ→一撃打ち込んで退場の流れが理想です。鬼火や積み技等が予測される場合は挑発で仕事を妨害します、
挑発→ステロはほぼ確定で決め削りを入れて退場します。
ほぼいませんが、スカーフドラパルト等の例外を除けば、岩石封じ→ステロの流れが確実に決まりますので、カプ・テテフ等こだわりスカーフの採用率が高い中速に対してはがんせき封じから入ってください。
オノノクスのようなS上昇技持ちは相手が積みを辞めるまで岩石封じを連打してください。
裏に明確にストッパーとなりうるポケモンがいない限り岩石封じ安定です。DMしてこない場合も多いですが、初手ダイジェットされた際ステロから入ると襷発動→一段階上昇ダイジェットで狩られるからです。岩石封じ×2でS上昇を相殺しましょう。
なお、4の場合ステロを撒けずに退場となってしまいますが、非DMで相手のDMを2ターン枯らせ、SUP相殺+最低限の削りを行えるのはステロ以上のアドバンテージだと思いますのでこれで構わないと考えます。
また、現環境で50位以内でプテラの上からダイジェットできるのはドラパルトカプ・コケコくらいで、それらは安定してダイジェットをするためにSでなく耐久に回しているケースが多数である為、起点にされる心配は外し以外ではほぼありません。
仮想敵+有利不利
本育成論内でプテラが果たす役割対象、有利対面とは、1.ステロ撒き 2.がんせきふうじによる後続のSサポート 3.削り 4.起点・展開阻止 5.単独突破のうち、2つ以上可能であることを指します。
- 有利
・ステルスロック+a(S操作or単独突破or積みの起点回避)が可能:ウツロイドミミッキュヒードランナットレイバンギラスカプ・テテフFCロトムヒヒダルマ(ガラル)ライコウウオノラゴン
→カプ・テテフヒヒダルマ(ガラル)ウオノラゴン等はこだわりスカーフの割合が高いため、がんせきふうじから確実に入るべきです。
・ちょうはつが刺さる:カバルドンポリゴン2クレセリアカビゴンユクシーサニーゴ(ガラル)
・ダイジェット持ち+起点回避可能(ない場合は、一番上に該当します):ランドロス(霊獣)カイリューエースバーンアーゴヨントゲキッスラティオスパッチラゴンリザードンサンダーサンダー(ガラル)ファイヤー(ガラル)
- 不利(ステロのみしかできずジリ貧になるなど)
・抜群先制技持ち:ゴリランダー(グラススライダー)/メタグロス(バレットパンチ)/ハッサム/ラプラス(こおりのつぶて)/ギルガルド(シールド)(鋼技+かげうち)
・連続技持ち:フェローチェ(トリプルアクセル)/ウーラオス(いちげき)(れんげき)(すいりゅうれんだ/ブリザポスマンムー(つららばり)
・襷潰し:レジエレキ(サンダープリズン)/キュウコン(アローラ)(ゆきふらし、ただし、先にオーロラベールから入るケースを考えると一撃ではやられにくい)、初手ダイアイス
- どちらでもない(不利ではないが、がんせきふうじから入るか、ちょうはつから入るか読みが必要)
・がんせきふうじ:ランドロス(霊獣)/ドリュウズ/ガブリアス/ゲンガー(こごえるかぜ)→左3匹は特にちょうはつかがんせきふうじか読み合いになりやすい。
・ラグラージ:ちょうはつを読まれてクイックターンを決められるのが厄介
・ドラパルト:クリアボティ(4割)に注意
・オーロンゲ:読まれない限りちょうはつは打たれないが、あちらの仕事も許す。
・テッカグヤ:やどりぎのタネ+みがわりが厄介ですが、ダイジェットで起点にするケースもある為ちょうはつ安定になりません。レジエレキやカプ・コケコなど、Sが上がっても落とせる枠を用意することが望ましいです。
→不利に書いたような相手の対面が予測される場合はそれらを起点にできるのを先発で出すのが望ましいです。
ダメージ計算
- がんせきふうじ(火力指数:13140)
- じしん(14600)
H252ジバコイル:92.6~110.7%(56.2%)
無振りライコウ:70.3~83.6%
H252ギルガルド(シールド):41.9~50,2%(0.3%)
- ダブルウィング(17520)
- こおりのキバ(9490)
- だいもんじ(8800)
- 被ダメ(B:16275/D:14725)
