こんにちは。citronと申します。
本日は私の好きなポケモンカプ・テテフについて育成論を述べさせていただきます。カプ・テテフかわゆす
カプ・テテフとは
- タイプ:エスパー/フェアリー
- 種族値:H70 A85 B75 C130 D115 S95
- 特性 :サイコメイカー/テレパシー
- 習得技:みらいよち、アシストパワー、ねむる、あまえる、こらえる、など
- 没収技:どくどく、めざめるパワー、チャージビーム、エコーボイス、いばる、など
現環境内の考察
【追い風】
- みらいよち、アシストパワーなどの優秀なエスパー技の習得
前作までのエスパー技は基本的にサイコキネシスかサイコショックであり、性能としてはもちろん十分でしたが、新たなエスパー技の習得により、戦術の幅が広がりました。特に今回紹介する型と、アシストパワー採用のバトンパはカプ・テテフの型として主流の一つとなっていくのではないかと考えております。
【向かい風】
- フィールド補正の弱体化
フィールド補正が1.5倍から1.3倍へと弱体化されました。純粋に火力ダウンです。
- ダイマックス環境との不適合
カプ・テテフは以下の2点でダイマックス環境とかなり相性が悪いです。
1.総耐久力の向上
前作までのカプ・テテフの戦い方は、スカーフかメガネを持たせて高火力で殴るというものでした。一方で、8世代でダイマックスが登場し、HPを2倍にして強引に1発耐えることが可能となりました。カプ・テテフのような純粋な高火力ポケモンには立ち回りにくい環境になっています。
2.ダイマックス適性のなさ
カプ・テテフ自身があまりにもダイマックス適性がありません。理由はカプ・テテフの特殊技にあります。
カプ・テテフの覚える特殊技のタイプは、超妖電草霊闘ノーマルであり、ノーマル以外はフィールド変換系とBダウンおよびAアップという不遇さです。ダイマックス技による火力上昇、耐久上昇、S上昇はできないため、ダイマックスでの打ち合いに非常に不利となります。
- めざめるパワーの没収
多くのポケモンがこれにより弱体化しましたが、カプ・テテフも例にもれずはがねへの打点が完全になくなりました。マジカルフレイムをください。
以上から、現環境内でのカプ・テテフはエスパー技は強化された一方、全体的に弱体化されたといえます。前作までと比較して立ち回りはかなり厳しくなったため、ぜひワイドフォースとマジカルフレイムを与えてください。
採用理由と役割
今回の型は新たに習得した「みらいよち」を活用した型となります。
参考元はS2で11位をとられた、にるえも様の『未来予知サイクル』パーティーです。
http://nilemo.hatenablog.com/entry/2020/02/01/225604
カンムリ解禁以降、構築がサイクル寄りとなったことで以下にサイクルを崩しつつ、こちらのダイマックスを通すかが重要となってきました。今回はそのサイクル崩しが役割となります。
持ち物
何度もサイクルを回すため、耐久上昇の持ち物がおすすめ
・とつげきチョッキ
・オボンの実、混乱実
・たべのこし
など
性格・努力値と調整
H236 D196 S76 性格おだやか
- 調整
S 最速61族抜き(最速テッカグヤ抜き)
残りHD(耐久指数最大)
カプ・テテフの特殊耐久が高いことと物理受けテッカグヤやヒードランを組み合わせていることから特殊受けで採用。
いのちのたまエースバーンのダストシュートはHB特化でも耐えないため、物理を受けるのであればビアーの実かきあいのタスキが必要である。
技構成
【確定欄】
- みらいよち
コンセプトより確定。サイクル崩しの肝となる技。
『みらいよち』の仕様
- 技を使ったターンの2ターン後のターン終了時にダメージを与える
- カプ・テテフが交代・ひん死でもダメージは発生する
- ダメージ発生時点で相手が場にいなければ攻撃は失敗する
- まもる、こらえる、みちづれ等の影響を受けない
- みがわり、ばけのかわは貫通しない
- シングルではみらいよち状態で再度みらいよちは発動できない
- ランク補正・フィールド補正はダメージ発生時点で判定
- ダメージ発生時点は天候ダメやフィールド解除の前
- ドレインキッス
サイクル戦を有利にするHP管理用の技。相手に与えたダメージの4分の3回復する。
【選択欄】
- サイコキネシス
- サイコショック
エスパー技。素直に技を打ちたいときに必要となる。
- 10万ボルト
- シャドーボール
- はかいこうせん
ダイアタックによるS調整が可能。
- きあいだま
- くさむすび
技範囲の拡大。
- まもる
みらいよち後の様子見技兼ダイマックス枯らしとして。
- めいそう
みらいよち等の与ダメアップ。
与ダメージ計算
『みらいよち』
H4エースバーン89.1〜105.8%
H4ランドロス(化身)80.0〜94.5%
H252カプ・レヒレ49.7~59.3%
H4ミミッキュ80.8~95.4%
H252テッカグヤ26.5~31.9%
H252{ポリゴン2}39.6~47.4%
H252サンダー60.9~72.1%
H252ゴリランダー71.0~84.1%
H252ウツロイド81.5~97.2%
H4アーゴヨン191.9~227.0%
『ドレインキッス』
H4ランドロス(化身)26.1~31.5%
H4ミミッキュ26.2〜32.3%
『サイコショック』
H252ウツロイド112.0~133.3%
H252ハピナス73.8~87.0%
『10万ボルト』
H252カプ・レヒレ38.4〜46.3%
H252テッカグヤ42.4〜50.0%
『シャドーボール』
H252ギルガルド(シールド)34.7~41.9%
H252メタグロス44.9~53.5%
被ダメージ計算(持ち物・性格補正なし)
A252エースバーンアイアンヘッド92.6~109.7%
ダストシュート137.1~162.3%
かえんボール 68.6~81.1%
A252ランドロス(化身)じしん 67.4~79.4%
C252カプ・レヒレハイドロポンプ19.4~24.0%
A252ミミッキュシャドークロー68.6~82.3%
A252テッカグヤヘビーボンバー137.1~162.3%
C252テッカグヤラスターカノン32.0~38.9%
C252サンダー10万ボルト19.4~24.0%
A252ゴリランダーグラススライダー54.9~65.1%
C252ウツロイドヘドロウェーブ42.3~51.4%
C252アーゴヨンヘドロウェーブ42.3~51.4%
相性の良い味方
カプ・テテフの弱点をほとんど半減以下にできるテッカグヤやヒードランなど
エースバーンには弱いため、技選択の読みが必要
おわりに
育成論を読んでいただきありがとうございました。
前回の育成論に比べると内容としてはあまり濃くはないですが、使用感はとてもよかったです。有利対面を作れた際にみらいよちをすることで、相手の動きを縛ることができる点も好感触でした。
努力値配分や調整先、パートナーなどは構築などにあわせて変えていけるので、ぜひ一度使ってみてください。