A252ミミッキュのじゃれつく+かげうち:58.0~69.0%+25.8~30.9%
A252ガブリアスのスケイルショット(一発分):16.1~20.0%
無振りカバルドンのこおりのキバ:40.0~47.7%
A252いのちのたまドラパルトのドラゴンアロー:80.0~95.4%
A252ボーマンダのダイジェット:41.9~49.6%
A252フェローチェのトリプルアクセル:18.0~21.9%+36.1~42.5%+52.9~62.3%
無振りポリゴン2のれいとうビーム:58.0~69.4%
C特化カプ・テテフのサイコキネシス::89.6~106.4%(37.5%)
採用構築
制圧力の高いエースをSサポートとステロ、削りで通す補佐役として採用されます。
単体の突破力に欠けている点と、プテラが作成した場を活かす観点から、制圧力の高いエースと組ませるのが望ましいです。
相方一例
- バシャーモ:がんせきふうじとプテラが呼ぶゴリランダー鋼を起点に、かそく+ダイナックルができます。ランドロス(霊獣)ガブリアス等の一貫を考えると、プテラにこおりのキバが欲しくなります。
- ダイジェットエース(ギャラドス/ボーマンダ/ランドロス(霊獣)カイリューエースバーンパッチラゴン)等:プテラの削りとSダウンを活かしつつ、ダイジェット+α(じしんかじょう、ビーストブーストなど)を発動させ全抜きを狙います。プテラ側はギャラドスとの同時選出が多いならナットレイ対策にだいもんじ、または電気用にじしん、アーゴヨンならランドロス(霊獣)用にこおりのキバと言うように、エースの苦手分野を補える技の選択が望ましいです。
- 高速特殊(めいそうカプ・コケコライコウ、レジエレキフェローチェアーゴヨン等):上述したポケモンとプテラが物理受けを誘発する為補充として優秀です。またがんせきふうじ後、高速を仕留める枠としても欲しいところです。
前2匹はくさむすび/ねっとう+めいそうで一度流したカバルドンを仕留められます。
おいかぜについて
コメント欄でバニや様とAzuki様からおいかぜの技候補化についての意見をいただいたため、これまでの情報との比較の上でこちらで考察します。
おいかぜの利点
- 裏にがんせきふうじ以上の恩恵を与えられる:例えばパッチラゴン程度の低中速でもギャラドスフェローチェを抜けます。ターン切れまでにS等を上げておけば基本的に相手に抜かれなくなります。
- ダイジェット相手にステロをしやすい。:おいかぜ込みであればプテラは(+2以上のランク補正がなければ)最速スカーフレジエレキ以外、全てのポケモンを抜けます。最速65族以降にダイジェットを積まれるとプテラは抜かれるので、がんせきふうじ安定でしたが、おいかぜを搭載しかつ裏で目先のポケモンを突破できるのであれば、おいかぜ→ステルスロックの動きが取れます。
- レジエレキに構築単位で強くなる:がんせきふうじを打っても性格補正+S252振りルチャブル(186)以上の数値がなければ、裏のエースでレジエレキ(277)を抜くことはできずボルトチェンジ等も相まってDMの起点にできません。しかし、おいかぜを採用すれば最速パッチラゴン(139)程度の数値でもレジエレキを抜ける為、地面エース以外重くなりがちなレジエレキに構築単位で耐性を持たせられます。
- その他の利点:クリアボティドラパルトに強くなる、外しの心配がない、りゅうのまいドラパルト等への起点回避、まけんき・かちき持ち(ウォーグルボルトロス(化身)フリーザー(ガラル)等の火力上昇を許さない。
追加される採用理由・強み
対する欠点、「強味」の欄から消える項目
総括・この技を採用する構築
ターン切れや襷・ばけのかわを残す危険性からがんせきふうじの方が使用頻度が高く、技範囲が狭まる事により単体性能の低下は避けられません。
ただし、中低速への補佐やステロ展開性能の底上げといった性能は魅力で岩石と打ち分けたい場面も出てきます。
ギャラドストゲキッス+プテラ等、中速エースとの併用を基本選出とながら、レジエレキが一貫する構築、またはめいそうカプ・コケコやじゃくてんほけんバシャーモ等、ステルスロックを前提としつつもおいかぜ込みでダイジェッターを無力化可能なエースと組ませる場合にこの技の採用が検討されます。
以上です。